朝9時前に出発。まずは京都駅前からバスに乗って目指すは清水寺。バスを待っているときに市バス専用一日乗車券の存在を知る。500円で乗り放題ということだ。3回乗れば元が取れるけど、3回も乗るかなぁ?バスの中で買えるというので考えておこう。
■清水寺
五条坂で降りて清水寺まで徒歩。それにしてもいい天気で歩いていると暑い。清水寺は子供のころ来たことはあるけど、記憶にある参道(松原通)はこんなに細い道じゃなかった。でも両方にみやげ物店とかが立ち並ぶ景色は同じだ。坂を上りきると清水寺。
■左から
仁王門と三重塔
奥の院
阿弥陀堂
本堂
拝観料は300円。本堂の舞台から見る京都の景色はすばらしい。そうそう、東日本大震災の影響で、京都も外国人観光客が少なくて空いてていいと聞いていたけど、空いてない。まぁピークと比較すればガラガラなんだろうけど、修学旅行の子供たちがやたらめったらいろんなとこにいるのだ。俺からすれば外国人の方がよっぽどいいよ。本堂の中にも入ってお参り。その後納経所で西国三十三箇所観音霊場第十六番札所のご朱印をいただいて、奥の院のほうへ向かうと阿弥陀堂。ここでもご朱印があって、見ると法然上人二十五霊場第十三番札所とあった。そんな霊場もあるんだ。法然上人は浄土宗を開いた人。うちは浄土宗なのでちょっと気になったが、今回は西国の納経帳しかもって来ていないのでいただかず。奥の院から本堂・舞台を見る景色はこれぞ清水寺というお決まりの構図。森の上に浮いているように見える。やっぱりすごいなぁここは。その後境内を散策して次の目的地へ。
■六波羅蜜寺
■六波羅蜜寺境内
次は清水寺から徒歩で松原通をずっと下っていって東大路通を超えてさらに行ったところにある六波羅蜜寺。ここは西国三十三箇所観音霊場の第十七番札所。六波羅蜜とは、この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行だそうだ。このお寺は結構建物は新しい感じ。霊場としては意外なイメージだ。境内もこじんまりとしていて秩父の霊場を思わせる。
■知恩院
清水寺と六波羅蜜寺は徒歩でも近いが、さて次はどうしたものかと悩んだ。帰りの時間を考えるとこのまま徒歩で回るのも時間がもったいない。せっかくこの辺にきたのだから、西国霊場ではないけれど知恩院には行きたい。知恩院は浄土宗の総本山なのだ。でも一度も行ったことないから行かなきゃだめでしょ。そうだ、俺、浄土宗用の数珠持ってないから、知恩院で買おう!ちなみに浄土宗の数珠というのは二連なのである。売ってるの見たことないし。西国は2つお参りしたからね。ということでまたバスに乗り知恩院へ向かう。
■左から
三門
御影堂
大鐘楼
記念写真
知恩院前でバスを降り、東に歩くと、知恩院古門。そのまま華頂道を進むと浄土宗の総本山らしく、浄土宗の宗務庁や大学などが立ち並ぶ。浄土宗知恩院の一応外なんだと思うけど、一帯浄土宗地帯という感じ。突き当たりに黒門があるが、どうやら知恩院の正面ではない感じ。右へ進むと駐車場などがあって目に入ったのが国宝の三門。ガイドブックででかいとは読んでいたけど、ほんとでかい。また黒に白のアクセントがかっこいい建物だ。三門をくぐると正面は段差の高い階段。右の方はなだらかな階段。とりあえず段差の高い正面から上がろう。後から案内図見たら正面は男坂、左は女坂とあった。なるほどそのとおり、男坂はきつかった。階段を上がると広い境内。手前にご朱印所。まずは本堂である御影堂を参拝。御影堂も国宝である。これまたでかい建物で、同じく黒に白のアクセントがかっこいい。ここはみなそういう色の建物のようだ。境内ではいたるところで工事をしているようで、あまり奥には入れそうじゃなかったので、ここで有名な大鐘楼を見に行った。行く年来る年でよく、お坊さんが何人がかりで鐘をついているのを見たことあるでしょう?あの鐘がここなのだ。テレビで見るとチョー巨大なんだけど、意外に思ったほどではなかったかな。あまり人も行かなかったし、建物自体がでかいから相対的にそう感じなかったのかもしれない。でもでかいのはでかい。他と並べたらドデカだろう。なんだかよくわからないけど、さっさと次っていう気持ちになれなくて、のんびりすごした。
売店で目当ての数珠を買いに行く。そしたらありました、沢山数珠が。いいやつなんか5万円以上する。あんまりいいやつ買おうとか全然思ってなかったんだけど、いろいろ見てるといいやつがほしくなってくる。一番買おうか悩んだのは、22,000円のやつ。タイガーアイ、ブルータイガーアイ、そしてイーグルアイ、それぞれでできた数珠。石好きの俺としては珠が全部石ってのにすごく惹かれてどうせなら、みたいな感じになりつつあった。しかもイーグルアイは知恩院限定!限定って単語に弱い俺はどれにしようか悩みまくった。でも結局は9,000円の素引鉄刀木のタイガーアイ入のにした。それでも十分高級品だよなー。木箱入りだし。それに木のほうが数珠って感じがする。そしてやっぱりご朱印はいただかないとなと思って、ご朱印帳も結局購入。ご朱印もいただいた。ゆっくりここで時間を過ごしたけど、やっぱりご縁があるところなんだろう。心のふるさとのような安堵感を感じたというのは大げさか。お参りを終えて次を目指す。三門の前で写真を撮ってたら、きれいな外国のお姉さんが写真撮ってほしいと話しかけてきた。で撮ってあげて、よし、俺も撮ってもらおうと頼んで撮ってもらった。英語だったけどそれなりにやりとりして、外人恐怖症(そんなんだったか?俺)がまったくなかったことに気がついた。
■銀閣寺
さて次はまたバスに乗って銀閣寺へ。相当足の裏が痛くなってきた。金閣寺は行ったことがあるけど銀閣寺はなかったので、今日は行けたら行きたいと思ってたのだ。14時過ぎに銀閣寺通のバス亭に着き、そこからまた歩き。ここもまた、修学旅行生がわんさか。実は銀閣寺というのは通称で、正式には慈照寺が寺の名称、建物が銀閣、ということだ。
■左から
銀閣と向月台
東求堂
銀閣
慈照寺眺望
総門をくぐり右に進むとそこは垣根。きれいな壁のような感じになっている。拝観料は500円。中門入ってすぐ右に納経所があり、先にお願いしておく。中はお寺というよりも日本庭園。向月台という砂盛りが変わっている。銀閣そのものは写真などでよく知ってるので、本物見たよって感じ。当然銀閣は国宝だけど、本堂の隣にある東求堂も国宝。やはり京都は至る所に当たり前のように国宝があるんだな。池の先には高台の展望所。ここからは慈照寺が一望できていい眺め。
ということで15時近くなり、もうここで観光は終わりにした。明日会社だから、早めに帰らないとね。参道のお土産店で500円の扇子を買って、銀閣寺前のバス停から京都駅前行きバスに乗って帰ってきました。京都観光、よかったなぁ。何よりバスが結構便利。なんか癖になりそうだ。何日あっても足りないくらい見たいところがあるし、これからもちょくちょく訪れようか。そうそう、今日は朝飯、昼飯抜きで動いたので帰りの新幹線で弁当食って、夜は湯めぐり浪漫館で軽く夕飯と風呂。すごく疲れたけど、いい一日。
より大きな地図で 京都寺めぐり 2011/05/25 を表示