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お遍路さんの旅 6-2

11:12に松山空港に到着しました。今回のトヨタレンタカーで、空港内カウンターから送迎してもらい、店舗にて受付。今回はちゃんと喫煙できるクルマで、初めてのパッソ。前回のヴィッツは初めて乗ったけど、案外いい車だなぁと思いましたが、パッソはどうか?ということで11:45過ぎにトヨタレンタカー出発し44番に向かいます。

ちょっと乗っただけで、パッソとヴィッツはクラスこそ同じかもしれないけど、ヴィッツの方が全然いいなという印象。ヴィッツはトヨタ車乗りの自分がトヨタだなと思わせる面が多々あったけれど、パッソはあまりそれを感じない。カーナビもヴィッツについてたやつはトヨタ車共通のUIのものだったけど、今回のは完全な外付け?前々回までのマーチのレンタカーについてたやつと同じメーカーのものです。でも実はこのナビ、トヨタ純正系のナビより使いやすいというか、ルートとか信じていいナビする印象が残ってるので、これはよしとします。いずれにしてもレンタカーは色んな車種に会えるのでそれはそれで楽しい。

■第44番札所 菅生山 大覚院 大寶寺

大寶寺 御朱印大寶寺 御影大寶寺 記念御影
大寶寺 御朱印・御影
大寶寺 本堂
大寶寺 本堂
大寶寺 大師堂
大寶寺 大師堂
大寶寺 厄除観音像
大寶寺 厄除観音像

大寶寺は真言宗豊山派、本尊は十一面観世音菩薩です。百済から来朝した聖僧が携えてきた十一面観音像をこの山中に安置したのが始まりで、大宝元年のこと、に安芸からきた明神右京、隼人という兄弟の狩人が十一面観音像を見つけ、草庵を建てて祀り、この奏上を受けた文武天皇の勅命により寺院が建立され、元号にちなんで「大寶寺」されたといいます。四国霊場八十八ヶ所のちょうど半分に当たり、「中札所」といわれる霊場です。

駐車場は境内の中、仁王門の上部にあります。8分遅れの12:58に到着。まずは仁王門へ。駐車場から今来た道を下がり右下へ続く道を降りていくと仁王門です。仁王門の右側基礎部分に、蛇・蛙・ナメクジの三すくみといった見どころがあるのですが、分かりませんでした。事前によく調べておかないとこうなります。

15分遅れの13:45に次の45番に向け出発。ただ遅れているとは言え、今日は次の45番で終了なので焦りません。

■第45番札所 海岸山 岩屋寺

岩屋寺 御朱印岩屋寺 御影岩屋寺 記念御影
岩屋寺 御朱印・御影
岩屋寺 本堂
岩屋寺 本堂
岩屋寺 大師堂
岩屋寺 大師堂

岩屋寺は真言宗豊山派、本尊は不動明王です。弘法大師がこの地を訪れた際、不思議な神通力をもった法華仙人と称する女性がいたが、仙人は大師に帰依し全山を献上、大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本尊として本堂に安置、石像を奥の院の秘仏として岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をなされたといいます。

16分遅れの14:06に駐車場に到着です。ここから境内まで山道ときつい石段が続き、20分程度かかります。大変そうだと覚悟してたけど、意外にそれほどきつくない感じで境内まで行けました。この寺は見どころも満載のようなので参拝の所要時間の目安は150分、その内訳は駐車場からの往復40分、境内50分、奥の院60分としています。

見どころとしては、まず穴禅定。これは本堂の真下の20m位の暗い洞窟を進んだ最奥に、かなえる不動・地蔵尊(先祖供養)・弘法大師の石像が祀られています。

そして本堂横にある梯子を登っていく仙人堂。

さらに今回の目玉が奥の院・逼割(せりわり)禅定。大師の行場の岩山で山項には白山権現が祀られています。納経所で200円を納め、行場の扉の鍵と36枚のお札をいただき、途中の石像に順番にお札を納めて行場へ。逼割禅定はロッククライミングのようなとても急で危険な岩肌を登って、最後は急な梯子を上ったてっぺんにが祀られているというのです。

仙人堂より
仙人堂より
仙人堂五輪塔
仙人堂五輪塔

ということで本堂、大師堂とお参りをし、まず仙人堂へ。梯子を登るわけですが結構怖い。梯子自体は頑丈な感じですが、誤って落ちでもしたら少なくとも大けが間違いなしです。登ると上には五輪塔があります。またここから本堂や大師堂を眺めていると、仙人になったような気分。上にいたとき途中まで登っていた人が諦めて降りていきました。高所恐怖症なのか。

穴禅定
穴禅定

次に穴禅定。確かにかなり暗い洞窟を進んでいきます。どれくらい暗いかというと、何も見えないということはないけど、洞窟の岩に頭をぶつける程度には暗いので要注意。足元も見えません。一番奥の明かりを目指していくという感じです。

鍵とお札
鍵とお札

そしておそらく奥の院です。納経所に行き逼割禅定にお参りしたい旨伝えてお札と鍵をいただくと、お気をつけてと言われる。小さな白いお札はお守りで身に着けて登ってくださいとのこと。やはり大変そうな場所のよう。

多羅多門
多羅多門
童子巡りの石仏
童子巡りの石仏

逼割禅定へは大師堂の奥にある多羅多門をくぐって山道を登っていきます。お札を納めながら行場にいくのは三十六童子巡り。最初門くぐって近くに石仏があったので、これはお札を納めるべきか迷いました。でもあまりにも何もそれっぽい様子がないので、少し先に進むと明らかに童子の石仏と分かるようになっていました。石仏と旗に童子のなまえが書いてあるので、それと同じ札を納めていきます。札は上から順番に並んでいるので迷うことはないはず。ところが途中3体飛んでしまいました。探したつもりですが見当たらないので後で出てくるのかと思いそのまま進みました。結局その3体分にお目にかかることはなく、行場が見えてきました。

■逼割禅定

逼割禅定
逼割禅定
逼割禅定入口
逼割禅定入口

薄暗い木々の中に神聖な、畏怖の念を抱かせる景観が現れ、不動明王像に出迎えられます。落ちたら命を落とすというブログ記事も読んでいたのでかなり不安。巨大な岩が裂けたようになっているその一番下に門があります。その門のカギを開けて登っていくのですが、ほんとすごい景色です。いや、これ、マジ修行って感じが伝わってきます。生半可な気持ちだとケガするぞと、気持ちを引き締めざるを得ません。

ロープがない!
ロープがない!
さらに絶壁
さらに絶壁

開錠して門を開けると、鎖禅定という鎖網みされたロープをつかんで登っていく岩の裂け目が現れるはずなのですが、あれ?ロープがない!こんなところロープ無しで登れと?怖すぎる。でもせっかく来たのだからと慎重に登りました。登りきると右に向かう道があり、その先にはさらに急な岸壁が。こちらは鎖が垂れ下がっていて気持ちが折れそうにもなります。こっちの方が先ほどのロープ無しより怖かった。あまりに急すぎて足を軸にして体が左右に回転するように揺れ、岩盤に体をぶつけたりしてしまう。いや、ホントに修行だわ、これ。こんな絶壁生まれてこのかた登った記憶がない!それでもなんとか登りきりました。

最後に梯子
最後に梯子
最後の鎖と白山権現
最後の鎖と白山権現
白山権現
白山権現

そして最後は絶壁に立つ梯子。これを登るのはそれほど怖くはありませんでした。下見たらビビるんでしょうけど。登り切ったところの先に白山権現が祀られた祠が見えますが、そこまではまた岩場を鎖につかまって登らないといけない。距離は短いけど落ちたら死ぬかもとまだまだ気を抜けません。無事に登って納め札も納めてお参りしました。てっぺんからの景色は360度の大パノラマ?とは言えません。まわりの木が邪魔。そう言えばさきほどから話し声が聞こえるのは、誰か登ってきたのかな。でもそのうち聞こえなくなりました。

白山権現 御朱印白山権現 御影
白山権現の御朱印・御影

ということで戻るわけですが、これが登るより下る方がはるかに怖い。でもなんとか無事に降りてこられました。すると一人の青年がいて、これから登るようです。どうでしたか?と聞かれたので両手が空いた状態じゃないと無理とアドバイスしてお見送り。ついでにお札全部納められたか聞いてみると、はやり余ったとのこと。しかも途中から色まで全然違うようになっちゃったって。多分自分と同じところの3体分、次の石仏に納めたんだろうな。三十六童子巡りの案内図とかあればいいのにと思います。帰りに一応、余った3枚のお札の石仏を探してみたけれど、はやり見つからなかった。仕方ないのでお土産として持ち帰ります。納経所で白山権現の御朱印と御影もいただきました。気づくと腿や腕が張ってパンパン。相当力いれてたんだろうな。ここへ行くなら雨の日や雨が降った後などは絶対おすすめしません。危険すぎ

阿弥陀如来
阿弥陀如来

そして最後の見どころとして、岩窟に立つ阿弥陀如来像。寂本の記した四国遍路霊場記に登場する立像だそうで、大師堂の屋根越し、多羅多門付近、鐘楼付近からしか拝めないという仏像です。行場の御朱印いただいたときにどこから見えるか聞いて探したけど見つからず、鐘楼付近でまたお寺の人に聞いてやっと見ることができました。

ということで山をおりました。ちょうど3時間いたことなりましたが、この霊場はすごかった。今までの中で一番印象に残るところです。まぁこれは行場に行ったからなんでしょうけどね。

17:06に今日の宿、ホテル三番町に向かい、18:35チェックイン完了。70分遅れです。

■道後温泉本館

ちんちん電車
ちんちん電車
道後温泉本館
道後温泉本館

さて、今日はまだイベントを予定しています。松山と言えば道後温泉です。ホテルから5分程度歩いて大街道駅からちんちん電車にのって道後温泉駅まで。そこからまた5分程度歩くと道後温泉本館です。道後温泉本館はいくつか入館のコースがあるのですが、最も安い1階神の湯の入浴のみのコースにしました。410円です。貸しタオルも60円ですが、せっかくなので、記念タオル220円を購入しました。お風呂は東浴槽と西浴槽の2つがあって何か違うのかと思ったけど、ほとんど違いはなし。まぁ有名な温泉だけど、正直ふつうの温泉です。入った瞬間に、このお湯はすごい!とはなりません。湯よりも、千と千尋のモデルとなったといわれるその建物が観光としてはメインかな。

遊膳
遊膳
金座ふくろう箸
金座ふくろう箸

駅までの帰り道、行きに少し気になった「道後のお箸やさん 手作り箸工房 遊膳(ゆうぜん)」というお箸やさんに立ち寄ってみました。ちょうどちょっとまともな新しいお箸が欲しいなと思っていたので。名前をただで入れてくれるサービスもあり、一膳購入。ふくろうの金座のものにしました。

じゃこ天
じゃこ天
ちゃんこ
ちゃんこ

んで、夜は居酒屋ふじさわ。ぐるなびクーポンで一品料理が一割引になって酒も飲んでるのに2300円弱。愛媛名物のじゃこ天も食べたよー。

宿に戻ってからはサウナ付きの大浴場へ。ここのお風呂、奥道後温泉から引湯してるという、れっきとした温泉なのでした。

お遍路さんの旅 6-1

今日からお遍路さんの旅の第6回目。一泊二日で愛媛です。9:40の松山ゆきの飛行機なので、朝の新幹線から搭乗まではいつもと同じ時間です。

今日は、44番大寶寺、45番岩屋寺の2ヶ寺のみ、岩屋寺が見所満載のため今日はここまで。

今羽田に向かう新幹線です。

4K – 四国八十八ヶ所霊場 第37番~第38番

四国八十八ヶ所霊場の第37番~第38番の境内の様子です。

LUMIX LX100とG7の4Kで撮影しています。 G7は三脚での撮影なのでいままでよりブレがない分、動きもないものになっているので、この点はもっと修行しないと。

なお、手ブレが目立つ映像にはVegas Pro 13で手ブレ補正を掛けています。

次のお遍路さん計画

今週末、というか次の日月で行く次のお遍路さんの旅、開始から6回目で愛媛として2回目となりますが、旅のしおりを作成しました。

前回は各所での所要時間がことごとくオーバーしてしまったため、今回は少し多めに設定してみました。

今回は44〜50番の7寺と、前回行けなかった大洲城、それと湯築城と松山城となります。

お遍路さんの旅-第6回 愛媛2回目

4K – 秩父札所五番 語歌堂

秩父三十四観音霊場 札所五番 語歌堂の様子をLUMIX LX100とG7の4Kで撮影したものです。

LX100ではAndoerスタビライザーを使用しましたがなかなか難しく、ゆらゆら揺れていますが、Vegasでの手ブレ補正は使用していません。

G7は一脚使用ですが、手振れ補正なしレンズで手ブレが目立つため、Vegasでの手ブレ補正を掛けています。

また静止画はG7、D800、R10を使用しています。

4K – 秩父札所四番 金昌寺

秩父三十四観音霊場 札所四番 金昌寺の様子をLUMIX LX100とG7の4Kで撮影したものです。

LX100ではAndoerスタビライザーを使用しましたがなかなか難しく、ゆらゆら揺れていますが、Vegasでの手ブレ補正は使用していません。

G7は一脚使用ですが、手振れ補正なしレンズで手ブレが目立つため、Vegasでの手ブレ補正を掛けています。

また静止画はG7とD800を使用しています。

4K – 秩父札所三番 常泉寺

秩父三十四観音霊場 札所三番 常泉寺の様子をLUMIX LX100とG7の4Kで撮影したものです。
LX100ではAndoerスタビライザーを使用、Vegasでの手ブレ補正は使用していません。
G7は一脚使用ですが、手振れ補正なしレンズで手ブレが目立つため、Vegasでの手ブレ補正を掛けています。

また静止画はG7とD800を使用しています。

お遍路さんの旅 5-5

20:53 羽田到着で乗りたかった新幹線間に合わないのでゆっくりしなくちゃならなくなりました。荷物ものんびり受け取って21:17区間快速モノレールに乗って、東京じゃなくて上野まで行けば多少時間潰せると思ったけれど上野着いたらもうチョー疲れたので泊まっちゃえということで荷物はコインロッカーに預け22:10酔虎伝で飲み。

でもネコお留守番なので明朝は早く帰らなきゃ。やっぱこの時間に着くような飛行機だと疲れますねぇ。っていうか、レンタカーでの移動距離も500キロ超えてるんだからそりゃ疲れますよ。だいたい530キロ走りました。25.55Lガソリン補給だったので、ヴィッツも燃費いいです。

お遍路さんの旅 5-4

さて、お遍路さんの旅 第5回の2日目です。6:15起床、朝風呂は眠いのでやめました。昨日は日が暮れて見えなかった部屋からの景色は、海も少し見える高台でなかなかのもの。いいホテルだなぁと素直に思います。

さて予定では6:30出発ですが、朝のお通じ、出来たら済ませたいので様子見しているところ。冷たい缶コーヒーで刺激後済ませて7時前出発です。

ということで今日はやはり無視せず行けるところまでにしようと思います。そう言ってる時点でやはり大洲城に行く気は失せてるようです。まずは39番へ向かいます。

■第39番札所 赤亀山 寺山院 延光寺

延光寺は土佐路の西南端、「修行の道場」最後の霊場です。真言宗智山派、本尊は薬師如来です。神亀元年に行基菩薩が聖武天皇の勅命を受け薬師如来刻んで本尊とし、本坊のほか十二坊を建立したのが開創とされます。その後弘法大師がこの寺を訪ね、桓武天皇の勅願所として再興、日光・月光菩薩像を安置して、七堂伽藍を整えたといいます。

延光寺 御朱印延光寺 御影延光寺 記念御影
延光寺 御朱印・御影
延光寺 本堂
延光寺 本堂
延光寺 大師堂
延光寺 大師堂
延光寺 赤亀の石像
延光寺 赤亀の石像

予定より18分遅れの7:33に到着。

赤い亀が境内にある池からいなくなったが、やがて銅の梵鐘を背負って竜宮城から戻ってきたという伝説があり、境内にはその赤亀の石像があります。また、弘法大師が再興時に掘ったとされる眼洗い井戸は眼病にも効くとされています。

ということで次の40番に向け出発したのは予定より21分遅れの8:06。遅れ拡大です。

さて、高知の霊場が終わり、次からいよいよ伊予の国、「菩提の道場」に入ります。

■第40番札平城山 薬師院 観自在寺

観自在寺は真言宗大覚寺派、本尊は弘法大師が刻んだとされる薬師如来です。一番霊山寺からもっとも遠くにあり「四国霊場の裏関所」とも呼ばれます。弘法大師が平城天皇の勅命を受けてこの地を訪れ、1本の霊木から本尊の薬師如来と脇侍の阿弥陀如来、十一面観音菩薩の三尊像を刻んで安置し、開創したとされます。

観自在寺 御朱印観自在寺 御影観自在寺 記念御影
観自在寺 御朱印・御影
観自在寺 本堂
観自在寺 本堂
観自在寺 大師堂
観自在寺 大師堂
観自在寺 栄かえる
観自在寺 栄かえる

8:47に到着。大師堂の回廊では四国八十八ヶ所のお砂踏ができたり、境内にある栄かえるは、撫でてお願い事をすると、親子孫と三かえる。お金がかえる。福がかえる。病気が引きかえるのご利益があるそうです。

さて次ですが、41番の前に日本100名城のひとつに選定されている宇和島城へ向かいます。20分遅れの9:20に出発し、さらに遅れが拡大して25分遅れ10:15到着です。

■宇和島城

桑折長屋門
桑折長屋門
苔むした石垣
苔むした石垣
井戸丸跡
井戸丸跡
三の門跡
三の門跡
二ノ丸跡
二ノ丸跡
櫛形門跡
櫛形門跡
天守
天守
天守最上階
天守最上階
城山郷土館(旧山里倉庫)
城山郷土館(旧山里倉庫)
宇和島城スタンプ
宇和島城スタンプ

宇和島城は、中世期にあった板島丸串城の跡に藤堂高虎によって築かれた近世城郭で、現存天守のうちのひとつです。標高74メートルの丘陵とその一帯に山頂の本丸を中心に囲むように二ノ丸、その北に藤兵衛丸、西側に代右衛門丸、藤兵衛丸の北に長門丸を中腹に配置した梯郭式の平山城となっています。

登城口は二か所ありますが、今回は城山下駐車場にとめて、桑折長屋門から入ります。井戸丸跡、二ノ丸、本丸と進み、いよいよ天守です。

天守見学料は200円、天守入口に日本100名城スタンプが設置されています。内部を見学して思うのは、大きくなくても現存天守はいいなぁということ。どんなに有名で大きな復元天守でも、鉄筋コンクリートでエレベーターもあり、内部は博物館みたいなのは、正直あまり好きではありません。

天守を見たあとは、藤兵衛丸へ行き月曜日の今日は定休日の旧山里倉庫である城山郷土館をチラッと見て、長門丸方から桑折長屋門へ戻るルートを取りました。見学所要時間85分と大幅に超過。実は大洲城には行かないとなれば、逆に時間をつぶさなくてはならないという状況です。

宇和島城を11:40に出発し、次の41番へ向かいます。

■第41番札所 稲荷山 護国院 龍光寺

龍光寺 御朱印龍光寺 御影
龍光寺 御朱印・御影
龍光寺 本堂
龍光寺 本堂
龍光寺 大師堂
龍光寺 大師堂
龍光寺
龍光寺

龍光寺は真言宗御室派、本尊は十一面観世音菩薩です。地元では「三間のお稲荷さん」と親しまれており、神仏習合の面影を色濃く伝えています。山門が鳥居であったり、仁王像に代わる守護役・狛犬が。弘法大師がこの地を訪ねた際に、稲束を背負ったひとりの白髪の老人があらわれ、「われこの地に住み、法教を守護し、諸民を利益せん」と告げ姿を消したので、大師はこの老翁が五穀大明神の化身と悟り、稲荷明神像を刻み、堂宇を建てて安置し、十一面観世音菩薩、不動明王、毘沙門天も共に安置し開創したと伝えられています。

11:59に到着。開創記念御影は残念ながら売り切れ。2寺目です。ないところにはないものです。これから先はもっとなくなる可能性が高いです。12:33次の42番へ向け出発。来た時に通り過ぎた鳥居の山門も写真に収めました。

第42番札所 一カ山 毘盧舎那院 仏木寺

仏木寺 御朱印仏木寺 御影仏木寺 記念御影
仏木寺 御朱印・御影
仏木寺 本堂
仏木寺 本堂
仏木寺 大師堂
仏木寺 大師堂
仏木寺 家畜堂
仏木寺 家畜堂

仏木寺は真言宗御室派、本尊は大日如来で伝弘法大師作と伝えられています。弘法大師がこの地で牛を引く老人と出会い誘われるまま牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかって光を放っているのを目にし、これは唐から帰朝するときに、有縁の地が選ばれるようにと、三鈷とともに東方に向かって投げた宝珠であったので、この地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心したと言われています。

12:39に到着です。境内に家畜堂という小さなお堂があり、以前は農耕をともにした家畜の安全を祈願していましたが、最近ではペットなども含め動物一般の霊を供養したりするようになっているそうです。

続いて43番へ向かい、13:08出発。

■第43番札所 源光山 円手院 明石寺

明石寺 御朱印明石寺 御影明石寺 記念御影
明石寺 御朱印・御影
明石寺 本堂
明石寺 本堂
明石寺 大師堂
明石寺 大師堂
明石寺 延命地蔵堂
明石寺 延命地蔵堂

明石寺は天台寺門宗、本尊は千手観世音菩薩です。この地は乙女に化身した千手観音菩薩がこもった霊地とされてきました。6世紀の前半、欽明天皇の勅願により、円手院正澄という行者が唐からの渡来仏であった千手観音菩薩像を祀るため七堂伽藍を建立して開創したとされています。その後荒廃した伽藍を見た大師が諸堂を再興したそうです。

13:28に到着。ここの建物は他のお寺の多くとは違って仁王門、本堂、大師堂など色が綺麗という印象です。磨かれているのですかね。

ということで、大洲城に行かないことにした分、時間もゆっくり目に参拝できました。14:05駐車場で荷物整理して14:22に駐車場出発、それでも時間に余裕があったので、とりあえず大洲経由してから、高知空港へ向かいました。こうするとちょうど大洲城発の予定時刻に近くなるので。結局道も空いていたので高速も使わずにちょうどいい時間にレンタカー返却、空港に送迎してもらって18:22に到着です。

あとは飛行機乗って帰るのみ。