宿は無料の朝食が付いてました。トーストですが十分です。宿を出たのは9:10ごろ。向かうのは84番です。
「Trip」カテゴリーアーカイブ
お遍路さんの旅 #9-2-8
さて今日の宿はファーストイン高松さんです。ここに決めた理由は、このホテルはホテルというよりサウナに個室ルームもあるという感じのところで、サウナたっぷり入れるのがサウナ好きの自分にとっては一番だから。普通のビジネスホテルのシングルよりもアメニティはまったくないですが、テレビもあるので十分です。
ということで夕飯は宿から歩いて10分くらいのサンダー酒場というところをネットで調べてそこに行きました。
店名がちょっとあやしいかんじがしましたが、入ってみるといたって普通の居酒屋でメニューも自分好みでリーズナブル。
とってもいいお店でした。
帰りはちょっと高松城方面に行って夜の高松城も。
戻ってからサウナ満喫して部屋飲みしました。明日は最終日です。
お遍路さんの旅 #9-2-7 高松城
今日の最後は日本100名城にも選定されている、高松城です。高松城は瀬戸内海に面して築城された海城で、日本三大水城(高松城、今治城、中津城)の一つに数えられ、史跡高松城跡 玉藻公園として整備されています。玉藻公園の駐車場についたのは16時を過ぎていました。開園時間は17時までなので足早に回ります。
駐車場近くに内堀を挟んで艮櫓(うしとらやぐら)が見えます。重要文化財です。
園内には駐車場前から旭橋を渡り、旭門から入ります。入場料は200円。
桜の馬場はその名のとおり桜が植えられ、馬場があったところです。
桜御門から先は三の丸で、披雲閣や枯山水の庭園、内苑御庭などがあります。
三の丸から北の丸に入ると渡櫓、水手御門、月見櫓があります。これらも重要文化財です。
三の丸から二の丸へ入る直前に水門があります。堀と海がつながっていて水位調節をするのためのものです。
二の丸を抜けると本丸へ続く鞘橋があります。
鞘橋を渡ると本丸と天守閣跡があります。このあたりで蛍の光がなりだしました。閉園時間まであと10分です。急いで出ないと!
かなりの急ぎ足で散策しましたが、なんとか閉園時間に間に合いました。
さて、宿はすぐ近くです。
お遍路さんの旅 #9-2-6 一宮寺
■第83番札所 神毫山 大宝院 一宮寺
一宮寺は真言宗御室派で、本尊は聖観世音菩薩です。
開基は義淵僧正、当時は大宝院と称し法相宗に属していたが、のちに諸国に一宮寺が建立の際、行基菩薩が一宮寺に改名、さらに弘法大師が聖観世音菩薩を刻み、伽藍を再興し真言宗に改められたそうです。
西門
今日のお参りはここまで。次は高松城へ向かいます。
お遍路さんの旅 #9-2-5 根香寺
■第82番札所 青峰山 千手院 根香寺
根香寺は天台宗で、本尊は千手観世音菩薩です。弘法大師が五色台の主峰、青峯山に五大明王を祀り花蔵院を建立され、後に大師の甥にあたる智証大師が蓮華谷の木で千手観音像を刻んで千手院を建て安置しました。この霊木は香木で切り株から芳香を放ち続けたことから、この二院を総称して根香寺と名付けられたといいます。
駐車場に止めると何やら変な像が。この像は寺に伝わる伝説に出てくる青峯山の人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼の像です。
本堂は回廊式となっていて、回廊には万体観音が納められています。回廊の先に本堂があります。
次は83番です。
お遍路さんの旅 #9-2-4 白峯寺
■第81番札所 綾松山 洞林院 白峯寺
白峯寺は真言宗御室派、本尊は千手観世音菩薩です。弘法大師と大師の妹の子と言われる智証大師が創建したといいます。
七つの棟からなる高麗門形式の珍しい門です。
最初にあるのが護摩堂です。納経はここで。
道に沿って行くと勅額門がありその先に本堂かと思うような大きなお堂が見えます。が本堂ではありません。頓証寺殿です。
勅額門手前右の石段を上った先に本堂・大師堂があります。
また雨が降ってきました。結構つよめ。山だからですかね。
次は82番です。
お遍路さんの旅 #9-2-3 国分寺
■第80番札所 白牛山 千手院 国分寺
国分寺は真言宗御室派、本尊は十一面千手観世音菩薩です。寺の創建は聖武天皇より勅命を受けた行基菩薩が巨大な十一面千手観音像を刻み本尊としたとされています。
境内は結構広く、大きなお寺です。本堂は国の重要文化財、このお寺の大師堂は二重塔で、納経所の前からお参りする感じのところでした。納経所に人がいなくてちょっと時間食っちゃいましたが納経所には売り場もあってお遍路タオル買いました。
次は81番です。
お遍路さんの旅 #9-2-2 こんぴらさん #2
■こんぴらさん(奥社)
785段、本宮の向かって右にある神饌殿の右側の北透垣に沿って奥に進み、北透垣の鳥居から奥社への道のりが始まります。
809段、真井橋です。
832段、常磐神社です。御祭神は、武雷尊(たけいかづちのみこと)・誉田和氣尊(ほんだわけのみこと)です。
866段、白峰神社です。御祭神は崇徳天皇です。
974段、菅原神社です。御祭神は讃岐守を務めた菅原道真命です。
石段の後はしばらく平たんな道が続き、先に見えてきたのはもしや奥社?いえいえそんな近いはずはありません。
見えていたのは卯花谷休憩所でした。1098段です。ここで180度後ろ方向に左折すると、、、
鳥居とその先の果てしなく見える石段です。
厳しいながらも石段に落ちた紅葉はすごく綺麗。
1261段、奥社の手水舎です。ここで再度大きく後ろ方向に右折すると、、、
まだまだ石段が。ほんときついです。頑張って上ると。
鳥居が見えてきました。やっと到着か?
10:10ごろ、はい、やっと着きました。奥社と呼ばれる厳魂神社(いづたまじんじゃ)です。1368段上り切ることができました。でもここまで来る人はとても少ないんですね。自分の前後見渡せる範囲でも1人か2人くらいでした。
厳魂神社は金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祭られています。
奥社西側には断崖、崖下には方石が一面に折り重なっていて威徳巖(いとくのいわ)というそうです。
奥社のお守りは「ニュー天狗守り」という新しい天狗御守だそうで、御本宮守護神と書かれていてとてもかっこいいお守りです。
ということで下山します。帰りはらくちんさっさ、と御本宮まで降りてきまいた。
■こんぴらさん
昨晩授かった開運こんぴら狗みくじですが、昨晩いなかった小さな犬がいました。夜は子犬は休むんですね、きっと。
三穂津姫社の正面から下に向かって続く石段が帰路となる下向道です。ここを降りると旭社の脇にでます。ちゃんと帰りに旭社をお参りできるようになっているんですね。
11:20ごろ参道入口まで降りてきました。2時間半くらいで奥社まで行ってこれたことになりました。
さてここからお遍路さん再開です。80番に向かいます。
お遍路さんの旅 #9-2-1 こんぴらさん #1
お遍路さんの旅2日目は、屋上展望露天風呂から始まりです。後ろに見える右側の山にこんぴらさんがありますが、うーん、あいにくの雨。こんぴらさん参りで今日は奥社まで行くつもりなので少しやだなぁ。のんびり風呂なんて入ってますが、もう8時。予定では7時にこんぴらさんの参道だったのですが、昨晩お参りしたおかげで時間的になんとかなりそうな感触です。
■こんぴらさん
チェックアウトして参道についたのは8:40ごろですが、実際歩きだしたのは8:50ごろ。今日は参道の動画を撮るつもりでジンバルを用意、そのセッティングに時間使ってしまいました。
御本宮までの785段ある石段の最初の一段目です。
少し登っては平たんの連続。土産物屋が沢山並んでいます。まだ平日の早い時間だからか人はあまり見かけません。
113段目にあるのが一之坂鳥居です。ここから先急な石段となる一ノ坂です。
一ノ坂の途中168段くらいのところ、左側に重要有形民俗文化財の灯明堂があります。
大門手前の288段、右側にある琴陵宥常銅像です。
365段にくると神域の総門である大門です。二層入母屋造・瓦葺です。琴平山の額は、有栖川宮熾仁親王殿下の御筆です。
大門をくぐると、特別に宮域での商いを許された五人百姓と言われる5軒の飴の店がありますが、今日はまだ4軒でした。あとから来るんでしょうか。
その先は桜馬場という石畳の道で沢山の石灯篭が並んでいます。
桜馬場の先、石段をのぼると桜馬場西詰銅鳥居があります。この辺りは広場になっていて左側には御厩があります。
御厩には、神様が乗るための神馬がいます。
桜馬場西詰銅鳥居をくぐって石段を上ると477段目、着見櫓があります。
着見櫓の右側に社務所門、その中に書院があります。その逆方向、着見櫓の左方向に進みます。
500段目の玉垣と石畳の広場につくと今度は右折でまた長い石段です。
595段目の祓戸社(右側)がある広場に到着です。祓戸社の御祭神は、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神です。先にある石段をまた登ります。
628段目にある旭社につきますが、旭社は帰路で参拝するところだそうです。旭社の御祭神は、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・伊邪那岐神・伊邪那美神・天照大御神・天津神・国津神・八百万神です。
旭社に面して廻廊があります。
回廊沿いに進んでいくと黄銅鳥居があってその先の門は賢木門、参道が続いています。
本宮手水舎が見えてきます。写真の右手前方向、石段が1段下がっているのが分かるでしょうか。本宮までの石段で下がるのはこの1段だけで、上がる石段は786段、ここで1段下がることによりので785段となっているそうです。
手水舎右側の連籬橋を渡ると真須賀神社があり、御祭神は、建速須佐之男尊・奇稲田姫尊です。
真須賀神社を左折すると、御前四段坂と呼ばれる急な石段がありこの先が御本宮です。昨晩来たので着いたという安心感がありますね。
9:30前、無事到着、785段目の御本宮です。御本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇です。
神楽殿は祭典の伶人楽や雅楽を奏する所です。
南渡殿は本宮から三穂津姫社まで渡っている廊下です。
三穂津姫社には本宮の御祭神である大物主神の后、高皇産霊神の御女、三穂津姫神が祭られています。
祓除殿は神職や昇殿する参拝者が御祓を受ける所で、その前には銅馬があります。左は絵馬殿です。
絵馬殿には、各地から奉納された絵馬が掲げられています。
神札授与所では御朱印、そして幸せの黄色いお守りとミニこんぴら狗のセットを授かりました。こんぴら参りの代参(当人に代わって代理で参拝に行くこと)をした犬までいたとのことで、この犬をこんぴら狗と呼ぶのだそうです。なんかすごくかわいい。
御本宮前の高台からは讃岐平野や讃岐富士が望めます。
さて御本宮の次にお参りするのは奥社です。
奥社は本宮の向かって右にある神饌殿の右側の参道を進んでいきます。
お遍路さんの旅 #9-1-7 夜のこんぴらさん
さて、本日の宿はこんぴらさんのすぐ近くにある、こんぴら温泉湯元八千代さんです。17:30ごろ到着。素泊まりなので、近くの居酒屋をネットで調べました。そんなに多くはなく、一番近い店に行くことにしました。田中屋というさぬき名物骨付鳥を押し出している店。骨付鳥うどんに次ぐ香川ご当地グルメなんだとか。
ということでせっかくなのでご当地グルメをいただくしかないでしょう。でも一応注文前に店員さんに一人で食べられる量かどうかは確認、どうやらいけそうだということでたのみました。骨付鳥は親鳥と若鳥の2種類があり、親鳥は肉質は硬めだが旨味が凝縮、若鳥は肉質が柔らかくてジューシーということで、若鳥にしました。うん、たしかに食べ応えがありますが、ジューシーで飽きないおいしさ。たのんでよかった!
さて、まだ8時半すぎ、これからどうしようと思いついたのが、夜のこんぴらさんってどう?ということ調べると夜でも参拝できるってことで、行ってみることにしました。
■夜のこんぴらさん
宿を通り過ぎてこんぴらさんの参道へ!
参道に入ってもほとんど人がいません。土産屋さんとか立ち並んでますが閉まってますね。
御本宮までの785段ある石段の最初の一段目です。
少し登っては平たんの連続。土産物屋が沢山並んでいます。先が長いですね。
113段目にあるのが一之坂鳥居です。ほんとに人いないなぁ。ここから先の大急な石段となる一ノ坂とです。
一ノ坂の途中168段くらいのところ、左側に重要有形民俗文化財の灯明堂があります。すごく綺麗です。
365段にくると神域の総門である大門です。二層入母屋造・瓦葺です。
大門をくぐった先は桜馬場という石畳の道になっています。大門の前よりも明らかに神聖な雰囲気に変わりました。その先また石段になって登りきると。。。
桜馬場西詰銅鳥居につきます。鳥居をくぐり石段をまた登ります。
登りきった477段目右側に社務所門と書院。どっちに進めばいいのか分かりにくいですが、多分書院の反対側、左側の道のようです。500段目の玉垣と石畳の広場につくと今度は右折。
また石段です。なかなか着かないですね。先は長そう、息ハァハァです。それにしても人いないなぁ。
595段目の祓戸社(右側)がある広場に到着です。先にある石段をまた登ります。
大きな建物が現れました。やっとついた?かと思いましたが、旭社という628段目にある社です。旭社には回廊があってライトアップも綺麗です。
回廊沿いに進んでいくと。。。
黄銅鳥居があってその先の門は賢木門、参道が続いています。
本宮手水舎が見えてきました。この辺りが一番ちょっとゾゾッときそうな雰囲気です。652段目にあります。ということは785段の御本宮まで、うー、あと133段もあるんですねぇ。
この最後の石段の先に見えるのがきっとゴール、御本宮でしょう。
ついに到着、785段目の御本宮です。
境内にはひたすら白く明るくめだつものが。何?と思ってみると「開運こんぴら狗みくじ」、夜でもいただけました。100円です。
ということで初のこんぴらさん参りは夜でした。下りは上りと別になっています。
下っていくと旭社の横にでます。
宿に戻ったのは21:50頃でした。20時40頃、参道入口だったので、急げば1時間程度でお参りできるということですね。これは明日のお参り所要時間の参考になった!
部屋に戻ってから知人に夜のこんぴらさん参りを伝えると、驚かれました。怖くないのー?だって。だって神様なんだから全然怖くないですよねぇ。
お風呂は宿の温泉ですが、内風呂と屋上展望露天風呂がありました。もちろん両方楽しみましたよ。