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鳥取・兵庫城めぐりの旅 #2-2 若桜鬼ヶ城

鳥取砂丘の次に向かったのは若桜鬼ヶ城です。旅程ではスタンプと御城印がある若桜町観光案内所に先に寄ってからお城に行くことにしていましたが、案内所は9:30からなので、先にお城へ。

■ 若桜鬼ヶ城 ■

若桜鬼ヶ城は、鳥取県若桜町、若桜宿の南側にそびえる標高452メートルの鶴尾山に築かれた山城です。国指定史跡で続日本100名城の168番です。天守台を備えた本丸を中心として、北側に2段、南側と西側に各1段づつ総石垣の曲輪が築かれています。

若桜鬼ヶ城へは林道で馬場の未舗装駐車場まで行けますが、手前の舗装道の終点にある駐車場で案内図の写真撮り。

若桜鬼ヶ城駐車場
若桜鬼ヶ城駐車場

若桜鬼ヶ城案内図
若桜鬼ヶ城案内図

そこから未舗装の道を少し進むと馬場に入ります。馬場は山頂部の南の尾根上にあり、突当りが駐車場になっています。ここから南の尾根上を進み、お城の山頂部までは150mほどです。9:05ごろ駐車場からおりたところに堀切、進んでいくとホウヅキ段の石垣下にでます。右に行くと三の丸(通行止め)、左に行くと二の丸140mとの案内があります。ということはここまでが150mってことですかね。

馬場
馬場

堀切
堀切

山頂部へ
山頂部へ

ホウヅキ段石垣
ホウヅキ段石垣

二の丸方面へ進みます。ホウヅキ段石垣を見ながら進むと搦手の枡形虎口と搦手門跡に出ます。搦手門跡の裏側に武者溜り(勢隠し)。

ホウヅキ段石垣
ホウヅキ段石垣

搦手
搦手

搦手枡形虎口・搦手門跡
搦手枡形虎口・搦手門跡

武者溜り(勢隠し)
武者溜り(勢隠し)

二の丸へ向かう途中に六角石垣へつながる枡形虎口があります。六角石垣までは5分くらいとのことですが、この坂を見ると行くか迷います。先に山頂部を見てからということでそのまま進むと二の丸。二の丸には小屋が立っていてスタンプも設置されていました。

枡形虎口(六角石垣方面)
枡形虎口(六角石垣方面)

二の丸へ
二の丸へ

二の丸二の丸
二の丸

二の丸の北側一段下が三の丸です。大手門跡・枡形虎口があります。大手門跡を出ると左側に二重の石垣。どう二重になっているのかよくわかりませんでした。三の丸からは若狭の街並みを望むことができます。

三の丸三の丸
三の丸

大手門跡・枡形虎口大手門跡・枡形虎口大手門跡・枡形虎口
大手門跡・枡形虎口

二重の石垣
二重の石垣

三の丸から若狭の街並み望む
三の丸から若狭の街並み望む

二の丸へ戻り本丸に向かいます。廊下橋虎口をとおり、登っていくと本丸に出ます。

横矢
横矢

廊下橋虎口廊下橋虎口
廊下橋虎口

本丸虎口本丸虎口
本丸虎口

本丸
本丸

天守台の近くに行き止まり虎口があるようなのですが、これかなぁという感じではっきりとはわかりませんでした。

行き止まり虎口?
行き止まり虎口?

天守台からは向かって右が播磨方面、左が但馬方面と分かれているのがよくわかり面白いです。

天守台天守台
天守台

天守台から右上が播磨方面、左上が但馬方面
天守台から右が播磨方面、左が但馬方面

天守台から見た本丸
天守台から見た本丸

さて最後に六角石垣を見に行きました。下山ルート沿いにありますがそこまではそれほど急な坂が続くわけではなかったのでよかったです。六角石垣はその郭の形状からそう呼ばれ、ほぼ完存した姿で残っているそうです。上の郭の左側に下りる道があったのでそこを下りて石垣周りを一周しました。

六角石垣上の郭
六角石垣上の郭

六角石垣六角石垣
六角石垣

これで若桜鬼ヶ城の散策は終わりです。駐車場に戻ったのは10:20ごろ、1時間15分の散策となりました。

次、若狭駅前にある若桜町観光案内所へ行き、スタンプと御城印をゲットしました。御城印は綺麗なクリアファイルに入れてくれました。駅横の駐車場は無料で止められます

若狭駅
若狭駅

若桜町観光案内所
若桜町観光案内所

#168 若桜鬼ヶ城スタンプ若桜鬼ヶ城御城印クリアファイル

さて次は出石城有子山城を目指します。予定より1時間弱前倒しです。


鳥取・兵庫城めぐりの旅 #2-1 鳥取砂丘

2泊3日の鳥取・兵庫城めぐりの旅2日目。今日は、鳥取砂丘若桜鬼ヶ城出石城有子山城をめぐる予定です。

早朝6:20にホテルを出発、鳥取砂丘へ向かいました。6:34に鳥取砂丘会館駐車場に到着です。朝早いですが、割と観光客がいるもんです。

鳥取砂丘入口鳥取砂丘入口鳥取砂丘入口鳥取砂丘入口
鳥取砂丘入口

階段を登ると目の前に砂丘が広がりました。おー、これは雄大、確かにこれまで見たことのないすごい光景。当初はモデルコースの所要時間50分の砂丘地内周回コースを回ろうと思いましたが、適当に行くことにしました。なぜなら砂ばかりだから。。。馬の背に登れば、十分砂丘を堪能できるとの直感です。ということで、景色を堪能しながら馬の背へ。

馬の背へ馬の背馬の背へ
馬の背へ

馬の背に登ると雄大な日本海、標高は47mもあるそうです。素晴らしい景色です。

馬の背馬の背馬の背馬の背
馬の背より

たくさん写真を撮って戻りましたが、駐車場近くまで来て、そうだ、ドラクエウォークのおみやげ取らなきゃ、ということで見ると600mくらい離れてました。どうする?あきらめる?悩みましたがもう来ない可能性が高いので、泣く泣くおみやげの場所目指して再び砂丘へ。

鳥取砂丘鳥取砂丘鳥取砂丘
鳥取砂丘

結果、やっとゲットできた場所は、馬の背とは全く違う方向で、砂丘を一周するくらいの気持ちがないとダメな場所でした。結果草木が多めの場所など違う風景も楽しめたかな。

時刻は7:50ごろ駐車場に戻ってきました。次は若桜鬼ヶ城へ向かいます。旅程は40分ほど前倒しできています。

鳥取・兵庫城めぐりの旅 #1 鳥取城

2泊3日の鳥取・兵庫城めぐりの旅1日目。計画では、
・1日目:鳥取城
・2日目:鳥取砂丘若桜鬼ヶ城出石城有子山城
・3日目:竹田城黒井城
をめぐる予定です。

熊谷駅近くの有料駐車場に止めて、5:12普通電車で東京へ。東京6:42発のぞみで新大阪には9:06着。新大阪で日産レンタカー、今回も相棒はノートです。乗り出しは26,930km。

箕面有料道路、新名神高速道路、中国自動車道、鳥取自動車道のルートで鳥取城に向かいました。

ノート(安富PAにて)

■ 鳥取城 ■

12:50ごろ、鳥取県庁北側駐車場に到着しました。実は初鳥取県です。

鳥取城は、鳥取市にある戦国時代から江戸時代の城です。国の史跡史跡で日本100名城の63番です。別名は久松城(きゅうしょうじょう)・久松山城(きゅうしょうざんじょう)といいます。
標高263メートルの久松山頂の山上ノ丸を中心とした山城部、山麓の天球丸、二の丸、三の丸、右膳の丸など山下ノ丸の平山城部からなる梯郭式の城郭です。

駐車場から山下ノ丸、山上ノ丸、残りの山下ノ丸と散策しました。

■山下ノ丸

山上ノ丸山上ノ丸
山上ノ丸

早速駐車場から見える山頂の山上ノ丸。高いし、急な坂道を登らされるのが見てすぐわかります。少し不安。

吉川経家公像
吉川経家公像

駐車場すぐ近くに吉川経家公像。天下制覇を目指す信長の先鋒としての秀吉の山陰侵攻に対応して鳥取城に城主として入城したのが吉川経家です。秀吉の徹底した兵糧攻め「鳥取城の渇殺」に、経家は意を決して開城に応じ責任を取って自刃したそうです。

内堀
内堀

擬宝珠橋
擬宝珠橋

中ノ御門中ノ御門中ノ御門
中ノ御門

内堀沿いに北に進むと大手登城路で、擬宝珠橋を渡って今年復元工事が完了したばかりの中ノ御門をくぐり、山下ノ丸へ入ります。城内は工事による見学制限エリアがあり、景観的にはちょっとなぁというところも。

山下ノ丸案内図
山下ノ丸案内図

登城路左側に扇御殿跡(仁風閣とスタンプ設置場所の仮設ガイダンス施設がある)への小口があったので、先にスタンプと御城印を貰おうと入るも、ガイダンス施設までは行けず。宝隆院庭園と宝扇庵が見られるのみでした。

宝扇庵
宝扇庵

登城路に戻り進むと、城内唯一の白色花崗岩の切石積石垣、太鼓御門跡、三ノ丸。三ノ丸は高校となっています。上の方へ進んでいくと左側に二ノ丸石垣。三ノ丸裏手にある山下ノ丸最古の石垣へは立ち入りできず見られませんでした。

切石積石垣
切石積石垣

太鼓御門石垣
太鼓御門石垣

太鼓御門跡
太鼓御門跡

三ノ丸
三ノ丸

二ノ丸石垣
二ノ丸石垣

上に進み天球丸の一段下の曲輪に入ると天球丸石垣、その一部が球面になっています。巻石垣です。背後の石垣が孕み出したので崩落しないように築かれたもの(復元)で、このような石垣はここでしか見られません。この曲輪の南隅に楯蔵跡。

巻石垣巻石垣
巻石垣

楯蔵跡
楯蔵跡

登城路に戻り進むと右側にあまり見たことのない登雁木。左に折れ突当り左に表御門跡があり二ノ丸に入ります。左前方に菱櫓跡。二ノ丸右側は山上ノ丸に行ってから散策します。

登雁木
登雁木

表御門跡表御門跡
表御門跡

菱櫓跡菱櫓跡
菱櫓跡

先ほどの突当りで右へ進んだ先は、風呂屋御門跡を通って天球丸。今度は上から巻石垣が見られます。天球丸の奥には三階櫓・武具蔵跡、空堀を見ることができます。

風呂屋御門跡
風呂屋御門跡

天球丸
天球丸

巻石垣
巻石垣

三階櫓・武具蔵跡
三階櫓・武具蔵跡

空堀
空堀

時刻は13:45、このあと中坂を登って山上ノ丸を目指します。少し上がったところに八幡宮跡、その先から急な登山道に。途中、一合目、二合目と表示板があって、どこまで登ったかが分かりやすい反面、まだここかと思わされます。とにかくキツイ、幾度と軽く休憩しながら五合目にある中坂稲荷には15分程度、こちらで長めの休憩、ご夫人と少しお話ししました。

登山口
登山口

八幡宮跡
八幡宮跡

中坂
中坂

中坂稲荷
中坂稲荷

六合目の表示で「この先クマ目撃情報多発」とあり、熊鈴も持ってきていますが、結構人が登っているのでつけずに進みました。ここまで少しも傾斜が緩くなることがなくて何度も小休憩しながらの登山です。

■山上ノ丸

14:35、やっと山上ノ丸の入口に到着です。右側に二ノ丸の石垣、左側に本丸の石垣。本丸石垣手前の出丸への道は入れませんでした。二ノ丸石垣下の右に伸びる道は東坂ルートです。

山上ノ丸の入口
山上ノ丸の入口

出丸
出丸

まず二ノ丸、三ノ丸、三ノ丸からは東坂の上城門を上から見ることができました。

二ノ丸二ノ丸
二ノ丸

二ノ丸からみた本丸石垣
二ノ丸からみた本丸石垣

三ノ丸
三ノ丸

東坂の上城門
東坂の上城門

続いて本丸です。石段の左側は月見櫓跡、本丸に入ると車井戸、天守跡があります。本丸からの眺望は絶景で鳥取平野や鳥取砂丘を望めます。北側からは太閤ヶ平のある本陣山も見えます。出丸へ続く道は閉鎖されていて、出丸へはここからも行くことはできません。

本丸石段・月見櫓跡
本丸石段・月見櫓跡

本丸本丸
本丸

車井戸
車井戸

天守跡天守跡
天守跡

鳥取平野
鳥取平野

鳥取砂丘
鳥取砂丘

本陣山(中央右寄り)
本陣山(中央右寄り)

出丸
出丸

中ノ御門
中ノ御門

下山の前に東坂ルートを少し進んだところにある東坂の上城門を見て、15:15ごろ下山しました。下りるのは早いもので、25分程度でした。

東坂の上城門東坂の上城門
東坂の上城門

山上ノ丸の入口
山上ノ丸の入口

■山下ノ丸

山下ノ丸の残りの遺構を回ります。中坂稲荷の鳥居から二ノ丸へはいり、走櫓跡、三階櫓跡、石切場跡。裏御門跡へ下りて、三階櫓台にあるお左近の手水鉢を確認してから再度戻って角櫓跡。二ノ丸から下りるところにはわかりやすくきれいな登石垣があります。

中坂稲荷鳥居
中坂稲荷鳥居

走櫓跡
走櫓跡

二ノ丸
二ノ丸

三階櫓跡三階櫓跡
三階櫓跡

三階櫓跡から中ノ御門望む
三階櫓跡から中ノ御門望む

石切場跡
石切場跡

裏御門跡裏御門跡
裏御門跡

お左近の手水鉢
お左近の手水鉢

角櫓跡
角櫓跡

登石垣登石垣
登石垣

二ノ丸の下の曲輪は右膳ノ丸で澤市場屋古墓、下に下りると西坂下御門跡。仮説ガイダンス施設の鳥取城跡・仁風閣展示館へ寄って、スタンプと御城印をゲットしました。

澤市場屋古墓
澤市場屋古墓

右膳ノ丸
右膳ノ丸

西坂下御門跡西坂下御門跡
西坂下御門跡

仁風閣
仁風閣

鳥取城跡・仁風閣展示館
鳥取城跡・仁風閣展示館

#63 鳥取城スタンプ鳥取城御城印

いよいよ鳥取城の散策も終わりです。米蔵跡、 因幡小鍛冶景長の湯船、北ノ御門跡を見て内堀沿いを歩いて駐車場へ。宿へ向かいました。

米蔵跡
米蔵跡

因幡小鍛冶景長の湯船
因幡小鍛冶景長の湯船

北ノ御門跡
北ノ御門跡

宿はホテルRESH鳥取駅前。大浴場・サウナがあり駅前で飲食店も結構あり便利な場所でした。夕飯はスーパー居酒屋鳥取だいぜんさんでたっぷり海鮮丼、枝豆、ビール。海鮮丼は食材の種類が多くて新鮮でうまかったです。夕飯後はホテルで大浴場で疲れを癒します。大量の汗でびしょびしょに濡れたシャツをコインランドリーで洗濯しました。コインランドリー初挑戦ですが、これは便利でした。お風呂上がりのアイスも最高でした。

ホテルRESH鳥取駅前
ホテルRESH鳥取駅前

スーパー居酒屋鳥取だいぜんスーパー居酒屋鳥取だいぜん
スーパー居酒屋鳥取だいぜん

IMG_4738

さて明日は早朝にチェックアウトして鳥取砂丘へ向かいます。それにしても今回の鳥取城の登山、これまでもキツイ山城はいくつかありましたが、今回が一番体力的にキツかったかも。明日行く予定の有子山城はもっとキツイと思われますが、大丈夫かと少し不安ですね。

OSMO 360注文

DJIから発売された360°カメラ、OSMO 360を注文しました。

過去に360°カメラとしてはTHETA、THETA SCと使用していましたが、結局は結局飽きちゃったんですかね、使用しなくなりました。なので今回OSMO 360の購入は相当悩みましたが、どうせいずれ買っちゃうのは目に見えてるのでポチリました。

Wormhole / Yumi AraI予約

Wormhole / Yumi AraI、ユーミンにとって40枚目のオリジナルアルバムが10月29日に発売されると知り、初回限定盤(2CD+Blu-ray)を早速予約しました。

AI技術で生成された新しい声を使って制作されたとかいう、これって実際本人歌ったの?歌ってないの?みたいな疑問もわきつつ、大ファンなら当然買うしかないです。本人の声をラーニングして生成されたなら、違和感なく聞けるでしょうから楽しみです。

抽選ながら予約購入者限定チケット先行受付のシリアルナンバーもついているので、久しぶりに応募して当たったらコンサート行きたいなぁ。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-3 引田城スタンプと帰路

引田城のスタンプと御城印は、讃岐井筒屋敷にあるので高速使って向かいましたが、その前に徳島みやげを道の駅いたので買いました。

道の駅いたの
道の駅いたの

徳島ラーメン茶白贅沢食べくらべ鳴門金時バターパイ

徳島ラーメン茶白贅沢食べくらべと鳴門金時バターパイ。

道中、引田城がある城山が見えましたが、やはり今の体力・体調では、この暑さを乗り切ることはできないことを確信、予定変更大正解でした。

讃岐井筒屋敷に12:00すぎに到着。

讃岐井筒屋敷讃岐井筒屋敷讃岐井筒屋敷引田城スタンプ引田城御城印

讃岐井筒屋敷は江戸時代から醤油と酒造りを行っていた商家をリニューアルした観光施設で、建物は江戸後期から明治期に建築されたものだそうです。門をくぐるとタイムスリップした感覚でした。スタンプと御城印(300円)をいただいて帰路につきました。

室津PA
室津PA

淡路島の室津PAで一度休憩し、姫路に泊まるのぞみを検索、14:59発は間に合いそうだけどリスクあるので15:59発、つかれているのでグリーン車を予約。姫路について14:30ごろレンタカー返却、総走行距離は449Km、ガソリン20.18L、ノートの燃費は22.25Km/L、意外によくないですね。天候のせいかもしれませんが、オーラとの違いは感じません。

明太子パスタと生ビール

新幹線まで随分時間があるので、新幹線コンコース内の侍MANEKI珈琲店にて、明太子パスタと生ビール(合わせて1,360円)で時間を潰して帰路につきました。

20:30ごろ地元の日帰り温泉によってから帰宅しました。次のお城めぐりの旅は涼しくなった秋まではやめておいた方がよさそうです。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-2 勝瑞城

予定変更の結果、今回の旅最後のお城は勝瑞城です。

■ 勝瑞城 ■

勝瑞城は徳島県板野郡藍住町にある続日本100名城の175番、勝瑞城跡と勝瑞城館跡は国指定史跡です。室町時代に阿波守護細川氏により置かれた守護館が勝瑞城館で、のちに三好氏が本拠としました。勝瑞は阿波の政治・経済・文化の中心地だったそうです。

勝瑞城館跡
勝瑞城館跡

9:48ごろ勝瑞城館跡駐車場に着き、クルマから降りましたが、なんだろう?足全体がつる感じで歩けません。水分不足かな、一旦クルマに戻り水分補給したり。動けそうになったので散策開始です。

駐車場は広大な区画された敷地内にあり、この一帯が勝瑞城館跡ですが、先に近くに見えるローソンの道挟んだ反対側にある勝瑞城跡へ。

■勝瑞城跡

勝瑞城は、三好氏菩提寺の見性寺の境内にあり、周囲は濠に囲まれています。

濠(西側)
濠(西側)

濠(南側)
濠(南側)

濠(東側)
濠(東側)

濠(北側)
濠(北側)

本丸に入ると勝瑞義家碑、土塁も一部確認できます。

本丸本丸
本丸

勝瑞義家碑
勝瑞義家碑

土塁
土塁

■勝瑞城館跡

戻って勝瑞城館跡です。整備されているのは区画Ⅲで、駐車場の前は池泉庭園があった跡地です。

池泉庭園跡
池泉庭園跡

勝瑞城館跡

濠跡には、実際の大きさに復元した展示や濠跡半立体表示もあります。

濠跡濠跡濠跡
濠跡

濠跡半立体表示
濠跡半立体表示

そのほか礎石建物跡、会所建物立体表示、枯山水庭園跡などが整備されています。枯山水庭園跡の東側に、東側との区画を分ける区画溝があります。

礎石建物跡
礎石建物跡

勝瑞城館跡

濠跡濠跡
濠跡

会所建物立体表示
会所建物立体表示

枯山水庭園跡
枯山水庭園跡

館内の区画溝
館内の区画溝

スタンプのある勝瑞城館跡展示室は区画Ⅰにある勝瑞城館跡現場事務所の2階です。

勝瑞城館跡展示室勝瑞城館跡展示室勝瑞城館跡展示室
勝瑞城館跡展示室

勝瑞城スタンプ

散策はこれにて、所要45分くらいでした。

御城印は近くの武田石油さんにて。勝瑞城の御城印は、藍で染めた阿波和紙に一枚一枚書家の方が書かれたとても綺麗な一枚ものです(600円)。

勝瑞城御城印

引田城のスタンプをもらいに向かいます。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-1 一宮城

NEXEL α鳴門
NEXEL α鳴門

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅の最終日、一宮城勝瑞城引田城徳島城と盛りだくさんの予定としていましたが、熱中症気味の体調でこの炎天下の中、二つも山城行くのは無謀だということで、一宮城勝瑞城に行って、引田城はスタンプと御城印のみ、徳島城はパスして早く帰ることにしました。5:45ごろ、チェックアウトして一宮城駐車場についたのは6:30前、計画より30分前倒しです。これももう早く帰りたい気持ちが強かったから。

一宮城駐車場
一宮城駐車場

■ 一宮城 ■

一宮城は徳島市にある続日本100名城の176番、県指定史跡です。徳島県内で最大級の山城で南北朝時代の築城とされます。駐車場脇を入ると登城口で、案内板と無人のスタンプ置き場、料金箱にお金を入れて買う御城印(300円)、パンフレットがあります。

登城口
登城口

案内板
案内板

スタンプ置き場と御城印無人販売
スタンプ置き場と御城印無人販売

一宮城スタンプ一宮城御城印

倉庫跡→才蔵丸→明神丸→本丸→小倉丸→椎丸→水ノ手丸→陰滝と回る予定で登城開始。

登城道登城道
登城道

いきなり長い石段がひたすら続いています。やっと終わって少し下る感じになったと思いきや、再びひたすら続く石段が現れます。すごくきつい!

■倉庫跡

登り始めて12~13分、やっとのことで倉庫跡と本丸方面への分岐に着き、左方向にすぐに倉庫跡、食糧・武具を備蓄するための曲輪です。

倉庫跡倉庫跡
倉庫跡

本丸方向へ進むと竪堀。またまた登っていくと右側に二段になった大きめの曲輪があります。本丸まで200メートルの道標のところには湧水がありました。

竪堀
竪堀

曲輪曲輪
曲輪

湧水
湧水

■才蔵丸

まだまだ石段は続き、才蔵丸切岸に到達、その先には才蔵丸と明神丸を分断する堀切があります。堀切の左側は才蔵丸虎口で石段を登ると才蔵丸です。三の丸とも呼ばれています。

才蔵丸切岸
才蔵丸切岸

堀切
堀切

才蔵丸虎口
才蔵丸虎口

才蔵丸才蔵丸才蔵丸より
才蔵丸

才蔵丸虎口からすぐ、小倉丸への分岐がありますが案内図には書かれていません。どこに続くのか?

小倉丸への分岐
小倉丸への分岐

本丸方向へ進むと竪堀があり少し進んだところは明神丸と本丸をつなぐ帯曲輪で門跡があります。

竪堀
竪堀

帯曲輪門跡
帯曲輪門跡

■明神丸

門跡を右に進むと明神丸で二の丸とも呼ばれます。ここからの眺めは絶景です。明神丸には剣山遙拝所の礎石と基段が残っています。

明神丸明神丸より明神丸
明神丸

剣山遙拝所
剣山遙拝所

■本丸

帯曲輪に戻り進んでいくと本丸で立派な石垣の本丸虎口が現れます。本丸は周囲に石垣が組まれています。

帯曲輪
帯曲輪

本丸虎口本丸虎口
本丸虎口

本丸石垣本丸石垣
本丸石垣

本丸には、若宮神社がひっそりと祀られていました。本丸の西側一段さがったところには釜床跡(炊事場)があります。

本丸本丸
本丸

若宮神社
若宮神社

釜床跡
釜床跡

本丸石垣
本丸石垣

小倉丸へ向かいます。今度はどんどん下っていきます。途中で城内最大規模の堀切がありますが、ここに才蔵丸からの道がつながっているようです。

堀切堀切
堀切

明るく開けたところに出て対面にあるのが小倉丸です。

■小倉丸

小倉丸小倉丸

小倉丸の方向へ。

小倉丸へ
小倉丸へ

小倉丸は本丸の南側を防御するように作られた細長い曲輪で、曲輪の西南には高さ2メートルの土塁があります。土塁の先端には櫓台。

小倉丸
小倉丸

土塁
土塁

櫓台櫓台
櫓台

山城、かつ、あまりの猛暑でタオルもポロシャツも汗で重くびしょびしょなので、この辺で休憩し、誰もくるはずないのでポロシャツ脱いで絞りました。えー、こんなに?っ水道で洗ってる途中に絞ったっていうくらい大量の汗が絞り出されたのにはびっくり。歩きながら汗を拭いていたタオルでさえ同じ状態。さすがにこんなに汗かいたら脱水するよー。これで今日の計画変更は大正解と納得しました。動画撮っておけばよかった。。。

小倉丸から出て椎丸方向へ進むと、小倉丸土塁の外側の空堀が見られます。

小倉丸空堀
小倉丸空堀

椎丸へ
椎丸へ

■椎丸・水ノ手丸・陰滝

残すは椎丸と水ノ手丸で下るだけと思っていたのが違いました。椎丸までもアップダウン、水ノ手丸へもアップダウンでした。

椎丸椎丸椎丸
椎丸

水ノ手丸へはトラロープの張られた下りを進み、再度登って到着です。

水ノ手丸へ
水ノ手丸へ

水ノ手丸水ノ手丸
水ノ手丸

ここからは陰滝を経由して下城です。水ノ手丸から降りていくと貯水池にでました。今は大きな池はなく水が流れています。

貯水池貯水池
貯水池

貯水池から降りていくと鎖が貼られた急な岩場にでます。パンフレットにも「鎖を伝って登り下りすること」と書かれています。ここを下りて振り返ると、陰滝です。小さいながらいい滝。

岩場
岩場

陰滝陰滝
陰滝

あとは下りていくだけ、登城口に戻ってきたのは8:40、2時間10分の散策でした。駐車場ではドア開いた陰でまたポロシャツを絞りました。

阿波おどり会館
阿波おどり会館

次は勝瑞城ですが、寄り道してドラクエウォークのおみやげになっている阿波おどり会館を経由しました。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #2-2 洲本城

淡路SA淡路SA
淡路SA

予定より1時間前倒しの11:35ごろ赤穂城を出ました。洲本城へ向かう途中、明石城行けないかなとも思いましたがやめました。明石海峡大橋を渡ってすぐある淡路SAで小休止。ここからの眺めは絶景でした。

■ 洲本城 ■

洲本城は兵庫県洲本市(淡路島)の標高約133メートルの三熊山にある続日本100名城の164番、国指定史跡(上の城)です。洲本城の上の城は安宅氏が築き、のちに脇坂安治が城主となり今に残る総石垣の城に大改修されました。天守台には鉄筋コンクリート造の日本最古の模擬天守閣があります。洲本城(下の城)の現在見られる石垣や堀が造られたのは、蜂須賀氏によるものだそうです。

■下の城

淡路文化史料館
淡路文化史料館

洲本城(下の城)内にある淡路文化史料館には14:00ごろ到着しました。周辺の石垣や堀をさっと散策します。

石垣と堀石垣と堀石垣と堀
石垣と堀

上の城
上の城

こちらからも上の城が見えました。

洲本城スタンプ洲本城御城印

スタンプと御城印(200円)をゲットし、上の城へ向かいます。

■馬屋・大手門付近

案内図洲本城跡駐車場
洲本城跡駐車場

洲本城跡駐車場には14:20ごろ到着、東側から本丸、西側と回っていくことにします。駐車場から階段を登ると腰曲輪です。近くに二段積みの石垣を見ることができます。

腰曲輪
腰曲輪

二段積みの石垣
二段積みの石垣

少し登ると大手門跡。左側は駐車場にもなっている馬屋(月見台)で、紀淡海峡を望むことができます。

大手門跡大手門跡
大手門跡

馬屋馬屋馬屋より紀淡海峡のぞむ
馬屋

■東の丸(水の手曲輪)

大手門跡東側の石段を登った先は、大きく南北で分かれた東の丸の南側、水の手曲輪です。日月の池を中心に小曲輪群を構成しています。池の脇には日月の井戸があります。

日月の池
日月の池

日月の井戸
日月の井戸

水の手曲輪北側東西に伸びる道を東へ進んでいくと東二の門。手前左側へ登ると東の丸の二段曲輪がありますが、そこはのちほど。

水の手曲輪水の手曲輪
水の手曲輪

東二の門東二の門
東二の門

■武者溜

武者溜武者溜武者溜武者溜
武者溜

東二の門をすぎたところは武者溜で、洲本城の東端に位置する最大規模の曲輪です。東側には麓につながる城への虎口、東一の門があります。東端部からの眺望も素晴らしいです。

武者溜南側石垣
武者溜南側石垣

東一の門東一の門
東一の門

武者溜より
武者溜より

武者溜北側石垣
武者溜北側石垣

西側では東の丸高石垣や東登り石垣を見ることができます。洲本城には登り石垣が西と東に2つあります。このあたりでは野生の鹿さんにも会えました。

東の丸高石垣
東の丸高石垣

東登り石垣
東登り石垣(奥)

武者溜

■東の丸(二段曲輪)

東二の門に戻り、東の丸北側に登ります。

東の丸北側へ
東の丸北側へ

一段登ると曲輪があり、その先には洲本城で最も古い石垣の東の丸二段曲輪石垣があります。石垣を登ると東の丸二段曲輪です。

曲輪
曲輪

東の丸二段曲輪石垣東の丸二段曲輪石垣
東の丸二段曲輪石垣

P1011868
武者溜

東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪
東の丸二段曲輪

西に進むと一段下り、正面に本丸石垣、山里曲輪、坂に並ぶ十二支神社が見えます。

本丸石垣、山里曲輪、十二支神社
本丸石垣、山里曲輪、十二支神社

■山里曲輪

そのまま西に下りたところには八王子木戸と呼ばれる門跡があり、先の狭い坂道には先ほど見えた十二支神社がならんでいました。

八王子木戸八王子木戸
八王子木戸

十二支神社
十二支神社

戻って本丸方向へ進むと右側にあるのが山里曲輪で脇坂安治実母の住居跡です。山里曲輪の北西隅の本丸石垣は小天守台です。

山里曲輪
山里曲輪

小天守台
小天守台

■本丸

本丸大石段
本丸大石段

本丸大石段を登り、本丸虎口から本丸へ入ります。本丸虎口は食違の内枡形虎口で大手口です。

本丸虎口
本丸虎口

武者走台
武者走台

本丸
本丸

天守台には模擬天守。失礼ですが初めて写真で見た時も「なんだこりゃ」、実物見ても「なんだこりゃ」には変わりません。絵本に出てくる竜宮城みたいでかわいくも見えますが。日本最古の模擬天守ということで参考にするものがなかったんでしょう。

天守台・模擬天守天守台・模擬天守
天守台・模擬天守

天守台への石段を登ったところが小天守台、左に進むと天守台です。天守台からは城下と大浜海岸を一望できます。模擬天守は以前は展望台として登れたそうですが老朽化が進み、現在は下からのぞくことができるようになっています。

小天守台
小天守台

東の丸をのぞむ
東の丸をのぞむ

大浜海岸のぞむ
大浜海岸のぞむ

天守台

模擬天守模擬天守
模擬天守

天守台から石垣復旧工事のため立ち入り禁止になっている搦手と搦手虎口を眺めました。

搦手
搦手

搦手虎口搦手虎口
搦手虎口

本丸には芝右衛門大明神と掲げられた芝居好きの狸「芝右衛門狸」を祀った祠があります。

芝右衛門大明神芝右衛門大明神
芝右衛門大明神

■南の丸・搦手

本丸から降りてきて南側にあるのが南の丸です。東西に分かれていて、東側の東南隅には櫓台跡がありますが、その石垣は拡張されたあとが確認でき、稜線が二重になっています。

南の丸(東側)南の丸(東側)南の丸(東側)
南の丸(東側)

南の丸隅櫓跡南の丸隅櫓跡
南の丸隅櫓跡

本丸と南の丸の間の道を西に進んで突当り左に曲がると三熊梅園で南の丸の西側になり、右に曲がると搦手、西の丸方面です。

三熊梅園(南の丸の西側)
三熊梅園(南の丸の西側)

搦手口から本丸へは石垣復旧工事で入れません。西の丸方面へ進むと、南の丸の西側一段下がった場所に食物を保管する蔵などが建てられていたと思われる籾蔵、その先に西門があり、外枡形の虎口になっています。

搦手口
搦手口

籾蔵
籾蔵

西門西門
西門

■西の丸

西門から西の丸へは少し歩きます。西の丸の直前右側に残念石があります。石垣に使用されるはずだった石で矢穴が残っています。西の丸は奥に長く続く、崖と石垣に囲まれた曲輪です。一番奥にある道を一段下がると西の丸石垣を見ることができます。散策も大詰め、最後に西の登り石垣をめざします。

残念石
残念石

西の丸西の丸西の丸
西の丸

西の丸石垣西の丸石垣
西の丸石垣

■西登り石垣

仮階段仮階段

分岐右へ
分岐右へ

搦手まで戻り北に進むと道は工事で立ち入り禁止になっていますが、左手前に仮階段をおり下り道を10分ほど進むと、西登り石垣を見ることができます。登り石垣は下の城と上の城を結ぶように築かれていたそうです。登り石垣は彦根城で見たことがありますが、あまり見られない珍しいものです。

西登り石垣西登り石垣西登り石垣
西登り石垣

さて、今来たこの道を戻るのはとてもタフでした。

これで散策はおしまい、駐車場に戻ってきたのは17時ごろで約2時間40分の散策となりました。

■ ドラゴンクエスト記念碑 ■

ドラゴンクエスト記念碑ドラゴンクエスト記念碑
ドラゴンクエスト記念碑

明日は徳島・香川のお城なので宿泊先は徳島の鳴門ですがその前に!なんと洲本市民広場にはドラゴンクエスト記念碑があるんです。ドラクエ生みの親・堀井雄二氏は洲本市出身で、2017年にシリーズ誕生30周年を記念して建てられたそうです。ドラクエウォークのおみやげにもなっているので、立ち寄りました。洲本市民広場としての駐車場はないですが、そばのエディオンのコインパーキングが初回1時間無料でした。ドラゴンクエスト記念碑はロトのつるぎ・ロトの盾・スライムがならんだ可愛い碑でした。

ざるそば

1時間ほどで今日の宿、NEXEL α鳴門に到着しました。夕飯は鳴門駅前まで徒歩圏内なので居酒屋に行く計画をしていましたが、軽い熱中症にでもなったようで体調すぐれず、近くのローソンで調達しました。アイス食べたら回復したので大浴場とサウナを楽しんだ後に夕飯。体調は絶好調でもないので、ざるそばはカラダに優しかった。。。

明日は一宮城勝瑞城引田城徳島城と盛りだくさんです。