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万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #2-2 洲本城

淡路SA淡路SA
淡路SA

予定より1時間前倒しの11:35ごろ赤穂城を出ました。洲本城へ向かう途中、明石城行けないかなとも思いましたがやめました。明石海峡大橋を渡ってすぐある淡路SAで小休止。ここからの眺めは絶景でした。

■ 洲本城 ■

洲本城は兵庫県洲本市(淡路島)の標高約133メートルの三熊山にある続日本100名城の164番、国指定史跡(上の城)です。洲本城の上の城は安宅氏が築き、のちに脇坂安治が城主となり今に残る総石垣の城に大改修されました。天守台には鉄筋コンクリート造の日本最古の模擬天守閣があります。洲本城(下の城)の現在見られる石垣や堀が造られたのは、蜂須賀氏によるものだそうです。

■下の城

淡路文化史料館
淡路文化史料館

洲本城(下の城)内にある淡路文化史料館には14:00ごろ到着しました。周辺の石垣や堀をさっと散策します。

石垣と堀石垣と堀石垣と堀
石垣と堀

上の城
上の城

こちらからも上の城が見えました。

洲本城スタンプ洲本城御城印

スタンプと御城印(200円)をゲットし、上の城へ向かいます。

■馬屋・大手門付近

案内図洲本城跡駐車場
洲本城跡駐車場

洲本城跡駐車場には14:20ごろ到着、東側から本丸、西側と回っていくことにします。駐車場から階段を登ると腰曲輪です。近くに二段積みの石垣を見ることができます。

腰曲輪
腰曲輪

二段積みの石垣
二段積みの石垣

少し登ると大手門跡。左側は駐車場にもなっている馬屋(月見台)で、紀淡海峡を望むことができます。

大手門跡大手門跡
大手門跡

馬屋馬屋馬屋より紀淡海峡のぞむ
馬屋

■東の丸(水の手曲輪)

大手門跡東側の石段を登った先は、大きく南北で分かれた東の丸の南側、水の手曲輪です。日月の池を中心に小曲輪群を構成しています。池の脇には日月の井戸があります。

日月の池
日月の池

日月の井戸
日月の井戸

水の手曲輪北側東西に伸びる道を東へ進んでいくと東二の門。手前左側へ登ると東の丸の二段曲輪がありますが、そこはのちほど。

水の手曲輪水の手曲輪
水の手曲輪

東二の門東二の門
東二の門

■武者溜

武者溜武者溜武者溜武者溜
武者溜

東二の門をすぎたところは武者溜で、洲本城の東端に位置する最大規模の曲輪です。東側には麓につながる城への虎口、東一の門があります。東端部からの眺望も素晴らしいです。

武者溜南側石垣
武者溜南側石垣

東一の門東一の門
東一の門

武者溜より
武者溜より

武者溜北側石垣
武者溜北側石垣

西側では東の丸高石垣や東登り石垣を見ることができます。洲本城には登り石垣が西と東に2つあります。このあたりでは野生の鹿さんにも会えました。

東の丸高石垣
東の丸高石垣

東登り石垣
東登り石垣(奥)

武者溜

■東の丸(二段曲輪)

東二の門に戻り、東の丸北側に登ります。

東の丸北側へ
東の丸北側へ

一段登ると曲輪があり、その先には洲本城で最も古い石垣の東の丸二段曲輪石垣があります。石垣を登ると東の丸二段曲輪です。

曲輪
曲輪

東の丸二段曲輪石垣東の丸二段曲輪石垣
東の丸二段曲輪石垣

P1011868
武者溜

東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪
東の丸二段曲輪

西に進むと一段下り、正面に本丸石垣、山里曲輪、坂に並ぶ十二支神社が見えます。

本丸石垣、山里曲輪、十二支神社
本丸石垣、山里曲輪、十二支神社

■山里曲輪

そのまま西に下りたところには八王子木戸と呼ばれる門跡があり、先の狭い坂道には先ほど見えた十二支神社がならんでいました。

八王子木戸八王子木戸
八王子木戸

十二支神社
十二支神社

戻って本丸方向へ進むと右側にあるのが山里曲輪で脇坂安治実母の住居跡です。山里曲輪の北西隅の本丸石垣は小天守台です。

山里曲輪
山里曲輪

小天守台
小天守台

■本丸

本丸大石段
本丸大石段

本丸大石段を登り、本丸虎口から本丸へ入ります。本丸虎口は食違の内枡形虎口で大手口です。

本丸虎口
本丸虎口

武者走台
武者走台

本丸
本丸

天守台には模擬天守。失礼ですが初めて写真で見た時も「なんだこりゃ」、実物見ても「なんだこりゃ」には変わりません。絵本に出てくる竜宮城みたいでかわいくも見えますが。日本最古の模擬天守ということで参考にするものがなかったんでしょう。

天守台・模擬天守天守台・模擬天守
天守台・模擬天守

天守台への石段を登ったところが小天守台、左に進むと天守台です。天守台からは城下と大浜海岸を一望できます。模擬天守は以前は展望台として登れたそうですが老朽化が進み、現在は下からのぞくことができるようになっています。

小天守台
小天守台

東の丸をのぞむ
東の丸をのぞむ

大浜海岸のぞむ
大浜海岸のぞむ

天守台

模擬天守模擬天守
模擬天守

天守台から石垣復旧工事のため立ち入り禁止になっている搦手と搦手虎口を眺めました。

搦手
搦手

搦手虎口搦手虎口
搦手虎口

本丸には芝右衛門大明神と掲げられた芝居好きの狸「芝右衛門狸」を祀った祠があります。

芝右衛門大明神芝右衛門大明神
芝右衛門大明神

■南の丸・搦手

本丸から降りてきて南側にあるのが南の丸です。東西に分かれていて、東側の東南隅には櫓台跡がありますが、その石垣は拡張されたあとが確認でき、稜線が二重になっています。

南の丸(東側)南の丸(東側)南の丸(東側)
南の丸(東側)

南の丸隅櫓跡南の丸隅櫓跡
南の丸隅櫓跡

本丸と南の丸の間の道を西に進んで突当り左に曲がると三熊梅園で南の丸の西側になり、右に曲がると搦手、西の丸方面です。

三熊梅園(南の丸の西側)
三熊梅園(南の丸の西側)

搦手口から本丸へは石垣復旧工事で入れません。西の丸方面へ進むと、南の丸の西側一段下がった場所に食物を保管する蔵などが建てられていたと思われる籾蔵、その先に西門があり、外枡形の虎口になっています。

搦手口
搦手口

籾蔵
籾蔵

西門西門
西門

■西の丸

西門から西の丸へは少し歩きます。西の丸の直前右側に残念石があります。石垣に使用されるはずだった石で矢穴が残っています。西の丸は奥に長く続く、崖と石垣に囲まれた曲輪です。一番奥にある道を一段下がると西の丸石垣を見ることができます。散策も大詰め、最後に西の登り石垣をめざします。

残念石
残念石

西の丸西の丸西の丸
西の丸

西の丸石垣西の丸石垣
西の丸石垣

■西登り石垣

仮階段仮階段

分岐右へ
分岐右へ

搦手まで戻り北に進むと道は工事で立ち入り禁止になっていますが、左手前に仮階段をおり下り道を10分ほど進むと、西登り石垣を見ることができます。登り石垣は下の城と上の城を結ぶように築かれていたそうです。登り石垣は彦根城で見たことがありますが、あまり見られない珍しいものです。

西登り石垣西登り石垣西登り石垣
西登り石垣

さて、今来たこの道を戻るのはとてもタフでした。

これで散策はおしまい、駐車場に戻ってきたのは17時ごろで約2時間40分の散策となりました。

■ ドラゴンクエスト記念碑 ■

ドラゴンクエスト記念碑ドラゴンクエスト記念碑
ドラゴンクエスト記念碑

明日は徳島・香川のお城なので宿泊先は徳島の鳴門ですがその前に!なんと洲本市民広場にはドラゴンクエスト記念碑があるんです。ドラクエ生みの親・堀井雄二氏は洲本市出身で、2017年にシリーズ誕生30周年を記念して建てられたそうです。ドラクエウォークのおみやげにもなっているので、立ち寄りました。洲本市民広場としての駐車場はないですが、そばのエディオンのコインパーキングが初回1時間無料でした。ドラゴンクエスト記念碑はロトのつるぎ・ロトの盾・スライムがならんだ可愛い碑でした。

ざるそば

1時間ほどで今日の宿、NEXEL α鳴門に到着しました。夕飯は鳴門駅前まで徒歩圏内なので居酒屋に行く計画をしていましたが、軽い熱中症にでもなったようで体調すぐれず、近くのローソンで調達しました。アイス食べたら回復したので大浴場とサウナを楽しんだ後に夕飯。体調は絶好調でもないので、ざるそばはカラダに優しかった。。。

明日は一宮城勝瑞城引田城徳島城と盛りだくさんです。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #2-1 赤穂城

播磨の湯ホテルクラウンヒルズ姫路播磨の湯ホテルクラウンヒルズ姫路

朝食

昨日は万博のみ、お城めぐりは今日から明日まで。今日は赤穂城洲本城を訪ね、鳴門に宿泊予定です。

宿の目の前が日産レンタカーで8時から営業のため、それまでに朝食を済ませて開店時間に受付しました。日産レンタカーは事前オンライン手続きができるため、必要最低限の受付のみで出発できました。明日までの相棒はノートです。

ノート
ノート

オーラ乗りなので取り扱いはオーラとほぼ同じ。純正カーナビでプロパイロットもついてて、座席位置調整したら違うのはメーターくらいで、まるで愛車と同じ感覚、これからは多少高くても日産レンタカー一択かな。乗り出しは12,540km。オーラよりうるさいはずなんですが、正直それほど違いは分からず静かです。

■ 赤穂城 ■

赤穂城跡公園東駐車場
赤穂城跡公園東駐車場

高速使って8:48、赤穂城跡公園東駐車場に到着しました。

赤穂城は兵庫県赤穂市にある日本100名城の60番、国指定史跡です。常陸国笠間から入封した浅野長直が建てたお城で、当時は海に面していたので海岸平城とされています。

赤穂市立歴史博物館赤穂市立歴史博物館
赤穂市立歴史博物館

赤穂城スタンプ

米蔵跡である赤穂市立歴史博物館(9時開館)でスタンプをゲットし、散策開始です。

■三之丸

博物館脇の橋は二之丸外堀と三之丸外堀に架かっており、左の二之丸外堀側には二之丸東北隅櫓台、右の三之丸外堀側奥には三之丸東隅櫓台、橋を渡ったところに清水門跡があり、そこから三之丸です。清水門は大石内蔵助が赤穂城明け渡しの際、城と惜別した舞台として知られるそうです。

清水門跡清水門跡
清水門跡

二之丸東北隅櫓台と二之丸外堀
二之丸東北隅櫓台と二之丸外堀

三之丸外堀側と三之丸東隅櫓台(奥)
三之丸外堀側と三之丸東隅櫓台(奥

少し先左側は武家屋敷公園で浅野時代には坂田式右衛門の屋敷がありました。右側には大石内蔵助の親戚、奥野将監定良屋敷跡があります。

武家屋敷公園武家屋敷公園武家屋敷公園
武家屋敷公園

奥野将監定良屋敷跡
奥野将監定良屋敷跡

道を突当り右折すると左手に大石良雄宅跡長屋門、右手にある近藤源八宅跡長屋門は、赤穂城の設計を担当した近藤三郎左衛門正純の子、近藤源八正憲の屋敷の長屋門です。

大石良雄宅跡長屋門
大石良雄宅跡長屋門

近藤源八正憲屋敷長屋門
近藤源八正憲屋敷長屋門

その先は大手門枡形で裏手の武者溜りから大手門へ。番所跡は休憩所になっています。大手門を出ると三之丸外堀に架かる太鼓橋です。大手隅櫓は大手門の北にある二重櫓で、大手門や土塀とともに再建されたものです。

大手門枡形大手門枡形裏手の武者溜り
大手門枡形裏手の武者溜り

番所跡
番所跡

番所跡と大手隅櫓
番所跡と大手隅櫓

大手門大手門
大手門

大手隅櫓
大手隅櫓

大手門前にある巴屋さんで御城印(400円)ゲット。

巴屋さん
巴屋さん

赤穂城御城印

来た道を戻って大石神社へ向かいます。

■大石神社

大石神社は大石内蔵助良雄以下赤穂義士を祀った神社です。

大石神社大石神社大石神社大石神社大石神社大石神社
大石神社

神社内の敷地に大石良雄宅跡がありますが、入れるのかどうかよくわかりませんでした(聞いてもいませんが)。境内には大石内蔵助良雄銅像。しっかりお参りして御朱印(500円)をいただきました。

大石内蔵助良雄銅像
大石内蔵助良雄銅像

大石神社御朱印

■三之丸

大石神社の参道を突き当たると正面は広大な三之丸の敷地と奥に二之丸石垣。右方面に行くと塩屋門跡がありますが、あとでクルマで行くことにして左方面に進みます。

三之丸と二之丸石垣
三之丸と二之丸石垣

左側に片岡源五右衛門宅跡。右側に二之丸外堀と北隅櫓台跡、その先に二之丸門跡があります。

片岡源五右衛門宅跡
片岡源五右衛門宅跡

二之丸石垣・北隅櫓台跡
三之丸と二之丸石垣

二之丸外堀・北隅櫓台跡
二之丸外堀・北隅櫓台跡

二之丸門跡二之丸門跡二之丸門跡二之丸門跡

■二之丸(北側)

二之丸門跡の先は二之丸です。入ってすぐ左側奥に山鹿素行銅像があります。二之丸枡形虎口付近は山鹿素行が設計変更したそうです。

山鹿素行銅像
山鹿素行銅像

二之丸外堀
二之丸外堀

右側には土塀と大石頼母助屋敷門があります。大石頼母助屋敷門を入ったところは大石頼母助屋敷跡でその一角に山鹿素行謫居地跡があります。

大石頼母助屋敷門
大石頼母助屋敷門

二の丸庭園・大石頼母助屋敷跡・山鹿素行謫居地跡
二の丸庭園・大石頼母助屋敷跡・山鹿素行謫居地跡

二之丸庭園は大石頼母助屋敷南面から二之丸西仕切までに至る大きな庭園です。庭園南東隅角には二之丸庭園表門、西側に西中門、二之丸を南北に二分する城壁の西仕切には西仕切門があります。

二之丸庭園表門
二之丸庭園表門

二之丸庭園二之丸庭園
二之丸庭園

西中門
西中門

西仕切門西仕切門
西仕切門

■二之丸(南側)

西仕切門を出ると二之丸南西部の元禄桜苑、復元された池泉や元禄期の桜が植えられています。

元禄桜苑(池泉)
元禄桜苑(池泉)

元禄桜苑
元禄桜苑

南の方へ進んでいくと南沖櫓台があり、上ってみました。ここは昔は海に面していたそうです。

南沖櫓台南沖櫓台
南沖櫓台

その先左側に米蔵跡があり休憩所になっています。

米蔵跡米蔵跡
米蔵跡

米蔵跡の向かいには水手門跡があります。水手門は二ノ丸南端に海または干潟に面した門で船付場もありました。

水手門跡水手門跡白鳥
水手門跡

戻り北方向へ進むと、本丸外堀と石垣、南横矢枡形が見えます。本丸外堀に沿って進むと、刎橋門跡で本丸へ開閉式の刎橋が架けられていたそうです。

本丸外堀と南横矢枡形
本丸外堀と南横矢枡形

刎橋門跡
刎橋門跡

潮見櫓台を飛ばしていることに気づき、南へ少し戻りました。潮見櫓も南沖櫓同様、海に面していました。

潮見櫓台潮見櫓台
潮見櫓台

北上していくと二之丸東仕切・仕切門跡があります。天守台東側の堀に接して東仕切の石垣と門があったそうですが、西仕切と違って埋没しています。

二之丸東仕切・仕切門跡
二之丸東仕切・仕切門跡

さらに進むと左側に東横矢枡形、その奥に厩口門、右側には二之丸東櫓台があり上ってみると船入跡が見えました。

東横矢枡形
東横矢枡形

東横矢枡形と厩口門
東横矢枡形と厩口門

二之丸東櫓台二之丸東櫓台

船入跡
船入跡

■本丸

厩口門から本丸に入ります。右手に東北隅櫓台があり、本丸にあった唯一の隅櫓です。

厩口門厩口門
厩口門

東北隅櫓台東北隅櫓台
東北隅櫓台

左手に天守台。天守台脇から本丸を時計回りに一周しました。

天守台天守台天守台
天守台

本丸庭園は本丸に造られた池泉を中心とした庭園です。刎橋門跡、西横矢枡形、くつろぎ池泉とつづき、本丸門(櫓門)まで来て本丸御殿跡を通って天守台に向かいます。

本丸庭園・大池泉
本丸庭園・大池泉

刎橋門跡刎橋門跡
刎橋門跡

西横矢枡形
西横矢枡形

本丸庭園・くつろぎ池泉
本丸庭園・くつろぎ池泉

本丸門(櫓門)
本丸門(櫓門)

本丸御殿跡
本丸御殿跡

天守台には天守は築かれませんでした。天守台からは本丸を一望でき、とても眺めがよいです。

天守台天守台天守台天守台
天守台

本丸門から抜けて駐車場へもどります。

本丸門(櫓門)
本丸門(櫓門)

本丸門(高麗門)
本丸門(高麗門)

本丸外堀本丸外堀
本丸外堀

■三之丸

クルマに乗って三之丸の他の遺構を見に行きました。三之丸北西横矢枡形と外堀跡、搦手となる塩屋門跡、三之丸西隅櫓台とめぐりました。

三之丸北西横矢枡形
三之丸北西横矢枡形

三之丸北西外堀跡
三之丸北西外堀跡

塩屋門跡塩屋門跡
塩屋門跡

三之丸西隅櫓台
三之丸西隅櫓台

最後に干潟門跡や三之丸西南隅櫓台も行こうとしましたが道が分からず断念です。

現存建物はないものの、城址としてよく整備されていて見ごたえがあり、さすが100名城だなと思います。次は洲本城へ向かいます。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #1 大阪・関西万博

2泊3日の万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅1日目。計画では、
・1日目:大阪・関西万博
・2日目:赤穂城洲本城
・3日目:一宮城勝瑞城引田城徳島城
をめぐる予定です。

熊谷駅近くの有料駐車場に止めて、5:47普通電車で東京へ。東京7:21発のぞみで新大阪には9:48着。大阪メトロ御堂筋線、中央線と乗り継いで、夢洲駅に10:45ごろ着きました。

夢洲駅
夢洲駅

夢洲駅を出るとすぐ万博会場の東ゲートです。

東ゲート
東ゲート

会場内東ゲート付近
会場内東ゲート付近

11:00の入場予約に合わせて入りました。平日ということもあってか、荷物検査も予想したよりはスムーズ。会場に入ると、「おー、これこれ、万博!って感じ」。日本で開催された万博は全部行ったきたので、大阪・関西万博も来ることにしたのでした。本当に外国人も増え予約だのなんだの面倒くさいし当初は行くつもりはなったんですよね。

さて、どうしよう。予約できた「未来の都市パビリオン」(参加型シアター入場なし)の時間が12:00-なので、2kmある大屋根リング未来の都市経由して一周して、そのあとほかのすぐ入れるパビリオン見ればいいかなという感じでいくことにしました。

大屋根リング大屋根リング
大屋根リング

大屋根リング、万博のシンボルとして建設され世界最大の木造建築物としてギネス世界記録に認定されたとのことで、確かにこれはすごい!上に登ると会場を一望できて万博の雰囲気を味わえます。気になる建物など写真とりながら未来の都市に向かいます。

大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより大屋根リングより
大屋根リングより

大屋根リング

それにしても暑い!しかも未来の都市パビリオンは西ゲートの先でかなり遠かった!余裕で予約時間に間に合うはずがほぼ入場時間に着いたのでした。

ガンダム
ガンダム

未来の都市パビリオン
未来の都市パビリオン

未来の都市パビリオンに入りましたが、ほぼ映像、特に別に気になることもなくただ進み、最後の複数企業が展示しているところは、でも結局は企業アピールなんだよねぇ、と我ながら冷めた反応、IHIの展示だけ見た感じでさーっと流して出てきました。

未来の都市パビリオン未来の都市パビリオン未来の都市パビリオン未来の都市パビリオン未来の都市パビリオン未来の都市パビリオン
未来の都市パビリオン

あとは予約はないので行列に待つか、すぐ入れるところだけ入るか。でもあまりの暑さに列に並ぶ気はしません。すぐ入れるパビリオンのみ入りました。入ったのは、アルジェリアカンボジアチリセネガルバングラデシュカンボジアはなかなか面白かったです。

アルジェリア
アルジェリア

カンボジアカンボジアカンボジアカンボジア
カンボジア

チリチリ
チリ

セネガル
セネガル

バングラデシュバングラデシュ
バングラデシュ

ここで完全に暑さにやられ、ビール飲みたーい!となったので、さっき結構空いていたので西ゲート先までもどって、好きやねん大阪フードコートWEST SIDEにある、「北新地肉料理名門」さんで生ビール(638円)ととんかつカレー(1210円)を食べてしばしの休息です。

好きやねん大阪フードコートWEST SIDE好きやねん大阪フードコートWEST SIDE
好きやねん大阪フードコートWEST SIDE

生ビールととんかつカレー
生ビールととんかつカレー

一人旅ではほとんど昼食は取らないのになぁ。この暑さの中、何キロも歩き回るっていうのは過酷すぎたとすっかり意気消沈気味です。でも万博は食事が高すぎると聞いてきたので、この値段はうれしかったです。

さて、大屋根リング方向へ戻る途中、さっきまで予約なしで待てば入れるパソナパビリオンが予約のみになっていて、さっき入っておけばよかったと後悔。このころには雨がパラつきはじめ、さらに気が滅入り、なんだか足も痛くなり、予定より早いけれど早めに出ることにしました。出るまでにCOMMONS-Dがあったので入りましたが、ここはよかったなぁ、アフリカ・アジアの20以上の国が出展しているので、いろんな国の文化を感じられました。

COMMONS-DCOMMONS-D
COMMONS-D

最後に入ったのはアラブ首長国連邦。退場前に日本館を外から見て、15:30前に退散しました。ということで万博ですが、正直来なくてもよかったかもなぁ、まぁ日本開催万博制覇は記録更新中なので目的は果たした!

アラブ首長国連邦アラブ首長国連邦
アラブ首長国連邦

日本館
日本館

地下鉄で新大阪まで行き、宿泊地の姫路まで新快速で行き、18:10すぎ、播磨の湯ホテルクラウンヒルズ姫路に到着です。夕飯が無料で5種類のレトルト丼から選べるので中華丼にしました。それにチューハイとハイボールはうれしい飲み放題。大浴場でサウナに入ってリラックス。

無料夕食
無料夕食

明日はレンタカーを借りて赤穂城洲本城をめぐります。

大阪・兵庫城めぐりの旅 #4-4 姫路城その4

姫路城の続きの最後です。西の丸北門跡から坂をずっと下り、ろの門、いの門とくぐり、菱の門前を左にずっと進むと、るの門があります。るの門は石垣に替えられた穴を出入口としていて、穴門と呼ばれます。もともとは扉がありました。るの門右のリの二渡櫓の下の石垣は継ぎ目があり、増築された場所です。

るの門P1026498
るの門

継ぎ目のある石垣継ぎ目のある石垣

これでひととおり有料区域のみどころは見た感じでしたので、出口に向かい、そこにある売店で御城印をゲットしました。

出口
出口

姫路城御城印

出口から出て東へ進み、官兵衛普請の石垣を見にいきます。

三の丸
三の丸

■下山里曲輪

官兵衛普請の石垣は、上山里下段石垣のことで、上山里曲輪の南下にある下山里曲輪で見ることができます。姫路城は池田輝政が拡張しましたが、それ以前の姫路城で生まれ城主となった黒田官兵衛や羽柴秀吉時代の遺構も残っており、上山里下段石垣もその一つです。姫路城の修築工事の際に石垣の中から出てきた五輪塔などの仏石を祀った集積所もあります。

上山里下段石垣上山里下段石垣
上山里下段石垣

出土五輪塔集積場所
出土五輪塔集積場所

下山里曲輪の東側に下りて北へ進むと内堀が切れたところに出ます。堀の打ち止め部分が内船場蔵南石垣です。

内船場蔵南石垣内船場蔵南石垣内船場蔵南石垣
内船場蔵南石垣

その先、東に進み喜斎門を出て内堀沿いに見ていきます。北側に、との四門が見えました。喜斎門は搦手に位置する門です。

との四門
との四門

喜斎門跡喜斎門跡
喜斎門跡

東側からの天守
東側からの天守

内堀沿いに北へ進み内堀が西へ折れる場所には、鬼門封じとも解釈される石垣があります。

鬼門封じの石垣
鬼門封じの石垣

内堀を左手に北側からの天守を見ながら西へ進みます。

天守天守天守
天守

北勢隠門跡から勢隠曲輪に入り、内堀沿いに南西に進んで南勢隠門跡、さらに南へ進んで内堀南東隅を経由して大手門から再度三の丸へ入りました。

北勢隠門跡北勢隠門跡
北勢隠門跡

勢隠曲輪勢隠曲輪
勢隠曲輪

南勢隠門跡南勢隠門跡
南勢隠門跡

鷺山口門跡
鷺山口門跡

内堀内堀
内堀

■三の丸

再度の三の丸です。見ていないところへ行ってみます。三の丸に入り南側の道を進むと一段上へ続く坂道があります。その手前左手は武蔵野御殿跡です。坂を上ると三の丸(千姫ぼたん園)。西側の石垣上にあがると内堀を高い場所から見渡せます。北へ進むと西の丸石垣につきあたります。左側のワの櫓の下あたりは鷺山口門跡です。近くに茶室鷺庵がありました。

武蔵野御殿跡武蔵野御殿跡
武蔵野御殿跡

三の丸(千姫ぼたん園)
三の丸(千姫ぼたん園)

三の丸石垣からの内堀
三の丸石垣からの内堀

ワの櫓とカの櫓
ワの櫓とカの櫓

ワの櫓と鷺山口門跡
ワの櫓と鷺山口門跡

茶室鷺庵
茶室鷺庵

カの櫓下からの天守
カの櫓下からの天守

ここから姫路城の散策はおしまいです。姫路駅へ向かう途中にある家老高須隼人屋敷跡を見て時刻は14時ごろになっており、5時間超の散策となりました。さすがです。

家老高須隼人屋敷跡
家老高須隼人屋敷跡

14:59姫路発で帰路につきました。

大阪・兵庫城めぐりの旅 #4-3 姫路城その3

姫路城の続きです。

■備前丸

ハの渡櫓から出て天守入口に戻ると左、南側に備前丸で天守を間近にの正面から見ることができます。

備前丸天守天守備前丸・天守
備前丸・天守

北東側に折廻櫓、備前門があります。

折廻櫓・備前門
折廻櫓・備前門

■東曲輪

備前門をくぐると東曲輪に入ります。左手に井郭櫓があります。大きな井戸があるため井戸櫓とも呼ばれていました。その先に旧番所、その左に、ちの門がありますが中には入れませんでした。先には東小天守、への門、トの櫓。

井郭櫓井郭櫓
井郭櫓

旧番所とちの門(左)
旧番所とちの門(左)

東小天守・への門
東小天守・への門

トの櫓
トの櫓

備前門の入口脇には石垣に転用された、古墳に埋葬されていた石棺の身があります。備前門出て右手に進むと、帯の櫓があり腹切丸へ下りる階段がありますが入れません。太鼓櫓北方土塀の狭間を覗くと、腹切丸、帯郭櫓(腹切丸)が見えました。

石棺
石棺

東曲輪帯の櫓
帯の櫓

腹切丸・帯郭櫓(腹切丸)
腹切丸・帯郭櫓(腹切丸)

道の一番奥はへの櫓(太鼓櫓)で右側に、りの門があります。

への櫓(太鼓櫓)
への櫓(太鼓櫓)

りの門
りの門

■上山里曲輪(二の丸)

りの門をくぐると上山里曲輪(二の丸)です。播州皿屋敷の階段で知られる「お菊井戸」があります。西側は南からチの櫓、リの一渡櫓、リの二渡櫓、ぬの門と続いています。リの二渡櫓には、大天守の鯱が展示されています。明治の鯱は5代目、昭和の鯱は6代目、平成の鯱は7代目です。

上山里曲輪上山里曲輪
上山里曲輪

お菊井戸お菊井戸
お菊井戸

チの櫓
チの櫓

リの一渡櫓・リの二渡櫓
リの一渡櫓・リの二渡櫓

ぬの門
ぬの門

大天守の鯱
大天守の鯱

ぬの門をくぐってまっすぐは三国堀に至る、るの門がありますが、石垣に沿って右方向へ進むと焼失した、をの門跡があり、その先、いの門に至ります。いの門からぬの門を経て大天守に向かう道を下道といいます。

ぬの門
ぬの門

をの門跡をの門跡
をの門跡

菱の門
菱の門

いの門を抜けて菱の門まで戻り、門手前を右に進んでいくと西の丸に続きます。

■西の丸

すぐに左に折れたところに西の丸南門跡があり礎石が残っています。門の東側に武者溜りとつづき、西の丸に入ります。

西の丸南門跡西の丸南門跡
西の丸南門跡

武者溜り
武者溜り

西の丸西の丸西の丸
西の丸

坂を登り切って右に折れた先の案内板のある場所は写真スポット。庭園の木々と相まって美しい天守を撮ることができます。坂を登り切った正面奥にカの櫓があります。

西の丸からの天守
西の丸からの天守

カの櫓
カの櫓

西の丸を囲むように築かれた長屋は百間廊下です。ワの櫓から入ることができます。

ワの櫓ワの櫓ワの櫓
ワの櫓

ワの櫓からレの渡櫓へ続きます。

レの渡櫓レの渡櫓レの渡櫓レの渡櫓レの渡櫓
レの渡櫓

レの渡櫓の先は仮廊下で、以前この辺りにあった壊れた渡櫓は復旧が困難で解体してしまったそうです。

仮廊下仮廊下
仮廊下

仮廊下からヲの櫓へ続きます。

ヲの櫓ヲの櫓
ヲの櫓

ヲの櫓とタの渡櫓の間にある大戸は頑丈なつくりで、この戸の内側に女性が暮らしていたためのようです。

廊下の大戸
廊下の大戸

タの渡櫓タの渡櫓タの渡櫓
タの渡櫓

タの渡櫓からルの櫓、ヨの渡櫓へ続きます。

ルの櫓
ルの櫓

ヨの渡櫓からカの渡櫓は長局です。奥御殿の一角に設けられた長局は8畳ほどの部屋が幾つも連続し、奥女中が住んでいたそうです。

ヨの渡櫓ヨの渡櫓ヨの渡櫓
ヨの渡櫓

ヌの櫓
ヌの櫓

カの渡櫓カの渡櫓
カの渡櫓

カの渡櫓より
カの渡櫓より

百間廊下の最後は化粧櫓です。化粧櫓は、千姫が本多忠刻に嫁いだ際、10万石の化粧料の一部を使用して建設されたといわれます。

化粧櫓へ
化粧櫓へ

化粧櫓化粧櫓
化粧櫓

化粧櫓より
化粧櫓より

百間廊下より出て西の丸を少し散策します。

百間廊下出口
百間廊下出口

カの渡櫓
カの渡櫓

ヌの櫓
ヌの櫓

ヨの渡櫓
ヨの渡櫓

西の丸
西の丸

西の丸への北側の入口である西の丸北門跡には礎石が残っています。ここからの坂道も天守の撮影スポットです。

化粧櫓と西の丸北門跡
化粧櫓と西の丸北門跡

西の丸北門跡
西の丸北門跡

西の丸北門跡下
西の丸北門跡下

西の丸北門跡下より
西の丸北門跡下より

西の丸から出てまだ見ていないスポットを回りましたが、きりがいいので一旦ここで切ります。


大阪・兵庫城めぐりの旅 #4-2 姫路城その2

姫路城の続きです。水の五門をくぐるとすぐ左に折れて水の六門、その先で靴を脱ぎ、大天守の地階に入ります。最上階の6階まで順にみていきます。

■大天守地階

大天守では西大柱と東大柱の下部や流しを見ることができます。

大天守地階案内図
大天守地階案内図

大天守地階大天守地階
大天守地階

西大柱西大柱

東大柱東大柱

流し
流し

■大天守一階

一階は内陣を武者走り(回廊)が囲んでいます。

大天守一階案内図
大天守一階案内図

大天守一階武者走り(回廊)
大天守一階
大天守一階

ハの渡櫓(本丸)・乾小天守
ハの渡櫓(本丸)・乾小天守

■大天守二階

二階も一階同様、内陣を武者走り(回廊)が囲んでいます。破風の間は天守入口に架かる入母屋破風の屋根裏の空間で、開き窓があり屋根伝いに西天守へ行けるようになっています。

大天守二階案内図
大天守二階案内図

武具掛け
武具掛け

破風の間
破風の間

大天守二階
大天守二階

■大天守三階

三階中央には地階から5階まで通る西大柱と東大柱があります。西大柱は三階で二本継ぎになっています。北側と南側に石打棚が設けられ、北側は棚下の武者走りを内陣と板で仕切って内室としています。四隅には「武者隠し」と呼ばれる隠し部屋がありますが帰りに見ることができました。

大天守三階案内図
大天守三階案内図

大天守三階大天守三階
大天守三階

西大柱西大柱

東大柱東大柱

石打棚と内室
石打棚と内室

内室
内室

武者隠し
武者隠し

■大天守四階

四階は窓が高いため石打棚が設けられています。

大天守四階案内図
大天守四階案内図

大天守四階大天守四階
大天守四階

石打棚
石打棚

■大天守五階

五階は東大柱と西大柱の上端が見られます。

大天守五階案内図
大天守五階案内図

大天守五階
大天守五階

■大天守六階

最上階の六階は姫路城守護神の長壁神社(刑部)が祀られています。

大天守六階案内図
大天守六階案内図

大天守六階
大天守六階

長壁(刑部)神社
長壁(刑部)神社

西側眺望
西側眺望

南側眺望
南側眺望

東側眺望
東側眺望

北側眺望
北側眺望

■小天守と渡櫓

順路に従い下りてきて大天守一階からイの渡櫓の一階に入ります。イの渡櫓は大天守と東小天守を結ぶ二重渡櫓です。東小天守は北東隅にある三重隅櫓です。ロの渡櫓は東小天守と乾小天守を結ぶ二重渡櫓です。乾小天守は北西(乾の方角)にある三重隅櫓で一番大きい小天守です。ハの渡櫓は乾小天守と西小天守を結ぶ二重渡櫓です。

イの渡櫓(本丸)
イの渡櫓(本丸)

イの渡櫓(本丸)からの大天守・台所・乾小天守・ロの渡櫓(本丸)
イの渡櫓(本丸)からの大天守・台所・乾小天守・ロの渡櫓(本丸)

東小天守東小天守東小天守
東小天守

東小天守から見たニの渡櫓・ホの櫓
東小天守から見たニの渡櫓・ホの櫓

ロの渡櫓(本丸)ロの渡櫓(本丸)
ロの渡櫓(本丸)

ロの渡櫓(本丸)から見たイの渡櫓・ロの渡櫓
ロの渡櫓(本丸)から見たイの渡櫓・ロの渡櫓

乾小天守乾小天守
乾小天守

乾小天守から見たニの櫓・西の丸
乾小天守から見たニの櫓・西の丸

乾小天守から見た西の丸
乾小天守から見た西の丸

乾小天守から見た水の三門
乾小天守から見た水の三門

ハの渡櫓(本丸)
ハの渡櫓(本丸)

ハの渡櫓から見たニの櫓
ハの渡櫓から見たニの櫓

ハの渡櫓で天守見学はおしまいです。ニの渡櫓と西小天守は公開されていませんでした。きりがいいので一旦ここで切ります。

大阪・兵庫城めぐりの旅 #4-1 姫路城その1

今回の城めぐりの旅最終日、ホテルでの朝食後、最後に訪れるのは姫路城です。

朝食

■ 姫路城 ■

姫路城は兵庫県姫路市にある日本100名城の59番、国の特別史跡であり、江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存し、大天守・小天守・渡櫓等8棟が国宝に、74棟の建造物(櫓・渡櫓27棟、門15棟、塀32棟)が重要文化財に指定されています。日本で初の世界文化遺産にも指定されています。2009~2015年に行われた姫路城大天守保存修理工事「平成の大修理」直後の大天守の白さは記憶に新しいですが、あれから9年もたっているんですね。小学生くらいですかね、当時も城好きで一度連れてきてもらったことがあり、それ以来の登城です。

姫路駅北口に出ると大手前通りの正面先に姫路城が見え、お城を中心に街ができていると感じます。

姫路城
姫路城

途中にも、大手前石垣や中濠跡などのみどころがあります。

大手前石垣
大手前石垣

中濠跡
中濠跡

お城に突き当たると内堀があり、桜門橋を渡って大手門(桜門)から城内に入ります。入ったところは三の丸、すぐ天守が視界に飛び込んできます。

桜門橋・大手門(桜門)・天守桜門橋・大手門(桜門)・天守
桜門橋・大手門(桜門)・天守

大手門(桜門)・桜門橋案内
大手門(桜門)・桜門橋案内

桜門橋
桜門橋

内堀
内堀

大手門(桜門)
大手門(桜門)

■三の丸

三の丸
三の丸

姫路城は現存建築物が桁違いに多く所要時間が読めないので、時間の許す限りいろいろ見ていく予定です。

ほとんどの人がまっすぐ登城口に進んでいきますが、登城口に向かって手前右手に大天守大柱展示場があるのはGoogle Mapで調査済み。大天守大柱展示場には、旧西大柱が展示されています。かつて大天守の地階床から六階床までを東大柱とともに貫き、重層構造の主体となって350年大天守を守り続けてきたものです。

登城口へ
登城口へ

天守
天守

大天守大柱展示場大天守大柱展示場
大天守大柱展示場

登城口の東側には天守の庭と千姫・忠刻結婚400年記念の顔はめパネル。こちらにもほとんど人が来ないです。築城以来天守を支えてきた地盤は徐々に沈下、傾斜していたため、昭和の解体修理時に天守基礎をコンクリート地盤にし、元の礎石は取り除いたそうです。その大天守の礎石が平面展示されているのが天守の庭。顔はめパネル前に撮影台があったので、殿と姫、それぞれセルフタイマーで撮影し、あとで合成しました。顔の位置がいまいち。

天守の庭
天守の庭

顔はめパネル
顔はめパネル

登城口チケット売り場の左手に管理事務所があり、そちらでスタンプをゲット後、入城します。料金は1,000円です。

登城口チケット売り場
登城口チケット売り場

管理事務所
管理事務所

#59 姫路城スタンプ

■二の丸

登城門から入ると菱の門。菱の門は姫山・鷺山(城山)への入口を固める櫓門で枡形になっています。菱の門から入ると二の丸です。右手に三国堀がありここは三国堀曲輪。左手は西の丸へ続いています。

三国堀と天守
三国堀と天守

天守
天守

正面の、いの門から、ろの門、はの門と進んでいきます。いの門をくぐると右手に井戸があります。ろの門をくぐって坂をあがって右手が、はの門へつづく将軍坂で、「暴れん坊将軍」に出てくる有名なスポットです。はの門の礎石には石灯籠の基礎が転用されています。

いの門
いの門

井戸
井戸

天守
天守

ろの門
ろの門

将軍坂
将軍坂

はの門
はの門

石灯籠の基礎
石灯籠の基礎

■乾曲輪

はの門をくぐると天守から見て乾(北西)の方角にある乾曲輪です。ロの櫓や、キリシタンの名残りとか魔除けと言われる十字紋が彫られた鬼瓦を、にの門櫓の唐破風屋根に見ることができます。

はの門
はの門

乾曲輪とロの櫓
乾曲輪とロの櫓

十字紋の鬼瓦(にの門)
十字紋の鬼瓦(にの門)

天守の方へ続く道を進みますが、突当りU字に曲がります。天守が見えてもなかなかたどり着けないようになっていますね。先には、にの門があります。

天守方向へ
天守方向へ

にの門
にの門

■西北腰曲輪

にの門は天井が低くなっていて上から槍でぐさりとされる感じでしょうか。にの門をくぐりながら再度U字に曲がると西北腰曲輪で、乾小天守がよく見えてきます。正面は、ほの門です。

にの門にの門
にの門

西北腰曲輪・乾小天守
西北腰曲輪・乾小天守

ほの門
ほの門

■北腰曲輪

ほの門は埋門になっていて、階段上がって左手は北腰曲輪で、イの渡櫓、ロの渡櫓、ハの渡櫓などが連なっています。ロの渡櫓の内部には井戸がありました。ハの渡櫓から先へは入れません。

イの渡櫓
イの渡櫓

ロの渡櫓・ハの渡櫓
ロの渡櫓・ハの渡櫓

ロの渡櫓の井戸
ロの渡櫓の井戸

ほの門から水の一門へは、油壁を配置することで大きく屈曲しています。油壁は、型枠を組み枠の内側で粘土と砂を交互に撞きつめていく版築という工法で作られた壁ですが、現在は壁土が露出しています。

左から水の一門、油壁、ほの門
左から水の一門、油壁、ほの門

水の一門手前左の石垣には、欠けた石臼が間詰め石として積まれていて、姥ヶ石とよばれています。

姥ヶ石
姥ヶ石

■水曲輪

水の一門から水の五門までの細長い区域は水曲輪とも呼ばれます。ロの渡櫓の井戸水を天守に運ぶことから、水と名前がついているそうです。水の一門をくぐると左折してすぐに水の二門、水の二門をくぐると左手に天守の石垣を見ながら水の三門をくぐると左に折れて天守入口とあり、水の四門です。

水の一門
水の一門

水の二門
水の二門

水曲輪
水曲輪

西小天守石垣
西小天守石垣

水の三門
水の三門

天守入口(水の四門)天守入口(水の四門)
天守入口(水の四門)

水の四門をくぐって2回左に折れるとニの渡櫓(本丸)と水の五門。

ニの渡櫓(本丸)・水の五門
ニの渡櫓(本丸)・水の五門

さて、ここから天守に入りますが、きりがいいので一旦ここで切ります。

大阪・兵庫城めぐりの旅 #3-3 夜の姫路城

17時すぎに姫路駅前ユニバーサルホテル南口にチェックインしました。
ユニバーサルホテルチェーンは、1月の岡山城めぐりの旅にて利用しましたが、朝食も夕飯も無料、サウナ付きの大浴場もあって宿泊費も激安(今回4,130円!)というお財布にすごく優しいホテルです。中が吹き抜けになっていて、部屋もまるでマンションのよう。姫路駅前で新幹線もよく見えて最高ですが、姫路城はビルに隠れて見えません。

姫路駅前ユニバーサルホテル南口姫路駅前ユニバーサルホテル南口

夜の姫路城のライトアップを見るために、その時間に合わせて19:50ごろに無料夕食をいただきました。チェックイン時に日替定食かカレー定食を選べるのですが、日替定食にして、今日は唐揚定食でした。サラダバーももちろん無料で大満足!

日替定食
日替定食

■ 姫路城 ■

さて姫路城のライトアップは毎日日没から24時までですが、20時と21時からの15分間は、カラーLEDによる彩雲(さいうん)ライトアップが実施されています。夕飯の時間を合わせてというのは21時から見られるようにということでした。

さてホテルを出ると少し雨がポツポツ、傘を取りに戻るのも面倒だし、何とかなるかとそのまま姫路城へ向かってしまい、着くまでに普通に雨になっていました。

到着時は通常の白色ライトアップで、21時になるとライトが一瞬消えてカラーでライトアップされました。色は赤、緑、青などゆっくりと変化していくのでずっと見ていられます。15分あっという間に経過して白色に戻りました。

姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ姫路城ライトアップ
姫路城ライトアップ

雨に打たれながらのホテルまでの道のりはそれは遠く感じたものです。最終日の明日は朝からゆっくりと姫路城を堪能する予定です。

大阪・兵庫城めぐりの旅 #3-2 芥川山城

飯盛城の次は芥川山城です。

■ 芥川山城 ■

芥川山城は高槻市の三好山にある続日本100名城の159番、国指定史跡です。山裾の三方は芥川が流れる摂津峡の深い峡谷の天然の要害です。芥川山城への主な登城ルートは、上の口ルート、塚脇ルート、大手筋ルートがありますが、今回は上の口ルートで計画、11:30ごろ、芥川漁業協同組合上の口駐車場に着きました。芥川漁業協同組合で駐車料金を支払いにいったものの誰もいないため、帰りに払えばいっかと停めさせてもらいました。

芥川漁業協同組合上の口駐車場
芥川漁業協同組合上の口駐車場

芥川漁業協同組合
芥川漁業協同組合

駐車場から100m足らずで芥川山城跡上の口側入口です。ここから道なりに進みます。

芥川山城跡上の口側入口
芥川山城跡上の口側入口

芥川山城跡案内図
芥川山城跡案内図

アクセスマップにある「滑落注意!」と書かれた場所はどんな斜面で危険なのだろうと不安でしたが、行ってみると芥川沿いの絶壁で確かに危険ですが、山城ではこのような場所は当たり前の感じでした。

「滑落注意!」
「滑落注意!」

ここを過ぎればそれほどきつくない普通の山登りです。11:50ごろ塚脇ルートとの合流地点の城入口につきました。

城入口城入口
城入口

■東曲輪群

城跡案内図に番号が振られた曲輪をめぐります。城入口から東曲輪群に入り、最初に右側に曲輪25があります。

東曲輪群東曲輪群
東曲輪群

曲輪25曲輪25曲輪25曲輪25
曲輪25

曲輪25の西側一段高いところに曲輪23。

曲輪23曲輪23
曲輪23

曲輪23とその西側にある曲輪22の間に一段高くなった場所があるましたが、これはどちらに属するのでしょう。

曲輪23と22の間
曲輪23と22の間

曲輪22
曲輪22

曲輪22と23の北側に曲輪24があります。

曲輪24
曲輪24

曲輪22の南側虎口から登城道へ出ると左側に竪土塁が斜面に沿って伸びていました。

竪土塁
竪土塁

登城道を西へ進むと土橋と堀切I 、この先は中央曲輪群になります。

土橋と堀切I土橋と堀切I
土橋と堀切I

堀切I
堀切I

■中央曲輪群

土橋の先は切通しになっていて中央曲輪群に入ります。右側に曲輪20、その向かいあたりに曲輪17・16へ続くと思われる道がありましたが柵があり通行できませんでした。後で柵に扉があることを知りました、残念。

切通し切通し
切通し

曲輪20
曲輪20

さらに西に進むと南から上ってくる大手道と合流します。大手道を下りていくと大手石垣がありますが、これはのちほど見るとして西へ進みます。

大手道
大手道

■西曲輪群

虎口ウを過ぎると西曲輪群に入ります。道なりに左に折れると左側に曲輪10、その先すこし登ると曲輪11です。曲輪11からの眺望は素晴らしく、先ほど訪れた飯盛山や生駒山、大阪平野を見渡せます。

虎口ウ
虎口ウ

曲輪10
曲輪10

曲輪11曲輪11曲輪11
曲輪11

その先は分岐になっていますが、主郭めざし右側の道を登っていきます。

分岐
分岐

登りきると右側に曲輪9、左側に曲輪3、その先道なりに登ると虎口アを通って主郭(曲輪1)に到着です。三好長慶社がありました。主郭の南側一段下がったところは曲輪2です。

曲輪9曲輪9
曲輪9

曲輪3
曲輪3

虎口ア
虎口ア

主郭(曲輪1)主郭(曲輪1)
主郭(曲輪1)

三好長慶社
三好長慶社

曲輪2
曲輪2

主郭の北端へ行ってみました。北東方向下側に曲輪6、北西方向下側に曲輪4が見えました。曲輪4~8は行けるのかもわからず。たぶん行けない感じでした。

曲輪6
曲輪6

曲輪4
曲輪4

曲輪11の分岐に戻って直進し、堀切Cを見て戻りました。本当は田ノ丸と勘違いしてしまい、戻ってしまったのでした。

堀切C
堀切C

大手道分岐で大手道を下りて大手石垣を見て今日はここまでかなということで、もと来た道を戻ります。

大手石垣

曲輪21を見れないかなと曲輪20の手前で、登城道北側一段下の曲輪に下りてみると北側に確認できました。

曲輪21
曲輪21

城入口までもどり、最後曲輪26と27を見ようと塚脇ルートをすこし進んで曲輪26と思っていた曲輪はどうやらそうではなかったようです。あとから案内図と照らし合わせてもそもそもそこへ続く道へ行けない、入れない感じ、どちらも行けないようですね。最初の城入口の写真中央奥に見えるのが曲輪26のような気がします。今回は自分のチョンボもあったりで見ようと思って見られなかったところが多かった気がします。もう少し現地の案内板とかあればいいですね。

下城し上の口駐車場について芥川漁業協同組合で駐車料金支払いに行ってみたところ今度は人がいたのでちゃんと1000円後払いしました。

13:40ごろ、上の口駐車場をでて高槻市立しろあと歴史館に14:10すぎに到着しました。高槻市立しろあと歴史館では、芥川山城のスタンプと御城印、高槻城の御城印をゲット。こちらはおもに高槻城に関する展示になっていて、高槻城のことを係員の方が説明してくれました。高槻城の遺構はほとんどないとのことでしたが、高槻城三の丸北郭に位置する野見神社内の摂社、永井神社の社殿と唐門が遺構だとお聞きしたので見てきました。あいにく社殿は修理中のようでした。

高槻市立しろあと歴史館
高槻市立しろあと歴史館

#159 芥川山城スタンプ芥川城御城印高槻城御城印

永井神社唐門
永井神社唐門

15:50すぎにレンタカーを返却し、新大阪から新幹線で今日の宿、姫路駅前ユニバーサルホテル南口のある姫路へ向かいました。

大阪・兵庫城めぐりの旅 #3-1 飯盛城

部屋からのながめ
部屋からのながめ

ニューコマンダーホテル 大阪 <寝屋川>ニューコマンダーホテル 大阪 <寝屋川>

3泊4日の大阪・兵庫めぐりの旅3日目。城めぐり再開、飯盛城芥川山城を巡る予定です。どちらも山城で疲れそう。
6:40ごろホテルを出発しました。

■ 飯盛城 ■

飯盛城は大東市および四条畷市にまたがる飯盛山にある続日本100名城の160番、国指定史跡です。戦国時代に三好長慶が居城としたことで知られ、長慶は芥川山城からここに拠点を移しました。この城は政権が所在する「首都」といえるような場所で織田信長に先駆ける天下人ともいわれているそうです。

大東市側にある飯盛城跡駐車場に7:20ごろ到着しました。スタンプと御城印があるキャンピィだいとうは10時からなので、先に登城します。

飯盛城跡駐車場
飯盛城跡駐車場

飯盛城跡案内図
飯盛城跡案内図

駐車場のある道が登城道、そのまま上っていくと途中2本連続して竪堀を見ることができます。

竪堀竪堀
竪堀

さらに進むと馬場(X郭)で楠公寺があります。トイレの壁面にパンフレットがあるはずが、空っぽでした。楠公寺は楠木正行はじめ四條畷の戦いの戦死者を弔うために開山されたお寺で、高櫓郭には小楠公銅像があります。

馬場(X郭)
馬場(X郭)

楠公寺に向かって左には登城道が続き、しばらく登ると三方向への分岐に出ますが、右の山道を進み少し行くと石垣1があります。崩壊防止のための布団かごが設置されていました。この山道の下側にも石垣69があるはずなので少し探しました。あれかなぁと思われる石垣を木の枝の間から見つけましたが正しいかどうか。

石垣1石垣1石垣1
石垣1

石垣69
石垣69

山道を戻り、先ほどの分岐を道なりに登っていくと高櫓郭(Ⅰ郭)と千畳敷郭(Ⅷ郭)の間の大きな堀切に出ます。

堀切堀切
堀切

ここを境に大きく北側と南側に分かれていて、先に北側を見ていきます。2本の階段がありますが、どちらも高櫓郭(Ⅰ郭)に行けるようです。堀切と土橋があり、ここを登ると高櫓郭(Ⅰ郭)ですが手前はロープのある急な登り坂でした。

堀切と土橋堀切と土橋
堀切と土橋

急な登り坂
急な登り坂

高櫓郭(Ⅰ郭)に出ました。高櫓郭(Ⅰ郭)は飯盛山の山頂です。高櫓郭(Ⅰ郭)には、小楠公銅像(楠木正行像)があり、その横には戦時中に供出された小楠公銅像を再建した田伐兼松の像、他に国旗掲揚台があります。

小楠公銅像(楠木正行像)
小楠公銅像(楠木正行像)

田伐兼松銅像
田伐兼松銅像

国旗掲揚台
国旗掲揚台

高櫓郭(Ⅰ郭)から北側すこし下がったところが本郭(Ⅱ郭)で、展望台からは大阪平野が一望できます。

展望台
展望台

展望台からの眺望
展望台からの眺望

展望台からの眺望(大阪城)
展望台からの眺望(大阪城)

本郭(Ⅱ郭)から北側すこし下がったところがⅢ郭で、Ⅲ郭手前右方向の山道を行ってみると、石垣3・石垣4を見ることができます。

石垣3石垣3
石垣3

石垣4
石垣4

Ⅲ郭から西側にある曲輪群A・北條神社へ続く山道を少し下りると石垣5・6・7があります。

Ⅲ郭Ⅲ郭
Ⅲ郭

石垣5
石垣5

石垣6(上)・7(下)
石垣6(上)・7(下)

Ⅲ郭から北側への山道はかなり急になっています。下りたところは旧道と新道へ分岐になっていますが、旧道は法面崩壊の恐れがあるため新道へとの案内が出ていました。三本松丸(Ⅳ郭)はここをすこし上がった旧道沿いのため、安全そうなところまで行って戻ってきました。

Ⅲ郭北側山道
Ⅲ郭北側山道

旧道新道分岐
旧道新道分岐

三本松丸(Ⅳ郭)
三本松丸(Ⅳ郭)

新道へ進みます。分岐を下りだしてすぐ右に振り替えると山道の下側に石垣90が確認できました。

石垣90石垣90
石垣90

進むと御体塚郭(Ⅴ郭)の南側に出ますが、その手前右側には石垣14・15・16が確認できます。

石垣14・16
石垣14・16

石垣14
石垣14

石垣16
石垣16

石垣15
石垣15

階段をずっと登ると御体塚郭(Ⅴ郭)です。御体塚郭(Ⅴ郭)は三好長慶の死を公表しなかった2年間の仮埋葬地だといわれています。

御体塚郭(Ⅴ郭)御体塚郭(Ⅴ郭)
御体塚郭(Ⅴ郭)

Ⅵ郭へ向かいます。御体塚郭(Ⅴ郭)北側から山道を下りていくと右側に石垣18がありました。さらに下りて、御体塚郭(Ⅴ郭)とⅥ郭間の大堀切にでました。岩盤が削り抜かれいていて見事です。

大堀切
大堀切

大堀切を左手に山道を進むと北端のⅥ郭です。比叡山、六甲山、淡路島、南河内まで見渡せる視界270度の眺望が広がります。

Ⅵ郭Ⅵ郭Ⅵ郭Ⅵ郭Ⅵ郭
Ⅵ郭

飯盛山史蹟碑
飯盛山史蹟碑

ここまででⅠ郭からⅥ郭までの北側遺構を見たので、Ⅴ郭(御体塚郭)の東側の山道経由で南側へ戻ります。途中で石垣19を確認できました。

石垣19
石垣19

御体塚郭(Ⅴ郭)の南側でもと来た山道に合流し、三本松丸(Ⅳ郭)南側の分岐(行きに通った旧道新道分岐)で左側石垣1方向へつながる山道を進みます。Ⅲ郭東側あたりでⅢ郭へつながる山道に進みすこし上がったところに石垣9、つづいて石垣54を確認しました。

Ⅲ郭へつながる山道(右)
Ⅲ郭へつながる山道(右)

石垣9
石垣9

石垣54
石垣54

Ⅲ郭に戻り、石垣3・4を経由してそのまま進んでいけば石垣71が見られるはずでしたが、よくわかりませんでした。

そのまま進んで、高櫓郭(Ⅰ郭)と千畳敷郭(Ⅷ郭)の間の大きな堀切へ戻ってきました。これから南側を見ていきます。管理用道路を登るとっていくと千畳敷郭(Ⅷ郭)です。千畳敷郭の最高部にはNHK・FM送信所が立っています。

中断を西方向へ行くと土塁が見られます。

千畳敷郭(Ⅷ郭)千畳敷郭(Ⅷ郭)
千畳敷郭(Ⅷ郭)

土塁
土塁

千畳敷郭(Ⅷ郭)の南側は南丸(Ⅸ郭)です。南丸(Ⅸ郭)には石垣で築かれた虎口があります。

南丸(Ⅸ郭)
南丸(Ⅸ郭)
南丸(Ⅸ郭)
南丸(Ⅸ郭)

石垣31(左)石垣30(右)と虎口
石垣31(左)石垣30(右)と虎口

石垣30
石垣30

これで飯盛城散策は終了、行きとは違う道で帰りました。虎口から南へ道なりに進み、途中、「桜池・野外活動センター」の道標で左折し、山道をひたすら下っていくと駐車場近くまで戻れました。

「桜池・野外活動センター」の道標
「桜池・野外活動センター」の道標

時刻はちょうどキャンピィだいとうが開館するちょうど10時すぎ、スタンプと御城印をゲットしました。

#160 飯盛城スタンプ飯盛城御城印

次は芥川山城へ向かいます。