今日は中休みっつーことにして長野方面へドライブに行ってきた。目指すは小諸城址・懐古園である。
9:50ごろ家を出発、今日は休日ではないので、高速は高いから乗らずに下でいくことにした。懐古園についたのは12:45ごろ。まずは昼飯ってことで懐古園入り口近くにある信州蕎麦の草笛本店へ。野菜てんぷら付のそばを食べた。見た目はそんなに量は多くないように見えるけど、食べてみるとなんか密度が高いというか量は結構あり、味はさすが信州って感じですごくうまかった。店内には有名人のサインとかもあって、有名な店っぽい。 |
■小諸城址・懐古園
さて懐古園だけど、ずいぶん前にも来たことがある。その時は綺麗な公園ってことで見たんだけど、ここが小諸城址とはその時は知らなかったかも。駐車場からだと国の重要文化財の三の門の内側からになっちゃうので、一旦門の外に出てから散策開始。
三ノ門料金所で入園料を払って中に入った。また例のごとく、こんなんだっけ?ってな感じでほとんど記憶にない。歩きながら思ったのは、立派な城址だなってこと。料金所からの坂の横の石垣の上が二の丸跡で白鶴城があった場所。坂を上ったところに二の門跡があり、そこに木村熊二のレリーフが、って木村熊二って誰?小諸義塾の塾長だとか。って何?ってな感じ。二の丸跡入口の左に若山牧水の歌碑で「かたはらに 秋草の花かたるらく ほろびしものは なつかしきかな」。今年はいくつか城址公園など観光したけど、こういう歌碑はどこでもあるのはなんで?ちなみに若山牧水って人も知らない。。。
さらに進んで右に北丸跡(弓道場)、左側を少し上ると武器庫などがあった南丸跡。南丸跡から見る黒門橋はいい眺め。黒門跡は一の門が建っていたところでその先が本丸跡。ここには懐古神社が建っている。廃藩置県で小諸城としての役割を終えたあと、神社を祀って懐古園と呼ぶようになったそうな。
懐古神社の脇に鏡石。山本勘助が磨いたそうな。確かにちゃんと鏡のように映ります。そして石段を登ると天守台。確かにここに立つと天守があったんだなと思わせる高さ。でも柵とか全然なくてきけん。落ちたら死ぬよ、この高さ。荒神井戸は城唯一の井戸。天守台の向かいに藤村記念館が建っている。島崎藤村は小諸義塾の教師をやってたそう。さっきの木村熊二って人は藤村の師ということ。
その先に酔月橋。橋は地獄谷の上をまたがっている。橋は渡らず、水の手展望台へ。ここからは千曲川を望むことができて眺めがすごくいい。それと不明御門跡(あかずのごもんあと)がある。どうやって行くんだ?この門。
懐古神社の裏に桜の名所でもある馬場。その脇には高浜虚子「紅梅や 旅人我に なつかしき」や臼田亜浪「雪散るや 千曲の川音 立ち来り」の句碑。そして富士見台。天気がいいと富士山が見られるとか。ほんとかな。今日は天気がそんなによくないので見えません。一通り回って懐古園はここで終わり。
富士見台脇の白鶴橋の先は小諸市動物園。懐古園の散策券で入れる。ライオンとかいるのでそれだけでもう立派な動物園だな。
最後にいたのが川上犬のさくらちゃん。長野県川上村を生まれ故郷とする県の天然記念物なんだって。柴犬に似てて、俺には区別つきません。 |
|
ってか柴犬の一種なんだって。わかんないわけだ。縦長の動物園を通り過ぎてしばらく行くと、三の門に戻ってくる。懐古園、すごい城跡だったと認識。それもそのはず、日本100名城に選定されているのだ。スタンプもらって任務完了。
■別所温泉
次に向かったのは別所温泉。温泉に入りにではなく、北向観音と国宝の八角三重塔が目的。両方とも行ったことあるけどね。別所温泉に14:20ごろ到着。
駐車場から温泉街へ向かう途中に湯かけ地蔵。お地蔵さんに温泉の湯をかける。ご利益がありますように。温泉街の通りから北向観音への参道を進み橋を渡った右側に慈覚大師之湯で飲泉所があり当然飲む。
北向観音のご本尊は千手観音菩薩。北向とは善光寺の南向きと、向きあっているところから名づけられたもの、善光寺と北向観音のご利益は一体のもので、片方だけだと片詣りといわれている。善光寺だけ行ってもだめってこと。 |
観音堂の右側の崖には医王尊瑠璃殿が立てられていて薬師如来が祀られている。温泉の効き目にあわせて病気を除き解脱するという深い温泉薬師信仰によるそうだ。さっき温泉飲んだしご利益ありそう。ご朱印ももらって、次は安楽寺。
|
|
|
駐車場からクルマで向かったけど、いかにもこの先クルマは通れませんって感じの門があったので、再度近くの駐車場に止めた。だけど勘違い、ちゃんと門の先には安楽寺の駐車場があった。しかも無料。余計な出費だよ。とほほ。
|
こちらでもご朱印もらって、さてどうするかっていうことで常楽寺という寺に行ってみることに。国の重要文化財である石造多宝塔があるということなのだ。安楽寺から歩いていった。このお寺には以前は来ていない。
でも目の前に現れたお寺はそれはそれはまた美しい藁葺きの本堂で、さすが天台宗の別格本山というところ。こんなところにこんなお寺があったんだという感じ。しかも北向観音をお護りしている本坊であり、石造多宝塔は北向観音様が現れたところだそうだ。北向観音をお参りしたらこちらも行かないとだめだよって感じのお寺だった。
ご朱印もらって、今日の観光は終わり。 帰りくらいは高速で帰ることにして上田ICから上信越道に乗って帰ってきた。意外にそんなに高くなかったので、行きも高速でよかった? 夜はこだま温泉で風呂に入って、食事どころの福寿泉で夕飯。 |