河村城

次は河村城ですが、まず先に御城印をもらいに山北駅前にある町立ふるさと交流センターへ。そこではパンフレットもいただきました。

町立ふるさと交流センター
町立ふるさと交流センター

河村城御城印

■ 河村城 ■

河村城は神奈川県足柄上郡山北町にある山城で、県指定史跡になっています。本城郭を中心に、東の尾根には蔵郭・近藤郭・大庭郭・大庭郭張出・大手、北の尾根には小郭・茶臼郭、西の尾根には馬出郭・西郭・北郭・北郭張出が配置された縄張りになっています。
また、郭の周囲には水郭や帯郭が設けられ、本城郭と北郭の間に馬洗場があります。河村城址歴史公園として整備されています。

12:35ごろ、城の東側の馬達戸にある駐車場に到着しました。

馬達戸
馬達戸

案内図
案内図

■東の尾根部

馬達戸から大手堀切にかかる橋?から城内へ入ります。

大手堀切
大手堀切

大手
大手

城内に入ると大庭郭張出、一段上が大庭郭です。

大庭郭張出
大庭郭張出

大庭郭
大庭郭

大庭郭から
大庭郭から

彼岸花が咲いていました。

彼岸花
彼岸花

大庭郭
大庭郭

大庭郭の北側に多地屋数。東側は近藤郭で空堀跡と竪堀跡がありますがどちらも埋め立てられています。

多地屋数
多地屋数

空堀跡と竪堀跡
近藤郭、空堀跡と竪堀跡

近藤郭
近藤郭

近藤郭とその東側の蔵郭との間の堀切には橋が架けられ、障子堀が見られます。

蔵郭と近藤郭間の障子堀蔵郭と近藤郭間の障子堀
蔵郭と近藤郭間の障子堀

橋を渡った先は蔵郭です。

蔵郭
蔵郭

蔵郭の東側の堀切は薬研堀で、木橋が架けられ、本城郭につながっています。

薬研堀上の木橋
薬研堀上の木橋

堀切(薬研堀)堀切(薬研堀)
堀切(薬研堀)

■本城郭

本城郭に入ります。

本城郭本城郭本城郭

本城郭の最北端部には河村城址碑とお社が立っています。

河村城址碑とお社
河村城址碑とお社

お社のさらに奥まで行ってみると北の尾根にある小郭との間の障子堀の堀切や小郭・茶臼郭が見えます。

本城郭と小郭間の障子堀
本城郭と小郭間の障子堀

小郭・茶臼郭
小郭・茶臼郭

南の方へ戻って西の尾根の方に向かいます。

■西の尾根部

本城郭の南側に馬出郭。

馬出郭
馬出郭

馬出郭の東側の道を下りると分岐があり右にしばらく進むと西郭。この道を挟んだ西郭の反対側の下の方に見える曲輪が馬洗場でしょうか。

西郭
西郭

馬洗場
馬洗場

さらに北に進むと北郭、さらにその先、北郭張出と続いています。

北郭へ
北郭へ

北郭北郭
北郭

北郭張出北郭張出
北郭張出

北郭張出の先にも道は続いていますが、急坂で城外に出ていく感じです。本城郭まで戻って次は北の尾根部へ行きます。本城郭の中心辺り東側に階段になった下り道があり本城郭切岸沿いに下りていくと本城郭と小郭間の障子堀に出ます。

本城郭切岸
本城郭切岸

本城郭と小郭間の障子堀
本城郭と小郭間の障子堀

さらに進むと小郭と茶臼郭間の障子堀。一番手前の畝は水が湧き、お姫井戸と呼ばれます。

小郭と茶臼郭間の障子堀
小郭と茶臼郭間の障子堀

お姫井戸
お姫井戸

茶臼郭へは道を少し進んで戻る感じで階段を登ります。

茶臼郭へ
茶臼郭へ

茶臼郭茶臼郭
茶臼郭

小郭と茶臼郭間の障子堀
小郭と茶臼郭間の障子堀

小郭
小郭

茶臼郭の一番奥から下りる道があったので行ってみました。あとから見ると「この先いきどまり」とありましたが気づかず。障子堀の反対側にでました。水が溜まっていました。

下りる道小郭と茶臼郭間の障子堀
小郭と茶臼郭間の障子堀

その先進んで、小郭へ。登るのは少し大変でした。登ってはいけないところだった?

小郭小郭
小郭

小郭と茶臼郭間の障子堀
小郭と茶臼郭間の障子堀

本城郭と小郭間の障子堀
本城郭と小郭間の障子堀

小郭より
小郭より

これで散策は終わりです。所要2時間くらい。

14:35ごろ帰路につきました。帰りは早く帰りたいので新秦野から狭山日高まで高速にしましたが、全行程使うより1000円ほど安く済みました。

足柄城

今日は日帰りで足柄城河村城へ散策に行ってきました。5:50ごろ出発、最初の目的地の道の駅ふじおやまに向かいます。
途中この機会に通っておきたいと思っていた大滝トンネルを経由するルートにしました。この機会にという理由ですが、国道140号での落石による通行止めが長期間になるため、建設中の大滝トンネルを暫定的に通れるようにしているから(一般国道140号通行止めによる大滝トンネルの暫定供用について)。まだ貫通したばかりで砂利道のため15km/h以下での通行とされていますが、実際の砂利道は押し固められていて結構スムーズに走れました。

9:40ごろ道の駅ふじおやまに到着しました。ここにある小山町観光案内所で足柄城の御城印を入手しましたが、御城印は15日から発売直後だったためか、案内所職員の方にどうやって知ったのか聞かれました。足柄城の縄張り図をいただけ現地でとても役に立ちました。

道の駅ふじおやま
道の駅ふじおやま

小山町観光案内所
小山町観光案内所

足柄城御城印

■ 足柄城 ■

足柄城は静岡県駿東郡小山町の、神奈川県南足柄市の境の足柄峠にある山城で、一の郭から五の郭の曲輪が並列する連格式の縄張りになっています。

10:20ごろ足柄城址駐車場に到着。いただいた縄張り図を見ながら散策開始。

■一の郭

駐車場近くの登城口からだと、階段を登ったところは一の郭(本丸)です。東側には足柄明神姫玉手姫から名付けられた玉手ヶ池があります。底知らずの池または雨乞いの池と呼ばれ、底は小田原に通じている、池の水をかきまわし雨乞いをすれば必ず雨が降ったと言われます。本丸井戸とも言われます。一の郭は芝生で整備されていて、石碑の立つ西側隅には櫓があったと考えられています。石碑は生田蝶介の歌碑で「全貌を 裾野まで見せてあますなし 不二は悠然と 天ささげ立つ」。隣の石碑は「足柄公園」碑でした。一の郭北西隅に遊歩道入口。二の郭に続きます。

登城口
登城口

一の郭
一の郭

玉手ヶ池玉手ヶ池
玉手ヶ池

生田蝶介歌碑
生田蝶介歌碑

足柄公園碑
足柄公園碑

一の郭
一の郭

遊歩道入口
遊歩道入口

■二の郭

二の郭は一の郭と堀切で区切られ、一の郭の北西側にある細長い曲輪です。入って左側の視界は開けていて、天気がよければ富士山も見えるのですが、今日は残念でした。二の郭を縦断して三の郭に続きます。

一の郭と二の郭間の堀切一の郭と二の郭間の堀切一の郭と二の郭間の堀切
一の郭と二の郭間の堀切

二の郭二の郭
二の郭

二の郭から
二の郭から

二の郭
二の郭

■三の郭

三の郭は二の郭と深い堀切で区切られ、二の郭の北側にあります。一瞬こじんまりしてるなと思いましたが少し下りながら奥へのびていました。三の郭の中間くらいにある遊歩道の案内に従って、四の郭に続きます。

二の郭と三の郭間の堀切二の郭と三の郭間の堀切二の郭と三の郭間の堀切
二の郭と三の郭間の堀切

三の郭三の郭三の郭
三の郭

四の郭へ四の郭へ
四の郭へ

■四の郭

堀底?の遊歩道を進み、一段上がったところは四の郭、三の郭の北側にあります。林部分には井戸跡があり、林の外側は草は刈られていますが時期によっては藪かも。遊歩道を進み、五の郭に続きます。

井戸跡
井戸跡

四の郭四の郭
四の郭

■五の郭

五の郭は四の郭と幅広の大きな堀切で区切られ、四の郭の北側にあります。遊歩道以外は完全に藪化していました。五の郭の先へも遊歩道は続いていますが、城外側との大きな堀底へ続いているようなので、Uターンします。

四の郭と五の郭間の堀切四の郭と五の郭間の堀切
四の郭と五の郭間の堀切

五の郭
五の郭

城外側との堀底
城外側との堀底

■他の遺構など

二の郭に戻り、北東側にあった道を少し下りると蔵屋敷跡があります。

蔵屋敷跡
蔵屋敷跡

一の郭に戻りました。東端から阿豆未波夜橋を渡り山の神郭へ。曲輪の一角には山の神祠が祀られています。

阿豆未波夜橋
阿豆未波夜橋

山の神祠
山の神祠

山の神郭
山の神郭

曲輪を縦断して階段を下りると足柄の関跡に出ました。足柄の関は東海道足柄坂に出没する強盗団を取締まるために設置されたものです。クマに跨った金太郎像のある足柄山聖天堂を右手に見ながら駐車場まで戻り散策終了です。

足柄の関跡
足柄の関跡

金太郎像
金太郎像

足柄山聖天堂
足柄山聖天堂

11:55ごろ、次は河村城へ向かいます。