お遍路さんの旅 #8-2-10

■道の駅 滝宮

道の駅 滝宮

今回の旅での最終スポットは、道の駅滝宮となりました。

香川県綾川町にあります。綾川町うどん会館が道の駅になっていますが、この地はさぬきうどん発祥の地だそうです。

四国通算7個目のスタンプゲットです。

ということで日産レンタカー高松空港店へ到着したのはほぼ返却予定時刻で、総走行距離は277キロでした。

帰りの飛行機が少し遅れて帰宅は21:30ごろでした。疲れたぁ。

ということで本日のルートです。

今日のルート20161205

そして道の駅は今回7駅制覇ということで塗りつぶし、通算250駅となりました。

道の駅制覇マップ250

お遍路さんの旅 #8-2-9 善通寺

第75番札所 五岳山 誕生院 善通寺

善通寺は真言宗善通寺派の総本山で本尊は薬師如来です。

唐より帰朝された大師が、父の寄進した四町四方の地に、師である恵果和尚の住した長安・青龍寺を模して建立したお寺で、父の法名である善通をとって善通寺と号したとされます。

伽藍は創建地である東院と、大師の生誕地とされる西院(誕生院)に分かれていて、とても広い境内です。

第75番境内図
境内図

駐車場は西院側であり、救世橋を渡って正覚門から境内に入りました。

救世橋と正覚門
救世橋と正覚門

聖天堂
聖天堂

聖霊殿と御影堂(大師堂)
聖霊殿と御影堂(大師堂)

聖霊殿
聖霊殿

護摩堂
護摩堂

 

金堂(本堂)
金堂(本堂)

鐘楼と五重塔
鐘楼と五重塔

仁王門
仁王門

御影堂(大師堂)
御影堂(大師堂)

御影堂を中心とする「誕生院」は、大師が誕生された佐伯家の邸宅跡にあたり、弘法大師御誕生所としての由縁を今に伝えるすごいところです。

ということであまりに大きなお寺だったので、お参りはここまでにすることにして、時間調整ですこしゆっくりと。空港へ向かう途中に道の駅へ寄ることにします。

#8-2-10へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-8 甲山寺

■第74番札所 医王山 多宝院 甲山寺

甲山寺は真言宗善通寺派、本尊は弘法大師作と伝わる薬師如来です。壮年期の大師が善通寺と曼荼羅寺の間に伽藍を建立する霊地をと、幼いとき遊んだこのあたりを探索していると、老翁が現れここに寺を建立するようとお告げをしました。毘沙門天の化身と悟った大師はこの岩窟に毘沙門天を祀り、その後嵯峨天皇の勅命を受け満濃池の修築を命じられた大師は、薬師如来を刻み修築の完成を祈願、無事完成に導き朝廷から二万銭が与えられ、その一部を寺の建立にあて、先に祈願をこめて刻んだ薬師如来を本尊とし安置したのが始まりとされます。

山門
山門

本堂
本堂

大師堂
大師堂

毘沙門天尊岩窟
毘沙門天尊岩窟

毘沙門天尊岩窟には、大師が彫ったといわれる毘沙門天像が祀られています。

第74番境内図
境内図

#8-2-9へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-7 出釈迦寺

■第73番札所 我拝師山 求聞持院 出釈迦寺

出釈迦寺は真言宗御室派、本尊は釈迦如来です。

大師7歳の時、我拝師山に登り「仏門に入り多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬのならこの身を諸仏に捧げる」と、山の断崖から谷へと飛び降りると、釈迦如来と天女が大師を抱きとめました。願いが叶うことを示された大師は、青年になって我拝師山の山頂で虚空蔵菩薩像を刻んで安置し、堂宇を建てたといいます。この場所は「捨身ヶ嶽禅定」といわれ元は札所でしたが、今は寺の奥の院となり、境内から急坂を50分ほど上がった場所にあります。

ということで時間もあまりありませんので、今回奥の院はパスしました。その代りに境内には捨身ヶ嶽遙拝所があります。

山門
山門

本堂
本堂

大師堂
大師堂

捨身ヶ嶽遙拝所
捨身ヶ嶽遙拝所

第73番境内図
境内図

#8-2-8へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-6 曼荼羅寺

■第72番札所 我拝師山 延命院 曼荼羅寺

曼荼羅寺は真言宗善通寺派、本尊は大日如来です。四国霊場で最も古い、推古4年(596)に讃岐の領主・佐伯家の氏寺として創建され、この寺を訪れた大師が伽藍を三年がかりで建立、本尊に大日如来を祀り、唐から持ち帰った金剛界と胎蔵界の曼荼羅を安置し、寺名を曼荼羅寺に改めたそうです。

山門
山門

本堂
本堂

大師堂
大師堂

護摩堂
護摩堂

笠松大師と不老松
笠松大師と不老松

大師お手植えの不老松は直径が17 – 18mもあり、菅笠をふたつ伏せたような姿で県の自然記念物にも指定されていましたが、松食い虫に浸食され伐採されてしまいました。笠松大師は笠松と呼ばれていた不老松の幹に刻んだ弘法大師座像です。

第72番境内図
境内図

#8-2-7へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-5

■道の駅 ふれあいパークみの

道の駅 ふれあいパークみの

次は、道の駅ふれあいパークみの。香川県三豊市にあります。弥谷寺の無料駐車場のすぐ隣といっていいほど、すぐそばです。ちょうど昼飯時なのでうどんでも食べようかなと思いましたが、レストランは天然いやだに温泉”大師の湯”でということでちょっと面倒なのでやめました。

四国通算6個目のスタンプゲットです。

#8-2-6へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-4 弥谷寺

■第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺

次は弥谷寺です。弥谷寺は真言宗善通寺派、本尊は千手観世音菩薩です。聖武天皇の勅願により行基菩薩が堂宇を建立、創建したとされ、大師は7 – 12歳のころ当寺の岩窟である獅子之岩屋で学問に励んだといいます。のちに再び訪問した大師は蔵王権現のお告げにより千手観音を安置し伽藍を再興し弥谷寺と改めたそうです。

無料駐車場から仁王門へ向かい、そこから大師堂までは370段、さらに170段登ったところに本堂と、かなり疲れそうな感じがします。無料駐車場は下の境内図最下部にある俳句茶屋よりさらに下の方です。

第71番境内図境内図

仁王門
仁王門

金剛拳菩薩
金剛拳菩薩

とても大きくきれいな仏様です。石段で疲れたところで迎えてくれ、ほっと癒されます。

百八階段
百八階段

大師堂
大師堂

百八階段を登り切った正面に大師堂、本堂は右へ進みます。

多宝塔
多宝塔

鐘楼堂・修行大師像・観音堂
鐘楼堂・修行大師像・観音堂

十王堂
十王堂

岩窟の護摩堂
岩窟の護摩堂

阿弥陀三尊磨崖仏
阿弥陀三尊磨崖仏

弥谷寺のある弥谷山は霊山信仰されたといいますが、この辺りからはそんな感じを特に強く受けます。

本堂
本堂

本堂からは讃岐平野を見渡せ、とても素晴らしい眺めです。

本堂より
本堂より

大師堂
大師堂

続いて大師堂ですが、靴を脱いでお参りします。大師堂の奥に獅子之岩屋がありお大師様はそちらにおられるので、ろうそく、線香、納札は大師堂で、読経は奥でします。

なにか全体的に守られているような感覚がすごく感じられた霊場でした。

#8-2-5へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-3 本山寺

■第70番札所 七宝山 持宝院 本山寺

本山寺は高野山真言宗、本尊は馬頭観世音菩薩で四国霊場では唯一です。平城天皇の勅願により大師が札所として開きました。また、四国霊場では4ヶ寺だけという五重塔の一つがあるのですが、残念ながら平成の大修復工事中でした。

仁王門
仁王門

鎮守堂
鎮守堂

十王堂
十王堂

本堂
本堂

大師が一夜ほどの短期間にて建立したという本堂は国宝です。

大師堂
大師堂

馬の像
馬の像

馬頭観音のお寺にはよくこういった馬の像がありますね。というか馬の像があったので、ここの本尊は馬頭観音?と思ったらそうだったという感じです。

五重塔相輪
五重塔相輪

五重塔が修復工事中のため納経所の脇に五重塔の相輪が展示されていました。結縁綱が張られ、当然ご縁を結びました。

第70番境内図
境内図

#8-2-4へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-2

次に向かったのは道の駅ことひきだったのですが、途中銭形展望台右折の標識があったので予定変更です。

■銭形砂絵

昨晩、銭形砂絵に行こうかと思っていました。銭形砂絵は有明浜の白砂に描かれた、東西122m南北90m周囲345mもある巨大な「寛永通宝」の砂絵です。ということは楕円形なのですが、琴弾公園にある展望台から見るときれいな円形に見えるようになっているようです。寛永10年(1633)藩主・生駒高俊公を歓迎するために一夜にして作られ、この銭形を見れば健康で長生きし、お金に不自由しないとなんともご利益がありそうなのです。

道の駅で情報得てからと思っていたのですが、ちょうどよかった感じでした。一方通行の細い山道を登っていくと展望台につきました。駐車場も整備されています。砂絵が展望できる場所は屋根のついた展望台と岩場の展望台の2ヶ所、すぐ隣り合わせにあります。

まずは屋根のある方から。

銭形砂絵

続いて岩場から。

銭形砂絵

銭形砂絵

ご覧のとおり、岩場からの方が少しだけ高い位置からとなり、また向きも真っ直ぐ見えます。17世紀にこんなものをどうやってとちょっとした感動を覚えます。

このあと道の駅へ向かう途中で砂絵を間近で見ることもできました。

銭形砂絵

さすがにこの高さだと何だ何だかわかりません。

■道の駅 ことひき

道の駅 ことひき

ということで次はすぐそばの道の駅ことひきです。

この駅は琴弾公園の脇にある感じで駐車場は琴弾公園の駐車場を利用するのがメインという感じだったので、最初は本当にここか?と他を探しにいってしまいました。でも駅自体はここでした。

四国通算5個目のスタンプゲットです。

#8-2-3へつづく。。。

お遍路さんの旅 #8-2-1 神恵院・観音寺

今日は6時に起床のつもりでしたが、ゆっくりでもいいじゃんと少し朝のんびりしました。予定では高速で最初のお寺に行くのも一般道で急がずに。平日なので高速も高いですしね。

第68番札所 七宝山 神恵院、第69番札所 七宝山 観音寺

第68番の神恵院と第69番の観音寺は同じ境内にある珍しい霊場で仁王門は共通です。8:51着と当初の予定より1時間半もゆっくりした到着となりました。

仁王門
仁王門

案内板
案内板

石段を上るとあまり見かけない珍しいちょっと複雑な案内が。

第68-69番境内図境内図

まずは石段上って境内左手方向の神恵院からお参りです。

神恵院は真言宗大覚寺派、本尊は阿弥陀如来です。法相宗の高僧・日証上人が琴弾山で修行中、宇佐八幡宮のお告げを受け、神船と琴を海上で発見しこれを祀り琴弾八幡宮とし、その神宮寺として建てられたのが起源とされています。のちに大師が阿弥陀如来を描き本尊として安置、神恵院として第68番札所に定めたそうです。明治の神仏分離令で八幡宮は琴弾神社と神恵院に分離、神恵院観音寺境内に移転されたため同じ境内となりました。

神恵院本堂
神恵院本堂

神恵院本堂
神恵院本堂

本堂は一見変わった鉄筋コンクリートの建物に見えますが、奥にお堂があります。

神恵院大師堂
神恵院大師堂

納経所も共通なので、続いて観音寺をお参りします。

観音寺は真言宗大覚寺派、本尊は聖観音世音菩薩です。開基も創建の時期や由縁も神恵院と同じで琴弾八幡宮の神宮寺として建てられ、のちに大師が神船は観音の化身であると感得し琴弾山の中腹に七堂伽藍を建立し、本尊とする聖観世音菩薩像を彫んで観音寺として霊場に定めたそうです。本堂は重要文化財です。

観音寺本堂
観音寺本堂

薬師堂
薬師堂

心経堂
心経堂

観音寺大師堂と愛染堂
観音寺大師堂と愛染堂

ということで納経後、9:39に出発、次は道の駅です。

#8-2-2へつづく。。。