「Linux」カテゴリーアーカイブ

Cloud Station Backup

うちではミラーリング運用しているNASやHDDケースがあってほとんどのデータはその中に保存しているので、まぁ少しは安心してろくにバックアップはいません。

しかし、これまで結構Windowsのクリーンインストールが必要な状況になったりして、その際うっかりメールデータ全部消してしまったことがありました。古いバックアップ等を使ったりしたけれど、歯抜けの状態で復旧したわけです。ということでNASにメールデータを自動的にバックアップすることにしました。

ということで今回バックアップ先に使うNASはSynology DS216jで、Cloud Station Backupというアプリを使います。今回初めて使うので、まずはインストールですが、その前にCloud Station BackupはCloud Station Serverの機能なのでCloud Station Server自体も更新。

pkgctr
次にパッケージセンターから「Cloud Station Server」を開きます。

cldstnsvr
Cloud Station Serverの画面のにあるCloud Station Backupの「今すぐダウンロード」をクリックします。

cldstnbkup
「Cloud Station Backupをダウンロード」をクリックするとインストールファイルがPCにダウンロードされるので、実行し、インストール出来たら起動します。

connect1
接続画面が表示され、ドメイン名または QuickConnectのIDを求められます。別にQuickConnectじゃなくていいのにと思って調べると、IPアドレスでいいようです。

connect3QuickConnectに切り替えるか聞いてきますが、「今ではない」(訳がヘン)にします。

connect4
SLL証明書が信用されていない旨のメッセージが表示されますが、外部からは使わないので「とにかく処理する」(分かるんですが直訳的ですね)にします。

folder
PCのバックアップしたいフォルダをチェックします。今回Cドライブはデスクトップとメールフォルダ、それ以外のRAID化していないドライブ全体をチェックしました。これらのドライブは全部で8.5TBもありますが、一時的にしか使用しないつもりで運用しておりこれら全部で500GBも使用していないので、とりあえずチェックしておいた感じ。

overall
設定を確認して「完了」すると、

processing
設定が完了するとそのままバックアップが開始されました。

ということで500GB程度あるので最初は時間かかりそうです。

Surveillance Station

運用中のNAS、DS216jのパッケージにSurveillance Stationというネットワーク監視を実現するビデオ管理システムがあるので、NexGadget K5が使えるかどうか試してみました。NexGadgetというメーカー自体、サポートIPカメラ一覧に未掲載なのですが、ONVIFというネットワークカメラのインターフェースの規格標準に対応していれば使えそうです。このカメラが対応しているかどうか自体不明。

Surveillance Stationをインストール、カメラを追加で監視デバイステストをしてみるも、失敗とのこと。どうやらONVIFには対応してないようでした。ざんねん。

xrdpでの日本語入力

Windowsマシンからxrdpを使ってリモートデスクトップ接続した時にそのままでは日本語入力が使えないということは分かっていたけど設定はしていなかった。そんなに使うこともないし何とかなるだろうと思っていたから。しかしやはり非常に不便ということで設定したのでそのメモ。

必要なのは、km-0411.ini、km-e0200411.ini、km-e0010411.iniという3つのキーマップファイルを、/etc/xrdpに置いてxrdpを再起動すること。

$ cd /etc/xrdp
$ sudo wget http://w.vmeta.jp/temp/km-0411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini km-e0200411.ini
$ sudo ln -s km-0411.ini km-e0010411.ini
$ sudo /etc/init.d/xrdp restart

詳細は以下ページ。
キー配列について – 日本xrdpユーザ会

これでできた。

ubuntuへリモートデスクトップ

noniliva号を1階に持っていったので、2階寝室(PCメイン作業場所)のWindowsマシンからubuntuへのリモートデスクトップ接続をできるようにしたので、そのメモ。

1. ubuntu側作業

Windowsマシンからubuntuへリモートデスクトップ接続するのに必要なソフトはxrdp。これをまずインストールする。

$ sudo apt-get install xrdp

次にubuntu標準のUnityデスクトップ環境はリモートデスクトップで使えないとのことなので、LXDEというデスクトップ環境をインストールする。

$ sudo apt-get install lxde

xrdpの設定ファイル(/etc/xrdp/xrdp.ini)のcrypt_levelが初期値lowになっているのでhighに変更する。

次にリモートデスクトップで使用されるデスクトップ環境がLXDEであることの設定を行う。

echo lxsession -s LXDE -e LXDE > ~/.xsession

xrdpを再起動する。

sudo service xrdp restart

これでubuntu側の導入・設定は完了。

 

2. Windows側作業

Windows側では特に設定などは不要(今回はWindow 8.1 Proを使用している)。

アプリのWindowsアクセサリにあるリモートデスクトップ接続をクリックし、表示された画面からubuntu側IPアドレスを入力する。または「ファイル名を指定して実行」から以下を実行しても同じ。

mstsc /v:192.168.xxx.xxx

するとログイン画面が表示される。Moduleは「sesman-Xvnc」のまま、ユーザーとパスワードを入力する。
image

ubuntu側のデスクトップ画面が表示される。
image

以下のページがとても参考になった。
http://c-nergy.be/blog/?p=5357

因みに初めてデスクトップ接続したときは、壁紙が表示されない真っ黒な状態だったので、壁紙を設定した。LXDE標準の壁紙は、/usr/share/lxde/wallpapersにある。

LIVA DLNAサーバー化#3

新しいLIVAにDLNAサーバーを構築し、かつ、そのLIVAにはUSB無線LAN子機を接続し有線LANを使用しない形にして、iPhoneからVPN経由でDLNAサーバーから配信のテストをしたらやっとできた。これでとりあえず構築完了!

でもLIVAのおかげで今までWindowsのリカバリーなどでしか使ったことのないlinuxをここまで触ることができたのはよかったと思う。Windows 8のアクティベーションできなくてよかったのかもしれない。

ちなみにLIVAのコンピュータ名は、1号がkotoliva(ことりば)、2号がnoniliva(のにりば)です。それではnonilivaを1階にっ持っていき、TVにHDMI接続してみようと思う。

大PCモニター

ということで、noniliva号をTVにHDMIで接続してみた。なーんの問題もなく50インチの大PCモニターになった。

次にAVアンプにつないでみると、これもなんの問題もなくつながった。

PS3からnoniliva号のDNLAサーバーもちゃんと見えた。

LIVA2台もって正直無駄じゃないかと思った面もあったけど、1階に置いて間違いではなかったと確信したのであった。めでたし、めでたし。

Samba導入

DLNAサーバーとなるLIVAへのファイルぶっこみはWindowsからネットワーク経由でやることになるので、Sambaを導入した。その手順のメモ。

$ sudo apt-get install samba

Sambaで共有するフォルダのパーミッションを変更

$ sudo chmod 777 /xxx/xxx (/xxx/xxxは共有するフォルダ)

Samba設定ファイル(/etc/samba/smb.conf)の変更をする。[global]セクションに下の4行を追加する。

#======================= Global Settings =======================

[global]

## Browsing/Identification ###

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
; workgroup = MSHOME
workgroup = WORKGROUP

dos charset = CP932
unix charset = UTF-8
display charset = UTF-8

map to guest = Bad User

ファイルの最後に共有の定義を下記のように追加する。これは誰でも書き込みとかできるパターン。

[xxxxx]  共有するフォルダ名
path = /xxx/xxx  共有フォルダのパス
writeable = yes
force create mode = 0666
force directory mode = 0777
guest ok = yes
guest only = yes

Sambaを再起動する。

$ sudo /etc/init.d/samba restart

LIVAがこんなことに!

IMG_3652

LIVAが知らないうちに分裂した!

はずもなく、昨日の悲しい結果を受け、ならば2台体制ならどうだ!とLIVAをまた買ってしまった。

1台はVPNサーバーとしてのみ、もう1台はDLNAサーバー兼1階の簡易パソコンとしてテレビをモニター代わりに接続する計画。

ちゃんと手順をブログに残しておいたのでubuntu導入からDLNAサーバー構築まで至ってスムーズ。

はやく環境構築完了して1階にLIVA持っていきたい。

LIVAにUSB無線子機

とんだ顛末になりそうな感じだったが、諦めず次の手へ。ということはもうひとつLANをLIVAにつなげればできるということ?ということでケーズデンキ行ってBUFFALOのUSB2.0用無線子機、WLI-UC-GNMを買ってきた。ついでにUSBハブも。この無線子機はlinuxでも刺すだけで動くらしいもので957円也。USBハブは4つ口がついているBUFFALOのBSH4U06PKという格安のもので489円也。LIVAはUSBが2つしか口がない。HDDとワイヤレスのキーボード・マウスをつけると埋まるのでUSBハブも買ったのである。

果たしてUSB無線子機、動くのだろうか?ということで日も変わった深夜、試してみる。

  • 子機をさす
  • lsusbで子機が認識されているかどうかを確認する
  • タスクバーの無線マークから「接続を編集する」を選んで「追加」で接続の設定、ここでは「SSID」と認証キーを入力すると接続される

ということでWIFI化完了。

LIVA DLNAサーバー化#2

ここまででLIVAが無事DLNAサーバーになったので、次はコンテンツの登録。今回の肝はFAT32の外付けHDDをMediaTombから扱う方法。コンテンツの登録はMediaTombのブラウザベースの管理画面で行う。管理画面を表示するにはブラウザ上で下記入力。

http://サーバーIPアドレス:49152/

ログイン画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力する。

今回はLIVAに接続したFAT32でフォーマットされた外付けHDDを使おうとしている。このHDDはもともとルーターに接続したHDDで既にコンテンツが入っているので、そのまま使いたいということ。

左のフレーム上部で「Filesystem」を選択し、表示されたツリーから外付けHDDのフォルダを選択すると、「Error: could not list directory /media/xxxxxx : Permission denied」と表示されて保存されているはずのコンテンツファイルが見られない。色々ネット上で調べた結果MediaTombからFAT32がそのままでは見られないような感じ(パーミッションの変更ができない)なのだが、マウント時にパーミッションの設定をすればいいとのことで、以下その手順。

/etc/fstabに以下を追加。
(参考:https://wiki.archlinux.org/index.php/Fstab_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E)
/dev/sda1    /home/usdhdd    vfat    user,rw,umask=111,dmask=000   0    0

/dev/sda1の部分はデバイス名なのであらかじめ次のコマンドで確認。
$ sudo fdisk –l

/home/usbhddの部分はマウントする場所なので予めそのディレクトリーを作成しておく。
$ mkdir /home/usbhdd

あとの手順は色んなところで説明されているので省略する。

 

ところがここで大きな落とし穴らしきことが!なんとVPN経由だとつながらないのだ。もちろんVPN越しのDLNAクライアント接続が可能なクライアントソフトを使っているし、今までルーターのDNLAサーバー機能を使っていた時はVPN越しに接続できていた。

かなり手こずった結果、次の結論らしい。VPNサーバーに割り当てられているLANデバイスはVPN経由での他のサービスに使えない、という感じの制限。それを可能にするためには別のLANデバイスを用意する必要があるとかないとか。完全には理解できてないけど、こういうこと。

Linux オペレーティングシステム内部での制限事項により、VPN 側 (仮想 HUB 側) からローカルブリッジしている LAN カードに割り当てられる IP アドレスに対して通信を行うことはできません。この制限は SoftEther VPN が原因ではなく、Linux の内部構造に原因があります。もし VPN 側 (仮想 HUB 側) から Linux でローカルブリッジに使用しているコンピュータ本体と、何らかの通信を行いたい場合 (たとえば VPN Server / VPN Bridge サービスと HTTP サーバーサービスを両方動作させており、VPN 側からもサーバーサービスにアクセスさせたい場合) は、ローカルブリッジ用の LAN カードを用意して接続し、その LAN カードと既存の LAN カードの両方を物理的に同じセグメントに接続してください (この他の場合においても 「3.6 ローカルブリッジ」 で解説したように、ローカルブリッジに使用する LAN カードはそのための単独のものを用意することが推奨されています)。

だめそうでしょ?なんだったんだ、この一日作業!

LIVA DLNAサーバー化#1

ということでさっそくLIVAのDLNAサーバー化作戦に取り掛かる。MediaTombはsqlite3とMySQLを利用できデフォルトではsqlite3を使うようになっているが、登録するファイルが多くなると重くなるとのことなので、今回は最初からMySQLを使うことにする。

1. MediaTombのインストール

初めにリポジトリを最新の状態に更新し、MediaTombをインストールする。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mediatomb

 

2. MySQLのインストール

$ sudo apt-get install mysql-server

インストール中にMySQLのrootユーザーのパスワードを聞かれるので入力が必要。

次にMediaTombで使用するデータベースを作成する。MySQL monitorを起動しパスワードはインストール時に入力したものを入力する。

$ sudo mysql -u root –p

データベースを作成。ここではデータベース名はmediatombを例とする。

mysql> create database mediatomb;

データベースへのアクセス権限を設定。onの後ろはデータベース名、toの後ろはユーザー名、byの後ろはパスワード。ここでもこれらはmediatombを例とする。

mysql> grant all privileges on mediatomb.* to mediatomb@localhost identified by ‘mediatomb’;

設定の反映。

mysql> flush privileges;

一旦終了。

mysql> quit

次にデータベースにテーブル情報を取り込む。以下のコマンドを使いMediaTombで用意されている’mysql.sql’をデータベースに取り込む。-uの後ろはユーザー名、-pの後ろはデータベース名。コマンドを入力するとパスワードを聞かれる。

$sudo mysql -u mediatomb -p mediatomb < /usr/share/mediatomb/mysql.sql

 

3. MediaTombの設定

MediaTombの設定ファイル(/etc/mediatomb/config.xml)を編集して、MediaTombの設定をする。今度はnanoとは別のテキストエディタgeditを使ってみた。
$ sudo gedit /etc/mediatomb/config.xml

(作業後のコメント:何やら端末にオーナーがrootじゃないとかなんとかエラーメッセージが表示されるも、一応編集できるようなのでとりあえず気にしない。)

  • ユーザー名とパスワードの設定
    管理画面でのアカウント利用の有効化とユーザー名、パスワードを設定する。
    <accounts enabled=”yes” session-timeout=”30″>
    <account user=”mediatomb” password=”mediatomb”/>
  • データベースの指定
    sqlite3を無効にし、MySQLを有効にする。MySQLのデータベース作成時に指定したデータベース名、ユーザー名を指定する。パスワードは行を追加して指定。
    <sqlite3 enabled=”no”>
    <mysql enabled=”no”>
    <host>localhost</host>
    <username>mediatomb</username>
    <password>mediatomb</password>
    <database>mediatomb</database>
    </mysql>
  • PS3対応
    <protocolInfo extend=”yes”/>
  • 日本語対応
    日本語ファイルに対応するため、以下の2行を <import hidden-files=”no”> の後に追加する。
    <filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset>
    <metadata-charset>CP932</metadata-charset>
  • mimetypeの追加
    デフォルトでは対応していない拡張子を追加する。拡張子は大文字と小文字を区別するので注意。
    <extension-mimetype ignore-unknown=”no”> へ追加する。
    <map from=”avi” to=”video/divx”/>
    <map from=”m4v” to=”video/mp4″/>
    <map from=”mp4″ to=”video/mp4″/>
    <map from=”mpg” to=”video/mpeg”/>
    <map from=”mpeg” to=”video/mpeg”/>
    <map from=”m2p” to=”video/mpeg”/>
    <map from=”jpg” to=”image/jpeg”/>
    <map from=”jpeg” to=”image/jpeg”/>
    <map from=”png” to=”image/png”/>
    <map from=”gif” to=”image/gif”/>
  • トランスコーディング有効化
    DLNAクライアントに合わせてトランスコーディングを行うかの設定。 “yes”で有効化。
    <transcoding enabled=”yes”>

編集が完了したら/etc/mediatomb/config.xml を保存する。

 

3. MediaTombの起動

MediaTombを再起動する。
$ sudo /etc/init.d/mediatomb restart

起動後、DLNAクライアントからDLNAサーバーが見えるかどうか確認し、見えれば導入・設定は完了。

とりあえずここまでをこれからやってみることにする。実はまだインストールはこれからでこれは手順書代わり。

ということでやってみたのだが、なぜかDLNAクライアントから見えない。きっとファイアウォールの設定が必要ということだろう。

 

4. ファイアウォールの設定

LIVAのファイアウォール(ufw)にローカルネットワーク:192.168.x.0/24からDLNAサーバーが見えるようにファイアウォール設定をする。これで見えるようになった。

$ sudo ufw allow from 192.168.x.0/24

 

(これでも見えない場合)

/etc/default/mediatombを編集し、ネットワークデバイスを修正する。

INTERFACE=”eth0″

MediaTombを再起動する。
$ sudo /etc/init.d/mediatomb restart