朝は6時半に起きて軽く風呂に入ってから、早めの出発。目指すは大津にある西国三十三所第十二番、真言宗の岩間寺。御本尊は千手観音。計画では岩間寺のあと十一番の上醍醐寺、そして十四番の三井寺にいければ行く。
岩間寺に着いたのが思惑とはだいぶ違って9時くらい。入山料300円で境内の地図をくれたのだが、意外に広いお寺。月曜日の朝早くということもあり、他の参拝客はほとんどいない感じでゆっくり境内を散策。静かで穏やかな気持ちになれた。本堂横には、松尾芭蕉が、「古池や蛙とびこむ水のおと」と詠んだとされる芭蕉の池がある。いよいよ本堂でお経を上げる時になって団体がきてしまい、納経は先を越されてしまった。こりゃなかなか自分の納経まで時間がかかるぞ、と言うことで先にまだ見ていない境内の見所を見てから納経してもらうことにした。
西国三十三所の全ての観音様の踏砂があり、全部写真を撮りながら踏んだので、本堂に戻ったころには団体は消えていた。
予定外の広さゆえ、予定以上に時間が経ってしまったので今日は上醍醐寺までかな。
岩間寺を出てナビは醍醐寺にセットし向かうも途中で三井寺がすぐ近くということが分かり、予定変更。三井寺は正式には園城寺(おんじょうじ)といい、天台門宗の総本山である。岩間寺以上にとても広くて、また国宝や重要文化財などの寺宝も多い。仁王門をくぐったところで入山料500円を収める。右に釈迦殿、正面を進んで石段を登ると、金堂脇に出る。金堂は国宝。中にも入れる。建造物の国宝は4つあるのだけど、実際にちゃんと見ることができるのは金堂くらいか?ただし重要文化財の弁慶鐘や一切経堂、三重塔など見所は多く、案内図に従って境内を散策するのにはかなり時間がかかる。
西国三十三所第十四番の観音堂は境内の端の方にあり、そちらに向かう途中に三井寺五別所のひとつ微妙寺がある。見ると湖国十一面観音霊場の第一番札所とある。中に入りお参りし、専用の納経帳もあったので購入、納経してもらった。これでまたこの周辺にも何度か訪れる理由が出来た。
微妙寺から観音堂までまた少し歩く。観音堂はかなりの高台にあるため、琵琶湖もよく見える。御本尊は如意輪観音で秘仏の重要文化財。お参りのあと脇に展望台への石段があり登ると大津の市街地、その向こうの琵琶湖が一望できていい眺め。ふと目に入ったのはそろばんの碑。大津はそろばんの発祥の地なんだそうだ。
、続く