お遍路さんの旅 5-4

さて、お遍路さんの旅 第5回の2日目です。6:15起床、朝風呂は眠いのでやめました。昨日は日が暮れて見えなかった部屋からの景色は、海も少し見える高台でなかなかのもの。いいホテルだなぁと素直に思います。

さて予定では6:30出発ですが、朝のお通じ、出来たら済ませたいので様子見しているところ。冷たい缶コーヒーで刺激後済ませて7時前出発です。

ということで今日はやはり無視せず行けるところまでにしようと思います。そう言ってる時点でやはり大洲城に行く気は失せてるようです。まずは39番へ向かいます。

■第39番札所 赤亀山 寺山院 延光寺

延光寺は土佐路の西南端、「修行の道場」最後の霊場です。真言宗智山派、本尊は薬師如来です。神亀元年に行基菩薩が聖武天皇の勅命を受け薬師如来刻んで本尊とし、本坊のほか十二坊を建立したのが開創とされます。その後弘法大師がこの寺を訪ね、桓武天皇の勅願所として再興、日光・月光菩薩像を安置して、七堂伽藍を整えたといいます。

延光寺 御朱印延光寺 御影延光寺 記念御影
延光寺 御朱印・御影
延光寺 本堂
延光寺 本堂
延光寺 大師堂
延光寺 大師堂
延光寺 赤亀の石像
延光寺 赤亀の石像

予定より18分遅れの7:33に到着。

赤い亀が境内にある池からいなくなったが、やがて銅の梵鐘を背負って竜宮城から戻ってきたという伝説があり、境内にはその赤亀の石像があります。また、弘法大師が再興時に掘ったとされる眼洗い井戸は眼病にも効くとされています。

ということで次の40番に向け出発したのは予定より21分遅れの8:06。遅れ拡大です。

さて、高知の霊場が終わり、次からいよいよ伊予の国、「菩提の道場」に入ります。

■第40番札平城山 薬師院 観自在寺

観自在寺は真言宗大覚寺派、本尊は弘法大師が刻んだとされる薬師如来です。一番霊山寺からもっとも遠くにあり「四国霊場の裏関所」とも呼ばれます。弘法大師が平城天皇の勅命を受けてこの地を訪れ、1本の霊木から本尊の薬師如来と脇侍の阿弥陀如来、十一面観音菩薩の三尊像を刻んで安置し、開創したとされます。

観自在寺 御朱印観自在寺 御影観自在寺 記念御影
観自在寺 御朱印・御影
観自在寺 本堂
観自在寺 本堂
観自在寺 大師堂
観自在寺 大師堂
観自在寺 栄かえる
観自在寺 栄かえる

8:47に到着。大師堂の回廊では四国八十八ヶ所のお砂踏ができたり、境内にある栄かえるは、撫でてお願い事をすると、親子孫と三かえる。お金がかえる。福がかえる。病気が引きかえるのご利益があるそうです。

さて次ですが、41番の前に日本100名城のひとつに選定されている宇和島城へ向かいます。20分遅れの9:20に出発し、さらに遅れが拡大して25分遅れ10:15到着です。

■宇和島城

桑折長屋門
桑折長屋門
苔むした石垣
苔むした石垣
井戸丸跡
井戸丸跡
三の門跡
三の門跡
二ノ丸跡
二ノ丸跡
櫛形門跡
櫛形門跡
天守
天守
天守最上階
天守最上階
城山郷土館(旧山里倉庫)
城山郷土館(旧山里倉庫)
宇和島城スタンプ
宇和島城スタンプ

宇和島城は、中世期にあった板島丸串城の跡に藤堂高虎によって築かれた近世城郭で、現存天守のうちのひとつです。標高74メートルの丘陵とその一帯に山頂の本丸を中心に囲むように二ノ丸、その北に藤兵衛丸、西側に代右衛門丸、藤兵衛丸の北に長門丸を中腹に配置した梯郭式の平山城となっています。

登城口は二か所ありますが、今回は城山下駐車場にとめて、桑折長屋門から入ります。井戸丸跡、二ノ丸、本丸と進み、いよいよ天守です。

天守見学料は200円、天守入口に日本100名城スタンプが設置されています。内部を見学して思うのは、大きくなくても現存天守はいいなぁということ。どんなに有名で大きな復元天守でも、鉄筋コンクリートでエレベーターもあり、内部は博物館みたいなのは、正直あまり好きではありません。

天守を見たあとは、藤兵衛丸へ行き月曜日の今日は定休日の旧山里倉庫である城山郷土館をチラッと見て、長門丸方から桑折長屋門へ戻るルートを取りました。見学所要時間85分と大幅に超過。実は大洲城には行かないとなれば、逆に時間をつぶさなくてはならないという状況です。

宇和島城を11:40に出発し、次の41番へ向かいます。

■第41番札所 稲荷山 護国院 龍光寺

龍光寺 御朱印龍光寺 御影
龍光寺 御朱印・御影
龍光寺 本堂
龍光寺 本堂
龍光寺 大師堂
龍光寺 大師堂
龍光寺
龍光寺

龍光寺は真言宗御室派、本尊は十一面観世音菩薩です。地元では「三間のお稲荷さん」と親しまれており、神仏習合の面影を色濃く伝えています。山門が鳥居であったり、仁王像に代わる守護役・狛犬が。弘法大師がこの地を訪ねた際に、稲束を背負ったひとりの白髪の老人があらわれ、「われこの地に住み、法教を守護し、諸民を利益せん」と告げ姿を消したので、大師はこの老翁が五穀大明神の化身と悟り、稲荷明神像を刻み、堂宇を建てて安置し、十一面観世音菩薩、不動明王、毘沙門天も共に安置し開創したと伝えられています。

11:59に到着。開創記念御影は残念ながら売り切れ。2寺目です。ないところにはないものです。これから先はもっとなくなる可能性が高いです。12:33次の42番へ向け出発。来た時に通り過ぎた鳥居の山門も写真に収めました。

第42番札所 一カ山 毘盧舎那院 仏木寺

仏木寺 御朱印仏木寺 御影仏木寺 記念御影
仏木寺 御朱印・御影
仏木寺 本堂
仏木寺 本堂
仏木寺 大師堂
仏木寺 大師堂
仏木寺 家畜堂
仏木寺 家畜堂

仏木寺は真言宗御室派、本尊は大日如来で伝弘法大師作と伝えられています。弘法大師がこの地で牛を引く老人と出会い誘われるまま牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかって光を放っているのを目にし、これは唐から帰朝するときに、有縁の地が選ばれるようにと、三鈷とともに東方に向かって投げた宝珠であったので、この地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心したと言われています。

12:39に到着です。境内に家畜堂という小さなお堂があり、以前は農耕をともにした家畜の安全を祈願していましたが、最近ではペットなども含め動物一般の霊を供養したりするようになっているそうです。

続いて43番へ向かい、13:08出発。

■第43番札所 源光山 円手院 明石寺

明石寺 御朱印明石寺 御影明石寺 記念御影
明石寺 御朱印・御影
明石寺 本堂
明石寺 本堂
明石寺 大師堂
明石寺 大師堂
明石寺 延命地蔵堂
明石寺 延命地蔵堂

明石寺は天台寺門宗、本尊は千手観世音菩薩です。この地は乙女に化身した千手観音菩薩がこもった霊地とされてきました。6世紀の前半、欽明天皇の勅願により、円手院正澄という行者が唐からの渡来仏であった千手観音菩薩像を祀るため七堂伽藍を建立して開創したとされています。その後荒廃した伽藍を見た大師が諸堂を再興したそうです。

13:28に到着。ここの建物は他のお寺の多くとは違って仁王門、本堂、大師堂など色が綺麗という印象です。磨かれているのですかね。

ということで、大洲城に行かないことにした分、時間もゆっくり目に参拝できました。14:05駐車場で荷物整理して14:22に駐車場出発、それでも時間に余裕があったので、とりあえず大洲経由してから、高知空港へ向かいました。こうするとちょうど大洲城発の予定時刻に近くなるので。結局道も空いていたので高速も使わずにちょうどいい時間にレンタカー返却、空港に送迎してもらって18:22に到着です。

あとは飛行機乗って帰るのみ。

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