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旅行中に西国三十三所の先達グッズが届いていた。中には袈裟、頭陀袋、軸装納経帳と名札。そして案内の記載された紙。
これで先達として就任したことになったので、2巡目いつ開始しようか。2巡目からはもう少しひとつひとつの寺のことを調べてゆっくりと回りたいと思っている。
今日郵便局へ行って、先達申請書を送付しました。現金書留の封筒って20円なんですねー。あのつくりでこの値段は安い!と変なところで感心しました。
早朝、3時に起きるつもりがきづけば6時。急いで仕度して6時半に出発し、岐阜の華厳寺へ向かった。予想どおり、渋滞には巻き込まれなかったものの、現地に着いたのは12時半ごろと丁度6時間。CTにしてからホントゆっくり走るからなぁ。思いのほか時間が掛かる。GSまでの頃だったら5時間コースだろう。
それはさておき、華厳寺にて、先達申請書なるものを頂いて参りました。先達について、昨日のつづき。先達になるには、別途申請料がかかります。先達の場合は1万円で、中先達、大先達も1万円。それ以降は各3万円、最後の特任大先達は30万円だそうです。先達申請で1万円かかりますが、先達就任特典として、袈裟、頭陀袋、軸装納経帳、名札がもらえます。さらに先達と一緒に参拝された方には詠歌護符が授与されます。さらに札所会主催の行事案内がきます。
お参り後、予定通り参道にある水谷美術という店で、先日散華台紙と額縁を買ったときのおばちゃんに表装のことを伝えていろいろサンプルとか見せてもらって、お願いしてきた。おばちゃん、顔覚えてくれてて、高いやつと安いやつで迷ったけど、結局35,000円の箔入緞子(どんす)を、こないだ買った時負けてくれたからわざわざ来ました~とか、次の坂東も西国も今度は高いやつでお願いしますから~とか、はるばる埼玉から来たし~とか言ってまけてもらって30,000円に。仕上がりは12月中旬。楽しみである。
ということで今日は最初から日帰りのつもりだったので、14時ごろ現地出発、まっすぐ帰ってきました。
今日から三連休、昨日一人で飲みに行ってそのまま泊まって昼すぎに帰宅。三連休どこか行きたいなと思って、本当は今日の早朝とか逆に夕方前あたりに出発して、なんて考えていたけど、なんだか疲れちゃった。
ということで明日の早朝3時すぎとかに起きて出かけることにした。どこへ?なんとまた、岐阜の華厳寺。華厳寺は10月中旬にお参りし、めでたく西国三十三所、および日本百観音の満願を迎えた西国三十三所の第三十三番。それでなぜまた同じところにこんなにすぐ行くのか?
知らなかったが、西国三十三所には先達会というものがある。古来より巡拝案内、おつとめの導師などを勤められる方を先達(せんだつ)と呼んでいる。「札所会では現代にマッチした先達様を募集しています。ご家族や友人をお連れして再び西国巡礼に旅立ってください。」とのこと。先達になるための資格は、「西国三十三所霊場を巡拝し、信仰心のある方」で、「一度巡拝された方は先達に、先達として二度巡拝された方は中先達に、中先達として三度巡拝された方は大先達に」というようにその称号も巡拝回数によりだんだんあがっていく。ということで、一度目の満願を迎えることができ資格もあるわけで、満願の記念と今後も続けていくという意思表明を兼ね、申請しようかなと思った次第。
申請のためには、西国三十三所のお寺の納経所にて、満願の確認をもらい、申請用紙をいただく必要があるのだ。それで行ってこようという計画。西国三十三所のお寺ならどこでもいいわけだが、一番近いし、三連休の大渋滞に巻き込まれなさそうなルートを使えるということで。それともうひとつ、満願して随分経ってしまったが秩父三十四箇所の掛け軸を華厳寺参道にあるお店で表装してもらおうかなと。
やっと今日西国三十三所の結願した。坂東、秩父はもう結願してるので、これで日本百観音を結願したということだ。
西国三十三所の最後は結願寺(三十三番)の華厳寺で、岐阜県の揖斐川町にある天台宗の寺で、ご本尊は十一面観世音菩薩。朝6時15分頃出て、渋滞らしい渋滞にはほとんど会わずに現地には13時過ぎに到着。高速は90km/hを基本として行ったので距離の割には時間は掛かったけどその代わり行きの燃費は24.3km/Lと好成績!
さすがに西国の結願所、参道はとても長く、桜並木、土産物店、飲食店など、多くの店が立ち並んでいて参拝客も多く、この賑わいが、なんとなく今日の結願を祝ってくれてると思えるほど、気持ちは高ぶっていた。
仁王門をくぐるとゆったりとした坂道で左右に諸堂があり、突き当りの石段を登ったところが本堂。お参りしてから御朱印をいただくのだが、なんとここの御朱印は現在・過去・未来を示す3つセット(なので納経料も3倍!)。
そして今回西国三十三所を急いで回る理由となった、散華をいただく。散華は西国三十三所の各お寺で納経をすると貰える蓮の形の小さな色紙。初めてもらったのは西国三十三所を回りだした2010年10月、おじいちゃんの法要で京都に行ったときに前泊で行った、奈良の興福寺南円堂である。坂東、秩父では配布していないので、西国はこういうのをくれるんだ程度に思ってたのが、たまたま今年回ったお寺で散華の配布は来年3月までというのを知り、なんとしてでもそれまでに全部回らなきゃ!ということになった次第。この散華の配布はJR西日本実施の「駅からはじまる西国三十三所めぐり」によるもので、実施期間は2010年10月から平成2014年3月まで。ということは、最初にもらったときが絶妙なタイミングだったわけだ。
本堂では戒壇めぐりもあった。善光寺系以外では初めて見た。なんと良心的な100円で入れる。善光寺同様、暗闇の中で錠前に触れるということだが、見つからないうちに出口に来てしまった。だって入り口のおじさん、別の参拝客と話してて、何にも事前に教えてくれなかったし。ということで、手すりをまたいで2周目。誰かが右側にあると言ってるのが聞こえたので、今度は右を探すと、、、あった、すごく巨大なのが!善光寺の手で握れるようなものを想像してたので、わからないはずだ。一安心である。
先ほどいただいた3つの御朱印は、それぞれ、本堂、満願堂、笈摺堂を指すとのことで、本堂向かって左側の笈摺堂、そのあと更に左奥石段を登った左記にある満願堂をお参りして、これで終了かと思ったところで、満願堂の脇に奥之院を指す案内発見。てっきり満願堂が奥之院と勘違いしてた。せっかくなので奥之院もお参りしよう!
これが思いのほか難関だった。結果からすると奥之院までは約1.5km(途中で知った)の山登りだったのだ。行けども行けどもお堂があるような気配にならず。奥之院への参道脇には西国三十三所の各お寺の祠とお地蔵様が祀られていて、こんだけ歩いて登ってきたのに、まだ二十番?的な、この先を思うとホントに引き返そうかと思うくらい、きつい山道。疲れるし崖っぷちの参道なので、これ落ちたら絶対見つけてもらえないなという不安にもかられる。やっとの思いで奥之院に。途中出会ったのは、男性一人とカップルの3人だけ。それも登り始めのときだから、行って来たかどうかは不明。あんなに賑わっていたのにここまで来る人はほとんどいないってことのようだ。もう少しいてもよさそうなものだけどなぁ。なぜなら境内にあった案内図ではすごく近いと思わせる書き方だし。でも来てよかった。この山道は修行、ここまで参ってほんとに結願した!という達成感が増すというものだ。他の人来てないし。帰り道は下りなので、楽ちんだったが道を間違え、大きな池に出たと思うと本堂向かって右側にたどり着いた。お寺の参拝でこんな苦労をしたのは初めて。
そうそう、最後に思い出したこと、本堂正面向拝の左右の柱には「精進落としの鯉」という、銅製の鯉が打ち付けられていてこの寺で満願した者は、その記念にこの鯉に触れる習わしがあるというもの。思い出してよかった、触りました。
奥之院行ったのもあって、13時過ぎに到着し、すでに16時前。駐車場へ戻る参道で、水谷美術という掛軸表装専門店に、散華を貼る台紙で綺麗なのがあったので、額縁と一緒に4000円のところ3500円にて購入。以前買っておいた500円の台紙はただ貼るだけの薄っぺらいものだったので、せっかくだから豪華にしようと奮発したのだった。
さて帰りには、近くに谷汲駅廃線跡にも立ち寄る。谷汲駅は、岐阜県揖斐郡谷汲村(現、揖斐川町)にあった名鉄谷汲線の駅で、2001年9月30日の営業限りで、同線の廃止とともに廃駅となった。現地で場所を調べると華厳寺の山門のすぐ横にあった。レトロな車両が2つ、展示もされている。
実は今日は横蔵寺という同じ揖斐川町にあるお寺にも行くつもりだったが、この時間では無理ということで帰路につき、12時すぎ帰宅。
朝、大広間で朝食取りながらきこえてくるのは、雨音。降ることは初めから分かってたことだけど、朝から降ってたらどんどん強くなる一方ってこと?
船がいつでなくなるかわかんないけど、とりあえず行くっきゃない!高速は使わずに下で行くことにしして、道はかなり空いてるいい感じなんだけど、健康ランド出た時とはうってかわっての大雨、これマシでヤバくね?ってくらい。そんな天気がしばらく続いたんだけど、だんだん雨も普通になってきて、船が出る長浜港についた時も、船の先客が並んでるのが見えたので一安心、とりあえず船は出るようだ。つづく
今日は西国三十三箇所の第三十番、宝厳寺目指して西へ。大抵一人旅だけど今回はじゅんきちさんも参加で、彼は午前中仕事だから15時前に出発。
今日は岐阜の東洋健康ランドに行くだけ、夜到着して風呂入って飲んで寝て明日朝早く出る計画。いたって順調に渋滞全くなく現地に着いて、ゆっくり風呂入り、お広間で夕飯。何度か利用したことのあるこの施設だが、大広間での食事は深夜超えても可能ってこと、改めて確認できたのは良かった。奈良健康ランドとともに旅の拠点としては最高である。
今日は順調だったけど問題は明日。台風18号が明日明後日い直撃予想だからだ。明日竹生島への船、ちゃんと運行せてくれればいいけど心配。
今日はもともとは姫路近辺にある西国三十三所のお寺をいくつか、そしてできたら今大改修工事中の姫路城も見れたらいいなという計画。朝大阪を出て姫路へ向かったが、またもやるす子、変なナビしやがったんじゃないか?てっきり吹田かなんかから名神と思ってたらなんだか途中で違うらしいと気づくが時すでに遅し。阪神高速でそのまま神戸に行くルートだった。そしたらまたもや大大渋滞。信じられん。まぁ名神行って混んでたかどうかは知らないが。結局姫路に着いたの1:30くらいになっちゃったよ。大阪から姫路に行くのにどんだけ掛かってんだよ!バカるす子!途中で、こりゃ計画どおりにはいかないなということで、まずはお寺に行こう、姫路城は今日はないなと。
西国三十三所第二十七番の書寫山圓教寺は康保三年(966)性空(しょうくう)上人によって開かれた天台宗の別格本山で、「西の比叡山」とよばれるほどのお寺である。姫路市街の北方に位置する書写山(371メートル)の山上にある。
当然歩いて昔の人は歩いて登ったんだろうけど、今は書写山ロープウェイで登れる。発車時刻は毎時00・15・30・45分とかなり便利に運行していて往復で900円。なお、参拝料は500円。
ロープウェイ山上駅から仁王門までの「西国巡礼の道」と呼ばれる登りの参道の左右には、西国三十三所の各札所本尊を表した銅像が設置されている。仁王門を通り、寿量院、圓教寺会館、十妙院を過ぎると、道は「権現坂」という下りの階段。この辺りから何やらキャーキャーと言った沢山の子供の声が聞こえてきた。何があるんだろう?と思いながら下っていくと摩尼殿の縁下に出た。沢山の子供たちは学校の行事なのだろう、先生に引率されて境内で何やら宝探しゲームのようなことを楽しんでいるようだった。参拝者が写るのは全く気にしないけど、子供たちかぁと少しためらう。
崖上に建てられた観音堂である摩尼殿のマニとは梵語の如意のことでここに本尊の六臂如意輪観世音菩薩が安置されている。大正時代に焼失したため昭和に再建されたものだが、伝統様式による木造建築で国の登録有形文化財に登録されている。お堂は見た感じも昭和に再建されたようには見えない。とは言っても80年経ってるのでそりゃそうかもしれない。
写真に写っているとおり、子供たちがわんさか。写真の程度じゃない、それこそ境内の至るところにわんさか、キャーキャー。でもさすがに摩尼殿の中には入っちゃダメと言われているのか一人も子供は中にはいなくて、参拝は落ち着いて出来た。
御朱印を頂いた後、向かったのは摩尼殿の裏手から山道を徒歩数分の三つの堂。目に飛び込んできたのは、広場を囲んで、右に大講堂、正面に食堂(じきどう)、左に常行堂の三つの堂が「コ」の字に並んだ一角。これはあまりの景観に圧倒される。これら三つの堂は全て国の重要文化財。見た目には国宝級だと思うけど、国宝と重文の違いは見た目のインパクトだけじゃないんでしょうね。それよりもここ、実はあのトム・クルーズ主演の「ラストサムライ」のロケ地である。食堂は内部にも入れ二階は宝物館にもなっている。写真右は食堂の二階からのもので左に大講堂、右に常行堂、奥の塀の向こうにあるのが本多家廟屋(姫路城城主本多家の墓所)である。なぜだかこの一角はずっとここにいたいと思わせる不思議な空間だった。
ここから更に奥の方には、奥之院(開山堂、護法堂、護法堂拝殿、不動堂)があるが、重要文化財に指定された護法堂は残念ながら改修中(?)でシートに覆われており見ることはできなかった。さらに三つの堂下方には鐘楼(重要文化財)、法華堂、榊原家墓所、金剛堂(重要文化財)がある。
ということで見られるところは全部見ようと見て回り、とにかく広大な境内で写真撮ったりしてたら、あっという間に2時間経っていた。3:45のロープウェイで下り、この時間だとそろそろ帰りどきなので素直に帰って家に着いたのは日が変わって1時前。今回の旅行、苦労した割にはお寺ひとつしか回れなかったのは、計画性の無さのためか。西国三十三所のお寺はこの近辺にあと2つあるし、また近いうちにリベンジっていうか、次もこの辺に来ることになるだろう。
圓教寺にて撮ったその他写真の数々はこちら > 西国三十三所 第二十七番圓教寺
昨日仕事終えて予定通り関西方面へ出発。京都に泊まって朝早く姫路方面へ向かう予定としていた。
相変わらず、るす子(ナビのねえちゃんのことをこう呼んでいる)がバカで、横浜経由でナビしやがったおかげでチョー渋滞の連続、素直に自分の考えを貫き、渋谷経由で東名にすればよかった。今思えば全部るす子のせいだ。
高速の休日割引適用のために深夜12時を超えてから高速を降りるように着かなければならないので多少渋滞は構わなかったんだけど、予定より大幅に遅れて京都に着いたのは1:15ごろ。それから飯食ってから駅前のサウナに泊まるつもりだった。ところが飯ちょっとのんびりしすぎてサウナに着いたのは3時ちょいすぎ。ここで想定外のできごとが!なーんとサウナ、3~5時は入館できません!なんだとー!かと言って5時まで待つのももったいない。5時まで待つくらいなら少しでも近づいたほうが懸命。ということで再度クルマを西に走らせた。さてどうしようか、このまま姫路まで行ってクルマの中で寝るか、それとも大阪あたりまで言っておなじくサウナかなんかでちゃんと休むか。
結果大阪で泊まることにして着いたのは5時前。うん、これなら京都で5時まで待つよりはよかったかも。それにしてもるす子のせいでとにかくチョー疲れた旅行一日目。