お遍路さんの旅 #8-1-4 雲辺寺

■第66番札所 巨鼇山 千手院 雲辺寺

雲辺寺ロープウェイ

さて次に目指すは雲辺寺。ロープウェイ利用のコースを取ります。15:10頃に雲辺寺ロープウェイ山麓駅着、計画より1つ後の15:20発のロープウェイになりました。で山頂駅、つまりそこが雲辺寺です。それにしても曇時々雨の予報が雨、雨、雨!雨時々小降りという天気です。おかげできっと息をのむほど美しいであろうロープウェイからの景色も靄であまり見えません。たまに見える紅葉が晴れていたらさぞや素晴らしいだろうことはすぐわかります。約7分の乗車で山頂駅に到着です。

山頂駅出てすぐの参道を下っていくと五百羅漢、その先に山門となります。

五百羅漢
五百羅漢

山門
山門

本堂
本堂

大師堂
大師堂

おたのみなす
おたのみなす

第66番境内図境内図

雲辺寺は、真言宗御室派で本尊は千手観世音菩薩です。四国霊場のうち最も高い標高911メートルにあり「遍路ころがし」と呼ばれる難所のひとつ。ここから讃岐霊場のうちはじめとなりますが、讃岐なのに徳島県にあります。

弘法大師が善通寺建立のための木材を求めて雲辺寺山に登り、この地を霊山と感得し堂宇を建てたのが始まりだそうです。そののち大師34歳のとき秘密灌頂の修法をされ、さらに45歳のとき嵯峨天皇の勅命を受けて本尊を刻み七仏供養をされたそうです。後に「四国高野」と呼ばれ僧侶の修業道場となりました。

願い叶う成す守

みどころとして、本坊前のお守り授与所横にあるブロンズでできた「おたのみなす」。なすを成すにかけて、また「親の教えとナスビの花は千に一つの無駄もない」という諺から、これに座って「お頼みなす」と願をかけれると叶うのだそうです。それにちなんだなすのお守りがあるということで買ってきました。いろいろ種類がありましたが選んだのは「願い叶う成す守」で、出会い、食への恵み、金運回復の三つの願いを成す(茄子)に封じ込んだお守りだそうです。

ということで下りのロープウェイは16:20発。今日の計画ではあと1寺お参りする予定ですが、ぎりぎり間に合いそうです。

#8-1-5へつづく。。。

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