岡山城めぐりの旅 #3-1 備中松山城

今回の旅最終日は備中松山城岡山城岡山後楽園です。

■備中松山城展望台

雲海に浮かぶ備中松山城を望むべく備中松山城展望台へ、6時前にチェックアウトしてへ向かいました。7時すぎに現地に到着。駐車場には3台で一杯、路駐しました。徒歩1分で展望台です。

備中松山城展望台駐車場
備中松山城展望台駐車場

備中松山城展望台
備中松山城展望台

備中松山城
備中松山城

残念ながら雲海は発生していませんでしたがお城はよく見えました。備中松山城へ向かいます。

■備中松山城

備中松山城は高梁市にある標高約480mの臥牛山に築かれた現存天守のある山城で、日本100名城の68番、国の史跡に指定されています。猫が城主を務めるお城としても有名です。

日によって登城整理バスが運行しており、運行日は城まちステーションからバスを利用する必要がありますが、今日は運行していないので本丸まで徒歩20分のふいご峠駐車場まで行けます。7:35すぎに到着です。

ふいご峠駐車場
ふいご峠駐車場

本丸入城時間の9:00までにできるだけ他の遺構を見学します。天守へ続く遊歩道は傾斜も強く結構キツいです。

遊歩道
遊歩道

8分ほどで最初の大きな石垣が見えてきました。中太鼓櫓跡です。ちょうどここがふいご峠駐車場から天守までの中間地点です。

中太鼓櫓跡中太鼓櫓跡中太鼓櫓跡中太鼓櫓跡
中太鼓櫓跡

櫓跡からは城下町が一望できます。

傾斜が強いままの遊歩道を進むと、かつて搦手門まで続いていた犬走りの入口である犬走り口があります。

犬走り口
犬走り口

その先に大手門跡。右側には天然の巨石が石垣の一部に取り込まれている様子を見ることができます。

大手門跡大手門跡大手門跡
大手門跡

岩盤と石垣
岩盤と石垣

足軽番所跡
足軽番所跡

大手門跡を抜けると重要文化財の三の平櫓東土塀があり、左に二の平櫓跡、右に進むと三の丸に出ます。

三の平櫓東土塀
三の平櫓東土塀

二の平櫓跡
二の平櫓跡

三の丸の南側には、三の平櫓跡、路地門跡、三の丸には足軽番所跡、上番所跡があります。

三の平櫓跡
三の平櫓跡

路地門跡
路地門跡

三の丸跡
三の丸跡

足軽番所跡
足軽番所跡

上番所跡上番所跡

三の丸から少し登ると黒門跡があり、左側に四の平櫓跡、右側に厩門跡を通って厩曲輪があります。

黒門跡
黒門跡

四の平櫓跡
四の平櫓跡

厩門跡
厩門跡

厩曲輪
厩曲輪

厩曲輪の奥にある土塀は手前側が復元、奥側が現存の重要文化財だそうです。

厩曲輪土塀
厩曲輪土塀

大手門跡
大手門跡

二の丸石垣
二の丸石垣

黒門跡から石段を上がると左側に御前棚跡、石段を上り切ると鉄門跡です。

御前棚跡
御前棚跡

鉄門跡鉄門跡
鉄門跡

鉄門跡をとおると二の丸跡です。やっと天守が見えました。猫城主さんじゅーろーの石像もお出迎えしてくれますが月曜日でこんな朝早くだと会えないだろうなぁと思っておりました。雪隠跡(トイレ)もありました。

二の丸跡
二の丸跡

猫城主さんじゅーろーの石像
猫城主さんじゅーろーの石像

雪隠跡
雪隠跡

さて、本丸入場時間まであるので、本丸横を抜けて奥の方へ行ってみます。

本丸石垣・土塀と天守
本丸石垣・土塀と天守

東御門
東御門

東御門の下をとおりすぎ、石垣に沿って左に大きく曲がると二の丸帯曲輪に出ます。その先に搦手門曲輪と搦手門跡。

二の丸帯曲輪
二の丸帯曲輪

搦手門曲輪
搦手門曲輪

搦手門跡
搦手門跡

先の石段を上ると水の手門脇曲輪で、番所跡と奥に十の平櫓跡と水の手門跡。

水の手門脇曲輪・番所跡
水の手門脇曲輪・番所跡

水の手門脇曲輪・十の平櫓跡水の手門脇曲輪・十の平櫓跡

水の手門跡
水の手門跡

振り返ると二重櫓と天守曲輪につながる腕木御門。

二重櫓
二重櫓

腕木御門跡
腕木御門

後曲輪(上側)と水の手門脇曲輪(下側)
後曲輪(上側)と水の手門脇曲輪(下側)

水の手門脇曲輪から石段を上って後曲輪へ。奥に九の平櫓跡。

後曲輪
後曲輪

九の平櫓跡
九の平櫓跡

後曲輪と二重櫓
後曲輪と二重櫓

二重櫓に近づいてみます。二重櫓は天守とともに現存する建物で重要文化財。天然の岩盤の上に石垣を築いた上に立てられています。

二重櫓
二重櫓

脇に行って天守をのぞいてみます。いい絵が撮れました。

天守
天守

そろそろ9時の本丸入場時間に向けて二の丸へ戻りました。

六の平櫓・鎬(しのぎ)馬出・五の平櫓
六の平櫓・鎬(しのぎ)馬出・五の平櫓

P1014700五の平櫓
五の平櫓

いよいよ本丸へ。五の平櫓下の石段を上ったところに券売所があります。入城料500円。日本100名城スタンプと御城印もこちらでゲット。御城印は通常のものと猫城主さんじゅーろー版の2枚購入しました。各300円です。

#68 備中松山城スタンプ備中松山城御城印備中松山城猫城主さんじゅーろー御城印

南御門から本丸に入ると、猫城主さんじゅーろー様の「よく来たにゃん!」ボードとおふとん台。朝一だし、いないだろうなと思ったら、やっぱりいませんでした。とっても残念。

南御門
南御門

本丸
本丸

天守に入る前に本丸をしばし散策です。南御門に向かって右側に六の平櫓(復元)、廊下跡と七の平櫓跡、左側に五の平櫓(復元)。六の平櫓の内部は資料館になっています。

南御門と六の平櫓(復元)
南御門と六の平櫓(復元)

六の平櫓の内部
六の平櫓の内部

廊下跡と七の平櫓跡
廊下跡と七の平櫓跡

六の平櫓(復元)
五の平櫓(復元)

天守に向かって脇右側に東御門。門の左の石段を上ると天守曲輪で天守脇を進むと二重櫓へ。

東御門
東御門

天守曲輪
天守曲輪

腕木御門
腕木御門

二重櫓
二重櫓

本丸
本丸

天守に入ります。天守入口までは八の平櫓跡、それと天守を結ぶ廊下跡をとおります。その途中、本丸方向を見てみると、おー!さんじゅーろー様が抱かれてのお出ましです。あとでご挨拶しましょう!

天守
天守

八の平櫓跡
八の平櫓跡

廊下跡と天守
廊下跡と天守

いよいよ天守内部です。入ったら靴を脱いでスリッパに。入ったところは八の平櫓と天守をつなぐ接続廊下です。

接続廊下
接続廊下

天守は二層二階で接続廊下から天守一階へ。

天守一階
天守一階

一段高くなっている装束の間は、籠城時の城主一家の居室で、落城時の死に場所です。囲炉裏は、籠城時の城主の食事、暖房用に使用されたといわれています。

装束の間
装束の間

囲炉裏
囲炉裏

武者窓(唐破風出格子窓の内側部分)
武者窓(唐破風出格子窓の内側部分)

唐破風出格子窓からの本丸
唐破風出格子窓からの本丸

急な階段を上って二階へ。正面には三振の宝剣を御神体として祀っていた御社壇があります。

階段
階段

天守二階天守二階
天守二階

天守二階より(西側)
天守二階より(西側)

天守から出た時にはさんじゅーろー様の姿はなく、出てくるかもと少し待ったあと、受付で今日は来ませんかと尋ねると、ここにいますよーと見ると受付の中にいらっしゃいました!お会いできてほんとによかった!

猫城主さんじゅーろー様
猫城主さんじゅーろー様

予定より早く回れているので、受付の方に北の奥方向にある天神の丸について伺ったところ、ウォーキングマップパンフレットをいただけました。せっかくなら吊橋あたりまで行った方がいいですよということで行くことに。水の手門跡から山道の階段を下って進むと案外近くに土橋、すぐ先左側に番所跡、ここからは登りで、少し上ったところ右側に車井戸があります。

下る山道土橋
土橋

番所跡
番所跡

車井戸
車井戸

さらに上っていくとところどころに石垣があり、右側に大きな曲輪が。ここは相畑城戸城跡です。ここまで天守から350m。

石垣
石垣

相畑城戸城跡
相畑城戸城跡

さらに上ると天守まで480mの標識があり、このあたりが天神の丸跡。標高約480mの臥牛山最高峰天神の丸の山頂と南北に延びる尾根上に5つの平坦面が連なって築かれ、北側から本丸、出丸となっています。本丸と出丸の間には大堀切。本丸には天神社という神社の跡があります。

P1014818天神の丸 大堀切
天神の丸 大堀切

天神の丸 出丸
天神の丸 出丸

天神の丸 本丸天神社跡
天神の丸 本丸天神社跡
天神の丸 本丸天神社跡

天神の丸 本丸
天神の丸 本丸

本丸と出丸の間の大堀切をさらにしばらく進むと分岐があり、左に行くと大松山城跡(今回はパスしました)、右に進むと天守から680mの大池があります。大池は、総石垣造りの珍しい池で、別名「血の池」、首や戦で使われた刀を洗ったという伝えられます。発掘調査中で池の水は抜かれています。大池の脇には大松山城大池番所跡。

大池
大池

大松山城大池番所跡
大松山城大池番所跡

このすぐ先に大松山吊り橋があるのでそこまで見て戻ろうと思ったのですが、道が乾ききってずるずる滑り立っているのも精いっぱい、あまりに危険なので引き返し、まっすぐふいご峠駐車場へ。なぜ今回はトレッキングシューズじゃなくスニーカーで来てしまったのかと少し後悔しました。

駐車場に戻ってきたのが10:45ごろ。やはり現存天守はいいですね。小さくともやっぱり歴史の重みを感じます。

さて最後の目的地である岡山城岡山後楽園へ向かいます。

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