さて大詰めが近づいてきた秩父札所巡り。今日は三十一番からで、いつもの見慣れた道を行って途中から小鹿野方面に行く。三十一番と三十二番は小鹿野にあるからその二つ参る予定。昼飯も本で見て三十一番の手前にある観音茶屋と決めていた。観音茶屋は割と大きな建物でちゃんとしてる雰囲気。
名物は鬼ころり。鬼ころりとは里芋とそば粉を練った揚げ物なんだそうだが、その由来は昔、観音山に鬼が居て夜な夜な里に出てきては村人達を困らせていた。茶屋のばあさん考えて、山芋とそば粉を材料においしい料理をこしらえて出てきた鬼に食べさせた。鬼は料理に舌鼓を打ちそれ以来ばあさんの言うことを聞くようになったというもの。 |
ということで観音そば・鬼ころりセット。そばもうまいし、鬼ころりはわさび醤油でいただくがたしかに初めて食べる味だ。なかなかおいしい。素朴な味で昔に戻ったような気分。その他、みかんくれたり、興味深かったのはお茶。秩父で栽培してるお茶なんだとか。この店サービスもよくて、おばちゃんが明るく接してくれて気持ちいい。食事のあとお土産コーナーを見る。沢山のお土産や特産品などがそろっている。さっきのお茶で三十一番参拝記念の包装になった巡礼仙茶というのがあったので記念に購入。 |
■札所三十一番 鷲窟山 観音院(曹洞宗) 本尊:聖観世音
ご詠歌:みやま路を かきわけたずね ゆきみれば 鷲のいわやに ひびく滝つ瀬
さて三十一番観音院。観音茶屋の先を進むと行き止まったところが駐車場と仁王門。門の横にもお土産屋。山門の仁王像は日本最大級の石像で立派なものだ。その先が296段の石段。かなり疲れそうだ。テンポよく登っていったのだが。。。あっ、大事なもの忘れた!そう、納経軸をクルマに置いてきちゃった。ここまで登ったのに、はー、疲れちゃうぞ。でも軸がなくては意味がない。一旦クルマに戻った。おかげで息は上がってチョー疲れた。石段の両脇には多くの碑や仏像が所々にある。
石段を登りきると断崖絶壁がありその麓に観音堂などが建っており、いかにも霊場という雰囲気。左側には聖浄の滝と池。滝の水量は多くなく、ちょっと写真でもわかりにくいな。左側の断崖の大岩には磨崖佛という岩に刻まれた仏様がすごく沢山あって心が休まる。 |
さて次は予定では三十二番だったけど、ここに来る途中に道案内があった毘沙門水に行こうということになった。
毘沙門水は平成の水100選に指定された名水。三十二番は少し離れてるし時間もないから、そこに行って今日は帰ることにした。行きにも気になった水子地蔵寺で一枚写真を撮った。すごい数の水子地蔵が祀られている。 |
西秩父桃湖を通り、現地に着くとちゃんと整備されていて蛇口から取れるようになっていた。前にクルマ3台止まっててどれもすごい数のポリタンクやペットボトル持参で汲みにきている。そんなに持って帰って使い切れるの? |
風呂までこの水で入るつもりじゃないよね、って感じ。俺らはかわいいもんでペットと非常用ポリ袋で6リットル入るやつ。俺はこの6リットルで飯炊くつもり。
さて帰り、途中、合角(かっかく)ダムに寄る。事務所に展示室があって、今話題?のダムカードをゲット。へー、こんなのがあったんだ。これからはダム巡りもしないとだめかな。
途中道の駅龍勢会館へ寄ったら、なにやらいい感じの建物が。秩父事件120周年記念映画、草の乱のセットが移築されたそうな。
夜はこだま温泉で風呂入って夜は夢庵。またまた鍋だ。んでスーパーで水保管用にボトルを買ってきた。早速明日から朝ご飯は名水ご飯だぞ。 |