広島・山口城めぐりの旅 #3-2 新高山城

今回の城めぐりの旅、最後に訪れるのは新高山城です。新高山城は広島県三原市にある続日本100名城の173番、国の史跡に指定されています。

12:10ごろ本郷生涯学習センターに到着、こちらでスタンプをゲットしました(御城印はうきしろロビーで入手済み)。

本郷生涯学習センター
本郷生涯学習センター

#173 新高山城スタンプ

■ 新高山城 ■

12:20ごろ新高山城跡駐車場に到着。

新高山城跡駐車場
新高山城跡駐車場

新高山城登城案内
新高山城登城案内

新高山城登城道入口
新高山城登城道入口

登城道登城道大説明板大説明板

登城案内によれば登城道を進んで番所跡まで出て、そこで分岐して鐘の段へ行くようになっていますが、途中で鐘の段へ行く道への分岐がある情報を得ていたので、効率考え先に鐘の段へ行きます。登城道左側にあるその分岐の表示が「ノ」しか残ってなく、なんともわかりにくいです。

鐘の段への分岐鐘の段への分岐
鐘の段への分岐

■鐘の段

道を進んでいくと鐘の段を取り囲む八百段に出ました。鐘の段西側の八百段の手前右に登る道があり、そこを登ると鐘の段です。

八百段(鐘の段東側)八百段(鐘の段東側)
八百段(鐘の段東側)

八百段(鐘の段南西側)
八百段(鐘の段南西側)

八百段(鐘の段西側)
八百段(鐘の段西側)

鐘の段鐘の段
鐘の段

鐘の段北側郭
鐘の段北側郭

■番所跡

鐘の段の北側の郭を北に進んでいくと元の登城道に合流します。合流地点が番所跡で、番所跡は上から軽石の段、中の段、下の段となっています。

番所跡(下の段)
番所跡(下の段)

番所跡(中の段)
番所跡(中の段)

番所跡(軽石の段)
番所跡(軽石の段)

番所跡から登城道を道なりに進んでいくと匡真寺跡。

■匡真寺跡

匡真寺跡は小早川氏の菩提寺の跡です。

匡真寺跡匡真寺跡

匡真寺跡北東隅から中の丸に向かうかなり急な登城道を進むと途中でベンチがあったので休憩しましたが、不安定でかなり危ない!

中の丸へ中の丸へ

■中の丸(西側)

登城道石段を登ったところは門跡で、そこから西側の中の丸です。ここと本丸の北側の中の丸、釣井の段、東の丸が二の丸にあたります。

中の丸(西側)
中の丸(西側)

中の丸土壇
中の丸土壇

中の丸の土壇にはあとで行くことにして本丸へ登ります。手前に崩れた石垣が残っています。

崩れた石垣
崩れた石垣

■本丸

本丸に出たところは本丸の南西隅で桝形土塁が残り、本丸の北東部には大きな建物の礎石が残っています。

桝形土塁
桝形土塁

本丸本丸
本丸

礎石
礎石

本丸東側へ進むと詰の丸です。

詰の丸へ
詰の丸へ

■詰の丸

詰の丸は新高山の山頂で多くの巨石と石仏や石碑がありました。新高山は廃城後も修験道の山だったそうです。眺望はすばらしく、眼下の沼田川の対岸に小早川隆景が以前居城にしていた高山城があった高山や、新幹線が見えます。新幹線の動画を撮りたくて10分以上粘りました。

詰の丸詰の丸詰の丸
詰の丸

高山
高山

新幹線
新幹線

沼田川と本郷の街並み
沼田川と本郷の街並み

さて本丸へ戻り、北側にある虎口(大手門跡)から釣井の段の方へ下りていきます。

大手門跡
大手門跡

■釣井の段

釣井の段は上下二段からなる城内最大の郭で6つの円形石積井戸が残っています。東側にはライゲンガ丸とその奥に東の丸。

釣井の段
釣井の段

円形石積井戸円形石積井戸円形石積井戸円形石積井戸
円形石積井戸

ライゲンガ丸と東の丸(奥)
ライゲンガ丸と東の丸(奥)

■中の丸

釣井の段の西側には北側の中の丸があります。

中の丸(北側)中の丸(北側)
中の丸(北側)

東側の中の丸に戻り、土壇へ。

中の丸土壇中の丸土壇中の丸土壇
中の丸土壇

西の丸へ
西の丸へ

■西の丸・北の丸

中の丸に西側に配置されているのが西の丸、西の丸の北西に北の丸、これらが三の丸にあたります。西の丸の東端の郭は石弓の段で二の丸を守る箱薬研の堀切の役割を果たしています。

石弓の段
石弓の段

西の丸西の丸西の丸
西の丸

北の丸北の丸北の丸
北の丸

北の丸を見て新高山城の散策はおわりにし、14:30ごろ駐車場へ戻ってきました。

新高山城

15:25ごろレンタカーを返却、15:44三原発の普通電車で福山までいき、16:35発ののぞみで帰路につき、21時前には熊谷に着きました。

ほぼ計画通りに今回の旅は終了です。おみやげはもみじ饅頭です。

もみじ饅頭

広島・山口城めぐりの旅 #3-1 郡山城

2泊3日の広島・山口めぐりの旅3日目。郡山城、新高山城を巡る予定です。

広島北ホテル
広島北ホテル

■ 郡山城 ■

早起きして7:00ごろ安芸高田市歴史民俗博物館へ到着、開館前なので場所だけ確認し、毛利元就公墓所参道駐車場へ。

郡山城跡案内図

郡山城は安芸高田市にある日本100名城の72番、国の史跡に指定されています。

毛利元就公墓所参道駐車場は大通院谷遺跡にあります。ここから毛利元就公墓所参道を経由して本丸へ行くルートにしました。

毛利元就公墓所参道駐車場
毛利元就公墓所参道駐車場

郡山城西端にある大通院谷遺跡では石塁を伴う屋敷跡、約100mの薬研堀が見つかりました。

薬研堀跡
薬研堀跡

大通院谷遺跡
大通院谷遺跡

■毛利元就公墓所

毛利元就公墓所参道
毛利元就公墓所参道

参道に入りしばらく登っていくと毛利元就・一族墓所(洞春寺跡)があります。百万一心碑は元就の「百万一心」の伝説を記念したものです。

毛利元就墓所(洞春寺跡)
毛利元就墓所(洞春寺跡)

毛利一族墓所(洞春寺跡)
毛利一族墓所(洞春寺跡)

毛利元就墓所(洞春寺跡)
毛利元就墓所(洞春寺跡)

百万一心碑
百万一心碑

■登城道

毛利元就公墓所の階段おりて右から登城道に入ります。

登城道登城道
登城道

少し上ったところに嘯岳禅師の墓があります。嘯岳禅師は元就火葬時の導師だそうです。天災被害なのか崩れしまっていましたが、直さないのかなぁ。

嘯岳禅師の墓
嘯岳禅師の墓

登城道(鹿発見!)
登城道(鹿発見!)

郡山第1号古墳
郡山第1号古墳

登城道(本丸へ350米)
登城道(本丸へ350米)

登城道(井戸の壇・御蔵屋敷下)
登城道(井戸の壇・御蔵屋敷下)

御蔵屋敷についたのは7:50ごろ。

■御蔵屋敷(下段)

郡山城は山頂にある本丸を中心として放射状の各尾根上に曲輪群が形成されています。御蔵屋敷跡は二の丸西側下の上下2段の曲輪です。

御蔵屋敷(下段)
御蔵屋敷(下段)

御蔵屋敷(上段)と二の丸(奥)
御蔵屋敷(上段)と二の丸(奥)

御蔵屋敷跡から本丸の周りを時計回りに散策していきます。

■釣井の壇

釣井の壇は本丸の西側にある曲輪で、城内に残る唯一の石組の井戸があります。

釣井の壇釣井の壇釣井の壇
釣井の壇

姫の丸壇へ
姫の丸壇へ

■姫の丸壇

姫の丸壇は本丸の北側にある曲輪で、百万一心石が発見されたと伝わります。

姫の丸壇姫の丸壇姫の丸壇姫の丸壇
姫の丸壇

釜屋の壇へ釜屋の壇へ
釜屋の壇へ

■釜屋の壇

釜屋の壇は本丸の北東側にある曲輪で、一番先は堀切をはさんで羽子の丸に続きます。

釜屋の壇釜屋の壇釜屋の壇釜屋の壇
釜屋の壇

羽子の丸
羽子の丸

釜屋の壇
釜屋の壇

厩の壇へ
厩の壇へ(分岐)

■厩の壇

厩の壇は本丸の南東にある曲輪です。尾根に沿った中心部の曲輪群と北側に分かれた曲輪群があります。釜屋の壇からの道で左右へ分かれる分岐があって、左に進むと北側の曲輪群、右を上に進むと中心部の曲輪群です。

厩の壇(北側)厩の壇(北側)厩の壇(北側)
厩の壇(北側)

厩の壇厩の壇厩の壇厩の壇
厩の壇

三の丸へ
三の丸へ

■三の丸

厩の壇から三の丸へ入ります。三の丸は石塁等によって東段、南段、西段に分割されています。

三の丸(南段)・石塁跡
三の丸(南段)・石塁跡

三の丸(東段)三の丸(東段)
三の丸(東段)

三の丸(西段)三の丸(西段)三の丸(西段)
三の丸(西段)

三の丸(西段)の北西隅から御蔵屋敷の方へ向かいます。左下側に三の丸石垣跡、進むと右側に二の丸虎口、正面は御蔵屋敷の上段です。

三の丸石垣跡三の丸石垣跡
三の丸石垣跡

二の丸虎口
二の丸虎口

■御蔵屋敷(上段)

御蔵屋敷(上段)
御蔵屋敷(上段)

御蔵屋敷(上段)土塁跡
御蔵屋敷(上段)土塁跡

■二の丸・本丸

二の丸虎口へ進み、二の丸へ。二の丸は本丸の南側にあります。

二の丸二の丸
二の丸

本丸
本丸

本丸の奥には櫓台があります。

本丸櫓台本丸櫓台本丸櫓台
本丸櫓台

本丸櫓台から本丸・二の丸のぞむ
本丸櫓台から本丸・二の丸のぞむ

御蔵屋敷(下段)まで下りて、勢溜の壇へ向かいます。

■勢溜の壇

勢溜の壇は、本丸の南西へ伸びる尾根を堀切で御蔵屋敷下段と区切って独立させた大きな曲輪です。

勢溜の壇勢溜の壇勢溜の壇勢溜の壇勢溜の壇

展望スポットです。9時前なのですが、朝靄で全く見えませんでした。

勢溜の壇勢溜の壇勢溜の壇
勢溜の壇

満願寺跡に向かいます。勢溜の壇を右手に進み大きく左下へ折れた先に満願寺方面への分岐があります。

満願寺方面への分岐
満願寺方面への分岐

■満願寺跡

満願寺跡満願寺跡満願寺跡

妙寿寺跡の案内標識があったので、予定していませんでしたが行ってみることに。途中道を間違えたものの、なんとかたどり着きました。

■妙寿寺跡

妙寿寺跡妙寿寺跡
妙寿寺跡

先ほどの分岐に戻り麓方向へ下りていくと、尾崎丸。

■尾崎丸

尾崎丸は毛利隆元が本城から移り住んだと伝わる曲輪で、北側は堀切と土塁で画されています。

尾崎丸尾崎丸堀切尾崎丸堀切尾崎丸尾崎丸尾崎丸尾崎丸
尾崎丸

戻って下へ進むとすぐ右に展望スポットとなっている曲輪があります。靄も晴れて街並みを見渡すことができました。

展望スポット展望スポット
展望スポット

さらに下りていくと本城への分岐です。本城へ向かいます。本城までの道はかなりの旧斜面になっていて道があるよなないような。帰りはこれ登るの?と先に覚悟がいるくらい。

本城への分岐本城へ本城へ本城へ本城へ

■本城

本城は、毛利元就が郡山全山を城郭とするまでの毛利氏の本城で、郡山の南東山麓に位置しています。

本城本丸南側の曲輪
本城本丸南側の曲輪

本城本丸
本城本丸
本城本丸

本城本丸から二の丸・三の丸のぞむ
本城本丸から二の丸・三の丸のぞむ

本城二の丸
本城二の丸

本城三の丸
本城三の丸

これでひととおり散策したので麓へ下りていきます。途中に展望台がありました。

展望台展望台

■山麓部(里)

山麓のエリアでは、興禅寺跡(郡山公園)、清神社、三矢の訓跡碑、毛利元就像、元就火葬場伝承地と順にみて、最後は毛利隆元墓所としました。

登城道入口
登城道入口

興禅寺跡(郡山公園)
興禅寺跡(郡山公園)

清神社
清神社

三矢の訓跡碑
三矢の訓跡碑

毛利元就像
毛利元就像

元就火葬場伝承地
元就火葬場伝承地

毛利隆元墓所
毛利隆元墓所

10:30頃、毛利元就公墓所参道駐車場に戻ってきて、安芸高田市歴史民俗博物館へ行き、スタンプと御城印をゲットしました。

安芸高田市歴史民俗博物館
安芸高田市歴史民俗博物館

#72 郡山城スタンプ郡山城御城印

3時間半程度の散策でしたが、くまなく見ることができた気がします。

次の新高山城までは75分くらいです。