旅3日目は6:30起床、朝食はホテルのバイキング。この分だとうまくいけば1本早い電車に乗れるかもということで急いで準備しました。
7:34発に乗れたので予定より20分ほど余裕ができました。この電車で浪岡まで行きます。車窓からは完全な雪景色。
浪岡駅からはタクシーにしました。完全に雪国状態なので。北館に入れる橋のところで運転手さんが下ろしてくれました。1030円。
◼️浪岡城■
浪岡城は1460年代に浪岡北畠氏によってつくられ、続日本100名城に選出され、城跡は国指定史跡にも指定されています。
北館から入ると、なかなか広大な感じです。それよりも雪、雪、雪!10センチ以上は積もっているし。雪の後誰も来てないんでしょう。足跡がほとんどありません。靴が雪に埋もれます。
取り敢えず西の方向に進んでみました。北館終わるところ、向こう側にも左側にも別の曲輪が見えます。と、突然のことでした。坂降りだしたら天がみえた!すってんころりんです。
北館からの向こう側に見えたのが西館、左が内館。それぞれの曲輪の間は堀になっているので、橋を渡って入る感じになっています。
西館は入口付近だけ見るに留め、次は内館へ。
内館から他の曲輪に行けるのかと思って反対側まで歩いたけれど、隣の猿楽館は見えるだけで、行けそうな雰囲気はありません。来た道を戻るしかありませんでした。
次、北館の端まで歩いたけれどやっぱり他の郭にはいけません。行けそうで行けないって言う状況は、考えてみれば相手の思うツボというところなんでしょう。さすが城です。
結局最初に渡った北館の橋を戻るように渡ったところから右にずっと進むと東館にたどり着きました。
東館から下がると猿楽館へいけそうな感じですが、猿楽館には入れなさそう、公開してないようでした。
左奥に進むと浪岡城跡案内所がありました。ここでスタンプを押して、雪で湿った靴の中とか整えて、駅までの道を所員の方に聞きました。城跡の南側の川沿いを歩いて駅まで戻りました。
次は弘前城へ向かいます。浪岡からは予定通りの10:20弘前行きでした。朝1本前の電車出来たのに結果予定通りということは雪の影響もあったかもしれませんが、見積もりが甘かったと言えことですかね。
弘前に着いてから、弘前駅前から100円土手町循環バスで市役所前まで行くと目の前が弘前公園です。
◼️弘前城■
弘前城は日本100名城で現存天守のお城。城郭は本丸、二の丸、三の丸、四の丸、北の郭、西の郭からなっています。バス停に一番近い追手門から中に入ると三の丸。弘前公園は桜の名所としてとても有名ですが、今回は特別な感じ。紅葉と雪。なんだかすごくラッキーな気分です。
公式サイトで見つけた「弘前城歴史跡コース」という天守・櫓・門・橋を全て巡ることができる移動時間のみで40分ほどのマップを観ながら散策することにしました。
杉の大橋は、戦になると敵の侵入を防ぐため壊される橋だったそうです。杉の大橋を渡ると二の丸です。
二の丸の南内門をくぐり、左の方に進むと未申櫓、これを背に反対側へ行くと、三の丸から見えた辰巳櫓があります。櫓の名前は天守からの方角を十二支で示し、未申は南西、辰巳は南東ということだそうです。
二の丸を北の方角に進んでいくと橋が見えてきました。下乗橋です。その奥には天守も。
下乗橋から見えるのは以前天守があった修復中の石垣です。石垣壁面が経年変化により崩落する可能性があることが分かり、天守を移動させたものです。
本丸に入ると天守が見えてきました。最も北に位置する現存天守で、見る方向によって印象が全く違うのが面白いです。ちなみに冬季は本丸は無料で入ることができますが、天守は中には入れません。
本丸から西を見えると岩木山が見えました。
本丸から北の郭へ架かるのが鷹丘橋。弘前城は改称前は鷹丘城だったそうです。
北の郭から波祢橋、春陽橋を渡って公園外にいったん出て西濠沿いに北に進むと一陽橋へ。
一陽橋を渡って再度城跡へ入るとそこは四の丸です。四の丸には護国神社があります。
四の丸の一番北には亀甲門(北門)があります。その外には亀甲橋。築城当時はこちら側が正面だったそうです。
四の丸から三の丸へ架かる賀田橋。かつてこの先には三の丸の北門である賀田門がありました。さらに進むと二の丸へ入りますが、橋に見えて橋ではない道になっていて丑寅櫓があります。丑寅は天守から見て北東に当たります。
与力番所は、城内の主要箇所の見張り所です。石橋は城内では唯一の石造りの橋です。
足早に回ったつもりですが撮影しながらだと思いのほか時間を食うようで、ゆっくりできなくなってきました。まだスタンプもこれからです。ということで石橋と東門は遠くから眺めるだけにしました。
最後に弘前城情報館でスタンプ押しました。
御城印もあったので買いました。はじめての御城印です。最近はお城の御朱印である御城印がはやりだしてるみたいです。300円でした。
結局予定時間1時間見てましたが全然足りませんでしたね。
循環バスで弘前駅まで戻り、予定通りの12:57発に乗って新青森へ。新青森からのはやぶさはH5系でした!E5系と若干内装が誓ってました。次は八戸にある根城に向かいます。
八戸駅からは南部バスに乗って、根城(博物館前)で下車、すぐです。
◼️根城■
根城は本丸・中館・東善寺・岡前舘・沢里館の5つの曲輪からなる、日本100名城のひとつ、国指定史跡でもあります。南部師行により築城されました。
旧八戸城の東門から入ると空堀があり、右手奥に東善寺跡、ずっと進むと中館、その先の木橋を渡り東門を入ると本丸です。
本丸料金所でスタンプをもらって、中に入ります。本丸は有料で250円です。本丸には主殿・中馬屋・工房・鍛冶工房・板倉・納屋・東門が復元されています。
主殿は、公式行事や接客に使用したとされる本丸で一番大きな建物で、内部にも入れます。主殿の隣の上馬屋は当主の馬をつないでいた場所です。
番所は西門を通る人を監視する番人が詰めていた建物です。
常御殿跡は当主が普段いたところです。
工房、鍛冶工房、板蔵、納屋は中に入れて、入ると音声案内が聞けます。
案外楽しんで見学できましたが、そのおかげで時間に余裕がなくなっていました。もう少し早めのバスに乗るつもりだったのが、八戸駅に着いた頃は乗る電車にあまり時間がない感じでした。しかも八戸駅前でバス降りる瞬間、バチっていう音とともに、リュックの片側のバックルが破損して落ちちゃいました。
これだから安もんはダメですね。強引に縛って応急処置しました。
さて八戸から今日泊まる金田一温泉までは、IGRいわて銀河鉄道線直通、青い森鉄道線の盛岡行きで約30分です。
金田一温泉駅からは歩けないこともないですが疲れたのでタクシーで今日の宿、岩手の名湯 侍の湯 おぼない旅館さんへ。860円だったのでやっぱり贅沢した感あり。16:50頃に到着しました。いかにも温泉旅館という感じの凄くいい雰囲気です。取り敢えず風呂に入りたかったので、18時から夕飯にしました。
ひっつみ鍋、イカのバター焼き、南部ポークのすき焼き、キノコの釜飯、刺身、鮎の塩焼、などなど、びっくりするくらいの多彩な料理で食べきれないー!と、思ったのでスビーアップして食べました。この旅で一番美味しく一番豪華なお料理で、コスパは物凄く高いと思います。
若女将が明るくて話し上手でとてもいい方です。7時半からこの地方に伝わる昔話などしてくれるそうだったんですが、てっきり明朝7時半と勝手に思い込み、お風呂とかいっちゃって聞けずでした。凄く聴きたかったのに残念でした。疲れたんでしょうか、一旦10時半くらいまで一眠り、そのあと1本飲んでまた寝ました。朝食は7:30。明日も早起きになるなぁ。