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東北花紀行 #1

関東圏ではとうに散ってしまった桜が、東北方面では今盛りということで、今日から明日にかけて桜を見に行く。この桜の見頃について前回山形に旅行したときに泊めてもらった知人に教えてもらい今回も泊めてもらうことにした。

■国指定特別天然記念物「伊佐沢の久保桜」

伊佐沢の久保桜(いさざわのくぼざくら)は、山形県長井市にある、桜(エドヒガン)の樹齢約1200年と伝わる古木で国の天然記念物に指定されている。

伊佐沢の久保桜伊佐沢の久保桜伊佐沢の久保桜伊佐沢の久保桜

久保桜は伊佐沢小学校のそばにあり、小学校の校庭にも多くの桜が咲いている。これを眺めながら先に進むと久保桜。天気も良く、桜も丁度満開でさすが天然記念物に指定されるだけのことはあるなと思わせる見事な枝っぷり。写真だと少しその迫力が伝わらないのが残念。

■烏帽子山千本桜

烏帽子山千本桜は赤湯温泉街の北側の烏帽子山公園に咲き誇る千本の桜で日本さくら名所100選にも選ばれている。JRの駅で見た山形の桜の名所のポスターでもトップに挙げられているのも見たことがあった。例のごとく朝早く家を出たものの一般道で来たこともあり、烏帽子山公園に着いた頃はすでにだんだん夕焼けが近いような時間帯。さらに今年は例年に比べると咲きが少し悪いそうで、夕焼けの逆光と相まって、咲き誇っているのかどうかが正直よく分からない感じではあった。また少し見頃は過ぎているのもある。

烏帽子山千本桜烏帽子山千本桜烏帽子山千本桜烏帽子山千本桜

桜の後は、地元の回転寿司に連れて行ってもらった。まず最初に注文してくれたマグロがそのネタの大きさに仰天。シャリ三つ分はありそうな長いネタ。これで2貫で200円とはびっくり。それ以外のネタも新鮮で美味しく、その割に値段はリーズナブルなので久々に回転寿司だったけど、このレベルならいつでも行きたいと思わせる店だった。

徳島旅行3回目予約

四国霊場開創1200年記念の御影をいただけるのが5月末までということで、やっぱり徳島の札所は回り切りたいということで、3回目の徳島旅行を予約した。日程は5月15日(金)から16日(土)、往復の飛行機は前回と同じで、もちろん予約はじゃらんJALパックのレンタカーつき。ホテルは前回とは変えてサンシャインホテル徳島の朝食付き。今回はクーポンで1000円引きの35,700円なり。

ということで、今回も旅のしおりを作成。1日目は札所21番から23番まで、2日目は徳島の文化を感じる旅をテーマに、藍染め体験、阿波おどり公演鑑賞と体験、ひょうたん島クルーズ、阿波人形浄瑠璃公演鑑賞など徳島の伝統文化を感じられる内容とした。時間があれば阿波の法隆寺と呼ばれる丈六寺、日本一低い自然の山とされる弁天山も行けるよう計画したが、そんなにうまくいかない可能性もあるな。

でも前回徳島を訪れたときに綿密な計画を反映した旅のしおりのおかげで、旅程中迷うことがほとんどなくきわめてスムーズに、そして予定したイベントはすべてできたので、盛り沢山ではあるが全部行ける可能性も高いと思っている。いやむしろ、今回で四国八十八箇所の徳島札所は制覇するため、しばらくは徳島へ赴くことはないだろうから、ぜひ計画したところは制覇したい。

お遍路さんの旅-第2回 徳島2回目 #2

朝風呂はやめて6時半から朝食。レストランに行くとすでに親子連れが朝食をとっていた。お遍路さんという感じではないのに早い人は早いもんだなぁ。のんびりしたわけではないけど、宿を出発したのは7:40、今日は昨日行けなかった15番からである。15番へ向かうのになぜかナビでの設定を16番と間違えていたのに途中気づき少しロス。

■15番 薬王山 金色院 國分寺

國分寺山門國分寺本堂國分寺大師堂國分寺烏瑟沙摩明王堂

國分寺御朱印國分寺御影國分寺記念御影DSC_9457c

15番國分寺は曹洞宗で本尊は薬師如来、開基は行基菩薩である。四国霊場にはその各県に国分寺があるため阿波国分寺ともいうそうだ。聖武天皇が勅令により全国に国分寺が創建され行基菩薩が薬師如来を彫造したとのこと。創建当初は法相宗、四国霊場開創時に真言宗、その後現在の曹洞宗になっている。

参拝時間の所要目安25分のところ30分かかり、8:50ごろ出発、次の16番へ向かう。16番は近く10分もかからずに到着。

■16番 光耀山 千手院 観音寺

観音寺山門観音寺山門観音寺本堂観音寺大師堂

観音寺御朱印観音寺御影観音寺記念御影

16番観音寺は高野山真言宗で本尊は千手観世音菩薩である。

住宅地の中にひっそりとした感じで立っているので少し分かりにくいかもしれない。実際間違えて15番の前に16番に向かっていた時このすぐそばを通ったのだが、どこにあるのか分からなかった。順番を間違えると分からないものである。順番通りならクルマで回っても必ず案内標識が目立つところにあるのが四国霊場である。

前の道に面した山門は和様重層の鐘楼門になっていて、門の奥に見える本堂までの景色が小さい境内ながらも威厳を感じさせる。

さてこちらの出発は9:20前、当初計画より30分の遅れまで回復。ということは昨日の飛行機の遅れ分まで戻ったことになる。順調かもしれない。

■17番 瑠璃山 真福院 井戸寺

井戸寺山門井戸寺本堂井戸寺大師堂井戸寺日限大師堂

井戸寺御朱印井戸寺御影井戸寺記念御影井戸寺本堂・光明殿井戸寺護摩堂

16番から17番までは10分もかからず到着。大きな駐車場もあり駐車場から見えるお堂も美しく立派な感じである。

17番井戸寺は真言宗善通寺派で開基は天武天皇。本尊は薬師瑠璃光如来を主尊とする七仏の薬師如来坐像で聖徳太子作と伝えられ、御影にも七仏が描かれている。境内には本堂、大師堂のほか、光明殿、日限大師堂、護摩堂などが立ち並び囲まれる感じが心地よい。日限大師は日を限って心願をかけると直ちにご利益をこうむるという。

参拝時間はほぼ計画25分の予定どおりで18番へ向けて9:55ごろ出発。18番からは離れた場所にあり50分ほどかかる見込みであったが、10:35に到着し遅れ20分まで回復。極めて順調である。

■18番 母養山 宝樹院 恩山寺

恩山寺修行大師像恩山寺石柱門恩山寺本堂恩山寺大師堂・御母公堂

恩山寺御朱印恩山寺御影恩山寺記念御影恩山寺境内

18番恩山寺は高野山真言宗で本尊は薬師如来、開基は行基菩薩である。このお寺の山門は来た道の下の方にある。少し小高い場所で参道ではまだ美しい桜を見ることができる。

この寺はもともと女人禁制で当時弘法大師の母が訪ねてきたが入れないとのことで大師が修業をして解禁したとのこと。色んな話が残っているものである。

18番出発は11:05ごろ、予定より20分遅れで19番に向かう。19番はここからそれほど離れておらず11:15に駐車場に到着し15分遅れにまた回復。因みに駐車場は有料。

■19番 橋池山 摩尼院 立江寺

立江寺御朱印立江寺御影立江寺記念御影立江寺仁王門立江寺本堂

19番立江寺は高野山真言宗で本尊は延命地蔵菩薩、開基は行基菩薩である。行基菩薩が光明皇后の安産を祈って小さな黄金延命地蔵尊を作って開基し、その後弘法大師が小さな像では後世に紛失の恐れありと大きな像を作って小さい像をその中に納めたそうである。

立江寺大師堂立江寺手水舎立江寺境内立江寺毘沙門堂

境内は広く本堂、大師堂のほか、観音堂、毘沙門堂、多宝塔、黒髪堂など多くのお堂が建っていて、本堂からの眺望は素晴らしく、思わず写真を撮りたくなるような構図となる。

今回の参拝で残すところ20番のみ。19番は11:40すぎに出発、ここから50分ほどかかる予定である。近づくにつれどんどん霧がかかっていき、なんとも厳かな雰囲気に変わっていった。予定通りの12:15着となり完全にスケジュールどおり。

■20番 霊鷲山 宝珠院 鶴林寺

鶴林寺仁王門鶴林寺本堂鶴林寺本堂鶴林寺大師堂鶴林寺大師堂鶴林寺三重塔鶴林寺忠霊殿鶴林寺境内

  鶴林寺御朱印鶴林寺御影鶴林寺記念御影鶴林寺六角地蔵堂鶴林寺苔生した庭園鶴林寺交通安全守護シール

20番鶴林寺は高野山真言宗で本尊は弘法大師作と伝えられる地蔵菩薩である。大師がこの山で修行中、雌雄二羽の白鶴がかわるがわる翼をひろげて老杉のこずえに舞い降り、小さな黄金のお地蔵さんを守っているのを見て、大師が近くにあった霊木で地蔵菩薩像を作りその中に黄金の地蔵さんを納めて本尊としたとのことである。

駐車場から参道を進むと仁王門、六角堂と続き、その先には苔生した美しい庭園があり、その先に大師堂や本堂のある一角にでる。薄明るい霧の中に佇むお堂はいかにも霊場という感じで修行というものも感じさせてくれた。クルマ遍路なので修行というのはすこし憚れるけど。しかも団体の参拝客の先導者(おそらく先達の人だろうか)がほら貝を吹いたりしてたので雰囲気バッチリだった。

御朱印をいただくとクルマかどうか尋ねられ、クルマの場合は300円必要だが、交通安全守護シールをいただける。こういうのはうれしい。

さて完全にスケジュールを回復していたので少しゆっくり見たつもりであったが、結局参拝目安時間も見積りがよく5分程度しか余計にかからなかった。次の徳島城はそれほど時間は必要ないと思っているので時間どおりだと正直余裕がありすぎるのである。予定13:00に対し13:05に出発となった。

■徳島城

さて今回の旅、最後に向かうのは日本100名城のひとつ徳島城である。所要予定時間は70分で14:10到着予定に対し14:30に公園内の東側駐車場に到着。途中時間をつぶすためコンビニ寄ったりしたのもあり、このくらいの遅れの方が都合がいい。駐車料金は310円で夜21時まで可。

徳島城は徳島市の中心部に位置する城山に築かれた山城と城山の周囲の平城からなる、連郭式の平山城である。城跡全体は徳島中央公園として整備されていて、石垣と堀、庭園のみが残り、鷲の門は幕府に鷲を飼うからと言って建造したことからその名がついたとされる復元された門である。

城山の貝塚子供平和記念塔東二の丸跡天守跡本丸東石垣本丸跡本丸跡から眉山望む弓櫓跡西二の丸跡帳櫓跡桜徳島城博物館鷲の門石垣と堀川数寄屋橋石垣と堀川

城山の貝塚は徳島市の史跡に指定されていて、縄文時代後期〜晩期の岩陰・洞窟遺跡である。子供平和記念塔は、世界の平和がいつまでも続くようにと願って、昭和23年に県子供民生委員の首唱でつくられたものだそうだが、そんなことより子供像は小便小僧でその下に二羽のハト像があり、おいおい、ハトに小便かけちゃだめだろと突っ込みたくなる。公園から石段を登っていくと東二の丸跡、その中に天守跡、さらに上ると広大な本丸跡に出る。本丸跡は61.7メールの標高で昨日登った眉山もよく見えた。本丸の東側に弓櫓跡、そこを少し降りると西二の丸跡、帳櫓跡とつづき、突き当たると西三ノ丸跡だが、そこは配水池として整備されてしまっている。本丸跡や下の公園にもまだまだ桜は咲き誇っており、訪れるタイミングとしてはちょうどよかったようだ。

徳島城スタンプ

さて日本100名城のスタンプは徳島城博物館受付にあるとのことだが、行ってみるとなんと今日は休館日。でスタンプはというと、なんと先ほど停めた東側駐車場の受付にあると。まぁどこにあっても押せるならよし。鷲の門から堀川と石垣を眺めながら駐車場へ向かう。徳島城の石垣は「阿波の青石」として有名な緑色片岩を用いた「緑色の石垣」として知られていてこの時期桜との景観がすばらしい。ということで無事にスタンプもゲットして時刻は15:50すぎと、まったくもってスケジュールどおりに見物を終え帰路につく。

今回の旅の友マーチくんを返却する前にガソリンを満タンにしなくてはならないってことで日産レンタカーには10分ほど遅れて到着したけど、もう飛行機の乗り方バッチリだから時間的余裕はありすぎるほど。マーチくんとともに走ったのは220キロ、ガソリンは10L弱だったから単純計算で22km/Lも走ってる計算。ふだんのエコドライブテクも活きてるって感じで素晴らしすぎるエコっぷり。そういえばトヨタ車乗りの自分が日産レンタカーにした理由は、トヨタのヴィッツと比較しても数百円こっちが安かったのと、空港送迎サービスがトヨタにはなかったこと。来たときは歩いてきたし空港すぐ近くなので帰りも歩いて行こうと思ってたら、マーチくんで送迎してくれた。確かに楽だし次来たときは空港内のカウンターで受け付けすれば迎えに来てくれてそのまま出発できる感じか。次もマーチくんにしよう

ということで空港につくと帰りのJAL462便は羽田から飛んでくるのに10分遅れで出発は5分遅れの17:35となった以外は至って順調で東京駅19:52発の新幹線で帰ってこれた。やはり飛行機使った旅の効果はてきめんでほんと思い切ってよかったと思う。タッチアンドゴーなんていうめったにできない経験も出来たしね。

費用的には飛行機・レンタカー・宿泊のパックで32800円以外では札所1箇所につき、約1000円かかる。納経料が納経帳で300円、納経軸で500円、お賽銭がまぁその時次第だけど本堂・大師堂で200円。今回10箇所なので約10000円もかかるのである。でも次回の徳島は21番から23番までとなりそうなので今回よりは安くいけるかも。はやく行きたい。よしやっぱり5月に行こう。

お遍路さんの旅-第2回 徳島2回目 #1

お遍路さんの旅-第2回 徳島2回目ということで今日はいよいよ飛行機に乗ってお遍路さんの旅である。昨年4月にお遍路さん開始して約一年、今日が2回目で徳島県2回目の札所は続きの11番からである。一泊二日の今日は一日目で旅のしおりでの計画では15番までの予定。

E7系あさま浜松町駅手荷物預け所

7:02発の新幹線はちょっと余裕見過ぎということとE7系に乗りたかったということで7:11あさまに変更。それでも山手線とモノレールは計画通りで南ウイング着いてからは荷物預けるのは多少時間必要だったが搭乗時間近づいた便は優先してもらえるようなので慣れてればもう少し後でも大丈夫そうだ。ところで納経の掛軸は65㎝だが、貴重品と言うのと空席がある状況なので特別に持込可としてくれた。混んでるときはもっと大きなスーツケースに入れて預ける必要があるような感じ。預けたところでまだ時間的には余裕があるがやっぱ1時間くらい余裕見といていい感じかも。

ガラガラの機内DSCN0346

いよいよ搭乗、日曜日というのもあってかかなり空いている。手荷物をシートの下に入れようとしたら、CAさんが隣の席にシートベルトで締めてくれた。ふーん、そういうもんなんだ。どっかに飛んでかなきゃいいんだね。意外にアバウト。席は後ろの方を予約しておき、行きも帰りも同じ席にした。後ろだからか特に空いている。

いよいよ離陸雲ばっかり機内サービス束の間の地上

飛行機は時刻通りに離陸。そうそう自分は大の飛行機嫌いだが、いざ乗ってしまったあとはそのハイテクさにワクワクする自分でもあるので、デジカメで離陸の様子を動画撮影。ところが離陸したらまもなく景色は真っ白、雲でなーんにも見えない。せっかく窓側席なのにつまらない。安定飛行に入っても下はずっと雲が見えるばかり。近畿地方上空では少し地上が見えたりしたけど、基本は何にも見えないフライトである。

来た方向へ戻るAirすだちくんとうずぴー開港5周年記念グッズ徳島空港ロビー

そしていよいよ時刻通りに着陸態勢に入っていく。徳島空港は海沿いで直前まで海でいきなり滑走路が現れる。そしていよいよ着陸!ドドドドッと衝撃があり降りたぁーと思った直後、エンジン音パワー全開、うん、逆噴射ね!って思ってたらなんか上昇していき、まさかの再離陸。なんだこれ、飛行機嫌いで通してた俺がせっかく勇気を出して国内線初めて乗ったというのにこんなことある?でも、怖い、心配というより、めったに撮れないだろう状況の動画撮れたことの喜びが勝っていた。詳しい状況が分かり次第お知らせするとのことで待ってると、しばらくして機長からのアナウンス。なーんと滑走路に車両がいたそうな。こんなこと通常ありえない状況だからきっとニュースもんだな。あと5分で着陸すると言ってたけどなかなか着陸せず、結局25分遅れで到着、早くも綿密な計画が崩れた。全く持って想定外。これから荷物受け取ってなんてしたらと思ってたら、荷物って結構早く出てくるんだね。意外だった。ところでロビーでは何やらゆるキャラがいて係りが何か配ってたのでいただくと、徳島空港開港5周年記念グッズで、そこにいたゆるキャラはAirすだちくん(緑の方)と、うずぴーというらしい。ほんとゆるキャラ大国だね。心がなごむ。

日産レンタカー旅の友マーチ

空港から歩いて3分程度で日産レンタカーへ。今日借りる旅の友はマーチの喫煙車。自分の車は禁煙だが喫煙者にしたのはたばこ吸うための休憩が不要となるから。日産レンタカーを出発する時点で予定より約20分遅れ。借りてから取り敢えずコンビニでタバコ吸ってレンタカーについてるナビとか設定したりしたら約30分遅れに。今回2回目の徳島で今日の予定では札所は11番から15番までとなっているが、30分遅れがどう響くか。

■11番 金剛山 一乗院 藤井寺

藤井寺山門藤井寺藤の古木藤井寺本堂藤井寺大師堂

藤井寺御朱印藤井寺御影藤井寺記念御影藤井寺白龍弁財天堂

11番の藤井寺へは、13:05頃到着(40分遅れ)。臨済宗妙心寺派で本尊は弘法大師作と伝えられる薬師如来。弘法大師が堂宇の前に藤を植えたことから藤井寺となったそうだ。見どころとしては藤の古木と本堂の雲龍の天井画などがあるが、天井画は見忘れる。

御朱印をいただくと四国霊場開創1200年記念の御影をいただけた。もう今年はもらえないと思っていたけど5月まではいただけるようだ。いずれにしても今回までか、それとも5月までにもう一度来て徳島分だけは揃えるかというのは今後の楽しい悩みであるが、こうなると8割方5月までに来そうな気がする。

一年振りのお遍路さんというのと、団体参拝客に遭遇したのもあり、予定参拝時間の25分を55分と大幅に超過してしまい、出発予定12:50に対し一時間遅れと遅れがさらに拡大。ここまで来るともう計画は破綻しつつあった。しかし当初は徳島の残りの札所13箇所を2日で回りたいと思っていたが絶対無理ということが判明し、また徳島には来るのだ、焦らずに行けるところまででいいと言う気分に。

■12番 摩廬山 正寿院 焼山寺

焼山寺御朱印焼山寺御影焼山寺記念御影焼山寺仁王門焼山寺境内

次の12番焼山寺は四国霊場で2番目に高い山岳札所で四国霊場の「遍路ころがし」といわれた難所とされる札所の一つ。高野山真言宗で本尊は虚空蔵菩薩、開基は役行者小角とされる。クルマでも最後は細い道をくねくねと上り途中ですれ違いとかあるといやだなと思わせる道。上りきると駐車場は広い。

焼山寺本堂焼山寺大師堂焼山寺三面大黒天堂焼山寺多宝塔

駐車場から境内までは参道を少し歩かなくてはならないので、予定参拝時間は45分で設定。この参道脇には十三仏が祀られているので一体ずつ写真を撮ったりしたが、これも先ほどの遅れで急がないことにしたことによる余裕か。境内には本堂、大師堂のほか、三面大黒天堂、12社神社が横に建ち並び様は壮観であった。

次の13番へは、14:45焼山寺出発の予定に対し15:35すぎ出発と約50分遅れに回復。

■13番 大栗山 花蔵院 大日寺

県道沿いの大日寺大日寺山門大日寺本堂大日寺大師堂

大日寺御朱印大日寺御影大日寺記念御影大日寺しあわせ観音

13番大日寺は、真言宗大覚寺派の寺で大日如来のお告げにより弘法大師が建立し寺名もそれに由来しているそうだが、現在の本尊は十一面観世音菩薩となっている。

予定15:40に対し16:20頃着。駐車場から山門までは走ってきた県道を数分歩くがなかなかクルマの往来も多い道で山門もこの道に面している。今まで回ってきた四国の札所とは少し違う趣きである。みどころの一つ、しあわせ観音は樹齢100年以上の木の側にある美しい観音像。

こじんまりとしたお寺であったので大日寺出発は、16:05の予定に対し16:40過ぎと約35分遅れまで回復したものの四国八十八箇所の納経時間は一律17時までとなっているためギリギリあと1箇所というところである。

■14番 盛寿山 延命院 常楽寺

常楽寺石柱門常楽寺流水岩の境内常楽寺本堂常楽寺大師堂

常楽寺御朱印常楽寺御影常楽寺記念御影常楽寺境内下の池

14番常楽寺は高野山真言宗の本尊は弥勒菩薩のお寺で、弥勒菩薩を本尊とする札所は四国の中ではここのみである。 13番からは約8分程度で到着。

山門はなく石柱門を通って石段を上ると断層が剥き出しとなった流水岩といわれる自然の岩盤の上にある境内に出る。あと10分しかないので先に納経をしていただいた後に参拝させていただき17:10に参拝終了。

次の15番はここからすぐそばなのになぁ、結局飛行機遅れた分だけ行けず後30分あれば行けた。ということは、かなりちゃんと計画出来てたのは凄いかも。それに今回は20番までで、かなり余裕がある感じで徳島城へ行く計画だからちょうどいいかもしれない。

昴宿よしの夕食宿の部屋302号室

さて今日の宿、昴宿よしのには17:45頃到着。これもちょうどいい。18時半から夕飯にしてもらってその前に大浴場でサッと一風呂。で生ビールのみながら夕飯。少なめの弁当メニューだがご飯がうまかったのでおひつの茶碗3杯分全部食べたら満腹。

眉山ロープウェイ眉山からの夜景眉山からの夜景

夕食後は19時15分くらいに眉山へ外出。21時までロープウェイが動いてて夜景が素晴らしいとのことなので行ってみた。宿からは徒歩10分程度の阿波おどり会館の5階がロープウェイのりば。夜だと往復610円で片道6分。ロープウェイは貸切状態で、夜景動画撮ったりして満喫。山頂で桜ライトアップしてるというのもお目当だったけど、これはイマイチ。でも、夜景は綺麗で夕飯後の散歩としてはいい感じであった。

帰りのコンビニで酒とツマミ調達して、風呂入ってから飲んでいるとニュース番組で今日の着陸やり直しのニュースをやっていた。やっぱそうだよねー、ニュースになって当然の出来事だったわけである。

明日は朝食は6時半からにしてもらったので6時起床、朝風呂に入って朝食食べてさっさと出かけるつもり。旅のしおりでは8時にチェックアウトとしたが、7時半には出たい。

旅のしおり完成

今週ずっと綿密に考えてきた明日からの徳島旅行の計画を旅のしおりとして完成した。今回は紙に印刷するのではなく、旅行中にもすぐ見られるようにWeb上に作成し、間違えないように空港の構内図、現地でレンタカーのナビで目的地設定をすぐできるよう施設の電話番号、比較的効率的で正確な案内をしてくれると思っているGoogleマップでの大まかなルートの地図を掲載するなど、我ながら素晴らしい出来栄えとなった。

それがこちら。→旅のしおり「お遍路さんの旅 – 第2回 徳島2回目

この計画通りいけば、1日目は15番まで回れる予定である。2日で20番まで。一番下には持ち物リストも。これを確認して忘れ物がないようにもした。うーん、完璧。あとはこの計画がどれだけ精緻なものとなっているかだが、それは現地に行ってみないと分からない。

じゃらんJALパック

北陸新幹線が開通したので、新幹線乗って金沢とか福井とか行きたいなと思いじゃらんのサイトで宿とか探したりしてたんだけど、例えば来週末とか土日でとなるとあまりいい宿ないし、なんといっても新幹線片道15000円!ってのがちょっとでかいなぁと考えてしまった。

で何の気なしに四国八十八箇所を昨年始めたこともありその続きもしないとと思い立ち、大の飛行機嫌いのためいつもは宿しか探さないのに航空券付パックを見てみた。それを冷静に見てあまりの安さに驚愕!!レンタカーもつけることができ、これも普通に時間借りするとかなりの金額なのに、このパックで一緒に申し込むと飛行機降りてから帰り乗るまでまるまる借りられ、しかもパック料金に加算される金額も激安!!来週の土日、よさそうな宿で一泊二食付でレンタカーつけて、さらに今じゃらんのクーポン券があるので3000円くらいさらに安くなって3万円台で行けちゃうってことが判明。因みに航空券付パックってJALとANAが選べるけどANAはなぜだかかなり高いのでJALが前提。

四国八十八箇所はその名のとおり88のお寺を参拝しなくてはならず、徳島、高知、愛媛、香川の順になっていて、前回徳島から開始して回れたのが10寺。徳島だけであと13寺もあるのだ。こうなるともう飛行機大嫌いなんて言ってられない。安く済んで、早く行けるので現地滞在時間も断然長く取れるのである。四国を回りきるのにクルマや電車でなんて思ってたら何年かかるか分からない。ほんとに全部回る気なら飛行機以外ありえない!

ということで、これを申し込む前提で宿の場所とか回るルートのシミュレーションとかしてたらだんだん現実味が湧いてきた。よし、夜ゆっくり時間のあるときに申しこむぞ。

日本のミケランジェロ

越後のミケランジェロ、はては日本のミケランジェロと称される江戸時代末期に活躍した木彫りの名工、石川雲蝶(いしかわうんちょう)。

道の駅みつまた

今日は石川雲蝶の作品を見に新潟県の魚沼市へ行ってきた。石川雲蝶の作品は各地に残っているそうだが、中でも有名な2寺、永林寺西福寺へ向かう。

例によって高速は使わず17号まっしぐら。苗場、みつまたと進んできたあたりは、先日山形へ行った時よりも雪が多く残っている印象でスキーシーズンはまだまだ続くという感じである。

永林寺永林寺本堂永林寺御朱印

まず永林寺。現地につくと一見普通の家?と思うような建物が駐車場前にあるがこちらは入口。玄関のような入口を入るとまず間取り図と主な作品が記されたパンフレットと簡単な案内をしてくれる。拝観料は300円。説明のメインは「天女」。裏側には背中が彫られているとのこと。ごゆっくりと言われると家のような建物から本堂へと続いており、あとは自由に見学。こちらには雲蝶が13年かけて手掛けた100点あまりの作品があるそうだが、「天女」を始めとする欄間の深掘り彫刻で、他に龍や鳥などが彫られたものや浅掘り彫刻の欄間が多くあり目を引く。残念ながら写真撮影は禁止だったので伝えることはできないが、その彫刻は色彩豊かで素晴らしいもの。ただ、例えば天女の欄間がある部屋で寝るのは怖いだろうなぁ。他に寝牛と蛙の石造が置かれておりそれぞれ牛に触ってから蛙に触って帰ると「もーかってかえる」んだそうだ。ということで当然触る。

山門(赤門)山門(白門)開山堂孔雀遊戯図三保の松原龍虎と四季の花鳥三顧の礼木の葉

西福寺開山堂御朱印

次に向かったのは西福寺。こちらのお寺は結構大きなお寺で、まずは山門(赤門)の前に雲蝶作の日除地蔵と「禁葷酒」(きんくんしゅ)の戒壇石が両脇に並んでいる。もう一つの山門(白門)をくぐり進むと左に鐘楼と茅ぶき屋根の開山堂。開山堂はおおきなやぐらで守られている。庫裏にて拝観料300円を支払い進むとまずは本堂で、こちらはフラッシュを炊かなければ撮影は可。本堂では主に雲蝶作の襖絵がみどころであるが、本堂の廊下のところどころに床板の修復時に使う埋め木にも工夫が。これも雲蝶の仕事だそうだ。さて本堂の先に開山堂だが、こちらは入った途端すごさに圧倒される。お堂内部は彫刻だらけでこれらが全て雲蝶作。なかでも圧巻は天井彫刻で開山堂のガイドでは必ずトップにあげられるもの。ずっと見ていても全く飽きることがない。

ということで今回2寺を参拝したが、実は今日はあと2ヶ所(穴地十二大明神、龍谷寺)へも行く予定だったが、穴地十二大明神が見つからず諦めて帰ってきたというわけだ。まぁ正直2寺でお腹一杯で満足したからでもあった。

松本城

100meijo29松本城松本城天守六階

行ったことがあるがなぜか日本100名城のスタンプがない。当然あると思ってたのに、たぶんスタンプ帳忘れたとか、行ったのが100名城スタンプラリーを始める前だったとかそんな感じなのだろう。そんな城がいくつかあるので行かないとということで松本城へ。松本城には最低でも2回は行っている。

写真は以前撮っていてそんなに撮るところはないはずなので、撮影は4K動画がメイン。なんか4K動画にはまりつつある。こんな感じで撮りだしてから、D800持っていかない状況が続いてる。まぁ一時的なマイブームってやつだ。なので4K動画はまたあとで編集してyoutubeにアップしたいけど、前回の秋間梅林の動画もあるので、まだまだ先だなぁ。こういうのって貯めちゃって飽きちゃうのがブーム終焉なのである。そうならないようにしないとね。

忍者

最近こういうところでたまに見かけるようになったのがコスチューム着てる人。ここにも殿と姫、忍者がいた。外国人観光客がとても喜んで一緒に写真とか撮ってて、内心、いいなぁ。ということで、一通り見物してから忍者に写真撮影をお願いした。セルフタイマーセットして駆け寄るといきなり忍者に武器渡され、とっさのポーズ。あまりに急な出来事だったので、長刀でこの持ち方はないだろってなっちゃったけど、おもしろかった。今日も三脚持って行ってたので大活躍。今回買った三脚、背は1メートル程度と高くないけど、その代わりコンパクトで軽く、トートバッグにも入っちゃう割にしっかり安定するので必需品となりそう。さすがにD800は試していないけど、そもそもハンディカム用で積載重量は1.2Kgなので、ムリ。

lx100_p340_1lx100_p340_2

LX100とP340で完全オートで撮り比べてみた。センサーサイズが違うのでP340には酷だけど、P340はISO80でLX100はISO200でも、P340はノイズが目立つ。色合いは全然違う仕上がりで、好みはやはり色合いをすごく気に入っているP340。ただし実際は晴天とは言えない天気だったので、どっちが実際に近いのかといわれるともしかしたらLX100の可能性もあり。だけど忘れちゃった、実際どんなだったか。

秋間梅林

LX100でもっと撮りたい気分で、どっか行こうと群馬県の秋間梅林に行ってきた。秋間梅林はぐんま3大梅林のひとつであと2つは榛名梅林と箕郷梅林。梅の本数は一番少ないが、それでも約35000本ということで、梅で有名な偕楽園でさえ3000本なのだから十分すぎるのある。。時期的にはまだ三分咲きくらいのようだが、満開の時なんかにいったら混雑して大変そうということで早めに。

県道215号線から梅林へ向かう道は一方通行で梅林からの帰路は県道125号線へ出るこれまた一方通行。食堂や土産物屋が集まった一角に駐車場があり、駐車料金は500円。ここを中心に上の方行ったり、下の方行ったりして梅林を散策。確かに三分咲き程度だが、木によってはもっと咲いていたり、赤や桃色、枝垂れなど色々な種類があり十分楽しめる。土産物屋では小さな梅の木が売っていたりして思わず買ってしまいたくなるような値段である。

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写真と4K動画を交互に撮影、今回は先日購入した三脚も持参。三脚の使い心地は軽くて悪くなく、固定して撮影する分には全くもって十分、自分撮りなども構図が決められて楽。ただ動画を撮るとき左右に動かすのが難しい。ゆっくり動かしていてもスムーズに一定に動かせなかったりすることも多く、これは修業が必要だ。帰宅後4K動画を確認すると、前回の山形旅行時よりももっとゆっくり動かしたこともあって、素材的にはかなり使えそうな状態である。またこれから編集してyoutubeにアップするつもり。

ということで見物客も予想通り多くなく、ゆっくりと鑑賞できた。でもホントは満開見てみたい