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IS300hローン試算

次の土曜日、レクサス認定中古車のIS300hをディーラーに見にいくことにした理由は昨日書きましたが、ではそもそものきっかけは何だったか。それはスマートバリュープラン、つまり残価据置型ローンのシミュレーションでした。

36回支払いで試算すると例えば毎月1万弱、ボーナス月7万とかで乗れてしまうのです。これなら全然痛くないなぁと思ったわけでした。支払い最終回では、残債を全部支払うか、残債分を再度ローン組むか、クルマ返却するかというのを選択できます。で、これなら買っちゃえ!と思ったわけです。

でもちょっと考えると最後の残債分を例えばローン組んだらどうなるの?とまたシミュレーション。するとその支払いは最初のお気軽さと比較すると結構驚いたりします。そう、36回で支払う金額って、先ほどの例で1万と7万としたら、たった60万くらいしか払ってないことになります。そりゃ楽なはず。これきっとそんなので買ったら三年後、仕方なく手放すことになっちゃいそう。

ということで話は聞きに行くけれど、買うぞという勢いは多少減退はしています。もっと現実的に考えないと。ということで昨日書いたとおり6年くらいは乗るつもりで60回の通常ローンで試算。すると毎月26000円のボーナス時130000円となる。ちょっと節約してでもこの方がよっぽどよさそう。なぜなら5年後の下取りは少なくとも100万くらいはいけそうだからです。5年後は結構な歳だしもっと安い普通のクルマで落ち着くのにも躊躇はないだろうし、それこそまだモデルチェンジしてないから乗りつぶすつもりでということです。

ただ毎月の出費はやはり抑えられるならその方がいいと思い、銀行ローンとか調べてみました。するとなんと自分のメインバンクのオートローンの利率割引条件が自分にすべて当てはまるので、レクサスのローンと比べると1.8%以上金利が低くできるかも!それで借りられたら支払い総額は約10万違うことになります。

ということで、ほんとマジで買うつもりになってしまってますね。

LEXUS CPO

IS300h

先日のCT200hの30ヶ月点検時には次のクルマはまだ買わないぞと思っていたものの、たまたまLEXUSの認定中古車サイトで見かけたIS300h、在庫している店が自分がいつも購入しているところだったので、少し気になりだしました。

走行距離は15000キロで、CT200hにもつけているプリクラッシュセーフティシステムとコーナーセンサーがついてる、つまり、新車で買ったとしても必ずつけるものがちゃんとついている。ナンバーフレームとフロアマットもついていて、それでいて400万。因みに新車で相当のオプションをつけると521万。

30ヶ月で47000キロも乗っているCT200hと比べれば15000キロというのは全く気になりません。米粒大の傷が5か所くらいあり、また、フロント、リアのバンパーには良好な補修塗装跡があるとのことで結構傷だらけの感はありますが、見てどう思うかだし、どう考えるかです。CT200hも2年半も乗れば傷はそりゃついてますしね。車検は2017年8月とまだまだあります。

もともと次買うとしたらIS300hが筆頭、色もガンメタっぽいものがいいと思っていたので、この中古車はまさに自分にはぴったりなのです。

CT200hは先日の見積もりで下取り175万、残債はないので、225万のクルマを今買うかどうかという判断です。老後の財務計画を考え出した今、クルマを買うかどうかというのは結構重要な判断、とても迷っていますが、225万のクルマを買うということに限定すると別に贅沢なことではないよなぁ。これが新車にして521-175の344万円となるとこりゃ贅沢すぎですが。LUXUSのモデルサイクルは8年として次期ISが出るのは早くて2021年なので最低6年以上乗るとしたら高くないし、贅沢でもないし、普通に一般的と思うわけです。そこで6年経ったIS、つまり2009年モデルの中古車市場を見てみました。IS250でも最低140万くらいで売られています。現行モデルIS300hならもっといいはず。

あぁ、今買うことに対する後ろめたさがなくなってきた。。。ということで土曜日の朝にディーラーに行ってきます。

れくた君30ヶ月点検

昨日予約したれくた君こと、CT200hの30ヶ月点検して貰いにレクサス行ってきました。もう30ヶ月なんだなあ、早いもんです。参考にと今車乗り換えたらこんな感じですと見積りしてくれました。れくた君の下取りは175万ということで半年経って15万落ちたことになる。総走行距離も47000超え、確かに次の車検で乗り換えというのはまず最初のいいタイミングだとは思うけど、れくた君絶好調で、これだけ乗っても燃費が悪くなった感じは全くないのでもったいないというのが今の気持ち。でも恐らく5年目の車検に乗り換える可能性はかなり高いけど、そうなると下取り相当悪くなることが予想される。

でも、まあ老後の生活を意識するようになったこの頃、もうクルマは優先順位以前ほど高くないのでやめとこうと思います。

点検後どこか行こうと思ってカメラ持ち出してましたが、曇り空なので取り敢えずドライブがてら都内に出ました。日曜日なので探せば1日1000円の駐車場もあるので。ということで今日の朝から都内までの平均燃費は28.4km/L。高速使わず意識すればこのくらい出すのは難しくない。やっぱり乗り換えはもったいないね。帰りはやはり多少急ぎがちになることもあり落ちたけど今日の平均は28。いいクルマです、ホントに。

ネイルケア体験

今日はレクサス行って点検待ちしてると、よければネイルケア体験してみませんかと薦めてくれたのでやってもらいました。

ダイソーとかでもネイルケア用のヤスリみたいなやつがあるので、それで自分でやったことはありました。かなりピカピカになるのでどんな感じになるのかは大体想像がつきましたが、さすがプロにやって貰うと出来上がりが全く違いました。

自分でやった時はただヤスリで磨くだけでしたが、まず爪の形をヤスリで整え、次に甘皮処理、続いてささくれもとても細いところまでカット、最後に磨き。その出来上がりの素晴らしさに少し感動。ということでこんな感じになりました。

お遍路さんの旅 6-3

お遍路さんの旅の第6回目の二日目です。今日は46〜50番と大洲城、湯築城、松山城に行く計画です。6:15に起床、6:50にホテルを出発、まずは46番へ向かいます。今日はかなり余裕のある時間取りなので20分遅れですが問題ありません。

■第46番札所 医王山 養珠院 浄瑠璃寺

浄瑠璃寺 御朱印浄瑠璃寺 御影浄瑠璃寺 記念御影
浄瑠璃寺 御朱印・御影
浄瑠璃寺 本堂
浄瑠璃寺 本堂
浄瑠璃寺 大師堂
浄瑠璃寺 大師堂
浄瑠璃寺 説法石
浄瑠璃寺 説法石

浄瑠璃寺は真言宗豊山派、本尊は薬師如来です。行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、布教に訪れ伽藍を建立、白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍の日光・月光菩薩、十二神将を刻んで安置し開基したとされます。その後弘法大師がこの寺にとどまり、荒廃していた伽藍を修復、四国霊場の一寺としたといいます。

12分遅れの7:12に到着です。今日は雨は残らない予報だったと思うけど、少しまだ降っています。今日の一番目の参拝者となりました。そんなわけで境内はとても静か。説法石は「おかけ下さい おしゃかさまが説法され修行されたインドの霊鷲山の石が埋め込んであります」と書かれているけど、あいにくの雨で濡れてて座れませんでした。

10分遅れの7:45、次の47番へ向かって出発。

■第47番札所 熊野山 妙見院 八坂寺

八坂寺 御朱印八坂寺 御影八坂寺 記念御影
八坂寺 御朱印・御影
八坂寺 本堂
八坂寺 本堂
八坂寺 大師堂
八坂寺 大師堂
八坂寺 救いの手
八坂寺 救いの手

八坂寺は真言宗醍醐派、本尊は恵心僧都作と伝えられる阿弥陀如来です。修験道の開祖・役行者小角が開基と伝えられ、1300年の歴史を有する古刹です。文武天皇の勅願により伊予の国司、越智玉興公が堂塔を建立したとき、8ヶ所の坂道を切り開いて創建したことから寺名とし、また、ますます栄える「いやさか(八坂)」にも由来するそうです。その後弘法大師が荒廃した寺を再興して霊場と定めました。

八坂寺 いやさか観音
八坂寺 いやさか観音
八坂寺 山門
八坂寺 山門
八坂寺 閻魔堂
八坂寺 閻魔堂

8分遅れの7:48に到着です。

まずは駐車場の端にあるいやさか観音を参り、屋根付き橋のようになった単層小型の山門から境内に入ります。山門は天井には絵が描かれている極楽橋です。本堂前の石段の手前左側には、鎌倉時代に作られた宝筺印塔があり寺宝とされています。そして本堂に上がる石段の下から10段目の左側には「九難を去る救いの手」と言われる手形があり、足や目の病気にご利益があるそうです。本堂と大師堂をお参り後は、その間にある閻魔堂へ。左に地獄の径、左に極楽の径。トンネルのようになっていて、それぞれ地獄絵と極楽絵が壁に描かれています。

10分遅れの8:25、次は一旦お参りはお休みして、前回行くことを諦めた大洲城へ向かって出発。

■大洲城

大洲城は、鎌倉時代末期に守護として国入りした宇都宮豊房によって築城されたといわれ、その後、藤堂高虎等によって修築され、伊予大洲藩の中心として城下町は繁栄したそうです。明治維新後ほとんどの建築物が破却されたものの、地元住民の活動によって本丸の天守・櫓は一部保存されましたが、その後老朽化により天守は解体されました。その後、地元住民の城郭への保護活動と寄等により平成16年に復元されたのが現在の天守です。江戸時代から残る台所櫓・高欄櫓・苧綿櫓・三の丸南隅櫓は国の重要文化財です。

高欄櫓・天守・台所櫓
高欄櫓・天守・台所櫓
天守内部
天守内部
苧綿櫓
苧綿櫓
三の丸南隅櫓
三の丸南隅櫓

8分遅れの9:23に到着です。大洲市民会館駐車場に駐車し、二の丸跡を通り、井戸丸を経由して、本丸へ。日本100名城スタンプは大洲城内入口となっている、台所櫓入口にてゲット。天守は復元されたものですが、当時の工法・木造で復元、資料が充実していたためほぼ正確に復元できたそうです。確かに内部に入ると木は新しいけど構造はまさしく本物の城。こういう復元天守は好きです。ほんとに素晴らしい!肱川堤防上にある苧綿櫓は時間もないので、遠くから鑑賞。

ここではLX100をスタビライザーに装着して動画を撮影。なんとなくうまい感じで調整できた気がします。この手のスタビライザーの調整においてはカメラストラップを外すようですが、今回あえて着けてみました。するとこれがいい塩梅に舵取りの道具として役割を果たしちゃうような感じです。

ということで、10:27に48番に向けて出発しましたが18分も余裕ができているたことに気づきました。見学所要時間を90分としていたのに、60分のつもりで見てた。なので時間がある場合に予定していた、三の丸南櫓に行きました。ちょっとした公園として整備されていて中にも入れるようになっていましたが、それほど時間もないので入らずに写真と動画撮って48番へ向かいます。

■第48番札所 清滝山 安養院 西林寺

西林寺 御朱印西林寺 御影西林寺 記念御影
西林寺 御朱印・御影
西林寺 本堂
西林寺 本堂
西林寺 大師堂
西林寺 大師堂
西林寺 福授地蔵
西林寺 福授地蔵

西林寺は真言宗豊山派、本尊は十一面観世音菩薩です。聖武天皇の勅願により行基菩薩が伊予に入り、国司、越智玉純公とともに一宮別当寺として現在の松山市小野播磨塚あたりの「徳威の里」に堂宇を建立、本尊に十一面観音菩薩像を刻んで安置したのが始まりとされ、その後弘法大師が寺をいまの地に移して四国霊場と定めたそうです。

13分前倒しの11:27に到着です。お参りしていると後から袈裟を来たかっこいい姿のお坊さんでしょうか、お参りに来られました。もう完全にタイムスリップしたような光景に見えます。実際何者だろう?福授地蔵は納経所前の庭園にあり、お詣りすると1つだけ願いを叶えてくれるという、幸せを授けてくださるお地蔵様です。

16分前倒しの11:59、次の49番へ向かって出発。

■第49番札所 西林山 三蔵院 浄土寺

浄土寺 御朱印・御影浄土寺 御影浄土寺 記念御影
浄土寺 御朱印・御影
浄土寺 本堂
浄土寺 本堂
浄土寺 大師堂
浄土寺 大師堂
浄土寺 阿弥陀堂
浄土寺 阿弥陀堂

浄土寺は真言宗豊山派、本尊は行基菩薩作と伝えられる釈迦如来です。天平勝宝年間に女帝・孝謙天皇の勅願寺として、恵明上人により行基菩薩が刻んだ釈迦如来像を本尊とし法相宗の寺院として開創されたとされます。のち弘法大師が荒廃していた伽藍を再興し、真言宗に改宗したとのことです。本堂と内陣の厨子は和様と唐様が折衷した簡素で荘重な建物で、国の重要文化財に指定されています。

19分前倒しの12:11に到着です。参拝客があまりいなかったので、お経をあげる自分を撮影してみました。どんな風に聞こえるかちょっと気になります。

24分前倒しの12:41、次の50番へ向かって出発。

■第50番札所 東山 瑠璃光院 繁多寺

繁多寺 御朱印繁多寺 御影繁多寺 記念御影
繁多寺 御朱印・御影
繁多寺 本堂
繁多寺 本堂
繁多寺 大師堂
繁多寺 大師堂
繁多寺 鐘楼堂の天井画
繁多寺 鐘楼堂の天井画

繁多寺は真言宗豊山派、本尊は薬師如来です。天平勝宝年間に孝謙天皇の勅願により、行基菩薩が薬師如来像を刻んで安置し建立したのが始まりで当時は光明寺と号されました。その後弘法大師がこの地を訪れ、寺に逗留された際に繁多寺と改め、霊場とされたそうです。

34分前倒しの12:49に到着です。境内は高台にあり静かなところです。鐘楼堂の天井には絵が描かれています。

37分前倒しの13:13、次は湯築城なのですが、約40分も時間に余裕ができたので、急きょ51番に行くことにしました。

■第51番札所 熊野山 虚空蔵院 石手寺

石手寺 御朱印石手寺 御影石手寺 記念御影
石手寺 御朱印・御影
石手寺 本堂
石手寺 本堂
石手寺 大師堂
石手寺 大師堂
石手寺 三重塔
石手寺 三重塔

石手寺は真言宗豊山派、本尊は薬師如来です。神亀5年に伊予の豪族、越智玉純が夢によってこの地を霊地と悟り熊野十二社権現を祀ったのを機に鎮護国家の道場を建立し、聖武天皇の勅願所となり、天平元年に行基菩薩が薬師如来像を刻んで開基し、法相宗の安養寺としたのが始まりとされ、その後弘法大師が真言宗に改めたとされます。

13:25に到着です。50番ととても近かったのでちょうどいい感じ。

石手寺 参道
石手寺 参道
石手寺 二王門
石手寺 二王門
石手寺 鐘楼
石手寺 鐘楼
石手寺 護摩堂
石手寺 護摩堂
石手寺 冊子
石手寺 冊子

参道が回廊になっていて仲見世のみやげ店が並んでおり、観光客も多い。なんとミシュランガイド(観光地)日本編において1つ星に選定されたこともあるそうです。このお寺は見どころがとても多く、特に、境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されているというすごさ。国宝は二王門、重要文化財に本堂、三重塔、鐘楼、五輪塔、訶梨帝母天堂、護摩堂の建造物と、「建長3年」の銘が刻まれた愛媛県最古の銅鐘です。境内では住職の説教が流れておりました。納経をすると「本来の仏教 ブッダの真実」という冊子を頂けた。面白そうな本です。

ほんとはもっとゆっくり色々なものを見たかったのですが、何せ急きょ加えた参拝なので早めに次の湯築城へ向かって14:07に出発。

■湯築城

湯築城(ゆづきじょう)は松山市道後町の県立道後公園内にある、14世紀前半に伊予国守護河野氏によって築城された城跡で、城郭の堀や土塁などの縄張り遺構が良好に残り、国の史跡に指定、そして日本100名城に指定されています。中世の城郭である湯築城は石垣や天守が無い地形を利用して作られた平山城です。

武家屋敷
武家屋敷
円形石積遺構
円形石積遺構
外郭
外郭
内堀
内堀
遮蔽土塁
遮蔽土塁
岩崎神社
岩崎神社
本丸跡
本丸跡
二の丸跡
二の丸跡
石造湯釜
石造湯釜
内堀
内堀

51番を入れたにも関わらず、8分遅れの14:13に道後公園西口駐車場に到着です。この駐車場は、搦手門跡そばにあり湯築城の復元区域に面していて、湯築城資料館、武家屋敷などの展示施設に行くには最も便利。まずは資料館で日本100名城スタンプをゲットしました。ただし月曜定休日のため今日は資料館も武家屋敷も見学することはできません。内堀にそって南側の外郭を回り、追手門跡手前で石段を登って本丸跡、続いて二の丸跡、最後に石像湯釜(通称:湯釜薬師)を見て城郭を一回りするような感じでおおよそ40分の散策でした。

10分前倒しの14:55、松山城へ向かって出発。

■松山城

松山城は標高132mの勝山に立つ、加藤嘉明が築き始めたお城で攻守の機能に優れた連立式天守を構えた平山城です。現存12天守のひとつでもあり江戸時代以前に建造された天守を有する城郭で日本100名城にも選出、天守、櫓、塀など21もの建造物が国の重要文化財で、城山公園全体が国の史跡に指定されています。

リフト
リフト
本丸石垣
本丸石垣

10分前倒しの15:05に松山城駐車場に到着。松山城へは徒歩でも行けますが、ロープウェイとリフトがあるのでそれを使います。駐車場からのりばまでは数分です。山麓駅で観覧券と往復券がセットになった総合券1020円を購入。ロープウェイは10分感覚の運行で所要時間3分、リフトは6分。ちょうどいいロープウェイがなかったのでリフトで登りました。山頂駅から天守入口までは約10分、そこまでの間も巨大な石垣が出迎えてくれます。

 戸無門・筒井門
(中)戸無門(重文)
(上)筒井門
筒井門
筒井門
隠門・隠門続櫓
隠門・隠門続櫓(重文)
隠門続櫓・筒井門
(左)隠門続櫓(重文)
(右)筒井門
巽櫓
巽櫓
太鼓門
太鼓門
馬具櫓
馬具櫓
本丸
本丸
本壇入口
本壇入口

本丸に入る戸無門が最初に見る重文。高知城も本丸の建造物がよく残り重要文化財が多い城でしたが、規模はそれ以上。戸無門に続く門は筒井門ですが、その奥に隠門とそれと続いている隠門続櫓が重文。なのでこちらから入りました。広場に出て太鼓門をくぐると本丸の広場に出ます。本丸の広場は奥方向に広く伸びた感じで、一番奥に連立式の天守が見えてきます。天守手前にチケット売り場があり16:30で入場打ち切り。

紫竹門東塀・南隅櫓・小天守
(中央)紫竹門東塀(重文)
(奥から)南隅櫓・小天守
一ノ門南櫓・一ノ門東塀・二ノ門南櫓
(左)一ノ門南櫓(重文)
(中)一ノ門東塀(重文)
(右)二ノ門南櫓(重文)
大天守・鉄筋門東塀
(中上)大天守(重文)
(中下)鉄筋門東塀(重文)
南隅櫓・小天守
(奥)南隅櫓
(手前)小天守
一ノ門・三ノ門南櫓
(中)一ノ門(重文)
(上)三ノ門南櫓(重文)
二ノ門
二ノ門(重文)
大天守
大天守(重文)
二ノ門・三ノ門東塀・三ノ門
(左)二ノ門(重文)
(中)三ノ門東塀(重文)
(右)三ノ門(重文)
小天守・鉄筋門東塀・鉄筋門
(左上)小天守
(左下)鉄筋門東塀(重文)
(右)鉄筋門

ここから先の本壇が目に入ってくる建造物の半数以上が重文。石垣を右に見ながら坂を登ります。その石垣の上に見えるのが手前から二ノ門南櫓、一ノ門東塀、一ノ門南櫓の重文。正面の紫竹門東塀が重文。坂を右に折れると正面に重文の大天守とその下に重文の鉄筋門東塀。右に折れて一ノ門(重文)をくぐると正面が二ノ門南櫓(重文)、左に折れて二ノ門(重文)をくぐると左側に三ノ門東塀(重文)、少し広場になっており左にUターンするような感じで三ノ門(重文)をくぐった正面が三ノ門南櫓(重文)、右に折れて左に鉄筋門東塀(重文)を見ながら進みます。ここまで重文の連続。

正面にある鉄筋門は連立式天守を構成している門のひとつでここをくぐると本壇の内庭に出ます。因みに連立式天守を構成しているのは、右回りに筋鉄門、小天守、多聞櫓、南隅櫓、十間廊下、北隅櫓、玄関多聞、玄関、内門ですが、これらは1968年に復元されたもの。

北隅櫓・玄関多聞・玄関・内門
(左)北隅櫓
(中)玄関多聞・玄関
(右)内門
玄関多聞・内門・大天守・鉄筋門
(左)玄関多聞・内門
(中)大天守(重文)
(右)鉄筋門
大天守最上階
大天守最上階
大天守より西望む
大天守より西望む
 

大天守より北望む
大天守より北望む
仕切門内塀
仕切門内塀(重文)
仕切門
仕切門(重文)
天神櫓
天神櫓

天守入口は大天守の階下にあり、中に入ると左回りにぐるりと一周して大天守に戻り、上層階へ登る順路となっています。現存天守では階段がとても急で狭く登るのに一苦労という印象がありますが、松山城の場合、それほどではないという感じ。天守最上階からの眺めは素晴らしいものでした。内門から左に仕切門内塀(重文)を見ながら仕切門(重文)をくぐると二ノ門に出ます。

紫竹門
紫竹門(重文)
紫竹門西塀
紫竹門西塀(重文)
乾門東続櫓・乾門
(中)乾門東続櫓
(右)乾門
乾櫓
乾櫓(重文)
乾櫓・野原櫓
(中)乾櫓(重文)
(右)野原櫓(重文)
(北隅櫓より)
081松山城
100名城スタンプ

本壇の見物後、紫竹門(重文)をくぐり乾櫓(重文)や野原櫓(重文)のある方へ進み、戻ってきた時のこと。ああああーっ!スタンプゲットしてない!やばい!焦りました。時刻はもう16:30を過ぎていて、本壇にはもう入ることはできない!もうしまっているチケット売り場で聞いてみました。するとこの時間は管理事務所(馬具櫓)にあるとのこと。ふー、よかった。無事ゲットすることができました。

さて時間的には出発予定時刻の17:55まで大分あります。ただこの季節、17:55なんて暗くなってるでしょうからあまり遅くまでいても意味はない。ということで現存12天守の城郭では彦根城松山城でしか確認されていないという登り石垣を見に行ってみました。ロープウェイとは逆の方ねと石段をどんどん下がっていくもなかなかそれらしきものが見えない。しかも地図ではこんなにくねくねしてなかったと思うんだけど、地図がいい加減なのかと思いました。でもあとから分かったこと、ショックなことにこの道じゃなかったんですね。見つからないわけでした。ということで登城はここまで。帰りはリフトは止まっていて、ロープウェイ。

ということで25分前倒しの17:20に空港へ向かって出発です。あまり早く着いても暇ですが、あたりも暗いので留まっても仕方なし。途中コンビニで荷物整理したりしてゆっくり向かいました。空港近くのガススタで給油したんだけど、レギュラー142円とはとんだ誤算。トヨタレンタカーでも給油設備があったけど、132円とかだったので絶対外で入れた方が安いと思ったのでした。ここまで242.3km、13.6L入ったので、パッソ君の燃費は17.8km/L。ヴィッツより悪い。。。でも今回は結構のろのろ走るシーンも多かったからなぁ。パッソ返却時では244.2km走破なのでした。

IMG_5057
ちょい呑みセット

空港まで送迎してもらいさっさと手荷物預けてから時間があるので、空港内のヴァンヴェールというお店でちょい呑みセットというビールとつまみのセット1000円で時間を潰しました。早めに来てこういうのがいいかも。

ということで飛行機は時刻通りに松山を出発して帰ってきたのでした。今日は月曜だけど、休日の合間なので酔虎伝開いてるかなと電話入れると普通にやってるとのことなので、今回も疲れたから飲んで泊まり。明日早く帰宅するつもりです。

お遍路さんの旅 6-2

11:12に松山空港に到着しました。今回のトヨタレンタカーで、空港内カウンターから送迎してもらい、店舗にて受付。今回はちゃんと喫煙できるクルマで、初めてのパッソ。前回のヴィッツは初めて乗ったけど、案外いい車だなぁと思いましたが、パッソはどうか?ということで11:45過ぎにトヨタレンタカー出発し44番に向かいます。

ちょっと乗っただけで、パッソとヴィッツはクラスこそ同じかもしれないけど、ヴィッツの方が全然いいなという印象。ヴィッツはトヨタ車乗りの自分がトヨタだなと思わせる面が多々あったけれど、パッソはあまりそれを感じない。カーナビもヴィッツについてたやつはトヨタ車共通のUIのものだったけど、今回のは完全な外付け?前々回までのマーチのレンタカーについてたやつと同じメーカーのものです。でも実はこのナビ、トヨタ純正系のナビより使いやすいというか、ルートとか信じていいナビする印象が残ってるので、これはよしとします。いずれにしてもレンタカーは色んな車種に会えるのでそれはそれで楽しい。

■第44番札所 菅生山 大覚院 大寶寺

大寶寺 御朱印大寶寺 御影大寶寺 記念御影
大寶寺 御朱印・御影
大寶寺 本堂
大寶寺 本堂
大寶寺 大師堂
大寶寺 大師堂
大寶寺 厄除観音像
大寶寺 厄除観音像

大寶寺は真言宗豊山派、本尊は十一面観世音菩薩です。百済から来朝した聖僧が携えてきた十一面観音像をこの山中に安置したのが始まりで、大宝元年のこと、に安芸からきた明神右京、隼人という兄弟の狩人が十一面観音像を見つけ、草庵を建てて祀り、この奏上を受けた文武天皇の勅命により寺院が建立され、元号にちなんで「大寶寺」されたといいます。四国霊場八十八ヶ所のちょうど半分に当たり、「中札所」といわれる霊場です。

駐車場は境内の中、仁王門の上部にあります。8分遅れの12:58に到着。まずは仁王門へ。駐車場から今来た道を下がり右下へ続く道を降りていくと仁王門です。仁王門の右側基礎部分に、蛇・蛙・ナメクジの三すくみといった見どころがあるのですが、分かりませんでした。事前によく調べておかないとこうなります。

15分遅れの13:45に次の45番に向け出発。ただ遅れているとは言え、今日は次の45番で終了なので焦りません。

■第45番札所 海岸山 岩屋寺

岩屋寺 御朱印岩屋寺 御影岩屋寺 記念御影
岩屋寺 御朱印・御影
岩屋寺 本堂
岩屋寺 本堂
岩屋寺 大師堂
岩屋寺 大師堂

岩屋寺は真言宗豊山派、本尊は不動明王です。弘法大師がこの地を訪れた際、不思議な神通力をもった法華仙人と称する女性がいたが、仙人は大師に帰依し全山を献上、大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本尊として本堂に安置、石像を奥の院の秘仏として岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をなされたといいます。

16分遅れの14:06に駐車場に到着です。ここから境内まで山道ときつい石段が続き、20分程度かかります。大変そうだと覚悟してたけど、意外にそれほどきつくない感じで境内まで行けました。この寺は見どころも満載のようなので参拝の所要時間の目安は150分、その内訳は駐車場からの往復40分、境内50分、奥の院60分としています。

見どころとしては、まず穴禅定。これは本堂の真下の20m位の暗い洞窟を進んだ最奥に、かなえる不動・地蔵尊(先祖供養)・弘法大師の石像が祀られています。

そして本堂横にある梯子を登っていく仙人堂。

さらに今回の目玉が奥の院・逼割(せりわり)禅定。大師の行場の岩山で山項には白山権現が祀られています。納経所で200円を納め、行場の扉の鍵と36枚のお札をいただき、途中の石像に順番にお札を納めて行場へ。逼割禅定はロッククライミングのようなとても急で危険な岩肌を登って、最後は急な梯子を上ったてっぺんにが祀られているというのです。

仙人堂より
仙人堂より
仙人堂五輪塔
仙人堂五輪塔

ということで本堂、大師堂とお参りをし、まず仙人堂へ。梯子を登るわけですが結構怖い。梯子自体は頑丈な感じですが、誤って落ちでもしたら少なくとも大けが間違いなしです。登ると上には五輪塔があります。またここから本堂や大師堂を眺めていると、仙人になったような気分。上にいたとき途中まで登っていた人が諦めて降りていきました。高所恐怖症なのか。

穴禅定
穴禅定

次に穴禅定。確かにかなり暗い洞窟を進んでいきます。どれくらい暗いかというと、何も見えないということはないけど、洞窟の岩に頭をぶつける程度には暗いので要注意。足元も見えません。一番奥の明かりを目指していくという感じです。

鍵とお札
鍵とお札

そしておそらく奥の院です。納経所に行き逼割禅定にお参りしたい旨伝えてお札と鍵をいただくと、お気をつけてと言われる。小さな白いお札はお守りで身に着けて登ってくださいとのこと。やはり大変そうな場所のよう。

多羅多門
多羅多門
童子巡りの石仏
童子巡りの石仏

逼割禅定へは大師堂の奥にある多羅多門をくぐって山道を登っていきます。お札を納めながら行場にいくのは三十六童子巡り。最初門くぐって近くに石仏があったので、これはお札を納めるべきか迷いました。でもあまりにも何もそれっぽい様子がないので、少し先に進むと明らかに童子の石仏と分かるようになっていました。石仏と旗に童子のなまえが書いてあるので、それと同じ札を納めていきます。札は上から順番に並んでいるので迷うことはないはず。ところが途中3体飛んでしまいました。探したつもりですが見当たらないので後で出てくるのかと思いそのまま進みました。結局その3体分にお目にかかることはなく、行場が見えてきました。

■逼割禅定

逼割禅定
逼割禅定
逼割禅定入口
逼割禅定入口

薄暗い木々の中に神聖な、畏怖の念を抱かせる景観が現れ、不動明王像に出迎えられます。落ちたら命を落とすというブログ記事も読んでいたのでかなり不安。巨大な岩が裂けたようになっているその一番下に門があります。その門のカギを開けて登っていくのですが、ほんとすごい景色です。いや、これ、マジ修行って感じが伝わってきます。生半可な気持ちだとケガするぞと、気持ちを引き締めざるを得ません。

ロープがない!
ロープがない!
さらに絶壁
さらに絶壁

開錠して門を開けると、鎖禅定という鎖網みされたロープをつかんで登っていく岩の裂け目が現れるはずなのですが、あれ?ロープがない!こんなところロープ無しで登れと?怖すぎる。でもせっかく来たのだからと慎重に登りました。登りきると右に向かう道があり、その先にはさらに急な岸壁が。こちらは鎖が垂れ下がっていて気持ちが折れそうにもなります。こっちの方が先ほどのロープ無しより怖かった。あまりに急すぎて足を軸にして体が左右に回転するように揺れ、岩盤に体をぶつけたりしてしまう。いや、ホントに修行だわ、これ。こんな絶壁生まれてこのかた登った記憶がない!それでもなんとか登りきりました。

最後に梯子
最後に梯子
最後の鎖と白山権現
最後の鎖と白山権現
白山権現
白山権現

そして最後は絶壁に立つ梯子。これを登るのはそれほど怖くはありませんでした。下見たらビビるんでしょうけど。登り切ったところの先に白山権現が祀られた祠が見えますが、そこまではまた岩場を鎖につかまって登らないといけない。距離は短いけど落ちたら死ぬかもとまだまだ気を抜けません。無事に登って納め札も納めてお参りしました。てっぺんからの景色は360度の大パノラマ?とは言えません。まわりの木が邪魔。そう言えばさきほどから話し声が聞こえるのは、誰か登ってきたのかな。でもそのうち聞こえなくなりました。

白山権現 御朱印白山権現 御影
白山権現の御朱印・御影

ということで戻るわけですが、これが登るより下る方がはるかに怖い。でもなんとか無事に降りてこられました。すると一人の青年がいて、これから登るようです。どうでしたか?と聞かれたので両手が空いた状態じゃないと無理とアドバイスしてお見送り。ついでにお札全部納められたか聞いてみると、はやり余ったとのこと。しかも途中から色まで全然違うようになっちゃったって。多分自分と同じところの3体分、次の石仏に納めたんだろうな。三十六童子巡りの案内図とかあればいいのにと思います。帰りに一応、余った3枚のお札の石仏を探してみたけれど、はやり見つからなかった。仕方ないのでお土産として持ち帰ります。納経所で白山権現の御朱印と御影もいただきました。気づくと腿や腕が張ってパンパン。相当力いれてたんだろうな。ここへ行くなら雨の日や雨が降った後などは絶対おすすめしません。危険すぎ

阿弥陀如来
阿弥陀如来

そして最後の見どころとして、岩窟に立つ阿弥陀如来像。寂本の記した四国遍路霊場記に登場する立像だそうで、大師堂の屋根越し、多羅多門付近、鐘楼付近からしか拝めないという仏像です。行場の御朱印いただいたときにどこから見えるか聞いて探したけど見つからず、鐘楼付近でまたお寺の人に聞いてやっと見ることができました。

ということで山をおりました。ちょうど3時間いたことなりましたが、この霊場はすごかった。今までの中で一番印象に残るところです。まぁこれは行場に行ったからなんでしょうけどね。

17:06に今日の宿、ホテル三番町に向かい、18:35チェックイン完了。70分遅れです。

■道後温泉本館

ちんちん電車
ちんちん電車
道後温泉本館
道後温泉本館

さて、今日はまだイベントを予定しています。松山と言えば道後温泉です。ホテルから5分程度歩いて大街道駅からちんちん電車にのって道後温泉駅まで。そこからまた5分程度歩くと道後温泉本館です。道後温泉本館はいくつか入館のコースがあるのですが、最も安い1階神の湯の入浴のみのコースにしました。410円です。貸しタオルも60円ですが、せっかくなので、記念タオル220円を購入しました。お風呂は東浴槽と西浴槽の2つがあって何か違うのかと思ったけど、ほとんど違いはなし。まぁ有名な温泉だけど、正直ふつうの温泉です。入った瞬間に、このお湯はすごい!とはなりません。湯よりも、千と千尋のモデルとなったといわれるその建物が観光としてはメインかな。

遊膳
遊膳
金座ふくろう箸
金座ふくろう箸

駅までの帰り道、行きに少し気になった「道後のお箸やさん 手作り箸工房 遊膳(ゆうぜん)」というお箸やさんに立ち寄ってみました。ちょうどちょっとまともな新しいお箸が欲しいなと思っていたので。名前をただで入れてくれるサービスもあり、一膳購入。ふくろうの金座のものにしました。

じゃこ天
じゃこ天
ちゃんこ
ちゃんこ

んで、夜は居酒屋ふじさわ。ぐるなびクーポンで一品料理が一割引になって酒も飲んでるのに2300円弱。愛媛名物のじゃこ天も食べたよー。

宿に戻ってからはサウナ付きの大浴場へ。ここのお風呂、奥道後温泉から引湯してるという、れっきとした温泉なのでした。

お遍路さんの旅 5-5

20:53 羽田到着で乗りたかった新幹線間に合わないのでゆっくりしなくちゃならなくなりました。荷物ものんびり受け取って21:17区間快速モノレールに乗って、東京じゃなくて上野まで行けば多少時間潰せると思ったけれど上野着いたらもうチョー疲れたので泊まっちゃえということで荷物はコインロッカーに預け22:10酔虎伝で飲み。

でもネコお留守番なので明朝は早く帰らなきゃ。やっぱこの時間に着くような飛行機だと疲れますねぇ。っていうか、レンタカーでの移動距離も500キロ超えてるんだからそりゃ疲れますよ。だいたい530キロ走りました。25.55Lガソリン補給だったので、ヴィッツも燃費いいです。

れくた君2年の定期点検

今日はれくた君ことCT200hの2年の定期点検。2013年6月登録なのでそろそろ2年なのである。ということでこれまでの走行距離と燃費の推移をグラフにしてみた。

まずは走行距離から。現時点での総走行距離は40561km。最初のうちの伸び具合からすると最近は少し控えめな伸び。れくた君走行距離

続いて平均燃費。若干右上がり傾向。累計の平均燃費は今も上昇傾向で現時点で22.6km/L。購入後数か月は21.7とかだったからエコドライブテクが磨かれているということか。ただし、通勤の駅までの往復が燃費を落としているのは明らかでそれがなければもっと伸びるんだけど。

れくた君燃費

ということで、相棒のれくた君は燃費いいので全然乗り換える気がおきません。

お遍路さんの旅-第3回 徳島3回目 #2

ホテルサンシャイン徳島朝食

昨日考えたとおり今日は予定を大幅変更し、高知の札所へ行くことにした。おそらく24〜26番までだろう。27番は少し離れているのでおそらくムリ。そうなるとやはり朝食は要らなかったけどそれを捨てるほどリッチじゃない。朝風呂はやっぱり無理で何とか7時すぎに朝食へ。それほどのんびりしたつもりもないけれど結局ホテルを出発したのは7:45。ここからは綿密な計画がないので行けるところまで無理せずにという方針で。無理して飛行機乗り遅れなんて最悪だから。

今日向かう最初の札所24番からは土佐(高知県)の霊場である。おそらく3時間はかからないと見ていて、2時間45分くらいの予想。道はそれほど混雑もしていないが何しろ130km弱もある。普通に考えたらそんなに早く行けないという感じだがおそらく信号もクルマもすくないので。24番は室戸市にあり途中海岸線に入ってからはほぼ高速道路と同じくらいの快適さで進むことができた。でも途中見かける歩き遍路の人たち。何しろ23番から24番までは80km以上なのである。それを3日間くらいかけて歩く。本当に頭が下がる思いで一杯。いつか自分も!なんて軽はずみなことは絶対言ってはいけないな。少なくとも今のところそこまでの気力が自分にあるかと言われれば、ありませんとしか言いようがない。

そしてほぼ予想通りの10:28に24番最御崎寺に到着、この時刻につけばこのあたりを13時に出て空港まで3時間30分でレンタカー返却予定時刻の16:30という計算であるが、土曜日の夕方徳島市中心部などで渋滞があるかもしれないと思うともう少し早めに4時間くらい見て12:30ごろ出るのが安全か。

■24番 室戸山 明星院 最御崎寺

 最御崎寺最御崎寺仁王門最御崎寺本堂最御崎寺鐘楼堂

最御崎寺御朱印最御崎寺御影最御崎寺記念御影最御崎寺多宝塔最御崎寺大師堂

最御崎寺は真言宗豊山派、本尊は虚空蔵菩薩である。通称「東寺」と呼ばれ、唐から帰国した弘法大師が嵯峨天皇の勅命を受けて開いたという。室戸岬の高台にあり少し雨という天候もあってか、もやが立ち込め荘厳な雰囲気が漂っている。この寺と室戸岬周辺には空海の七不思議というものもあったらしいが、何せ急きょ変更しての参拝、下調べもろくにできていないのと時間的余裕もないので普通に参拝するだけに留まった。やはり朝食食べずに早く来た方がよかったか。

11:05に最御崎寺を出て次の津照寺へ向かい、10分程度で到着。

■25番 宝珠山 真言院 津照寺

津照寺津照寺津照寺津照寺本堂

津照寺御朱印津照寺御影津照寺記念御影津照寺大師堂

津照寺は真言宗豊山派で本尊は地蔵菩薩(楫取地蔵)である。駐車場が室津港沿いにあり少し離れていて分かりにくい。朱門をくぐると正面の本堂に向かう石段があり、その途中になんとなく中国を思わせる形をした鐘楼門兼仁王門がある。どこかほかの寺とは雰囲気が違うが、明治時代に一度廃寺となりその後復興したことも影響しているかもしれない。

11:42に津照寺を出て、次の金剛頂寺へ。こちらも近く10分程度で到着。

■26番 龍頭山 光明院 金剛頂寺

金剛頂寺金剛頂寺山門金剛頂寺本堂金剛頂寺大師堂

金剛頂寺御朱印金剛頂寺御影金剛頂寺記念御影金剛頂寺一粒万倍の釜金剛頂寺がん封じの椿御霊木

金剛頂寺は真言宗豊山派で本尊は薬師如来である。嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開いたとされ、最御崎寺の東寺に対し金剛頂寺は西寺と呼ばれる。大師堂の横には、一粒万倍の釜とがん封じの椿御霊木がある。一粒万倍の釜は、弘法大師が一粒の米を入れて炊いたら万倍に増えたという釜。お金に困ることがありませんようにと、五円玉を賽銭に。がん封じの椿御霊木ははやり健康でいたいのでなでさせてもらった。

ということで、そろそろ徳島空港へ向かうのにもちょうどいい12:28に帰路へついたが、前回、今回と割と使えると思ってたマーチくんのナビがやらかした。来た道を戻ればいいだけなのに、違う方向を案内したので、それもいいかと進んでいくと、誰がこんな道通るかよ!というほど、激細の道の連続。この先も危ないと思ったのでUターン。せっかくいい時間に出たのにとんだロスである。

それからは行き同様いたってスムーズに進み、このままいくとかなり早く着いちゃいそうだなというくらいになってきたので、もしかしたら今日の元々のプランで行く予定だった丈六寺に行けるかもと思い立ち、いよいよ近くになってきたときに多少の渋滞があっても大丈夫という感じになったので、寄ることにした。15:20到着。

■丈六寺

丈六寺一の門丈六寺鐘楼丈六寺二の門丈六寺三の門丈六寺本堂丈六寺僧堂丈六寺経蔵丈六寺観音堂

丈六寺御朱印丈六寺三の門より丈六寺血天井

丈六寺は徳島県下で現存する最古の曹洞宗の禅寺で、阿波の法隆寺とも呼ばれる。室町時代に建立された三の門、本堂、観音堂、経蔵は国の重要文化財に指定されている。徳雲院回廊にある血天井もみどころで、だまし討ちにあった武将の血汐が手型、足型となって染み入り、拭けども洗えども消えずに残った縁板を天井板に用いたもの。確かにくっきり手型などがわかり少し怖い感じ。ひととおり見たあとに庫裏にいき、御朱印もいただいた。

ということで15:43に徳島空港へ向かって出発し心配した渋滞もなくマーチくん返却前にガソリン満タンにした。67082kmで出発時の66646kmを引くと436km、ガソリンが17.56L入ったので、今回の燃費は驚きの24.8km/L!見たらカタログ燃費の21.4をはるかに超えてた!!結構気に入ったよマーチくん。

で16:20に日産レンタカー着で67084km、今回の総走行距離は438km!走ったねぇ。到着もほぼ予定通りでバッチリ。また空港まで送ってもらったけど、なぜかレンタカーやさんから電話があり、たばこの明けてないやつがシート下に落ちてたとのことでわざわざ届けてくれた。

737着陸態勢コックピットのアップ自分の荷物発見

さて帰りの飛行機は前回と同じJAL462便だが、手荷物を預けると機材変更により45Aから席が35Aに変更になるとのこと。ということは同じ機種じゃないってこと?でもちゃんと窓側に変更だったからよかった。待ち時間に滑走路とか見てたらやはり767ではなく737が着陸してきた。違う飛行機に乗れるのもうれしいし。というところでP610再登場。着陸してくる様子、コックピット部分のアップ、そして驚きは預けた自分のスーツケースが荷物室に入れられるところを捉えた!やっぱ用途によっては楽しいカメラだ。予定通り徳島を出発し予定通り羽田に到着。

元々今日行く予定だったスポットを昨日と今日で二か所行けたので急きょ計画変更はしたものの内容は充実したものとなった。今回で徳島の霊場は終わって高知の霊場に入り26番まで巡った。ということで次回の高知はいつ行こう?楽しみである。

東北花紀行 #2

2日目、朝早く起きて6時からやっているという公衆温泉浴場へ6時半に行く。6時半なのにこんなにいるの?というくらい客がいて、みんなこれから仕事なのだろう。でも朝早く起きて温泉に入るっていう日常生活はなんだか羨ましい。

■烏帽子山千本桜

ということで昨日夕方になってしまった烏帽子山千本桜のリベンジである。温泉出てそのまま行ったけど、昨日より咲いてる!って思ってしまう。光の具合によってこんなに違うのかと思うほどであった。

烏帽子山千本桜烏帽子山千本桜烏帽子山千本桜日本一の大鳥居と桜

ちなみにこの烏帽子山にある烏帽子山八幡宮の大鳥居は日本一の石の大鳥居と言われ、柱がなんと一本石なのだとか。つまり、柱には継ぎ目がないのである。

それと朝早いのにカメラ重装備で来ている人が何人かいた。鳥でも撮ってるのかと思いきや、なんと公園の対面に通っている山形新幹線を桜とともに写そうとしているのだそう。確かにこれはいい写真になりそうな図ではある。あいにくこのときの手持ちカメラはLX100なので撮ったとしても新幹線チョー小さくてだめだろうということで撮ってみたい気持ちはあったけどやめた。

■田中屋のあんびん

田中屋

烏帽子山の下の商店街にある田中屋というあんびんやで知人があんびんを買ってくれるという。あんびんとは?大福餅のことをこの辺ではあんびんというらしい。この店かなりの有名店らしく、開店は朝7時だが開店前に長蛇の列。列を横目で見ながら先に公園で桜を楽しんだのだが、戻ってきても店はまだ混雑。どれほどの大福餅なの?だいたい大福餅で大行列ができることが信じられない。どうも地元産もち米100%に手作りの餡をつめた完全無添加の品ということでそれが人気の秘密らしい。完全無添加で作り置きもしないから買うのにも時間がかかるし、時間を置くとすぐ固くなってしまうそうだ。なるほど、それで朝開店前から並んで買うわけね。知人宅に戻ってから食べたけど、確かに餅が柔らかくて甘すぎない餡が絶妙だった。2つも食べたら満腹に。

ということであんびんの朝飯後知人宅を出発したけど、はやり桜の新幹線が撮りたいということで時刻を調べて再度烏帽子山公園へ。そう、ここでP610が大活躍することになるかもしれないのだ。だけどその結果は別投稿でP610ファースト・インプレッションとして報告しようと思う。

■奥会津三島町のカタクリ・さくらまつり

さて、帰り、どのコースでどこを見て帰ろうかと毎回悩むが、今回は会津坂下を抜けて少しだけ遠回りして帰ることにした。途中道の駅があれば立ち寄って、何か見どころがないかどうかをさがす。途中に立ち寄った、奥会津にある三島町の道の駅、尾瀬街道みしま宿で、カタクリ・さくらまつりを今やっているとの情報を得たので早速行ってみた。花紀行にふさわしいイベントである。三島町の大林ふるさとの山では4月下旬ごろにカタクリと大山桜が斜面一面に開花するとのことでいままさに見頃の時期。

カタクリ・さくらまつりカタクリ・さくらまつりカタクリ・さくらまつりカタクリ・さくらまつり

カタクリの花って間近でちゃんと見ることは今までなかったけど、紫の花が下向いて風にゆらゆらしているのってすごく可愛らしい感じ。公園内を散策していると誰かが「カモシカがいますよー」と叫んだ。野生のカモシカがいるらしい。うーん!これってまさにP610の絶好の被写体ではないか!ということで、これもファースト・インプレッションにて結果報告します。でも野生のカモシカなんて初めて見たのでちょー感動モノでした。来てよかったぁ!

ということで、今回の東北花紀行の旅は花三昧でいつもと違うものとなった。そうそう、今回スタッドレスからノーマルタイヤに履き替えて行ってきたけど、今回はメーター読みで672.4km、燃費は26.9km/Lということでだいたい25L使った計算、129円としてガソリン代驚きの3,200円程度。まぁ満タン法ではもう少し燃費下がるけど、目安としては山形往復3,200円の交通費って凄すぎ!