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鳥取・島根城めぐりの旅 #2-1 津和野城

2泊3日の鳥取・島根城めぐりの旅2日目。今日は、津和野城月山富田城をめぐる予定です。

宿の朝食

宿で朝食を取った後は、津和野城跡観光リフトが動き出す9時まで時間があるので、チェックアウト前に、津和野城の山麓遺構を散策する予定です。

そういえばすごく驚いたことが。夕食時に会話した夫婦のクルマが、ナンバー見たらなんと今年の3月に行った広島・山口城めぐりの旅で借りたレンタカーだった!こんな偶然あるんですね。夫婦に話したらびっくりして喜んでました。

■ 津和野城 ■

津和野城は、島根県津和野町のにある標高367メートルの霊亀山に吉見頼行・頼直によって築かれた山城です。比高は約200m。国指定史跡で、日本100名城の66番です。

馬場先櫓馬場先櫓
馬場先櫓

嘉楽園
嘉楽園

物見櫓物見櫓
物見櫓

津和野城の山麓遺構は宿から徒歩5分ほどのところにありました。藩主亀井氏の藩邸跡(嘉楽園)で、馬場先櫓、物見櫓は現存遺構です。

大手登城口
大手登城口

大手道の石垣
大手道の石垣

物見櫓から少し南へ行ったところに大手登山口、そこから伸びる大手道。大手道を少しあがったところでは石垣を見ることができました。

太皷谷稲成神社
太皷谷稲成神社

太皷谷稲成神社から津和野城のぞむ
太皷谷稲成神社から津和野城のぞむ

津和野城御城印太鼓谷稲成神社御朱印

チェックアウトの後は、最初に太皷谷稲成神社へ。かなり大きな立派な神社で、そう言えば昨晩暗くなってからも太鼓の響きが聞こえていました。ここでは御城印(500円)、御朱印をいただきました。

津和野城跡観光リフト乗り場
津和野城跡観光リフト乗り場

#66 津和野城スタンプ

津和野城跡観光リフト
津和野城跡観光リフト

続いていよいよ津和野城です。津和野城跡観光リフト太皷谷稲成神社のすぐ近く。リフト乗り場にスタンプがあります。リフトの料金は往復700円です。比高200mの山城を登るのはかなりきついのでこれは正直とてもうれしいです。

登城路
登城路

堀切跡
堀切跡

リフトを下りると登城路が整備されています。少し登った左側に堀切跡があります。

■出丸

段床
段床

虎口虎口
虎口

出丸
出丸

平櫓跡
平櫓跡

二重櫓跡
二重櫓跡

土塀の控柱跡
土塀の控柱跡

土手と土塀跡
土手と土塀跡

登城路をさらに進んでいくと左側に出丸、まっすぐは本丸へ続きます。出丸の虎口を入って西側(右側)に平櫓跡、二重櫓跡、東側(左側)に土塀の控柱跡、土手と土塀跡を見ることができます。

出丸から津和野の街並みをのぞむ
出丸から津和野の街並みをのぞむ

出丸石垣
出丸石垣

虎口を出て石垣を左側に伝って回ると出丸石垣が見られますが、少し危ないので慎重に。

登城路に戻ります。しばらく進むと前方向に左右に分岐していて、右側が旧登城路とあったのでそちらに進みましたが、新しい方が歩きやすいだけで、旧登城路に特別何かがあるわけではありませんでした。

あずまや
あずまや

新旧登城路の合流後、すぐ先にあずまやのある曲輪にでます。大手道もここで合流します。あずまやの東側の坂道を登ると東門跡へつながるようですが通行止めで、本丸方面へは西側に作られた足場の仮歩道を進みます。

万代の池
万代の池

仮歩道に入る直前右下へ降りると万代の池があります。

足場の仮歩道
足場の仮歩道

三十間台石垣
三十間台石垣

三段櫓跡石垣
三段櫓跡石垣

三の丸石垣(北側)
三の丸石垣(北側)

仮歩道は三の丸の西側部分まで続いていますが、途中、三十間台石垣や三段櫓跡石垣、三の丸石垣などが見られます。

■三の丸

台所跡
台所跡

海老櫓跡
海老櫓跡

馬立跡
馬立跡

三段櫓跡(上段)
三段櫓跡(上段)

三段櫓跡(中・下段)

仮歩道を登り切ったところは三の丸の西側部分で、台所跡、エビ櫓跡、馬立跡、三段櫓跡があります。三段櫓跡は現時点下からは見ることができないので、上段から見降ろす感じです。

天守台
天守台
天守台

西櫓門跡
西櫓門跡

三の丸の南側へ
三の丸の南側へ

馬立跡の東側には天守台があり、向かって左側に下りると三段櫓跡の下側や東門へつづくのですが立ち入り禁止です。向かって右側すぐに西櫓門跡があります。天守台を左に見ながら三の丸の南側部分へ向かいます。

三の丸(南側)
三の丸(南側)

人質櫓台高石垣人質櫓台高石垣
人質櫓台高石垣

P1013622
南櫓門跡

南櫓門跡より南櫓門跡より
南櫓門跡より

三の丸の南側部分に出ると、左側に人質櫓台高石垣がそびえています。三の丸南端には、南櫓門跡があります。

■本丸

天守台へ
天守台へ

天守台天守台
天守台

三の丸(西側)
三の丸(西側)

東門跡
東門跡

三の丸の次は本丸へ。三の丸から坂を登り、天守台にあがると三の丸の西側や東門跡など見降ろせます。天守台は城の最高所である三十間台の西側一段低い場所にあるとても珍しい構成になっています。

三十間台
三十間台
三十間台

人質郭
人質郭

三十間台より
三十間台より

三十間台へは天守台東側から上ります。三十間台は津和野城の最高所、ここからの眺めは最高です。

■二の丸

三十間台からみた太鼓丸
三十間台からみた太鼓丸

太鼓丸
太鼓丸

三十間台石垣
三十間台石垣

二の丸・腰郭
二の丸・腰郭

三十間台北側の虎口から一段下りると太鼓丸(二の丸)です。太鼓丸の南西隅から二の丸、天守台を経由して下城。大体2時間弱の散策でした。

次は月山富田城に向かいました。

鳥取・島根城めぐりの旅 #1 浜田城

2泊3日の鳥取・島根城めぐりの旅1日目。計画では、
・1日目:浜田城
・2日目:津和野城月山富田城
・3日目:出雲大社松江城米子城水木しげるロード
をめぐる予定です。

熊谷駅近くの有料駐車場に止めて、6:34の新幹線で羽田空港へ向かい、東京モノレールで羽田空港第2ターミナルには8時前に到着。

羽田第2ターミナル47番ゲート
羽田第2ターミナル47番ゲート

羽田9時発米子行きの飛行機に乗り、10:25米子に到着。

目玉おやじ

空港の手荷物受取所では、目玉おやじがスーツケースに入って出迎えてくれました。

米子空港からは日産レンタカー、今回も相棒はノートで、乗り出しは25,266km。浜田城へ向かいました。

■ 浜田城 ■

13:50ごろ、浜田城山公園駐車場に到着しました。実は初島根県です。

浜田城は、江戸時代に古田重治によって標高67mの丘陵上に築かれた城で、別名亀山城といいます。本丸の南側に二の丸、三の丸、西側に出丸が配された梯郭式平山城です。島根県指定史跡、続日本100名城の170番です。

浜田城資料館
浜田城資料館

駅鈴モニュメント
駅鈴モニュメント

駐車場脇の浜田城資料館でスタンプをゲット、資料館と駐車場の間にある駅鈴モニュメントは12代浜田藩主松平康定侯が松阪(三重県)の本居宣長に贈った駅鈴のモニュメントです。駐車場の東側にある散策路を登って浜田城へ向かいます。

濱田護國神社
濱田護國神社

#170 浜田城スタンプ浜田城御城印

浜田城跡にある濱田護國神社社務所で御城印(300円)を入手してから、本殿に向かって右側の道を進み、本丸を目指しました。

浜田藩追懐の碑
浜田藩追懐の碑

旧浜田県庁表門と石垣
旧浜田県庁表門と石垣

三丸石垣
三丸石垣

出丸へ続く石段
出丸へ続く石段

三丸
三丸

本殿の裏手に浜田藩追懐の碑、その先に旧浜田県庁表門と立派な石垣があります。門をくぐり、石段を登ると三丸です。左側石段を登ると出丸へ行けますが、ここはかつてはなかった道で、石垣が続いていたそうです。

二ノ門跡
二ノ門跡

二ノ門桝形跡
二ノ門桝形跡

二丸
二丸

一ノ門跡一ノ門跡
一ノ門跡

三丸から桝形虎口になっている二ノ門跡をとおり、二丸へ。二丸から一ノ門跡をとおると本丸です。

本丸本丸
本丸

報国忠勇之碑台座
報国忠勇之碑台座

外ノ浦
外ノ浦

本丸から北側のぞむ
本丸から北側のぞむ

三重櫓(天守)跡
三重櫓(天守)跡

本丸から西側のぞむ
本丸から西側のぞむ

出丸
出丸

本丸入って正面に報国忠勇之碑の台座があり、東側からは北前船の寄港地だった外ノ浦を眺めることができます。北西隅には三重櫓(天守)跡があります。一ノ門跡右側の石段を下りると右側に出丸があります。

焔硝蔵の曲輪
焔硝蔵の曲輪

井戸跡
井戸跡

護國神社方面に戻り、本殿裏手を左側に続く道を進むと焔硝蔵の曲輪、手前下りたところに井戸跡。

中ノ門跡
中ノ門跡

裏門跡
裏門跡

大手門跡
大手門跡

戻り、護國神社手前左側に下りる道があり、そこをひたすら下りていくと中ノ門跡。
中ノ門跡を過ぎると、城山公園を出ることになります。裏門跡、大手門跡と確認し、駐車場に戻ってきたのは15:30ごろです。

しゃべる!浜田城跡自販機
しゃべる!浜田城跡自販機

浜田城古田重治武将印浜田城古田重治武将印

駐車場には、しゃべる!浜田城跡自販機が設置されていて、歴代藩主印(330円)を購入しました。全6種類で、何がでるかわかりません。ゲットしたのは初代藩主、古田重治の印でした。買うときに「よう参ったの!これが続日本100名城浜田城じゃ!あっぱれじゃ!頂上へ参れ!絶景が見えるぞ。日本遺産北前船寄港地外ノ浦じゃ」としゃべってくれました。

若さぎの宿
若さぎの宿

津和野城ライトアップ
津和野城ライトアップ

宿の夕食
宿の夕食

今日の宿は、明日めぐる予定の津和野城のすぐ近くの若さぎの宿さん。17:30前に到着しました。宿の前からは霧に覆われた津和野城が見えます。夜になると津和野城はライトアップされました。宿での夕食時、名古屋から来たという夫婦から声をかけていただき城めぐりの話など楽しく過ごせました。

殿町通り殿町通り殿町通り鯉
殿町通り

津和野カトリック教会
津和野カトリック教会

食事の後は、「山陰の小京都」と呼ばれるせっかくの津和野です、殿町通りに散歩へ。掘割に泳ぐたくさんの鯉、津和野カトリック教会など、ほとんど人通りがない夜の通りは少し寂しかったかな。

明日は朝から津和野城です。

ふるさと納税駆け込み寄付

ふるさと納税制度改正でポータルサイトのポイント還元は2025年9月末で終了とのことで、駆け込み寄付しました。選んだ返礼品は、

  • シグマ SIGMA 公式 オンラインショップ カメラ・レンズ 購入クーポン(30,000円)
  • ステンレス天ぷら鍋20cm

シグマからCONTEMPORARY 20–200mm F3.5–6.3 DGが9/25に発売されたばかりで、手持ちの28-200mmだと広角側が足りないので旅行レンズに最適!ちょうどいいタイミングでした。

天ぷら鍋は金額合わせです。

鳥取・兵庫城めぐりの旅 #3-2 明石城

今回の旅の最後は明石城です。明石公園駐車場がいっぱいだったので、11:50ごろ近くの市営明石駅前立体駐車場にとめました。黒井城から明石城に変更したことで事前準備がないため、とりあえずスマホ頼りに散策することにしました。

■ 明石城 ■

明石城は兵庫県明石市にある国指定史跡、日本100名城の58番で、城跡は明石公園として整備されています。2014年に登城済みで、竹田城同様目的は御城印と動画撮りです。といいつつ記憶にあるのは2つの櫓が土塀でつながっているダイナミックな景観のみなので楽しみです。

市営明石駅前立体駐車場を出ると城跡南東隅あたりで、中堀と東不明門跡が見えます。中堀はこんなに幅広の立派な堀だったんですね、やはり全く覚えていません。21日からひょうごまちなみガーデンショーを開催していて、かなりの人でにぎわっています。

中堀と東不明門跡中堀と東不明門跡
中堀と東不明門跡

公園正面入口から入り、三ノ丸、稲荷曲輪、本丸、二ノ丸、東ノ丸の流れで散策することにしました。正面入口の右側には中部幾次郎翁銅像。現マルハニチロの創業者で公園創設をはじめ明石のために尽くした功績をたたえて建てられたそうです。中堀にかかる橋を渡ったところに太鼓門跡、門をすぎると三ノ丸。本丸などがある石垣の下側手前全部が三ノ丸と思っていましたが、太鼓門跡から見て左側にはかつて内堀に囲まれた居屋敷郭があり、右側が現在武蔵の庭園がある三ノ丸だったようです。内堀が埋められていて位置は明確にはわかりません。居屋敷郭あたりにはテントなど沢山張られていてガーデンショーのメイン会場のようです。

中堀と太鼓門跡
中堀と太鼓門跡

明石公園案内図
明石公園案内図

中部幾次郎翁銅像
中部幾次郎翁銅像

太鼓門跡太鼓門跡太鼓門跡
太鼓門跡

居屋敷郭、三ノ丸
居屋敷郭、三ノ丸

三ノ丸の明石公園サービスセンターで御城印をゲット。2014年入手済みのスタンプも貼っておきます。

明石公園サービスセンター
明石公園サービスセンター

#58 明石城スタンプ明石城御城印

石垣に向かって進みます。巽櫓から長い本丸土塀を挟んで坤櫓のある風景は、インパクトがあります。巽櫓の下にくると右へ二ノ丸石垣、東ノ丸石垣が続きます。

坤櫓、本丸土塀、巽櫓
坤櫓、本丸土塀、巽櫓

巽櫓
巽櫓

二ノ丸石垣、東ノ丸石垣
二ノ丸石垣、東ノ丸石垣

坤櫓、本丸土塀、巽櫓
坤櫓、本丸土塀、巽櫓

巽櫓
巽櫓

石垣を右に見ながら西へ進み坤櫓の方へ。

居屋敷郭
居屋敷郭

坤櫓坤櫓坤櫓
坤櫓

坤櫓をすぎた先の石垣は稲荷郭の石垣でその南西隅は正ノ櫓跡、石垣に沿って右に折れます。道の左側先の陸上競技場は山里郭があったところです。

正ノ櫓跡
正ノ櫓跡

稲荷郭石垣
稲荷郭石垣

山里郭
山里郭

稲荷郭石垣の北西隅は文ノ櫓跡、石垣から離れないように舗装道から右に折れるとすぐ右に万ノ門跡、正面は桜堀、石段を上がったところの万ノ門跡の右側に稲荷郭。一周します。

万ノ門跡
万ノ門跡

桜堀と本丸石垣
桜堀と本丸石垣

稲荷郭稲荷郭
稲荷郭

正ノ櫓跡
正ノ櫓跡

稲荷郭
稲荷郭

稲荷郭の本丸側に進み、坤櫓と先ノ門跡、天守台、本丸石垣とみて万ノ門跡に戻ります。

坤櫓と先ノ門跡
坤櫓と先ノ門跡

天守台
天守台

本丸石垣
本丸石垣

万ノ門跡から坂をのぼり見ノ門跡から本丸へ入ります。反時計回りに文ノ櫓跡、天守台、坤櫓。

本丸へ
本丸へ

見ノ門跡
見ノ門跡

本丸
本丸

乾櫓跡乾櫓跡
乾櫓跡

乾櫓跡から天守台
乾櫓跡から天守台

天守台天守台天守台
天守台

天守台から坤櫓
天守台から坤櫓

天守台から乾櫓跡
天守台から乾櫓跡

坤櫓は伏見城からの移築櫓で国重要文化財に指定されています。ラッキーなことに9月~11月土日祝限定で特別公開されていました。

坤櫓坤櫓坤櫓坤櫓坤櫓坤櫓
坤櫓

坤櫓の脇に人丸塚、本丸土塀沿いに巽櫓へ向かうと展望台が設置されています。

人丸塚
人丸塚

巽櫓と展望台
巽櫓と展望台

展望台から坤櫓
展望台から坤櫓

展望台から三ノ丸
展望台から三ノ丸

巽櫓は船上城から移築されたもので国の重要文化財、3月~5月土日祝限定で特別公開されるそうです。

巽櫓巽櫓
巽櫓

巽櫓の北側に番ノ門跡がありその先は二ノ丸ですが、さらに北側には艮櫓跡があります。

番ノ門跡
番ノ門跡

艮櫓跡
艮櫓跡

番ノ門跡から本丸を出ると土橋になっていて本丸と二ノ丸を隔てる大堀切があります。

土橋
土橋

大堀切大堀切
大堀切

土橋渡って二ノ丸に入るとすぐ右側に大ノ門跡。ここから大堀切越しに見る巽櫓も絵になります。振り返ると二ノ丸石垣、東ノ丸石垣。

大ノ門跡大ノ門跡
大ノ門跡

巽櫓巽櫓
巽櫓

二ノ丸石垣、東ノ丸石垣
二ノ丸石垣、東ノ丸石垣

二ノ丸から方ノ門跡を抜けて東ノ丸へ。

二ノ丸二ノ丸二ノ丸
二ノ丸

方ノ門跡方ノ門跡
方ノ門跡

東ノ丸東ノ丸東ノ丸
東ノ丸

東ノ丸の北東隅の左側は北ノ丸へ続く真ノ門跡、右側は城外・東帯郭へ通じる天ノ門跡、天ノ門跡を抜けると左側に城外へ通じる出ノ門跡、右側に東帯郭があります。

真ノ門跡
真ノ門跡

天ノ門跡
天ノ門跡

出ノ門跡を進むと右手南側に箱堀、左側は薬研堀ですが、薬研堀は藪でよく見えないので一旦そのまま城外へ出て左に回ると水を湛えた薬研堀を見ることができます。

出ノ門跡出ノ門跡
出ノ門跡

東帯郭
東帯郭

箱堀
箱堀

薬研堀
薬研堀

戻って東帯郭を南へ下りていくと東ノ丸南東隅の角ノ櫓跡下の石垣部分でで右に折れ、南帯郭に入ります。

東帯郭東帯郭
東帯郭

角ノ櫓跡
角ノ櫓跡

南帯郭
南帯郭

南帯郭を西端まで進んで、石段を下り、三ノ丸の武蔵の庭園を通って東不明門跡から下城しました。

巽櫓、坤櫓
巽櫓、坤櫓

武蔵の庭園武蔵の庭園武蔵の庭園
武蔵の庭園

東不明門跡東不明門跡東不明門跡
東不明門跡

14:10ごろ散策終了、帰路につきました。新大阪に着いて16:00前にレンタカー返却、総走行距離は496Km、ガソリン19.91L、ノートの燃費は24.91Km/Lでした。途中で16:39発の新幹線を予約しておきましたが、駅弁など買ってたりしたらあまり待つこともなくちょうどいい時間。今回も疲れたのでグリーンです。

紅葉の姫路城弁当
紅葉の姫路城弁当

20:45ごろ地元の日帰り温泉によってから帰宅しました。

次のお城めぐりの旅は10月末計画済み、さらにその次も12月に計画済みです。


鳥取・兵庫城めぐりの旅 #2-3 出石城・有子山城

今日最後めぐるのは、出石城有子山城です。昨日の鳥取城の登山でかなり体力を消耗し、それよりも過酷と予想される有子山城に登るか正直迷っていましたが、予定より1時間ほど前倒しの結果、2時間かけて登山してもOKの状況なので、へとへとになったとしても登るぞと決意を固めました。

■ 出石城・有子山城 ■

出石城は、兵庫県豊岡市出石にある豊岡市指定史跡の城、有子山城は、おなじく出石にある標高321mの急峻な有子山に築かれた国指定史跡の山城です。出石城有子山城として続日本100名城の162番になっています。

12:05ごろ大手前駐車場に到着しました。南側の山の上に有子山城の石垣が見えます。あそこまで登るのかとプレッシャーです。同じ区画にあるいずし観光センターでスタンプと両城の御城印をまずゲット。スタンプは全く何かわからないほどインクが薄かったので予備を出してもらいました。あたりは城下町の街並みの雰囲気がとてもいいです。国の重要伝統的建造物群保存地区「豊岡市出石伝統的建造物群保存地区」として選定されているので、観光客もとても多く賑わっています。

大手前駐車場
大手前駐車場

いずし観光センター
いずし観光センター

#162 出石城・有子山城スタンプ出石城御城印有子山城御城印

■出石城

まずは出石城の三の丸から散策です。駐車場自体、三の丸跡にあって、隣が家老屋敷、その少し先に西門跡があります。家老屋敷では何かのイベントの準備でしょうか。マイクのテストなど忙しそうでした。

家老屋敷家老屋敷
家老屋敷

西門跡
西門跡

戻って大手前通りを少し北へ行くと、大手門跡と辰鼓楼、内堀。辰鼓楼は明治時代から時を刻む日本最古年の時計台で今では4代目。大手前通りを南に進み、左側にある三の丸の対面所跡へ行ってみると、内堀側奥には内堀散策路がありました。

大手門跡と辰鼓楼
大手門跡と辰鼓楼

内堀
内堀

対面所跡
対面所跡

辰鼓楼
辰鼓楼

内堀散策路
内堀散策路

登城橋を渡り登城門から城跡へ入ります。

登城橋と登城門
登城橋と登城門

登城門登城門
登城門

門を入って左側に下の曲輪があり、碑がたくさん並んでいます。右側は西の曲輪。

下の曲輪
下の曲輪

西の曲輪
西の曲輪

下の曲輪の一段上が二の丸で、本丸西隅櫓の手前石段から入ります。本丸石垣を見てから桝形虎口跡へ。下の曲輪から二の丸へ上がる虎口です。

二の丸石垣
二の丸石垣

本丸西隅櫓
本丸西隅櫓

二の丸西側門跡
二の丸西側門跡

二の丸
二の丸

本丸西隅櫓
本丸西隅櫓

本丸石垣
本丸石垣

桝形虎口跡
桝形虎口跡

本丸東隅櫓
本丸東隅櫓

二の丸の東側から有子山稲荷神社の鳥居が立ち並ぶお城坂へ出て左側に山里丸。

山里丸石垣
山里丸石垣

お城坂
お城坂

山里丸
山里丸

お城坂に戻って、二の丸の一段上にある本丸へ。入ってすぐ右側に本丸東隅櫓、左側に稲荷曲輪高石垣、奥に本丸西隅櫓と感応殿。2つの櫓は模擬櫓です。感応殿には仙谷秀久が祀られています。本丸西隅櫓の東側は本丸渡り櫓跡です。

本丸本丸
本丸

本丸東隅櫓本丸東隅櫓
本丸東隅櫓

稲荷曲輪高石垣
稲荷曲輪高石垣

本丸西隅櫓本丸西隅櫓
本丸西隅櫓

感応殿
感応殿

本丸渡り櫓跡
本丸渡り櫓跡

続いてさらに一段上の稲荷曲輪へ。稲荷曲輪には出石城の鎮守社である有子山稲荷神社があります。

稲荷曲輪高石垣
稲荷曲輪高石垣

有子山稲荷神社
有子山稲荷神社

稲荷曲輪
稲荷曲輪

稲荷曲輪からの眺望
稲荷曲輪からの眺望

ここまで出石城を散策しました。続いて有子山城へ登ります。

■有子山城

稲荷曲輪の東側に有子山城への登山口があります。登山口には登山における注意書きが。クマ、ハチ、ヘビなどの危険動物や登山についてのもので、プレッシャーを与えます。でも今日は時間をかけても登ると決めたので行きます。竹の杖が置かれていたので初めて借りることにしました。山城ではたまに杖が置かれていることがありますが、これまでは借りたことはないです。

有子山登山口
有子山登山口

事前情報では、登山口から40~60分、最初の500mがほぼまっすぐの急坂で、そこまで行くと楽だそうです。旅程計画時間に対し1時間40分ほど余裕があるため、なんとかせねば。

最初からほんとに急で、ほんとに傾斜が全く変わらずにひたすら続きます。すこし登ったところに「本丸まで980メートル」の表示板、あれ?登山口から980メートルじゃないの?と思いつつ、登っていきます。途中ところどころでお地蔵さんが励ましてくれています。次に850メートルの表示、まだそれしか来ていないの?とうんざりしますが、何なんでしょう、昨日の鳥取城よりなんか楽なのです。杖の効果でしょうか?昨日よりきついはずなのに。昨日は頻繁に休憩したのに、今日はなんか結構行けます。

本丸まで980メートル
本丸まで980メートル

ひたすら続く急坂
ひたすら続く急坂

お地蔵さん
お地蔵さん

本丸まで850メートル
本丸まで850メートル

本番まで720メートルのすこし先に左へ伸びる竪堀がありました。地図見るとやっと急坂の半分超えたくらい?さらに登ると土橋・堀切の表示で左右に竪堀が落ちています。

本丸まで720メートル
本丸まで720メートル

竪堀
竪堀

土橋・堀切
土橋・堀切

竪堀
竪堀

まだまだ急坂が目の前に続いていて、いつ着くのか。

急坂は続く
急坂は続く

それでもあきらめず頑張れば成し遂げられるものです。ついに本丸まで500メートルの北第六曲輪に到着しました。このあたりで下山中の男性とやっと会いました。それにしても出石の城下町にはあれほど人がいたのにここに登る人はこうもいないもんですかね?ベンチがあったので北第六曲輪で少し長めに休憩を取りました。

北第六曲輪北第六曲輪
北第六曲輪

しかしです。本丸まで500メートルの場所から楽になるんじゃなかったのと思わざるを得ない急坂が見えています。あと少し頑張ろう。

まだ続く急坂
まだ続く急坂

登りきると北第五曲輪に出て、なぜかここにも500メートルとありますが「ここより先、なだらなか道です。景色や、有子山城跡の歴史的遺構をお楽しみください。」の神の救いのような表示板がありました。時刻は14:10、なんどかの休憩をはさんでここまで約50分強といったところ。杖の威力は計り知れないと実感しました。帰ったらトレッキングポール買うぞ!

北第五曲輪北第五曲輪北第五曲輪
北第五曲輪

さてここからは今までの急坂が嘘のように歩きやすいなだらかな道。少し進むと井戸曲輪の石垣、井戸曲輪を上から見る形です。下側へ行くのは時間と根性次第。さらに進むと本丸まで240メートルの表示のある分岐点に出ます。左に戻るように登ると主郭(本丸)方面、先で左へ向かう石切場への道、右側には西北部の曲輪群の曲輪が見えます。西北部曲輪群へ行くのも時間と根性次第。石切場へ先に行くか迷いましたが先に主郭へ向かいました。

なだらかな道
なだらかな道

井戸曲輪井戸曲輪
井戸曲輪

本丸まで240メートル
本丸まで240メートル

北西部曲輪群
北西部曲輪群

主郭方面へ
主郭方面へ

ここからは少しまたつづら折りを登ります。するといよいよ第六曲輪の石垣が見え、そのまま進むと第五曲輪の石垣が見えて右に戻る形で第六曲輪へ。

第六曲輪石垣第六曲輪石垣
第六曲輪石垣

第五曲輪石垣
第五曲輪石垣

第六曲輪
第六曲輪

先ほど見えていた第五曲輪石垣を過ぎて右に戻る形で登ったところは、第五石垣です。北側の奥から下を眺めると石取場がよく見えました。ふと頭に思い浮す、石取場行かなくていいよね。。。

第五曲輪第五曲輪第五曲輪
第五曲輪

石取場
石取場

先に進みます。第三曲輪の石垣が見えてきて右手前方向が第四曲輪、左直進方向が主郭方面です。第四曲輪の北側からも石取場がよく見降ろせます。

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

第四曲輪第四曲輪
第四曲輪

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

大堀切
石取場

さて主郭(本丸)の前に千畳敷に向かうことにしました。千畳敷へは第四曲輪の北側から第三曲輪石垣を左手に見ながら進んでいきます。すると主郭と千畳敷を隔てる深さ12mの大堀切に出ます。千畳敷と書かれた表示板脇の小道を登ると、東西135m、南北50mの千畳敷です。三段に分けられています。

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

大堀切P1012734
大堀切

千畳敷へ
千畳敷へ

千畳敷千畳敷千畳敷
千畳敷

一番西側へ行き下を覗くと一段下に曲輪が見えます。

千畳敷一段下の曲輪
千畳敷一段下の曲輪

東端からは大堀切を眼下に主郭を望めます。

主郭
主郭

さて、第四曲輪へ戻り、シダで覆われた第三曲輪、続いて第二曲輪へ。第二曲輪からは主郭南側の石垣に回り込んでみました。

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

第三曲輪第三曲輪
第三曲輪

第二曲輪石垣
第二曲輪石垣

第二曲輪へ
第二曲輪へ

第二曲輪第二曲輪
第二曲輪

主郭南側石垣
主郭南側石垣

主郭虎口へ進み、15:15ごろ主郭(本丸)に到着しました。

主郭虎口
主郭虎口

主郭主郭
主郭

主郭からの眺望
主郭からの眺望

主郭から千畳敷望む
主郭から千畳敷望む

第二曲輪
第二曲輪

主郭からの絶景をしばし楽しんだあと下山します。十分満足して達成感もあったので時間と根性次第としていた西北部曲輪群と井戸曲輪の下部はパスしました。下りは楽かと思いましたが、杖の効果があまり感じられず、下ってみて同じコンディションなら鳥取城より実際はキツかったろうと思います。登山口に下りてきたのは16時すぎ、散策往復で約2時間40分でした。

さて本日の宿、養父市にある旅館 古城さんには17時すぎに到着。素泊まりですが、夕飯とお風呂は歩いてすぐの道の駅やぶ但馬楽座で。夕飯は但馬牛レストランのやぶ牧場で、但馬牛ハンバーグ定食をいただきました。ジューシーでおいしかったです。食後にやぶ温泉、サウナもあって今日の疲れをゆっくり癒しました。

旅館 古城
旅館 古城

道の駅やぶ但馬楽座
道の駅やぶ但馬楽座

但馬牛ハンバーグ定食
但馬牛ハンバーグ定食

さて最終日の明日は、竹田城黒井城をめぐる予定でしたが、、と同じくらい過酷そうな黒井城はパス、代わりに明石城へ行くことにしました。それにしても黒井城、前回天候悪くスタンプ・御城印ゲットのみだったのでなんか縁がないなぁ。また次回リベンジできればと思います。明石城は2014年訪問済みですが、当時御城印なんてなかったし、動画も撮っていないので。


Wormhole / Yumi AraI予約

Wormhole / Yumi AraI、ユーミンにとって40枚目のオリジナルアルバムが10月29日に発売されると知り、初回限定盤(2CD+Blu-ray)を早速予約しました。

AI技術で生成された新しい声を使って制作されたとかいう、これって実際本人歌ったの?歌ってないの?みたいな疑問もわきつつ、大ファンなら当然買うしかないです。本人の声をラーニングして生成されたなら、違和感なく聞けるでしょうから楽しみです。

抽選ながら予約購入者限定チケット先行受付のシリアルナンバーもついているので、久しぶりに応募して当たったらコンサート行きたいなぁ。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-3 引田城スタンプと帰路

引田城のスタンプと御城印は、讃岐井筒屋敷にあるので高速使って向かいましたが、その前に徳島みやげを道の駅いたので買いました。

道の駅いたの
道の駅いたの

徳島ラーメン茶白贅沢食べくらべ鳴門金時バターパイ

徳島ラーメン茶白贅沢食べくらべと鳴門金時バターパイ。

道中、引田城がある城山が見えましたが、やはり今の体力・体調では、この暑さを乗り切ることはできないことを確信、予定変更大正解でした。

讃岐井筒屋敷に12:00すぎに到着。

讃岐井筒屋敷讃岐井筒屋敷讃岐井筒屋敷引田城スタンプ引田城御城印

讃岐井筒屋敷は江戸時代から醤油と酒造りを行っていた商家をリニューアルした観光施設で、建物は江戸後期から明治期に建築されたものだそうです。門をくぐるとタイムスリップした感覚でした。スタンプと御城印(300円)をいただいて帰路につきました。

室津PA
室津PA

淡路島の室津PAで一度休憩し、姫路に泊まるのぞみを検索、14:59発は間に合いそうだけどリスクあるので15:59発、つかれているのでグリーン車を予約。姫路について14:30ごろレンタカー返却、総走行距離は449Km、ガソリン20.18L、ノートの燃費は22.25Km/L、意外によくないですね。天候のせいかもしれませんが、オーラとの違いは感じません。

明太子パスタと生ビール

新幹線まで随分時間があるので、新幹線コンコース内の侍MANEKI珈琲店にて、明太子パスタと生ビール(合わせて1,360円)で時間を潰して帰路につきました。

20:30ごろ地元の日帰り温泉によってから帰宅しました。次のお城めぐりの旅は涼しくなった秋まではやめておいた方がよさそうです。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #2-2 洲本城

淡路SA淡路SA
淡路SA

予定より1時間前倒しの11:35ごろ赤穂城を出ました。洲本城へ向かう途中、明石城行けないかなとも思いましたがやめました。明石海峡大橋を渡ってすぐある淡路SAで小休止。ここからの眺めは絶景でした。

■ 洲本城 ■

洲本城は兵庫県洲本市(淡路島)の標高約133メートルの三熊山にある続日本100名城の164番、国指定史跡(上の城)です。洲本城の上の城は安宅氏が築き、のちに脇坂安治が城主となり今に残る総石垣の城に大改修されました。天守台には鉄筋コンクリート造の日本最古の模擬天守閣があります。洲本城(下の城)の現在見られる石垣や堀が造られたのは、蜂須賀氏によるものだそうです。

■下の城

淡路文化史料館
淡路文化史料館

洲本城(下の城)内にある淡路文化史料館には14:00ごろ到着しました。周辺の石垣や堀をさっと散策します。

石垣と堀石垣と堀石垣と堀
石垣と堀

上の城
上の城

こちらからも上の城が見えました。

洲本城スタンプ洲本城御城印

スタンプと御城印(200円)をゲットし、上の城へ向かいます。

■馬屋・大手門付近

案内図洲本城跡駐車場
洲本城跡駐車場

洲本城跡駐車場には14:20ごろ到着、東側から本丸、西側と回っていくことにします。駐車場から階段を登ると腰曲輪です。近くに二段積みの石垣を見ることができます。

腰曲輪
腰曲輪

二段積みの石垣
二段積みの石垣

少し登ると大手門跡。左側は駐車場にもなっている馬屋(月見台)で、紀淡海峡を望むことができます。

大手門跡大手門跡
大手門跡

馬屋馬屋馬屋より紀淡海峡のぞむ
馬屋

■東の丸(水の手曲輪)

大手門跡東側の石段を登った先は、大きく南北で分かれた東の丸の南側、水の手曲輪です。日月の池を中心に小曲輪群を構成しています。池の脇には日月の井戸があります。

日月の池
日月の池

日月の井戸
日月の井戸

水の手曲輪北側東西に伸びる道を東へ進んでいくと東二の門。手前左側へ登ると東の丸の二段曲輪がありますが、そこはのちほど。

水の手曲輪水の手曲輪
水の手曲輪

東二の門東二の門
東二の門

■武者溜

武者溜武者溜武者溜武者溜
武者溜

東二の門をすぎたところは武者溜で、洲本城の東端に位置する最大規模の曲輪です。東側には麓につながる城への虎口、東一の門があります。東端部からの眺望も素晴らしいです。

武者溜南側石垣
武者溜南側石垣

東一の門東一の門
東一の門

武者溜より
武者溜より

武者溜北側石垣
武者溜北側石垣

西側では東の丸高石垣や東登り石垣を見ることができます。洲本城には登り石垣が西と東に2つあります。このあたりでは野生の鹿さんにも会えました。

東の丸高石垣
東の丸高石垣

東登り石垣
東登り石垣(奥)

武者溜

■東の丸(二段曲輪)

東二の門に戻り、東の丸北側に登ります。

東の丸北側へ
東の丸北側へ

一段登ると曲輪があり、その先には洲本城で最も古い石垣の東の丸二段曲輪石垣があります。石垣を登ると東の丸二段曲輪です。

曲輪
曲輪

東の丸二段曲輪石垣東の丸二段曲輪石垣
東の丸二段曲輪石垣

P1011868
武者溜

東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪
東の丸二段曲輪

西に進むと一段下り、正面に本丸石垣、山里曲輪、坂に並ぶ十二支神社が見えます。

本丸石垣、山里曲輪、十二支神社
本丸石垣、山里曲輪、十二支神社

■山里曲輪

そのまま西に下りたところには八王子木戸と呼ばれる門跡があり、先の狭い坂道には先ほど見えた十二支神社がならんでいました。

八王子木戸八王子木戸
八王子木戸

十二支神社
十二支神社

戻って本丸方向へ進むと右側にあるのが山里曲輪で脇坂安治実母の住居跡です。山里曲輪の北西隅の本丸石垣は小天守台です。

山里曲輪
山里曲輪

小天守台
小天守台

■本丸

本丸大石段
本丸大石段

本丸大石段を登り、本丸虎口から本丸へ入ります。本丸虎口は食違の内枡形虎口で大手口です。

本丸虎口
本丸虎口

武者走台
武者走台

本丸
本丸

天守台には模擬天守。失礼ですが初めて写真で見た時も「なんだこりゃ」、実物見ても「なんだこりゃ」には変わりません。絵本に出てくる竜宮城みたいでかわいくも見えますが。日本最古の模擬天守ということで参考にするものがなかったんでしょう。

天守台・模擬天守天守台・模擬天守
天守台・模擬天守

天守台への石段を登ったところが小天守台、左に進むと天守台です。天守台からは城下と大浜海岸を一望できます。模擬天守は以前は展望台として登れたそうですが老朽化が進み、現在は下からのぞくことができるようになっています。

小天守台
小天守台

東の丸をのぞむ
東の丸をのぞむ

大浜海岸のぞむ
大浜海岸のぞむ

天守台

模擬天守模擬天守
模擬天守

天守台から石垣復旧工事のため立ち入り禁止になっている搦手と搦手虎口を眺めました。

搦手
搦手

搦手虎口搦手虎口
搦手虎口

本丸には芝右衛門大明神と掲げられた芝居好きの狸「芝右衛門狸」を祀った祠があります。

芝右衛門大明神芝右衛門大明神
芝右衛門大明神

■南の丸・搦手

本丸から降りてきて南側にあるのが南の丸です。東西に分かれていて、東側の東南隅には櫓台跡がありますが、その石垣は拡張されたあとが確認でき、稜線が二重になっています。

南の丸(東側)南の丸(東側)南の丸(東側)
南の丸(東側)

南の丸隅櫓跡南の丸隅櫓跡
南の丸隅櫓跡

本丸と南の丸の間の道を西に進んで突当り左に曲がると三熊梅園で南の丸の西側になり、右に曲がると搦手、西の丸方面です。

三熊梅園(南の丸の西側)
三熊梅園(南の丸の西側)

搦手口から本丸へは石垣復旧工事で入れません。西の丸方面へ進むと、南の丸の西側一段下がった場所に食物を保管する蔵などが建てられていたと思われる籾蔵、その先に西門があり、外枡形の虎口になっています。

搦手口
搦手口

籾蔵
籾蔵

西門西門
西門

■西の丸

西門から西の丸へは少し歩きます。西の丸の直前右側に残念石があります。石垣に使用されるはずだった石で矢穴が残っています。西の丸は奥に長く続く、崖と石垣に囲まれた曲輪です。一番奥にある道を一段下がると西の丸石垣を見ることができます。散策も大詰め、最後に西の登り石垣をめざします。

残念石
残念石

西の丸西の丸西の丸
西の丸

西の丸石垣西の丸石垣
西の丸石垣

■西登り石垣

仮階段仮階段

分岐右へ
分岐右へ

搦手まで戻り北に進むと道は工事で立ち入り禁止になっていますが、左手前に仮階段をおり下り道を10分ほど進むと、西登り石垣を見ることができます。登り石垣は下の城と上の城を結ぶように築かれていたそうです。登り石垣は彦根城で見たことがありますが、あまり見られない珍しいものです。

西登り石垣西登り石垣西登り石垣
西登り石垣

さて、今来たこの道を戻るのはとてもタフでした。

これで散策はおしまい、駐車場に戻ってきたのは17時ごろで約2時間40分の散策となりました。

■ ドラゴンクエスト記念碑 ■

ドラゴンクエスト記念碑ドラゴンクエスト記念碑
ドラゴンクエスト記念碑

明日は徳島・香川のお城なので宿泊先は徳島の鳴門ですがその前に!なんと洲本市民広場にはドラゴンクエスト記念碑があるんです。ドラクエ生みの親・堀井雄二氏は洲本市出身で、2017年にシリーズ誕生30周年を記念して建てられたそうです。ドラクエウォークのおみやげにもなっているので、立ち寄りました。洲本市民広場としての駐車場はないですが、そばのエディオンのコインパーキングが初回1時間無料でした。ドラゴンクエスト記念碑はロトのつるぎ・ロトの盾・スライムがならんだ可愛い碑でした。

ざるそば

1時間ほどで今日の宿、NEXEL α鳴門に到着しました。夕飯は鳴門駅前まで徒歩圏内なので居酒屋に行く計画をしていましたが、軽い熱中症にでもなったようで体調すぐれず、近くのローソンで調達しました。アイス食べたら回復したので大浴場とサウナを楽しんだ後に夕飯。体調は絶好調でもないので、ざるそばはカラダに優しかった。。。

明日は一宮城勝瑞城引田城徳島城と盛りだくさんです。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #2-1 赤穂城

播磨の湯ホテルクラウンヒルズ姫路播磨の湯ホテルクラウンヒルズ姫路

朝食

昨日は万博のみ、お城めぐりは今日から明日まで。今日は赤穂城洲本城を訪ね、鳴門に宿泊予定です。

宿の目の前が日産レンタカーで8時から営業のため、それまでに朝食を済ませて開店時間に受付しました。日産レンタカーは事前オンライン手続きができるため、必要最低限の受付のみで出発できました。明日までの相棒はノートです。

ノート
ノート

オーラ乗りなので取り扱いはオーラとほぼ同じ。純正カーナビでプロパイロットもついてて、座席位置調整したら違うのはメーターくらいで、まるで愛車と同じ感覚、これからは多少高くても日産レンタカー一択かな。乗り出しは12,540km。オーラよりうるさいはずなんですが、正直それほど違いは分からず静かです。

■ 赤穂城 ■

赤穂城跡公園東駐車場
赤穂城跡公園東駐車場

高速使って8:48、赤穂城跡公園東駐車場に到着しました。

赤穂城は兵庫県赤穂市にある日本100名城の60番、国指定史跡です。常陸国笠間から入封した浅野長直が建てたお城で、当時は海に面していたので海岸平城とされています。

赤穂市立歴史博物館赤穂市立歴史博物館
赤穂市立歴史博物館

赤穂城スタンプ

米蔵跡である赤穂市立歴史博物館(9時開館)でスタンプをゲットし、散策開始です。

■三之丸

博物館脇の橋は二之丸外堀と三之丸外堀に架かっており、左の二之丸外堀側には二之丸東北隅櫓台、右の三之丸外堀側奥には三之丸東隅櫓台、橋を渡ったところに清水門跡があり、そこから三之丸です。清水門は大石内蔵助が赤穂城明け渡しの際、城と惜別した舞台として知られるそうです。

清水門跡清水門跡
清水門跡

二之丸東北隅櫓台と二之丸外堀
二之丸東北隅櫓台と二之丸外堀

三之丸外堀側と三之丸東隅櫓台(奥)
三之丸外堀側と三之丸東隅櫓台(奥

少し先左側は武家屋敷公園で浅野時代には坂田式右衛門の屋敷がありました。右側には大石内蔵助の親戚、奥野将監定良屋敷跡があります。

武家屋敷公園武家屋敷公園武家屋敷公園
武家屋敷公園

奥野将監定良屋敷跡
奥野将監定良屋敷跡

道を突当り右折すると左手に大石良雄宅跡長屋門、右手にある近藤源八宅跡長屋門は、赤穂城の設計を担当した近藤三郎左衛門正純の子、近藤源八正憲の屋敷の長屋門です。

大石良雄宅跡長屋門
大石良雄宅跡長屋門

近藤源八正憲屋敷長屋門
近藤源八正憲屋敷長屋門

その先は大手門枡形で裏手の武者溜りから大手門へ。番所跡は休憩所になっています。大手門を出ると三之丸外堀に架かる太鼓橋です。大手隅櫓は大手門の北にある二重櫓で、大手門や土塀とともに再建されたものです。

大手門枡形大手門枡形裏手の武者溜り
大手門枡形裏手の武者溜り

番所跡
番所跡

番所跡と大手隅櫓
番所跡と大手隅櫓

大手門大手門
大手門

大手隅櫓
大手隅櫓

大手門前にある巴屋さんで御城印(400円)ゲット。

巴屋さん
巴屋さん

赤穂城御城印

来た道を戻って大石神社へ向かいます。

■大石神社

大石神社は大石内蔵助良雄以下赤穂義士を祀った神社です。

大石神社大石神社大石神社大石神社大石神社大石神社
大石神社

神社内の敷地に大石良雄宅跡がありますが、入れるのかどうかよくわかりませんでした(聞いてもいませんが)。境内には大石内蔵助良雄銅像。しっかりお参りして御朱印(500円)をいただきました。

大石内蔵助良雄銅像
大石内蔵助良雄銅像

大石神社御朱印

■三之丸

大石神社の参道を突き当たると正面は広大な三之丸の敷地と奥に二之丸石垣。右方面に行くと塩屋門跡がありますが、あとでクルマで行くことにして左方面に進みます。

三之丸と二之丸石垣
三之丸と二之丸石垣

左側に片岡源五右衛門宅跡。右側に二之丸外堀と北隅櫓台跡、その先に二之丸門跡があります。

片岡源五右衛門宅跡
片岡源五右衛門宅跡

二之丸石垣・北隅櫓台跡
三之丸と二之丸石垣

二之丸外堀・北隅櫓台跡
二之丸外堀・北隅櫓台跡

二之丸門跡二之丸門跡二之丸門跡二之丸門跡

■二之丸(北側)

二之丸門跡の先は二之丸です。入ってすぐ左側奥に山鹿素行銅像があります。二之丸枡形虎口付近は山鹿素行が設計変更したそうです。

山鹿素行銅像
山鹿素行銅像

二之丸外堀
二之丸外堀

右側には土塀と大石頼母助屋敷門があります。大石頼母助屋敷門を入ったところは大石頼母助屋敷跡でその一角に山鹿素行謫居地跡があります。

大石頼母助屋敷門
大石頼母助屋敷門

二の丸庭園・大石頼母助屋敷跡・山鹿素行謫居地跡
二の丸庭園・大石頼母助屋敷跡・山鹿素行謫居地跡

二之丸庭園は大石頼母助屋敷南面から二之丸西仕切までに至る大きな庭園です。庭園南東隅角には二之丸庭園表門、西側に西中門、二之丸を南北に二分する城壁の西仕切には西仕切門があります。

二之丸庭園表門
二之丸庭園表門

二之丸庭園二之丸庭園
二之丸庭園

西中門
西中門

西仕切門西仕切門
西仕切門

■二之丸(南側)

西仕切門を出ると二之丸南西部の元禄桜苑、復元された池泉や元禄期の桜が植えられています。

元禄桜苑(池泉)
元禄桜苑(池泉)

元禄桜苑
元禄桜苑

南の方へ進んでいくと南沖櫓台があり、上ってみました。ここは昔は海に面していたそうです。

南沖櫓台南沖櫓台
南沖櫓台

その先左側に米蔵跡があり休憩所になっています。

米蔵跡米蔵跡
米蔵跡

米蔵跡の向かいには水手門跡があります。水手門は二ノ丸南端に海または干潟に面した門で船付場もありました。

水手門跡水手門跡白鳥
水手門跡

戻り北方向へ進むと、本丸外堀と石垣、南横矢枡形が見えます。本丸外堀に沿って進むと、刎橋門跡で本丸へ開閉式の刎橋が架けられていたそうです。

本丸外堀と南横矢枡形
本丸外堀と南横矢枡形

刎橋門跡
刎橋門跡

潮見櫓台を飛ばしていることに気づき、南へ少し戻りました。潮見櫓も南沖櫓同様、海に面していました。

潮見櫓台潮見櫓台
潮見櫓台

北上していくと二之丸東仕切・仕切門跡があります。天守台東側の堀に接して東仕切の石垣と門があったそうですが、西仕切と違って埋没しています。

二之丸東仕切・仕切門跡
二之丸東仕切・仕切門跡

さらに進むと左側に東横矢枡形、その奥に厩口門、右側には二之丸東櫓台があり上ってみると船入跡が見えました。

東横矢枡形
東横矢枡形

東横矢枡形と厩口門
東横矢枡形と厩口門

二之丸東櫓台二之丸東櫓台

船入跡
船入跡

■本丸

厩口門から本丸に入ります。右手に東北隅櫓台があり、本丸にあった唯一の隅櫓です。

厩口門厩口門
厩口門

東北隅櫓台東北隅櫓台
東北隅櫓台

左手に天守台。天守台脇から本丸を時計回りに一周しました。

天守台天守台天守台
天守台

本丸庭園は本丸に造られた池泉を中心とした庭園です。刎橋門跡、西横矢枡形、くつろぎ池泉とつづき、本丸門(櫓門)まで来て本丸御殿跡を通って天守台に向かいます。

本丸庭園・大池泉
本丸庭園・大池泉

刎橋門跡刎橋門跡
刎橋門跡

西横矢枡形
西横矢枡形

本丸庭園・くつろぎ池泉
本丸庭園・くつろぎ池泉

本丸門(櫓門)
本丸門(櫓門)

本丸御殿跡
本丸御殿跡

天守台には天守は築かれませんでした。天守台からは本丸を一望でき、とても眺めがよいです。

天守台天守台天守台天守台
天守台

本丸門から抜けて駐車場へもどります。

本丸門(櫓門)
本丸門(櫓門)

本丸門(高麗門)
本丸門(高麗門)

本丸外堀本丸外堀
本丸外堀

■三之丸

クルマに乗って三之丸の他の遺構を見に行きました。三之丸北西横矢枡形と外堀跡、搦手となる塩屋門跡、三之丸西隅櫓台とめぐりました。

三之丸北西横矢枡形
三之丸北西横矢枡形

三之丸北西外堀跡
三之丸北西外堀跡

塩屋門跡塩屋門跡
塩屋門跡

三之丸西隅櫓台
三之丸西隅櫓台

最後に干潟門跡や三之丸西南隅櫓台も行こうとしましたが道が分からず断念です。

現存建物はないものの、城址としてよく整備されていて見ごたえがあり、さすが100名城だなと思います。次は洲本城へ向かいます。