足柄城散策

今日は日帰りで足柄城河村城へ散策に行ってきました。5:50ごろ出発、最初の目的地の道の駅ふじおやまに向かいます。
途中この機会に通っておきたいと思っていた大滝トンネルを経由するルートにしました。この機会にという理由ですが、国道140号での落石による通行止めが長期間になるため、建設中の大滝トンネルを暫定的に通れるようにしているから(一般国道140号通行止めによる大滝トンネルの暫定供用について)。まだ貫通したばかりで砂利道のため15km/h以下での通行とされていますが、実際の砂利道は押し固められていて結構スムーズに走れました。

9:40ごろ道の駅ふじおやまに到着しました。ここにある小山町観光案内所で足柄城の御城印を入手しましたが、御城印は15日から発売直後だったためか、案内所職員の方にどうやって知ったのか聞かれました。足柄城の縄張り図をいただけ現地でとても役に立ちました。

道の駅ふじおやま
道の駅ふじおやま

小山町観光案内所
小山町観光案内所

足柄城御城印

■ 足柄城 ■

足柄城は静岡県駿東郡小山町の、神奈川県南足柄市の境の足柄峠にある山城で、一の郭から五の郭の曲輪が並列する連格式の縄張りになっています。

10:20ごろ足柄城址駐車場に到着。いただいた縄張り図を見ながら散策開始。

■一の郭

駐車場近くの登城口からだと、階段を登ったところは一の郭(本丸)です。東側には足柄明神姫玉手姫から名付けられた玉手ヶ池があります。底知らずの池または雨乞いの池と呼ばれ、底は小田原に通じている、池の水をかきまわし雨乞いをすれば必ず雨が降ったと言われます。本丸井戸とも言われます。一の郭は芝生で整備されていて、石碑の立つ西側隅には櫓があったと考えられています。石碑は生田蝶介の歌碑で「全貌を 裾野まで見せてあますなし 不二は悠然と 天ささげ立つ」。隣の石碑は「足柄公園」碑でした。一の郭北西隅に遊歩道入口。二の郭に続きます。

登城口
登城口

一の郭
一の郭

玉手ヶ池玉手ヶ池
玉手ヶ池

生田蝶介歌碑
生田蝶介歌碑

足柄公園碑
足柄公園碑

一の郭
一の郭

遊歩道入口
遊歩道入口

■二の郭

二の郭は一の郭と堀切で区切られ、一の郭の北西側にある細長い曲輪です。入って左側の視界は開けていて、天気がよければ富士山も見えるのですが、今日は残念でした。二の郭を縦断して三の郭に続きます。

一の郭と二の郭間の堀切一の郭と二の郭間の堀切一の郭と二の郭間の堀切
一の郭と二の郭間の堀切

二の郭二の郭
二の郭

二の郭から
二の郭から

二の郭
二の郭

■三の郭

三の郭は二の郭と深い堀切で区切られ、二の郭の北側にあります。一瞬こじんまりしてるなと思いましたが少し下りながら奥へのびていました。三の郭の中間くらいにある遊歩道の案内に従って、四の郭に続きます。

二の郭と三の郭間の堀切二の郭と三の郭間の堀切二の郭と三の郭間の堀切
二の郭と三の郭間の堀切

三の郭三の郭三の郭
三の郭

四の郭へ四の郭へ
四の郭へ

■四の郭

堀底?の遊歩道を進み、一段上がったところは四の郭、三の郭の北側にあります。林部分には井戸跡があり、林の外側は草は刈られていますが時期によっては藪かも。遊歩道を進み、五の郭に続きます。

井戸跡
井戸跡

四の郭四の郭
四の郭

■五の郭

五の郭は四の郭と幅広の大きな堀切で区切られ、四の郭の北側にあります。遊歩道以外は完全に藪化していました。五の郭の先へも遊歩道は続いていますが、城外側との大きな堀底へ続いているようなので、Uターンします。

四の郭と五の郭間の堀切四の郭と五の郭間の堀切
四の郭と五の郭間の堀切

五の郭
五の郭

城外側との堀底
城外側との堀底

■他の遺構など

二の郭に戻り、北東側にあった道を少し下りると蔵屋敷跡があります。

蔵屋敷跡
蔵屋敷跡

一の郭に戻りました。東端から阿豆未波夜橋を渡り山の神郭へ。曲輪の一角には山の神祠が祀られています。

阿豆未波夜橋
阿豆未波夜橋

山の神祠
山の神祠

山の神郭
山の神郭

曲輪を縦断して階段を下りると足柄の関跡に出ました。足柄の関は東海道足柄坂に出没する強盗団を取締まるために設置されたものです。クマに跨った金太郎像のある足柄山聖天堂を右手に見ながら駐車場まで戻り散策終了です。

足柄の関跡
足柄の関跡

金太郎像
金太郎像

足柄山聖天堂
足柄山聖天堂

11:55ごろ、次は河村城へ向かいます。

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