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足柄城散策

今日は日帰りで足柄城河村城へ散策に行ってきました。5:50ごろ出発、最初の目的地の道の駅ふじおやまに向かいます。
途中この機会に通っておきたいと思っていた大滝トンネルを経由するルートにしました。この機会にという理由ですが、国道140号での落石による通行止めが長期間になるため、建設中の大滝トンネルを暫定的に通れるようにしているから(一般国道140号通行止めによる大滝トンネルの暫定供用について)。まだ貫通したばかりで砂利道のため15km/h以下での通行とされていますが、実際の砂利道は押し固められていて結構スムーズに走れました。

9:40ごろ道の駅ふじおやまに到着しました。ここにある小山町観光案内所で足柄城の御城印を入手しましたが、御城印は15日から発売直後だったためか、案内所職員の方にどうやって知ったのか聞かれました。足柄城の縄張り図をいただけ現地でとても役に立ちました。

道の駅ふじおやま
道の駅ふじおやま

小山町観光案内所
小山町観光案内所

足柄城御城印

■ 足柄城 ■

足柄城は静岡県駿東郡小山町の、神奈川県南足柄市の境の足柄峠にある山城で、一の郭から五の郭の曲輪が並列する連格式の縄張りになっています。

10:20ごろ足柄城址駐車場に到着。いただいた縄張り図を見ながら散策開始。

■一の郭

駐車場近くの登城口からだと、階段を登ったところは一の郭(本丸)です。東側には足柄明神姫玉手姫から名付けられた玉手ヶ池があります。底知らずの池または雨乞いの池と呼ばれ、底は小田原に通じている、池の水をかきまわし雨乞いをすれば必ず雨が降ったと言われます。本丸井戸とも言われます。一の郭は芝生で整備されていて、石碑の立つ西側隅には櫓があったと考えられています。石碑は生田蝶介の歌碑で「全貌を 裾野まで見せてあますなし 不二は悠然と 天ささげ立つ」。隣の石碑は「足柄公園」碑でした。一の郭北西隅に遊歩道入口。二の郭に続きます。

登城口
登城口

一の郭
一の郭

玉手ヶ池玉手ヶ池
玉手ヶ池

生田蝶介歌碑
生田蝶介歌碑

足柄公園碑
足柄公園碑

一の郭
一の郭

遊歩道入口
遊歩道入口

■二の郭

二の郭は一の郭と堀切で区切られ、一の郭の北西側にある細長い曲輪です。入って左側の視界は開けていて、天気がよければ富士山も見えるのですが、今日は残念でした。二の郭を縦断して三の郭に続きます。

一の郭と二の郭間の堀切一の郭と二の郭間の堀切一の郭と二の郭間の堀切
一の郭と二の郭間の堀切

二の郭二の郭
二の郭

二の郭から
二の郭から

二の郭
二の郭

■三の郭

三の郭は二の郭と深い堀切で区切られ、二の郭の北側にあります。一瞬こじんまりしてるなと思いましたが少し下りながら奥へのびていました。三の郭の中間くらいにある遊歩道の案内に従って、四の郭に続きます。

二の郭と三の郭間の堀切二の郭と三の郭間の堀切二の郭と三の郭間の堀切
二の郭と三の郭間の堀切

三の郭三の郭三の郭
三の郭

四の郭へ四の郭へ
四の郭へ

■四の郭

堀底?の遊歩道を進み、一段上がったところは四の郭、三の郭の北側にあります。林部分には井戸跡があり、林の外側は草は刈られていますが時期によっては藪かも。遊歩道を進み、五の郭に続きます。

■五の郭

五の郭は四の郭と幅広の大きな堀切で区切られ、四の郭の北側にあります。遊歩道以外は完全に藪化していました。五の郭の先へも遊歩道は続いていますが、城外側との大きな堀底へ続いているようなので、Uターンします。

■他の遺構など

二の郭に戻り、北東側にあった道を少し下りると蔵屋敷跡があります。

一の郭に戻りました。東端から阿豆未波夜橋を渡り山の神郭へ。曲輪の一角には山の神祠が祀られています。曲輪を縦断して階段を下りると足柄の関跡に出ました。足柄の関は東海道足柄坂に出没する強盗団を取締まるために設置されたものです。クマに跨った金太郎像のある足柄山聖天堂を右手に見ながら駐車場まで戻り散策終了です。

11:55ごろ、次は河村城へ向かいます。

鳥取・兵庫城めぐりの旅 #3-2 明石城

今回の旅の最後は明石城です。明石公園駐車場がいっぱいだったので、11:50ごろ近くの市営明石駅前立体駐車場にとめました。黒井城から明石城に変更したことで事前準備がないため、とりあえずスマホ頼りに散策することにしました。

■ 明石城 ■

明石城は兵庫県明石市にある国指定史跡、日本100名城の58番で、城跡は明石公園として整備されています。2014年に登城済みで、竹田城同様目的は御城印と動画撮りです。といいつつ記憶にあるのは2つの櫓が土塀でつながっているダイナミックな景観のみなので楽しみです。

市営明石駅前立体駐車場を出ると城跡南東隅あたりで、中堀と東不明門跡が見えます。中堀はこんなに幅広の立派な堀だったんですね、やはり全く覚えていません。21日からひょうごまちなみガーデンショーを開催していて、かなりの人でにぎわっています。

中堀と東不明門跡中堀と東不明門跡
中堀と東不明門跡

公園正面入口から入り、三ノ丸、稲荷曲輪、本丸、二ノ丸、東ノ丸の流れで散策することにしました。正面入口の右側には中部幾次郎翁銅像。現マルハニチロの創業者で公園創設をはじめ明石のために尽くした功績をたたえて建てられたそうです。中堀にかかる橋を渡ったところに太鼓門跡、門をすぎると三ノ丸。本丸などがある石垣の下側手前全部が三ノ丸と思っていましたが、太鼓門跡から見て左側にはかつて内堀に囲まれた居屋敷郭があり、右側が現在武蔵の庭園がある三ノ丸だったようです。内堀が埋められていて位置は明確にはわかりません。居屋敷郭あたりにはテントなど沢山張られていてガーデンショーのメイン会場のようです。

中堀と太鼓門跡
中堀と太鼓門跡

明石公園案内図
明石公園案内図

中部幾次郎翁銅像
中部幾次郎翁銅像

太鼓門跡太鼓門跡太鼓門跡
太鼓門跡

居屋敷郭、三ノ丸
居屋敷郭、三ノ丸

三ノ丸の明石公園サービスセンターで御城印をゲット。2014年入手済みのスタンプも貼っておきます。

明石公園サービスセンター
明石公園サービスセンター

#58 明石城スタンプ明石城御城印

石垣に向かって進みます。巽櫓から長い本丸土塀を挟んで坤櫓のある風景は、インパクトがあります。巽櫓の下にくると右へ二ノ丸石垣、東ノ丸石垣が続きます。

坤櫓、本丸土塀、巽櫓
坤櫓、本丸土塀、巽櫓

巽櫓
巽櫓

二ノ丸石垣、東ノ丸石垣
二ノ丸石垣、東ノ丸石垣

坤櫓、本丸土塀、巽櫓
坤櫓、本丸土塀、巽櫓

巽櫓
巽櫓

石垣を右に見ながら西へ進み坤櫓の方へ。

居屋敷郭
居屋敷郭

坤櫓坤櫓坤櫓
坤櫓

坤櫓をすぎた先の石垣は稲荷郭の石垣でその南西隅は正ノ櫓跡、石垣に沿って右に折れます。道の左側先の陸上競技場は山里郭があったところです。

正ノ櫓跡
正ノ櫓跡

稲荷郭石垣
稲荷郭石垣

山里郭
山里郭

稲荷郭石垣の北西隅は文ノ櫓跡、石垣から離れないように舗装道から右に折れるとすぐ右に万ノ門跡、正面は桜堀、石段を上がったところの万ノ門跡の右側に稲荷郭。一周します。

万ノ門跡
万ノ門跡

桜堀と本丸石垣
桜堀と本丸石垣

稲荷郭稲荷郭
稲荷郭

正ノ櫓跡
正ノ櫓跡

稲荷郭
稲荷郭

稲荷郭の本丸側に進み、坤櫓と先ノ門跡、天守台、本丸石垣とみて万ノ門跡に戻ります。

坤櫓と先ノ門跡
坤櫓と先ノ門跡

天守台
天守台

本丸石垣
本丸石垣

万ノ門跡から坂をのぼり見ノ門跡から本丸へ入ります。反時計回りに文ノ櫓跡、天守台、坤櫓。

本丸へ
本丸へ

見ノ門跡
見ノ門跡

本丸
本丸

乾櫓跡乾櫓跡
乾櫓跡

乾櫓跡から天守台
乾櫓跡から天守台

天守台天守台天守台
天守台

天守台から坤櫓
天守台から坤櫓

天守台から乾櫓跡
天守台から乾櫓跡

坤櫓は伏見城からの移築櫓で国重要文化財に指定されています。ラッキーなことに9月~11月土日祝限定で特別公開されていました。

坤櫓坤櫓坤櫓坤櫓坤櫓坤櫓
坤櫓

坤櫓の脇に人丸塚、本丸土塀沿いに巽櫓へ向かうと展望台が設置されています。

人丸塚
人丸塚

巽櫓と展望台
巽櫓と展望台

展望台から坤櫓
展望台から坤櫓

展望台から三ノ丸
展望台から三ノ丸

巽櫓は船上城から移築されたもので国の重要文化財、3月~5月土日祝限定で特別公開されるそうです。

巽櫓巽櫓
巽櫓

巽櫓の北側に番ノ門跡がありその先は二ノ丸ですが、さらに北側には艮櫓跡があります。

番ノ門跡
番ノ門跡

艮櫓跡
艮櫓跡

番ノ門跡から本丸を出ると土橋になっていて本丸と二ノ丸を隔てる大堀切があります。

土橋
土橋

大堀切大堀切
大堀切

土橋渡って二ノ丸に入るとすぐ右側に大ノ門跡。ここから大堀切越しに見る巽櫓も絵になります。振り返ると二ノ丸石垣、東ノ丸石垣。

大ノ門跡大ノ門跡
大ノ門跡

巽櫓巽櫓
巽櫓

二ノ丸石垣、東ノ丸石垣
二ノ丸石垣、東ノ丸石垣

二ノ丸から方ノ門跡を抜けて東ノ丸へ。

二ノ丸二ノ丸二ノ丸
二ノ丸

方ノ門跡方ノ門跡
方ノ門跡

東ノ丸東ノ丸東ノ丸
東ノ丸

東ノ丸の北東隅の左側は北ノ丸へ続く真ノ門跡、右側は城外・東帯郭へ通じる天ノ門跡、天ノ門跡を抜けると左側に城外へ通じる出ノ門跡、右側に東帯郭があります。

真ノ門跡
真ノ門跡

天ノ門跡
天ノ門跡

出ノ門跡を進むと右手南側に箱堀、左側は薬研堀ですが、薬研堀は藪でよく見えないので一旦そのまま城外へ出て左に回ると水を湛えた薬研堀を見ることができます。

出ノ門跡出ノ門跡
出ノ門跡

東帯郭
東帯郭

箱堀
箱堀

薬研堀
薬研堀

戻って東帯郭を南へ下りていくと東ノ丸南東隅の角ノ櫓跡下の石垣部分でで右に折れ、南帯郭に入ります。

東帯郭東帯郭
東帯郭

角ノ櫓跡
角ノ櫓跡

南帯郭
南帯郭

南帯郭を西端まで進んで、石段を下り、三ノ丸の武蔵の庭園を通って東不明門跡から下城しました。

巽櫓、坤櫓
巽櫓、坤櫓

武蔵の庭園武蔵の庭園武蔵の庭園
武蔵の庭園

東不明門跡東不明門跡東不明門跡
東不明門跡

14:10ごろ散策終了、帰路につきました。新大阪に着いて16:00前にレンタカー返却、総走行距離は496Km、ガソリン19.91L、ノートの燃費は24.91Km/Lでした。途中で16:39発の新幹線を予約しておきましたが、駅弁など買ってたりしたらあまり待つこともなくちょうどいい時間。今回も疲れたのでグリーンです。

紅葉の姫路城弁当
紅葉の姫路城弁当

20:45ごろ地元の日帰り温泉によってから帰宅しました。

次のお城めぐりの旅は10月末計画済み、さらにその次も12月に計画済みです。


鳥取・兵庫城めぐりの旅 #3-1 竹田城

2泊3日の鳥取・兵庫城めぐりの旅最終目。今日は、竹田城明石城をめぐる予定です。

早朝宿近くのコンビニで朝食調達、5:50ごろ宿を出ました。

朝食

雲海に浮かぶ竹田城の撮影スポットとしても有名な立雲峡へ向かいました。まぁ雲海は時間も遅いし見れるとは思っていませんが遠くから写真撮りたいので。

■立雲峡

6:15ごろ立雲峡駐車場に到着、環境整備協力金300円を払って、徒歩5分ほどの第三展望台めざしますが、こんな早朝に人が多いのにはびっくりです。ほどなく第三展望台につき遠くからの竹田城を楽しみました。

立雲峡登山道入口
立雲峡登山道入口

立雲峡からの竹田城立雲峡からの竹田城
立雲峡からの竹田城

6:30ごろ山城の郷へ向かいます。一般客がクルマで竹田城へ行けるのは山城の郷まででそこから城跡まで徒歩約40分です。6:45ごろに山城の郷到着です。

■ 竹田城 ■

竹田城は兵庫県朝来市和田山町竹田にある国指定史跡の山城で、日本100名城の56番です。標高353.7mの古城山山頂に築かれ、古城山全体が虎が伏せているように見えることから、別名「虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)」、また「日本のマチュピチュ」などとも呼ばれます。天守台・本丸を中心に、三方に向けて曲輪が配置された縄張りは南北約400m、東西約100mです。竹田城は2014年に訪問済みで、今回は御城印と動画が目的です。御城印はで入手できますが山城の郷開店の10:00に合わせて散策します。

山城の郷
山城の郷

7:15ごろ登山開始、20分ほどで中腹駐車場、40分で観覧料受付処に着きました。観覧料500円を払って登城です。

竹田城案内観覧料受付処
観覧料受付処

観覧料受付処からの散策道は基本一方通行です。大手道を進むと左に三の丸石垣、右に見附櫓石垣、その先は大手口枡形虎口でここから城内に入ります。2014年訪問時、ここは大手門跡となっていましたが、現在ここはそうではとされています。

三の丸石垣
三の丸石垣

見附櫓石垣
見附櫓石垣

大手口枡形虎口大手口枡形虎口
大手口枡形虎口

石段を登って右側の広い曲輪は北千畳、その南東端に見附櫓跡。城が山頂部で木もないため、どこから見ても絶景を楽しめます。

北千畳北千畳北千畳北千畳北千畳
北千畳

見附櫓跡
見附櫓跡

北千畳をぐるり一周し、三の丸枡形虎口から三の丸へ。

三の丸枡形虎口三の丸枡形虎口三の丸枡形虎口
三の丸枡形虎口

三の丸三の丸三の丸
三の丸

三の丸から見た大手口
三の丸から見た大手口

食い違い虎口を経て二の丸へ向かいます。二の丸虎口を入ると二の丸。

食い違い虎口食い違い虎口
食い違い虎口

二の丸虎口
二の丸虎口

二の丸二の丸
二の丸

二の丸から三の丸・北千畳方面
二の丸から三の丸・北千畳方面

二の丸から南二の丸・南千畳方面
二の丸から南二の丸・南千畳方面

天守台
天守台

天守台の脇の階段から本丸へ。2014年訪問時は本丸へは入れませんでした。天守台は最高地点にあるので、景色は言うまでもなく素晴らしいです。

本丸へ
本丸へ

本丸本丸本丸
本丸

天守台天守台天守台
天守台

天守台から南二の丸・南千畳
天守台から南二の丸・南千畳

天守台から二の丸
天守台から二の丸

天守台から下りると現地のガイドの方がベストショット地点を教えてくれました。本丸の東虎口のあたりです。手前に近くの石垣がいい感じで収まり、天守台上からよりも迫力のあるいい絵になりました。ガイドさん、写真もとってくれました。ありがとうございます。

ベストショット地点
ベストショット地点

さて、本丸の西側にある花屋敷は入れませんが本丸からもよく見えます。

本丸から花屋敷
本丸から花屋敷

二の丸へもどり進んでいきます。今日から保護工事に伴う観覧ルートの変更で本来の本丸の西側のルートが閉鎖され、本丸の東側の仮設ルートになるとの情報を得ていて平殿は入れないと思っていたのですが、観覧ルートは変更されていませんでした。本丸石垣の下を進んでいくと右側に花屋敷を見て、平殿、南二の丸。

花屋敷
花屋敷

平殿
平殿

南二の丸
南二の丸

南二の丸から天守台・本丸石垣
南二の丸から天守台・本丸石垣

南二の丸南二の丸南二の丸
南二の丸

南二の丸から南千畳へ出る南二の丸の虎口には正門という表示がありました。正門なのですかね?ここから観覧ルート最後の南千畳です。とても広い曲輪です。

南二の丸の虎口
南二の丸の虎口

南千畳南千畳
南千畳

散策もここまで、出口となっている虎口から南千畳の南側石垣を見ながら下りていくと

南千畳虎口
南千畳虎口

南千畳虎口から
南千畳虎口から

南千畳南側石垣
南千畳南側石垣

行きに通った登城路に出ますが、そこを左に曲がり少し上がったところに大竪堀が2本あります。

大竪堀大竪堀
大竪堀

山城の郷の手前に戻ってくるとヤギさんが出迎えてくれました。

ヤギさん
ヤギさん

山城の郷に戻ってきたのは9:20、オープンの10:00までかなり時間があるので御城印は情報館「天空の城」で入手することにしました。竹田まちなか観光駐車場まで行き、天空の城までは歩いてすぐ。

竹田まちなか観光駐車場
竹田まちなか観光駐車場

情報館「天空の城」情報館「天空の城」情報館「天空の城」
情報館「天空の城」

御城印は3枚セットにしました。1枚300円、3枚セットが700円なので。2014年入手のスタンプも貼っておきます。

#56 竹田城スタンプ竹田城御城印(山名・赤松両氏版)竹田城御城印(赤松氏版)竹田城御城印(豊臣秀長版)

さて次の明石城へ向け10時すぎに出発しました。

鳥取・兵庫城めぐりの旅 #2-3 出石城・有子山城

今日最後めぐるのは、出石城有子山城です。昨日の鳥取城の登山でかなり体力を消耗し、それよりも過酷と予想される有子山城に登るか正直迷っていましたが、予定より1時間ほど前倒しの結果、2時間かけて登山してもOKの状況なので、へとへとになったとしても登るぞと決意を固めました。

■ 出石城・有子山城 ■

出石城は、兵庫県豊岡市出石にある豊岡市指定史跡の城、有子山城は、おなじく出石にある標高321mの急峻な有子山に築かれた国指定史跡の山城です。出石城有子山城として続日本100名城の162番になっています。

12:05ごろ大手前駐車場に到着しました。南側の山の上に有子山城の石垣が見えます。あそこまで登るのかとプレッシャーです。同じ区画にあるいずし観光センターでスタンプと両城の御城印をまずゲット。スタンプは全く何かわからないほどインクが薄かったので予備を出してもらいました。あたりは城下町の街並みの雰囲気がとてもいいです。国の重要伝統的建造物群保存地区「豊岡市出石伝統的建造物群保存地区」として選定されているので、観光客もとても多く賑わっています。

大手前駐車場
大手前駐車場

いずし観光センター
いずし観光センター

#162 出石城・有子山城スタンプ出石城御城印有子山城御城印

■出石城

まずは出石城の三の丸から散策です。駐車場自体、三の丸跡にあって、隣が家老屋敷、その少し先に西門跡があります。家老屋敷では何かのイベントの準備でしょうか。マイクのテストなど忙しそうでした。

家老屋敷家老屋敷
家老屋敷

西門跡
西門跡

戻って大手前通りを少し北へ行くと、大手門跡と辰鼓楼、内堀。辰鼓楼は明治時代から時を刻む日本最古年の時計台で今では4代目。大手前通りを南に進み、左側にある三の丸の対面所跡へ行ってみると、内堀側奥には内堀散策路がありました。

大手門跡と辰鼓楼
大手門跡と辰鼓楼

内堀
内堀

対面所跡
対面所跡

辰鼓楼
辰鼓楼

内堀散策路
内堀散策路

登城橋を渡り登城門から城跡へ入ります。

登城橋と登城門
登城橋と登城門

登城門登城門
登城門

門を入って左側に下の曲輪があり、碑がたくさん並んでいます。右側は西の曲輪。

下の曲輪
下の曲輪

西の曲輪
西の曲輪

下の曲輪の一段上が二の丸で、本丸西隅櫓の手前石段から入ります。本丸石垣を見てから桝形虎口跡へ。下の曲輪から二の丸へ上がる虎口です。

二の丸石垣
二の丸石垣

本丸西隅櫓
本丸西隅櫓

二の丸西側門跡
二の丸西側門跡

二の丸
二の丸

本丸西隅櫓
本丸西隅櫓

本丸石垣
本丸石垣

桝形虎口跡
桝形虎口跡

本丸東隅櫓
本丸東隅櫓

二の丸の東側から有子山稲荷神社の鳥居が立ち並ぶお城坂へ出て左側に山里丸。

山里丸石垣
山里丸石垣

お城坂
お城坂

山里丸
山里丸

お城坂に戻って、二の丸の一段上にある本丸へ。入ってすぐ右側に本丸東隅櫓、左側に稲荷曲輪高石垣、奥に本丸西隅櫓と感応殿。2つの櫓は模擬櫓です。感応殿には仙谷秀久が祀られています。本丸西隅櫓の東側は本丸渡り櫓跡です。

本丸本丸
本丸

本丸東隅櫓本丸東隅櫓
本丸東隅櫓

稲荷曲輪高石垣
稲荷曲輪高石垣

本丸西隅櫓本丸西隅櫓
本丸西隅櫓

感応殿
感応殿

本丸渡り櫓跡
本丸渡り櫓跡

続いてさらに一段上の稲荷曲輪へ。稲荷曲輪には出石城の鎮守社である有子山稲荷神社があります。

稲荷曲輪高石垣
稲荷曲輪高石垣

有子山稲荷神社
有子山稲荷神社

稲荷曲輪
稲荷曲輪

稲荷曲輪からの眺望
稲荷曲輪からの眺望

ここまで出石城を散策しました。続いて有子山城へ登ります。

■有子山城

稲荷曲輪の東側に有子山城への登山口があります。登山口には登山における注意書きが。クマ、ハチ、ヘビなどの危険動物や登山についてのもので、プレッシャーを与えます。でも今日は時間をかけても登ると決めたので行きます。竹の杖が置かれていたので初めて借りることにしました。山城ではたまに杖が置かれていることがありますが、これまでは借りたことはないです。

有子山登山口
有子山登山口

事前情報では、登山口から40~60分、最初の500mがほぼまっすぐの急坂で、そこまで行くと楽だそうです。旅程計画時間に対し1時間40分ほど余裕があるため、なんとかせねば。

最初からほんとに急で、ほんとに傾斜が全く変わらずにひたすら続きます。すこし登ったところに「本丸まで980メートル」の表示板、あれ?登山口から980メートルじゃないの?と思いつつ、登っていきます。途中ところどころでお地蔵さんが励ましてくれています。次に850メートルの表示、まだそれしか来ていないの?とうんざりしますが、何なんでしょう、昨日の鳥取城よりなんか楽なのです。杖の効果でしょうか?昨日よりきついはずなのに。昨日は頻繁に休憩したのに、今日はなんか結構行けます。

本丸まで980メートル
本丸まで980メートル

ひたすら続く急坂
ひたすら続く急坂

お地蔵さん
お地蔵さん

本丸まで850メートル
本丸まで850メートル

本番まで720メートルのすこし先に左へ伸びる竪堀がありました。地図見るとやっと急坂の半分超えたくらい?さらに登ると土橋・堀切の表示で左右に竪堀が落ちています。

本丸まで720メートル
本丸まで720メートル

竪堀
竪堀

土橋・堀切
土橋・堀切

竪堀
竪堀

まだまだ急坂が目の前に続いていて、いつ着くのか。

急坂は続く
急坂は続く

それでもあきらめず頑張れば成し遂げられるものです。ついに本丸まで500メートルの北第六曲輪に到着しました。このあたりで下山中の男性とやっと会いました。それにしても出石の城下町にはあれほど人がいたのにここに登る人はこうもいないもんですかね?ベンチがあったので北第六曲輪で少し長めに休憩を取りました。

北第六曲輪北第六曲輪
北第六曲輪

しかしです。本丸まで500メートルの場所から楽になるんじゃなかったのと思わざるを得ない急坂が見えています。あと少し頑張ろう。

まだ続く急坂
まだ続く急坂

登りきると北第五曲輪に出て、なぜかここにも500メートルとありますが「ここより先、なだらなか道です。景色や、有子山城跡の歴史的遺構をお楽しみください。」の神の救いのような表示板がありました。時刻は14:10、なんどかの休憩をはさんでここまで約50分強といったところ。杖の威力は計り知れないと実感しました。帰ったらトレッキングポール買うぞ!

北第五曲輪北第五曲輪北第五曲輪
北第五曲輪

さてここからは今までの急坂が嘘のように歩きやすいなだらかな道。少し進むと井戸曲輪の石垣、井戸曲輪を上から見る形です。下側へ行くのは時間と根性次第。さらに進むと本丸まで240メートルの表示のある分岐点に出ます。左に戻るように登ると主郭(本丸)方面、先で左へ向かう石切場への道、右側には西北部の曲輪群の曲輪が見えます。西北部曲輪群へ行くのも時間と根性次第。石切場へ先に行くか迷いましたが先に主郭へ向かいました。

なだらかな道
なだらかな道

井戸曲輪井戸曲輪
井戸曲輪

本丸まで240メートル
本丸まで240メートル

北西部曲輪群
北西部曲輪群

主郭方面へ
主郭方面へ

ここからは少しまたつづら折りを登ります。するといよいよ第六曲輪の石垣が見え、そのまま進むと第五曲輪の石垣が見えて右に戻る形で第六曲輪へ。

第六曲輪石垣第六曲輪石垣
第六曲輪石垣

第五曲輪石垣
第五曲輪石垣

第六曲輪
第六曲輪

先ほど見えていた第五曲輪石垣を過ぎて右に戻る形で登ったところは、第五石垣です。北側の奥から下を眺めると石取場がよく見えました。ふと頭に思い浮す、石取場行かなくていいよね。。。

第五曲輪第五曲輪第五曲輪
第五曲輪

石取場
石取場

先に進みます。第三曲輪の石垣が見えてきて右手前方向が第四曲輪、左直進方向が主郭方面です。第四曲輪の北側からも石取場がよく見降ろせます。

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

第四曲輪第四曲輪
第四曲輪

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

大堀切
石取場

さて主郭(本丸)の前に千畳敷に向かうことにしました。千畳敷へは第四曲輪の北側から第三曲輪石垣を左手に見ながら進んでいきます。すると主郭と千畳敷を隔てる深さ12mの大堀切に出ます。千畳敷と書かれた表示板脇の小道を登ると、東西135m、南北50mの千畳敷です。三段に分けられています。

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

大堀切P1012734
大堀切

千畳敷へ
千畳敷へ

千畳敷千畳敷千畳敷
千畳敷

一番西側へ行き下を覗くと一段下に曲輪が見えます。

千畳敷一段下の曲輪
千畳敷一段下の曲輪

東端からは大堀切を眼下に主郭を望めます。

主郭
主郭

さて、第四曲輪へ戻り、シダで覆われた第三曲輪、続いて第二曲輪へ。第二曲輪からは主郭南側の石垣に回り込んでみました。

第三曲輪石垣
第三曲輪石垣

第三曲輪第三曲輪
第三曲輪

第二曲輪石垣
第二曲輪石垣

第二曲輪へ
第二曲輪へ

第二曲輪第二曲輪
第二曲輪

主郭南側石垣
主郭南側石垣

主郭虎口へ進み、15:15ごろ主郭(本丸)に到着しました。

主郭虎口
主郭虎口

主郭主郭
主郭

主郭からの眺望
主郭からの眺望

主郭から千畳敷望む
主郭から千畳敷望む

第二曲輪
第二曲輪

主郭からの絶景をしばし楽しんだあと下山します。十分満足して達成感もあったので時間と根性次第としていた西北部曲輪群と井戸曲輪の下部はパスしました。下りは楽かと思いましたが、杖の効果があまり感じられず、下ってみて同じコンディションなら鳥取城より実際はキツかったろうと思います。登山口に下りてきたのは16時すぎ、散策往復で約2時間40分でした。

さて本日の宿、養父市にある旅館 古城さんには17時すぎに到着。素泊まりですが、夕飯とお風呂は歩いてすぐの道の駅やぶ但馬楽座で。夕飯は但馬牛レストランのやぶ牧場で、但馬牛ハンバーグ定食をいただきました。ジューシーでおいしかったです。食後にやぶ温泉、サウナもあって今日の疲れをゆっくり癒しました。

旅館 古城
旅館 古城

道の駅やぶ但馬楽座
道の駅やぶ但馬楽座

但馬牛ハンバーグ定食
但馬牛ハンバーグ定食

さて最終日の明日は、竹田城黒井城をめぐる予定でしたが、、と同じくらい過酷そうな黒井城はパス、代わりに明石城へ行くことにしました。それにしても黒井城、前回天候悪くスタンプ・御城印ゲットのみだったのでなんか縁がないなぁ。また次回リベンジできればと思います。明石城は2014年訪問済みですが、当時御城印なんてなかったし、動画も撮っていないので。


鳥取・兵庫城めぐりの旅 #2-2 若桜鬼ヶ城

鳥取砂丘の次に向かったのは若桜鬼ヶ城です。旅程ではスタンプと御城印がある若桜町観光案内所に先に寄ってからお城に行くことにしていましたが、案内所は9:30からなので、先にお城へ。

■ 若桜鬼ヶ城 ■

若桜鬼ヶ城は、鳥取県若桜町、若桜宿の南側にそびえる標高452メートルの鶴尾山に築かれた山城です。国指定史跡で続日本100名城の168番です。天守台を備えた本丸を中心として、北側に2段、南側と西側に各1段づつ総石垣の曲輪が築かれています。

若桜鬼ヶ城へは林道で馬場の未舗装駐車場まで行けますが、手前の舗装道の終点にある駐車場で案内図の写真撮り。

若桜鬼ヶ城駐車場
若桜鬼ヶ城駐車場

若桜鬼ヶ城案内図
若桜鬼ヶ城案内図

そこから未舗装の道を少し進むと馬場に入ります。馬場は山頂部の南の尾根上にあり、突当りが駐車場になっています。ここから南の尾根上を進み、お城の山頂部までは150mほどです。9:05ごろ駐車場からおりたところに堀切、進んでいくとホウヅキ段の石垣下にでます。右に行くと三の丸(通行止め)、左に行くと二の丸140mとの案内があります。ということはここまでが150mってことですかね。

馬場
馬場

堀切
堀切

山頂部へ
山頂部へ

ホウヅキ段石垣
ホウヅキ段石垣

二の丸方面へ進みます。ホウヅキ段石垣を見ながら進むと搦手の枡形虎口と搦手門跡に出ます。搦手門跡の裏側に武者溜り(勢隠し)。

ホウヅキ段石垣
ホウヅキ段石垣

搦手
搦手

搦手枡形虎口・搦手門跡
搦手枡形虎口・搦手門跡

武者溜り(勢隠し)
武者溜り(勢隠し)

二の丸へ向かう途中に六角石垣へつながる枡形虎口があります。六角石垣までは5分くらいとのことですが、この坂を見ると行くか迷います。先に山頂部を見てからということでそのまま進むと二の丸。二の丸には小屋が立っていてスタンプも設置されていました。

枡形虎口(六角石垣方面)
枡形虎口(六角石垣方面)

二の丸へ
二の丸へ

二の丸二の丸
二の丸

二の丸の北側一段下が三の丸です。大手門跡・枡形虎口があります。大手門跡を出ると左側に二重の石垣。どう二重になっているのかよくわかりませんでした。三の丸からは若狭の街並みを望むことができます。

三の丸三の丸
三の丸

大手門跡・枡形虎口大手門跡・枡形虎口大手門跡・枡形虎口
大手門跡・枡形虎口

二重の石垣
二重の石垣

三の丸から若狭の街並み望む
三の丸から若狭の街並み望む

二の丸へ戻り本丸に向かいます。廊下橋虎口をとおり、登っていくと本丸に出ます。

横矢
横矢

廊下橋虎口廊下橋虎口
廊下橋虎口

本丸虎口本丸虎口
本丸虎口

本丸
本丸

天守台の近くに行き止まり虎口があるようなのですが、これかなぁという感じではっきりとはわかりませんでした。

行き止まり虎口?
行き止まり虎口?

天守台からは向かって右が播磨方面、左が但馬方面と分かれているのがよくわかり面白いです。

天守台天守台
天守台

天守台から右上が播磨方面、左上が但馬方面
天守台から右が播磨方面、左が但馬方面

天守台から見た本丸
天守台から見た本丸

さて最後に六角石垣を見に行きました。下山ルート沿いにありますがそこまではそれほど急な坂が続くわけではなかったのでよかったです。六角石垣はその郭の形状からそう呼ばれ、ほぼ完存した姿で残っているそうです。上の郭の左側に下りる道があったのでそこを下りて石垣周りを一周しました。

六角石垣上の郭
六角石垣上の郭

六角石垣六角石垣
六角石垣

これで若桜鬼ヶ城の散策は終わりです。駐車場に戻ったのは10:20ごろ、1時間15分の散策となりました。

次、若狭駅前にある若桜町観光案内所へ行き、スタンプと御城印をゲットしました。御城印は綺麗なクリアファイルに入れてくれました。駅横の駐車場は無料で止められます

若狭駅
若狭駅

若桜町観光案内所
若桜町観光案内所

#168 若桜鬼ヶ城スタンプ若桜鬼ヶ城御城印クリアファイル

さて次は出石城有子山城を目指します。予定より1時間弱前倒しです。


鳥取・兵庫城めぐりの旅 #1 鳥取城

2泊3日の鳥取・兵庫城めぐりの旅1日目。計画では、
・1日目:鳥取城
・2日目:鳥取砂丘若桜鬼ヶ城出石城有子山城
・3日目:竹田城黒井城
をめぐる予定です。

熊谷駅近くの有料駐車場に止めて、5:12普通電車で東京へ。東京6:42発のぞみで新大阪には9:06着。新大阪で日産レンタカー、今回も相棒はノートです。乗り出しは26,930km。

箕面有料道路、新名神高速道路、中国自動車道、鳥取自動車道のルートで鳥取城に向かいました。

ノート(安富PAにて)

■ 鳥取城 ■

12:50ごろ、鳥取県庁北側駐車場に到着しました。実は初鳥取県です。

鳥取城は、鳥取市にある戦国時代から江戸時代の城です。国の史跡史跡で日本100名城の63番です。別名は久松城(きゅうしょうじょう)・久松山城(きゅうしょうざんじょう)といいます。
標高263メートルの久松山頂の山上ノ丸を中心とした山城部、山麓の天球丸、二の丸、三の丸、右膳の丸など山下ノ丸の平山城部からなる梯郭式の城郭です。

駐車場から山下ノ丸、山上ノ丸、残りの山下ノ丸と散策しました。

■山下ノ丸

山上ノ丸山上ノ丸
山上ノ丸

早速駐車場から見える山頂の山上ノ丸。高いし、急な坂道を登らされるのが見てすぐわかります。少し不安。

吉川経家公像
吉川経家公像

駐車場すぐ近くに吉川経家公像。天下制覇を目指す信長の先鋒としての秀吉の山陰侵攻に対応して鳥取城に城主として入城したのが吉川経家です。秀吉の徹底した兵糧攻め「鳥取城の渇殺」に、経家は意を決して開城に応じ責任を取って自刃したそうです。

内堀
内堀

擬宝珠橋
擬宝珠橋

中ノ御門中ノ御門中ノ御門
中ノ御門

内堀沿いに北に進むと大手登城路で、擬宝珠橋を渡って今年復元工事が完了したばかりの中ノ御門をくぐり、山下ノ丸へ入ります。城内は工事による見学制限エリアがあり、景観的にはちょっとなぁというところも。

山下ノ丸案内図
山下ノ丸案内図

登城路左側に扇御殿跡(仁風閣とスタンプ設置場所の仮設ガイダンス施設がある)への小口があったので、先にスタンプと御城印を貰おうと入るも、ガイダンス施設までは行けず。宝隆院庭園と宝扇庵が見られるのみでした。

宝扇庵
宝扇庵

登城路に戻り進むと、城内唯一の白色花崗岩の切石積石垣、太鼓御門跡、三ノ丸。三ノ丸は高校となっています。上の方へ進んでいくと左側に二ノ丸石垣。三ノ丸裏手にある山下ノ丸最古の石垣へは立ち入りできず見られませんでした。

切石積石垣
切石積石垣

太鼓御門石垣
太鼓御門石垣

太鼓御門跡
太鼓御門跡

三ノ丸
三ノ丸

二ノ丸石垣
二ノ丸石垣

上に進み天球丸の一段下の曲輪に入ると天球丸石垣、その一部が球面になっています。巻石垣です。背後の石垣が孕み出したので崩落しないように築かれたもの(復元)で、このような石垣はここでしか見られません。この曲輪の南隅に楯蔵跡。

巻石垣巻石垣
巻石垣

楯蔵跡
楯蔵跡

登城路に戻り進むと右側にあまり見たことのない登雁木。左に折れ突当り左に表御門跡があり二ノ丸に入ります。左前方に菱櫓跡。二ノ丸右側は山上ノ丸に行ってから散策します。

登雁木
登雁木

表御門跡表御門跡
表御門跡

菱櫓跡菱櫓跡
菱櫓跡

先ほどの突当りで右へ進んだ先は、風呂屋御門跡を通って天球丸。今度は上から巻石垣が見られます。天球丸の奥には三階櫓・武具蔵跡、空堀を見ることができます。

風呂屋御門跡
風呂屋御門跡

天球丸
天球丸

巻石垣
巻石垣

三階櫓・武具蔵跡
三階櫓・武具蔵跡

空堀
空堀

時刻は13:45、このあと中坂を登って山上ノ丸を目指します。少し上がったところに八幡宮跡、その先から急な登山道に。途中、一合目、二合目と表示板があって、どこまで登ったかが分かりやすい反面、まだここかと思わされます。とにかくキツイ、幾度と軽く休憩しながら五合目にある中坂稲荷には15分程度、こちらで長めの休憩、ご夫人と少しお話ししました。

登山口
登山口

八幡宮跡
八幡宮跡

中坂
中坂

中坂稲荷
中坂稲荷

六合目の表示で「この先クマ目撃情報多発」とあり、熊鈴も持ってきていますが、結構人が登っているのでつけずに進みました。ここまで少しも傾斜が緩くなることがなくて何度も小休憩しながらの登山です。

■山上ノ丸

14:35、やっと山上ノ丸の入口に到着です。右側に二ノ丸の石垣、左側に本丸の石垣。本丸石垣手前の出丸への道は入れませんでした。二ノ丸石垣下の右に伸びる道は東坂ルートです。

山上ノ丸の入口
山上ノ丸の入口

出丸
出丸

まず二ノ丸、三ノ丸、三ノ丸からは東坂の上城門を上から見ることができました。

二ノ丸二ノ丸
二ノ丸

二ノ丸からみた本丸石垣
二ノ丸からみた本丸石垣

三ノ丸
三ノ丸

東坂の上城門
東坂の上城門

続いて本丸です。石段の左側は月見櫓跡、本丸に入ると車井戸、天守跡があります。本丸からの眺望は絶景で鳥取平野や鳥取砂丘を望めます。北側からは太閤ヶ平のある本陣山も見えます。出丸へ続く道は閉鎖されていて、出丸へはここからも行くことはできません。

本丸石段・月見櫓跡
本丸石段・月見櫓跡

本丸本丸
本丸

車井戸
車井戸

天守跡天守跡
天守跡

鳥取平野
鳥取平野

鳥取砂丘
鳥取砂丘

本陣山(中央右寄り)
本陣山(中央右寄り)

出丸
出丸

中ノ御門
中ノ御門

下山の前に東坂ルートを少し進んだところにある東坂の上城門を見て、15:15ごろ下山しました。下りるのは早いもので、25分程度でした。

東坂の上城門東坂の上城門
東坂の上城門

山上ノ丸の入口
山上ノ丸の入口

■山下ノ丸

山下ノ丸の残りの遺構を回ります。中坂稲荷の鳥居から二ノ丸へはいり、走櫓跡、三階櫓跡、石切場跡。裏御門跡へ下りて、三階櫓台にあるお左近の手水鉢を確認してから再度戻って角櫓跡。二ノ丸から下りるところにはわかりやすくきれいな登石垣があります。

中坂稲荷鳥居
中坂稲荷鳥居

走櫓跡
走櫓跡

二ノ丸
二ノ丸

三階櫓跡三階櫓跡
三階櫓跡

三階櫓跡から中ノ御門望む
三階櫓跡から中ノ御門望む

石切場跡
石切場跡

裏御門跡裏御門跡
裏御門跡

お左近の手水鉢
お左近の手水鉢

角櫓跡
角櫓跡

登石垣登石垣
登石垣

二ノ丸の下の曲輪は右膳ノ丸で澤市場屋古墓、下に下りると西坂下御門跡。仮説ガイダンス施設の鳥取城跡・仁風閣展示館へ寄って、スタンプと御城印をゲットしました。

澤市場屋古墓
澤市場屋古墓

右膳ノ丸
右膳ノ丸

西坂下御門跡西坂下御門跡
西坂下御門跡

仁風閣
仁風閣

鳥取城跡・仁風閣展示館
鳥取城跡・仁風閣展示館

#63 鳥取城スタンプ鳥取城御城印

いよいよ鳥取城の散策も終わりです。米蔵跡、 因幡小鍛冶景長の湯船、北ノ御門跡を見て内堀沿いを歩いて駐車場へ。宿へ向かいました。

米蔵跡
米蔵跡

因幡小鍛冶景長の湯船
因幡小鍛冶景長の湯船

北ノ御門跡
北ノ御門跡

宿はホテルRESH鳥取駅前。大浴場・サウナがあり駅前で飲食店も結構あり便利な場所でした。夕飯はスーパー居酒屋鳥取だいぜんさんでたっぷり海鮮丼、枝豆、ビール。海鮮丼は食材の種類が多くて新鮮でうまかったです。夕飯後はホテルで大浴場で疲れを癒します。大量の汗でびしょびしょに濡れたシャツをコインランドリーで洗濯しました。コインランドリー初挑戦ですが、これは便利でした。お風呂上がりのアイスも最高でした。

ホテルRESH鳥取駅前
ホテルRESH鳥取駅前

スーパー居酒屋鳥取だいぜんスーパー居酒屋鳥取だいぜん
スーパー居酒屋鳥取だいぜん

IMG_4738

さて明日は早朝にチェックアウトして鳥取砂丘へ向かいます。それにしても今回の鳥取城の登山、これまでもキツイ山城はいくつかありましたが、今回が一番体力的にキツかったかも。明日行く予定の有子山城はもっとキツイと思われますが、大丈夫かと少し不安ですね。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-3 引田城スタンプと帰路

引田城のスタンプと御城印は、讃岐井筒屋敷にあるので高速使って向かいましたが、その前に徳島みやげを道の駅いたので買いました。

道の駅いたの
道の駅いたの

徳島ラーメン茶白贅沢食べくらべ鳴門金時バターパイ

徳島ラーメン茶白贅沢食べくらべと鳴門金時バターパイ。

道中、引田城がある城山が見えましたが、やはり今の体力・体調では、この暑さを乗り切ることはできないことを確信、予定変更大正解でした。

讃岐井筒屋敷に12:00すぎに到着。

讃岐井筒屋敷讃岐井筒屋敷讃岐井筒屋敷引田城スタンプ引田城御城印

讃岐井筒屋敷は江戸時代から醤油と酒造りを行っていた商家をリニューアルした観光施設で、建物は江戸後期から明治期に建築されたものだそうです。門をくぐるとタイムスリップした感覚でした。スタンプと御城印(300円)をいただいて帰路につきました。

室津PA
室津PA

淡路島の室津PAで一度休憩し、姫路に泊まるのぞみを検索、14:59発は間に合いそうだけどリスクあるので15:59発、つかれているのでグリーン車を予約。姫路について14:30ごろレンタカー返却、総走行距離は449Km、ガソリン20.18L、ノートの燃費は22.25Km/L、意外によくないですね。天候のせいかもしれませんが、オーラとの違いは感じません。

明太子パスタと生ビール

新幹線まで随分時間があるので、新幹線コンコース内の侍MANEKI珈琲店にて、明太子パスタと生ビール(合わせて1,360円)で時間を潰して帰路につきました。

20:30ごろ地元の日帰り温泉によってから帰宅しました。次のお城めぐりの旅は涼しくなった秋まではやめておいた方がよさそうです。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-2 勝瑞城

予定変更の結果、今回の旅最後のお城は勝瑞城です。

■ 勝瑞城 ■

勝瑞城は徳島県板野郡藍住町にある続日本100名城の175番、勝瑞城跡と勝瑞城館跡は国指定史跡です。室町時代に阿波守護細川氏により置かれた守護館が勝瑞城館で、のちに三好氏が本拠としました。勝瑞は阿波の政治・経済・文化の中心地だったそうです。

勝瑞城館跡
勝瑞城館跡

9:48ごろ勝瑞城館跡駐車場に着き、クルマから降りましたが、なんだろう?足全体がつる感じで歩けません。水分不足かな、一旦クルマに戻り水分補給したり。動けそうになったので散策開始です。

駐車場は広大な区画された敷地内にあり、この一帯が勝瑞城館跡ですが、先に近くに見えるローソンの道挟んだ反対側にある勝瑞城跡へ。

■勝瑞城跡

勝瑞城は、三好氏菩提寺の見性寺の境内にあり、周囲は濠に囲まれています。

濠(西側)
濠(西側)

濠(南側)
濠(南側)

濠(東側)
濠(東側)

濠(北側)
濠(北側)

本丸に入ると勝瑞義家碑、土塁も一部確認できます。

本丸本丸
本丸

勝瑞義家碑
勝瑞義家碑

土塁
土塁

■勝瑞城館跡

戻って勝瑞城館跡です。整備されているのは区画Ⅲで、駐車場の前は池泉庭園があった跡地です。

池泉庭園跡
池泉庭園跡

勝瑞城館跡

濠跡には、実際の大きさに復元した展示や濠跡半立体表示もあります。

濠跡濠跡濠跡
濠跡

濠跡半立体表示
濠跡半立体表示

そのほか礎石建物跡、会所建物立体表示、枯山水庭園跡などが整備されています。枯山水庭園跡の東側に、東側との区画を分ける区画溝があります。

礎石建物跡
礎石建物跡

勝瑞城館跡

濠跡濠跡
濠跡

会所建物立体表示
会所建物立体表示

枯山水庭園跡
枯山水庭園跡

館内の区画溝
館内の区画溝

スタンプのある勝瑞城館跡展示室は区画Ⅰにある勝瑞城館跡現場事務所の2階です。

勝瑞城館跡展示室勝瑞城館跡展示室勝瑞城館跡展示室
勝瑞城館跡展示室

勝瑞城スタンプ

散策はこれにて、所要45分くらいでした。

御城印は近くの武田石油さんにて。勝瑞城の御城印は、藍で染めた阿波和紙に一枚一枚書家の方が書かれたとても綺麗な一枚ものです(600円)。

勝瑞城御城印

引田城のスタンプをもらいに向かいます。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #3-1 一宮城

NEXEL α鳴門
NEXEL α鳴門

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅の最終日、一宮城勝瑞城引田城徳島城と盛りだくさんの予定としていましたが、熱中症気味の体調でこの炎天下の中、二つも山城行くのは無謀だということで、一宮城勝瑞城に行って、引田城はスタンプと御城印のみ、徳島城はパスして早く帰ることにしました。5:45ごろ、チェックアウトして一宮城駐車場についたのは6:30前、計画より30分前倒しです。これももう早く帰りたい気持ちが強かったから。

一宮城駐車場
一宮城駐車場

■ 一宮城 ■

一宮城は徳島市にある続日本100名城の176番、県指定史跡です。徳島県内で最大級の山城で南北朝時代の築城とされます。駐車場脇を入ると登城口で、案内板と無人のスタンプ置き場、料金箱にお金を入れて買う御城印(300円)、パンフレットがあります。

登城口
登城口

案内板
案内板

スタンプ置き場と御城印無人販売
スタンプ置き場と御城印無人販売

一宮城スタンプ一宮城御城印

倉庫跡→才蔵丸→明神丸→本丸→小倉丸→椎丸→水ノ手丸→陰滝と回る予定で登城開始。

登城道登城道
登城道

いきなり長い石段がひたすら続いています。やっと終わって少し下る感じになったと思いきや、再びひたすら続く石段が現れます。すごくきつい!

■倉庫跡

登り始めて12~13分、やっとのことで倉庫跡と本丸方面への分岐に着き、左方向にすぐに倉庫跡、食糧・武具を備蓄するための曲輪です。

倉庫跡倉庫跡
倉庫跡

本丸方向へ進むと竪堀。またまた登っていくと右側に二段になった大きめの曲輪があります。本丸まで200メートルの道標のところには湧水がありました。

竪堀
竪堀

曲輪曲輪
曲輪

湧水
湧水

■才蔵丸

まだまだ石段は続き、才蔵丸切岸に到達、その先には才蔵丸と明神丸を分断する堀切があります。堀切の左側は才蔵丸虎口で石段を登ると才蔵丸です。三の丸とも呼ばれています。

才蔵丸切岸
才蔵丸切岸

堀切
堀切

才蔵丸虎口
才蔵丸虎口

才蔵丸才蔵丸才蔵丸より
才蔵丸

才蔵丸虎口からすぐ、小倉丸への分岐がありますが案内図には書かれていません。どこに続くのか?

小倉丸への分岐
小倉丸への分岐

本丸方向へ進むと竪堀があり少し進んだところは明神丸と本丸をつなぐ帯曲輪で門跡があります。

竪堀
竪堀

帯曲輪門跡
帯曲輪門跡

■明神丸

門跡を右に進むと明神丸で二の丸とも呼ばれます。ここからの眺めは絶景です。明神丸には剣山遙拝所の礎石と基段が残っています。

明神丸明神丸より明神丸
明神丸

剣山遙拝所
剣山遙拝所

■本丸

帯曲輪に戻り進んでいくと本丸で立派な石垣の本丸虎口が現れます。本丸は周囲に石垣が組まれています。

帯曲輪
帯曲輪

本丸虎口本丸虎口
本丸虎口

本丸石垣本丸石垣
本丸石垣

本丸には、若宮神社がひっそりと祀られていました。本丸の西側一段さがったところには釜床跡(炊事場)があります。

本丸本丸
本丸

若宮神社
若宮神社

釜床跡
釜床跡

本丸石垣
本丸石垣

小倉丸へ向かいます。今度はどんどん下っていきます。途中で城内最大規模の堀切がありますが、ここに才蔵丸からの道がつながっているようです。

堀切堀切
堀切

明るく開けたところに出て対面にあるのが小倉丸です。

■小倉丸

小倉丸小倉丸

小倉丸の方向へ。

小倉丸へ
小倉丸へ

小倉丸は本丸の南側を防御するように作られた細長い曲輪で、曲輪の西南には高さ2メートルの土塁があります。土塁の先端には櫓台。

小倉丸
小倉丸

土塁
土塁

櫓台櫓台
櫓台

山城、かつ、あまりの猛暑でタオルもポロシャツも汗で重くびしょびしょなので、この辺で休憩し、誰もくるはずないのでポロシャツ脱いで絞りました。えー、こんなに?っ水道で洗ってる途中に絞ったっていうくらい大量の汗が絞り出されたのにはびっくり。歩きながら汗を拭いていたタオルでさえ同じ状態。さすがにこんなに汗かいたら脱水するよー。これで今日の計画変更は大正解と納得しました。動画撮っておけばよかった。。。

小倉丸から出て椎丸方向へ進むと、小倉丸土塁の外側の空堀が見られます。

小倉丸空堀
小倉丸空堀

椎丸へ
椎丸へ

■椎丸・水ノ手丸・陰滝

残すは椎丸と水ノ手丸で下るだけと思っていたのが違いました。椎丸までもアップダウン、水ノ手丸へもアップダウンでした。

椎丸椎丸椎丸
椎丸

水ノ手丸へはトラロープの張られた下りを進み、再度登って到着です。

水ノ手丸へ
水ノ手丸へ

水ノ手丸水ノ手丸
水ノ手丸

ここからは陰滝を経由して下城です。水ノ手丸から降りていくと貯水池にでました。今は大きな池はなく水が流れています。

貯水池貯水池
貯水池

貯水池から降りていくと鎖が貼られた急な岩場にでます。パンフレットにも「鎖を伝って登り下りすること」と書かれています。ここを下りて振り返ると、陰滝です。小さいながらいい滝。

岩場
岩場

陰滝陰滝
陰滝

あとは下りていくだけ、登城口に戻ってきたのは8:40、2時間10分の散策でした。駐車場ではドア開いた陰でまたポロシャツを絞りました。

阿波おどり会館
阿波おどり会館

次は勝瑞城ですが、寄り道してドラクエウォークのおみやげになっている阿波おどり会館を経由しました。

万博と兵庫・徳島・香川城めぐりの旅 #2-2 洲本城

淡路SA淡路SA
淡路SA

予定より1時間前倒しの11:35ごろ赤穂城を出ました。洲本城へ向かう途中、明石城行けないかなとも思いましたがやめました。明石海峡大橋を渡ってすぐある淡路SAで小休止。ここからの眺めは絶景でした。

■ 洲本城 ■

洲本城は兵庫県洲本市(淡路島)の標高約133メートルの三熊山にある続日本100名城の164番、国指定史跡(上の城)です。洲本城の上の城は安宅氏が築き、のちに脇坂安治が城主となり今に残る総石垣の城に大改修されました。天守台には鉄筋コンクリート造の日本最古の模擬天守閣があります。洲本城(下の城)の現在見られる石垣や堀が造られたのは、蜂須賀氏によるものだそうです。

■下の城

淡路文化史料館
淡路文化史料館

洲本城(下の城)内にある淡路文化史料館には14:00ごろ到着しました。周辺の石垣や堀をさっと散策します。

石垣と堀石垣と堀石垣と堀
石垣と堀

上の城
上の城

こちらからも上の城が見えました。

洲本城スタンプ洲本城御城印

スタンプと御城印(200円)をゲットし、上の城へ向かいます。

■馬屋・大手門付近

案内図洲本城跡駐車場
洲本城跡駐車場

洲本城跡駐車場には14:20ごろ到着、東側から本丸、西側と回っていくことにします。駐車場から階段を登ると腰曲輪です。近くに二段積みの石垣を見ることができます。

腰曲輪
腰曲輪

二段積みの石垣
二段積みの石垣

少し登ると大手門跡。左側は駐車場にもなっている馬屋(月見台)で、紀淡海峡を望むことができます。

大手門跡大手門跡
大手門跡

馬屋馬屋馬屋より紀淡海峡のぞむ
馬屋

■東の丸(水の手曲輪)

大手門跡東側の石段を登った先は、大きく南北で分かれた東の丸の南側、水の手曲輪です。日月の池を中心に小曲輪群を構成しています。池の脇には日月の井戸があります。

日月の池
日月の池

日月の井戸
日月の井戸

水の手曲輪北側東西に伸びる道を東へ進んでいくと東二の門。手前左側へ登ると東の丸の二段曲輪がありますが、そこはのちほど。

水の手曲輪水の手曲輪
水の手曲輪

東二の門東二の門
東二の門

■武者溜

武者溜武者溜武者溜武者溜
武者溜

東二の門をすぎたところは武者溜で、洲本城の東端に位置する最大規模の曲輪です。東側には麓につながる城への虎口、東一の門があります。東端部からの眺望も素晴らしいです。

武者溜南側石垣
武者溜南側石垣

東一の門東一の門
東一の門

武者溜より
武者溜より

武者溜北側石垣
武者溜北側石垣

西側では東の丸高石垣や東登り石垣を見ることができます。洲本城には登り石垣が西と東に2つあります。このあたりでは野生の鹿さんにも会えました。

東の丸高石垣
東の丸高石垣

東登り石垣
東登り石垣(奥)

武者溜

■東の丸(二段曲輪)

東二の門に戻り、東の丸北側に登ります。

東の丸北側へ
東の丸北側へ

一段登ると曲輪があり、その先には洲本城で最も古い石垣の東の丸二段曲輪石垣があります。石垣を登ると東の丸二段曲輪です。

曲輪
曲輪

東の丸二段曲輪石垣東の丸二段曲輪石垣
東の丸二段曲輪石垣

P1011868
武者溜

東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪東の丸二段曲輪
東の丸二段曲輪

西に進むと一段下り、正面に本丸石垣、山里曲輪、坂に並ぶ十二支神社が見えます。

本丸石垣、山里曲輪、十二支神社
本丸石垣、山里曲輪、十二支神社

■山里曲輪

そのまま西に下りたところには八王子木戸と呼ばれる門跡があり、先の狭い坂道には先ほど見えた十二支神社がならんでいました。

八王子木戸八王子木戸
八王子木戸

十二支神社
十二支神社

戻って本丸方向へ進むと右側にあるのが山里曲輪で脇坂安治実母の住居跡です。山里曲輪の北西隅の本丸石垣は小天守台です。

山里曲輪
山里曲輪

小天守台
小天守台

■本丸

本丸大石段
本丸大石段

本丸大石段を登り、本丸虎口から本丸へ入ります。本丸虎口は食違の内枡形虎口で大手口です。

本丸虎口
本丸虎口

武者走台
武者走台

本丸
本丸

天守台には模擬天守。失礼ですが初めて写真で見た時も「なんだこりゃ」、実物見ても「なんだこりゃ」には変わりません。絵本に出てくる竜宮城みたいでかわいくも見えますが。日本最古の模擬天守ということで参考にするものがなかったんでしょう。

天守台・模擬天守天守台・模擬天守
天守台・模擬天守

天守台への石段を登ったところが小天守台、左に進むと天守台です。天守台からは城下と大浜海岸を一望できます。模擬天守は以前は展望台として登れたそうですが老朽化が進み、現在は下からのぞくことができるようになっています。

小天守台
小天守台

東の丸をのぞむ
東の丸をのぞむ

大浜海岸のぞむ
大浜海岸のぞむ

天守台

模擬天守模擬天守
模擬天守

天守台から石垣復旧工事のため立ち入り禁止になっている搦手と搦手虎口を眺めました。

搦手
搦手

搦手虎口搦手虎口
搦手虎口

本丸には芝右衛門大明神と掲げられた芝居好きの狸「芝右衛門狸」を祀った祠があります。

芝右衛門大明神芝右衛門大明神
芝右衛門大明神

■南の丸・搦手

本丸から降りてきて南側にあるのが南の丸です。東西に分かれていて、東側の東南隅には櫓台跡がありますが、その石垣は拡張されたあとが確認でき、稜線が二重になっています。

南の丸(東側)南の丸(東側)南の丸(東側)
南の丸(東側)

南の丸隅櫓跡南の丸隅櫓跡
南の丸隅櫓跡

本丸と南の丸の間の道を西に進んで突当り左に曲がると三熊梅園で南の丸の西側になり、右に曲がると搦手、西の丸方面です。

三熊梅園(南の丸の西側)
三熊梅園(南の丸の西側)

搦手口から本丸へは石垣復旧工事で入れません。西の丸方面へ進むと、南の丸の西側一段下がった場所に食物を保管する蔵などが建てられていたと思われる籾蔵、その先に西門があり、外枡形の虎口になっています。

搦手口
搦手口

籾蔵
籾蔵

西門西門
西門

■西の丸

西門から西の丸へは少し歩きます。西の丸の直前右側に残念石があります。石垣に使用されるはずだった石で矢穴が残っています。西の丸は奥に長く続く、崖と石垣に囲まれた曲輪です。一番奥にある道を一段下がると西の丸石垣を見ることができます。散策も大詰め、最後に西の登り石垣をめざします。

残念石
残念石

西の丸西の丸西の丸
西の丸

西の丸石垣西の丸石垣
西の丸石垣

■西登り石垣

仮階段仮階段

分岐右へ
分岐右へ

搦手まで戻り北に進むと道は工事で立ち入り禁止になっていますが、左手前に仮階段をおり下り道を10分ほど進むと、西登り石垣を見ることができます。登り石垣は下の城と上の城を結ぶように築かれていたそうです。登り石垣は彦根城で見たことがありますが、あまり見られない珍しいものです。

西登り石垣西登り石垣西登り石垣
西登り石垣

さて、今来たこの道を戻るのはとてもタフでした。

これで散策はおしまい、駐車場に戻ってきたのは17時ごろで約2時間40分の散策となりました。

■ ドラゴンクエスト記念碑 ■

ドラゴンクエスト記念碑ドラゴンクエスト記念碑
ドラゴンクエスト記念碑

明日は徳島・香川のお城なので宿泊先は徳島の鳴門ですがその前に!なんと洲本市民広場にはドラゴンクエスト記念碑があるんです。ドラクエ生みの親・堀井雄二氏は洲本市出身で、2017年にシリーズ誕生30周年を記念して建てられたそうです。ドラクエウォークのおみやげにもなっているので、立ち寄りました。洲本市民広場としての駐車場はないですが、そばのエディオンのコインパーキングが初回1時間無料でした。ドラゴンクエスト記念碑はロトのつるぎ・ロトの盾・スライムがならんだ可愛い碑でした。

ざるそば

1時間ほどで今日の宿、NEXEL α鳴門に到着しました。夕飯は鳴門駅前まで徒歩圏内なので居酒屋に行く計画をしていましたが、軽い熱中症にでもなったようで体調すぐれず、近くのローソンで調達しました。アイス食べたら回復したので大浴場とサウナを楽しんだ後に夕飯。体調は絶好調でもないので、ざるそばはカラダに優しかった。。。

明日は一宮城勝瑞城引田城徳島城と盛りだくさんです。