「霊場」カテゴリーアーカイブ

お遍路さんの旅 #8-2-6 曼荼羅寺

■第72番札所 我拝師山 延命院 曼荼羅寺

曼荼羅寺は真言宗善通寺派、本尊は大日如来です。四国霊場で最も古い、推古4年(596)に讃岐の領主・佐伯家の氏寺として創建され、この寺を訪れた大師が伽藍を三年がかりで建立、本尊に大日如来を祀り、唐から持ち帰った金剛界と胎蔵界の曼荼羅を安置し、寺名を曼荼羅寺に改めたそうです。

山門
山門

本堂
本堂

大師堂
大師堂

護摩堂
護摩堂

笠松大師と不老松
笠松大師と不老松

大師お手植えの不老松は直径が17 – 18mもあり、菅笠をふたつ伏せたような姿で県の自然記念物にも指定されていましたが、松食い虫に浸食され伐採されてしまいました。笠松大師は笠松と呼ばれていた不老松の幹に刻んだ弘法大師座像です。

第72番境内図
境内図

#8-2-7へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-5

■道の駅 ふれあいパークみの

道の駅 ふれあいパークみの

次は、道の駅ふれあいパークみの。香川県三豊市にあります。弥谷寺の無料駐車場のすぐ隣といっていいほど、すぐそばです。ちょうど昼飯時なのでうどんでも食べようかなと思いましたが、レストランは天然いやだに温泉”大師の湯”でということでちょっと面倒なのでやめました。

四国通算6個目のスタンプゲットです。

#8-2-6へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-4 弥谷寺

■第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺

次は弥谷寺です。弥谷寺は真言宗善通寺派、本尊は千手観世音菩薩です。聖武天皇の勅願により行基菩薩が堂宇を建立、創建したとされ、大師は7 – 12歳のころ当寺の岩窟である獅子之岩屋で学問に励んだといいます。のちに再び訪問した大師は蔵王権現のお告げにより千手観音を安置し伽藍を再興し弥谷寺と改めたそうです。

無料駐車場から仁王門へ向かい、そこから大師堂までは370段、さらに170段登ったところに本堂と、かなり疲れそうな感じがします。無料駐車場は下の境内図最下部にある俳句茶屋よりさらに下の方です。

第71番境内図境内図

仁王門
仁王門

金剛拳菩薩
金剛拳菩薩

とても大きくきれいな仏様です。石段で疲れたところで迎えてくれ、ほっと癒されます。

百八階段
百八階段

大師堂
大師堂

百八階段を登り切った正面に大師堂、本堂は右へ進みます。

多宝塔
多宝塔

鐘楼堂・修行大師像・観音堂
鐘楼堂・修行大師像・観音堂

十王堂
十王堂

岩窟の護摩堂
岩窟の護摩堂

阿弥陀三尊磨崖仏
阿弥陀三尊磨崖仏

弥谷寺のある弥谷山は霊山信仰されたといいますが、この辺りからはそんな感じを特に強く受けます。

本堂
本堂

本堂からは讃岐平野を見渡せ、とても素晴らしい眺めです。

本堂より
本堂より

大師堂
大師堂

続いて大師堂ですが、靴を脱いでお参りします。大師堂の奥に獅子之岩屋がありお大師様はそちらにおられるので、ろうそく、線香、納札は大師堂で、読経は奥でします。

なにか全体的に守られているような感覚がすごく感じられた霊場でした。

#8-2-5へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-3 本山寺

■第70番札所 七宝山 持宝院 本山寺

本山寺は高野山真言宗、本尊は馬頭観世音菩薩で四国霊場では唯一です。平城天皇の勅願により大師が札所として開きました。また、四国霊場では4ヶ寺だけという五重塔の一つがあるのですが、残念ながら平成の大修復工事中でした。

仁王門
仁王門

鎮守堂
鎮守堂

十王堂
十王堂

本堂
本堂

大師が一夜ほどの短期間にて建立したという本堂は国宝です。

大師堂
大師堂

馬の像
馬の像

馬頭観音のお寺にはよくこういった馬の像がありますね。というか馬の像があったので、ここの本尊は馬頭観音?と思ったらそうだったという感じです。

五重塔相輪
五重塔相輪

五重塔が修復工事中のため納経所の脇に五重塔の相輪が展示されていました。結縁綱が張られ、当然ご縁を結びました。

第70番境内図
境内図

#8-2-4へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-2

次に向かったのは道の駅ことひきだったのですが、途中銭形展望台右折の標識があったので予定変更です。

■銭形砂絵

昨晩、銭形砂絵に行こうかと思っていました。銭形砂絵は有明浜の白砂に描かれた、東西122m南北90m周囲345mもある巨大な「寛永通宝」の砂絵です。ということは楕円形なのですが、琴弾公園にある展望台から見るときれいな円形に見えるようになっているようです。寛永10年(1633)藩主・生駒高俊公を歓迎するために一夜にして作られ、この銭形を見れば健康で長生きし、お金に不自由しないとなんともご利益がありそうなのです。

道の駅で情報得てからと思っていたのですが、ちょうどよかった感じでした。一方通行の細い山道を登っていくと展望台につきました。駐車場も整備されています。砂絵が展望できる場所は屋根のついた展望台と岩場の展望台の2ヶ所、すぐ隣り合わせにあります。

まずは屋根のある方から。

銭形砂絵

続いて岩場から。

銭形砂絵

銭形砂絵

ご覧のとおり、岩場からの方が少しだけ高い位置からとなり、また向きも真っ直ぐ見えます。17世紀にこんなものをどうやってとちょっとした感動を覚えます。

このあと道の駅へ向かう途中で砂絵を間近で見ることもできました。

銭形砂絵

さすがにこの高さだと何だ何だかわかりません。

■道の駅 ことひき

道の駅 ことひき

ということで次はすぐそばの道の駅ことひきです。

この駅は琴弾公園の脇にある感じで駐車場は琴弾公園の駐車場を利用するのがメインという感じだったので、最初は本当にここか?と他を探しにいってしまいました。でも駅自体はここでした。

四国通算5個目のスタンプゲットです。

#8-2-3へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-1 神恵院・観音寺

今日は6時に起床のつもりでしたが、ゆっくりでもいいじゃんと少し朝のんびりしました。予定では高速で最初のお寺に行くのも一般道で急がずに。平日なので高速も高いですしね。

第68番札所 七宝山 神恵院、第69番札所 七宝山 観音寺

第68番の神恵院と第69番の観音寺は同じ境内にある珍しい霊場で仁王門は共通です。8:51着と当初の予定より1時間半もゆっくりした到着となりました。

仁王門
仁王門

案内板
案内板

石段を上るとあまり見かけない珍しいちょっと複雑な案内が。

第68-69番境内図境内図

まずは石段上って境内左手方向の神恵院からお参りです。

神恵院は真言宗大覚寺派、本尊は阿弥陀如来です。法相宗の高僧・日証上人が琴弾山で修行中、宇佐八幡宮のお告げを受け、神船と琴を海上で発見しこれを祀り琴弾八幡宮とし、その神宮寺として建てられたのが起源とされています。のちに大師が阿弥陀如来を描き本尊として安置、神恵院として第68番札所に定めたそうです。明治の神仏分離令で八幡宮は琴弾神社と神恵院に分離、神恵院観音寺境内に移転されたため同じ境内となりました。

神恵院本堂
神恵院本堂

神恵院本堂
神恵院本堂

本堂は一見変わった鉄筋コンクリートの建物に見えますが、奥にお堂があります。

神恵院大師堂
神恵院大師堂

納経所も共通なので、続いて観音寺をお参りします。

観音寺は真言宗大覚寺派、本尊は聖観音世音菩薩です。開基も創建の時期や由縁も神恵院と同じで琴弾八幡宮の神宮寺として建てられ、のちに大師が神船は観音の化身であると感得し琴弾山の中腹に七堂伽藍を建立し、本尊とする聖観世音菩薩像を彫んで観音寺として霊場に定めたそうです。本堂は重要文化財です。

観音寺本堂
観音寺本堂

薬師堂
薬師堂

心経堂
心経堂

観音寺大師堂と愛染堂
観音寺大師堂と愛染堂

ということで納経後、9:39に出発、次は道の駅です。

#8-2-2へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-1-6

■道の駅 たからだの里さいた

道の駅 たからだの里さいた

今日の最後は道の駅たからだの里さいたです。18時までスタンプが押せるので十分間に合いましたが、店はすっかり閉店モードでした。

四国通算4個目のスタンプゲットです。

ということで今日の宿泊先は、坂出グランドホテルです。18:30ごろチェックインしました。プランには明確には書いてないけれど口コミ読んできっとついているはずだと期待していた癒しの里さらいの入浴券のみならず、併設の和食レストラン、磯の匠の10%引き券なども付いてました。

瀬戸内煮付けの舌平目鯛の釜飯

ということで予定通り夕飯は磯の匠です。生中、蒸し鶏と葱のごま塩サラダ、瀬戸内煮付けの舌平目、鶏皮ポン酢、鯛の釜飯、黒霧島ロック頼みました。一割引で3206円!落ち着きある雰囲気でおいしいものゆったりと食べてなかなかリーズナブルでした。

となればその次は無料のお風呂!サウナと温泉満喫!いや、このホテルすごくお得だと思いました。次もここで泊まればいいんじゃないの?って思います。

ということで高松空港からレンタカーとロープウェイで巡った今日のルートです。

今日のルート20161204

お遍路さんの旅 #8-1-5 大興寺

■第67番札所 小松尾山 不動光院 大興寺

今日の最後のお寺は大興寺です。大興寺は真言宗善通寺派で本尊は弘法大師作と伝わる薬師如来です。もともと東大寺の末寺として建立され、嵯峨天皇の勅により大師再興し、本尊の薬師如来を刻んで安置したとされます。

本堂
本堂

大師堂大師堂

第67番境内図
境内図

16:45頃到着しましたが、団体さんが納経をしていたので先にお参りができました。360度画像は、本堂から撮影したものです。

ということで、今日のお参りは以上ですが、最後まだ道の駅があります。

#8-1-6へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-1-4 雲辺寺

■第66番札所 巨鼇山 千手院 雲辺寺

雲辺寺ロープウェイ

さて次に目指すは雲辺寺。ロープウェイ利用のコースを取ります。15:10頃に雲辺寺ロープウェイ山麓駅着、計画より1つ後の15:20発のロープウェイになりました。で山頂駅、つまりそこが雲辺寺です。それにしても曇時々雨の予報が雨、雨、雨!雨時々小降りという天気です。おかげできっと息をのむほど美しいであろうロープウェイからの景色も靄であまり見えません。たまに見える紅葉が晴れていたらさぞや素晴らしいだろうことはすぐわかります。約7分の乗車で山頂駅に到着です。

山頂駅出てすぐの参道を下っていくと五百羅漢、その先に山門となります。

五百羅漢
五百羅漢

山門
山門

本堂
本堂

大師堂
大師堂

おたのみなす
おたのみなす

第66番境内図境内図

雲辺寺は、真言宗御室派で本尊は千手観世音菩薩です。四国霊場のうち最も高い標高911メートルにあり「遍路ころがし」と呼ばれる難所のひとつ。ここから讃岐霊場のうちはじめとなりますが、讃岐なのに徳島県にあります。

弘法大師が善通寺建立のための木材を求めて雲辺寺山に登り、この地を霊山と感得し堂宇を建てたのが始まりだそうです。そののち大師34歳のとき秘密灌頂の修法をされ、さらに45歳のとき嵯峨天皇の勅命を受けて本尊を刻み七仏供養をされたそうです。後に「四国高野」と呼ばれ僧侶の修業道場となりました。

願い叶う成す守

みどころとして、本坊前のお守り授与所横にあるブロンズでできた「おたのみなす」。なすを成すにかけて、また「親の教えとナスビの花は千に一つの無駄もない」という諺から、これに座って「お頼みなす」と願をかけれると叶うのだそうです。それにちなんだなすのお守りがあるということで買ってきました。いろいろ種類がありましたが選んだのは「願い叶う成す守」で、出会い、食への恵み、金運回復の三つの願いを成す(茄子)に封じ込んだお守りだそうです。

ということで下りのロープウェイは16:20発。今日の計画ではあと1寺お参りする予定ですが、ぎりぎり間に合いそうです。

#8-1-5へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-1-3

■道の駅 霧の森

道の駅霧の森

14:20、道の駅霧の森に到着しました。

この駅に行くのにナビ設定を電話番号で行うと霧の高原へ連れていかれてしまうと公式サイトに書かれていたので、新宮インター付近目指していきました。

到着するとこれ道の駅?と思ってしまったので、小さな物産コーナーにいた店員の方に聞くとそうだとのこと。でもどう見てもスタンプ押せそうなところはないなと、さらに聞くと指をさして橋を渡った向こう側と案内してくれました。

確かにこの駅に来るのは難しいです。無事、四国通算3個目のスタンプゲットです。

#8-1-4へつづく。。。