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西国三十三所結願!

やっと今日西国三十三所の結願した。坂東、秩父はもう結願してるので、これで日本百観音を結願したということだ。

西国三十三所の最後は結願寺(三十三番)の華厳寺で、岐阜県の揖斐川町にある天台宗の寺で、ご本尊は十一面観世音菩薩。朝6時15分頃出て、渋滞らしい渋滞にはほとんど会わずに現地には13時過ぎに到着。高速は90km/hを基本として行ったので距離の割には時間は掛かったけどその代わり行きの燃費は24.3km/Lと好成績!

参道

さすがに西国の結願所、参道はとても長く、桜並木、土産物店、飲食店など、多くの店が立ち並んでいて参拝客も多く、この賑わいが、なんとなく今日の結願を祝ってくれてると思えるほど、気持ちは高ぶっていた。

仁王門をくぐるとゆったりとした坂道で左右に諸堂があり、突き当りの石段を登ったところが本堂。お参りしてから御朱印をいただくのだが、なんとここの御朱印は現在・過去・未来を示す3つセット(なので納経料も3倍!)。

石段と本堂

そして今回西国三十三所を急いで回る理由となった、散華をいただく。散華は西国三十三所の各お寺で納経をすると貰える蓮の形の小さな色紙。初めてもらったのは西国三十三所を回りだした2010年10月、おじいちゃんの法要で京都に行ったときに前泊で行った、奈良の興福寺南円堂である。坂東、秩父では配布していないので、西国はこういうのをくれるんだ程度に思ってたのが、たまたま今年回ったお寺で散華の配布は来年3月までというのを知り、なんとしてでもそれまでに全部回らなきゃ!ということになった次第。この散華の配布はJR西日本実施の「駅からはじまる西国三十三所めぐり」によるもので、実施期間は2010年10月から平成2014年3月まで。ということは、最初にもらったときが絶妙なタイミングだったわけだ。

本堂では戒壇めぐりもあった。善光寺系以外では初めて見た。なんと良心的な100円で入れる。善光寺同様、暗闇の中で錠前に触れるということだが、見つからないうちに出口に来てしまった。だって入り口のおじさん、別の参拝客と話してて、何にも事前に教えてくれなかったし。ということで、手すりをまたいで2周目。誰かが右側にあると言ってるのが聞こえたので、今度は右を探すと、、、あった、すごく巨大なのが!善光寺の手で握れるようなものを想像してたので、わからないはずだ。一安心である。

先ほどいただいた3つの御朱印は、それぞれ、本堂、満願堂、笈摺堂を指すとのことで、本堂向かって左側の笈摺堂、そのあと更に左奥石段を登った左記にある満願堂をお参りして、これで終了かと思ったところで、満願堂の脇に奥之院を指す案内発見。てっきり満願堂が奥之院と勘違いしてた。せっかくなので奥之院もお参りしよう!

奥之院

これが思いのほか難関だった。結果からすると奥之院までは約1.5km(途中で知った)の山登りだったのだ。行けども行けどもお堂があるような気配にならず。奥之院への参道脇には西国三十三所の各お寺の祠とお地蔵様が祀られていて、こんだけ歩いて登ってきたのに、まだ二十番?的な、この先を思うとホントに引き返そうかと思うくらい、きつい山道。疲れるし崖っぷちの参道なので、これ落ちたら絶対見つけてもらえないなという不安にもかられる。やっとの思いで奥之院に。途中出会ったのは、男性一人とカップルの3人だけ。それも登り始めのときだから、行って来たかどうかは不明。あんなに賑わっていたのにここまで来る人はほとんどいないってことのようだ。もう少しいてもよさそうなものだけどなぁ。なぜなら境内にあった案内図ではすごく近いと思わせる書き方だし。でも来てよかった。この山道は修行、ここまで参ってほんとに結願した!という達成感が増すというものだ。他の人来てないし。帰り道は下りなので、楽ちんだったが道を間違え、大きな池に出たと思うと本堂向かって右側にたどり着いた。お寺の参拝でこんな苦労をしたのは初めて。

そうそう、最後に思い出したこと、本堂正面向拝の左右の柱には「精進落としの鯉」という、銅製の鯉が打ち付けられていてこの寺で満願した者は、その記念にこの鯉に触れる習わしがあるというもの。思い出してよかった、触りました。

奥之院行ったのもあって、13時過ぎに到着し、すでに16時前。駐車場へ戻る参道で、水谷美術という掛軸表装専門店に、散華を貼る台紙で綺麗なのがあったので、額縁と一緒に4000円のところ3500円にて購入。以前買っておいた500円の台紙はただ貼るだけの薄っぺらいものだったので、せっかくだから豪華にしようと奮発したのだった。

谷汲駅跡

さて帰りには、近くに谷汲駅廃線跡にも立ち寄る。谷汲駅は、岐阜県揖斐郡谷汲村(現、揖斐川町)にあった名鉄谷汲線の駅で、2001年9月30日の営業限りで、同線の廃止とともに廃駅となった。現地で場所を調べると華厳寺の山門のすぐ横にあった。レトロな車両が2つ、展示もされている。

実は今日は横蔵寺という同じ揖斐川町にあるお寺にも行くつもりだったが、この時間では無理ということで帰路につき、12時すぎ帰宅。

竹生島、宝厳寺

朝、大広間で朝食取りながらきこえてくるのは、雨音。降ることは初めから分かってたことだけど、朝から降ってたらどんどん強くなる一方ってこと?
船がいつでなくなるかわかんないけど、とりあえず行くっきゃない!高速は使わずに下で行くことにしして、道はかなり空いてるいい感じなんだけど、健康ランド出た時とはうってかわっての大雨、これマシでヤバくね?ってくらい。そんな天気がしばらく続いたんだけど、だんだん雨も普通になってきて、船が出る長浜港についた時も、船の先客が並んでるのが見えたので一安心、とりあえず船は出るようだ。つづく

竹生島目指して

今日は西国三十三箇所の第三十番、宝厳寺目指して西へ。大抵一人旅だけど今回はじゅんきちさんも参加で、彼は午前中仕事だから15時前に出発。
今日は岐阜の東洋健康ランドに行くだけ、夜到着して風呂入って飲んで寝て明日朝早く出る計画。いたって順調に渋滞全くなく現地に着いて、ゆっくり風呂入り、お広間で夕飯。何度か利用したことのあるこの施設だが、大広間での食事は深夜超えても可能ってこと、改めて確認できたのは良かった。奈良健康ランドとともに旅の拠点としては最高である。
今日は順調だったけど問題は明日。台風18号が明日明後日い直撃予想だからだ。明日竹生島への船、ちゃんと運行せてくれればいいけど心配。

書寫山圓教寺

今日はもともとは姫路近辺にある西国三十三所のお寺をいくつか、そしてできたら今大改修工事中の姫路城も見れたらいいなという計画。朝大阪を出て姫路へ向かったが、またもやるす子、変なナビしやがったんじゃないか?てっきり吹田かなんかから名神と思ってたらなんだか途中で違うらしいと気づくが時すでに遅し。阪神高速でそのまま神戸に行くルートだった。そしたらまたもや大大渋滞。信じられん。まぁ名神行って混んでたかどうかは知らないが。結局姫路に着いたの1:30くらいになっちゃったよ。大阪から姫路に行くのにどんだけ掛かってんだよ!バカるす子!途中で、こりゃ計画どおりにはいかないなということで、まずはお寺に行こう、姫路城は今日はないなと。

書写山ロープウェイ

西国三十三所第二十七番の書寫山圓教寺は康保三年(966)性空(しょうくう)上人によって開かれた天台宗の別格本山で、「西の比叡山」とよばれるほどのお寺である。姫路市街の北方に位置する書写山(371メートル)の山上にある。

当然歩いて昔の人は歩いて登ったんだろうけど、今は書写山ロープウェイで登れる。発車時刻は毎時00・15・30・45分とかなり便利に運行していて往復で900円。なお、参拝料は500円。

西国巡礼の道仁王門

ロープウェイ山上駅から仁王門までの「西国巡礼の道」と呼ばれる登りの参道の左右には、西国三十三所の各札所本尊を表した銅像が設置されている。仁王門を通り、寿量院、圓教寺会館、十妙院を過ぎると、道は「権現坂」という下りの階段。この辺りから何やらキャーキャーと言った沢山の子供の声が聞こえてきた。何があるんだろう?と思いながら下っていくと摩尼殿の縁下に出た。沢山の子供たちは学校の行事なのだろう、先生に引率されて境内で何やら宝探しゲームのようなことを楽しんでいるようだった。参拝者が写るのは全く気にしないけど、子供たちかぁと少しためらう。

摩尼殿

崖上に建てられた観音堂である摩尼殿のマニとは梵語の如意のことでここに本尊の六臂如意輪観世音菩薩が安置されている。大正時代に焼失したため昭和に再建されたものだが、伝統様式による木造建築で国の登録有形文化財に登録されている。お堂は見た感じも昭和に再建されたようには見えない。とは言っても80年経ってるのでそりゃそうかもしれない。

写真に写っているとおり、子供たちがわんさか。写真の程度じゃない、それこそ境内の至るところにわんさか、キャーキャー。でもさすがに摩尼殿の中には入っちゃダメと言われているのか一人も子供は中にはいなくて、参拝は落ち着いて出来た。

三つの堂食堂二階より望む

御朱印を頂いた後、向かったのは摩尼殿の裏手から山道を徒歩数分の三つの堂。目に飛び込んできたのは、広場を囲んで、右に大講堂、正面に食堂(じきどう)、左に常行堂の三つの堂が「コ」の字に並んだ一角。これはあまりの景観に圧倒される。これら三つの堂は全て国の重要文化財。見た目には国宝級だと思うけど、国宝と重文の違いは見た目のインパクトだけじゃないんでしょうね。それよりもここ、実はあのトム・クルーズ主演の「ラストサムライ」のロケ地である。食堂は内部にも入れ二階は宝物館にもなっている。写真右は食堂の二階からのもので左に大講堂、右に常行堂、奥の塀の向こうにあるのが本多家廟屋(姫路城城主本多家の墓所)である。なぜだかこの一角はずっとここにいたいと思わせる不思議な空間だった。

鐘楼金剛堂

ここから更に奥の方には、奥之院(開山堂、護法堂、護法堂拝殿、不動堂)があるが、重要文化財に指定された護法堂は残念ながら改修中(?)でシートに覆われており見ることはできなかった。さらに三つの堂下方には鐘楼(重要文化財)、法華堂、榊原家墓所、金剛堂(重要文化財)がある。

ということで見られるところは全部見ようと見て回り、とにかく広大な境内で写真撮ったりしてたら、あっという間に2時間経っていた。3:45のロープウェイで下り、この時間だとそろそろ帰りどきなので素直に帰って家に着いたのは日が変わって1時前。今回の旅行、苦労した割にはお寺ひとつしか回れなかったのは、計画性の無さのためか。西国三十三所のお寺はこの近辺にあと2つあるし、また近いうちにリベンジっていうか、次もこの辺に来ることになるだろう。

圓教寺にて撮ったその他写真の数々はこちら > 西国三十三所 第二十七番圓教寺

チョー疲れた

昨日仕事終えて予定通り関西方面へ出発。京都に泊まって朝早く姫路方面へ向かう予定としていた。

相変わらず、るす子(ナビのねえちゃんのことをこう呼んでいる)がバカで、横浜経由でナビしやがったおかげでチョー渋滞の連続、素直に自分の考えを貫き、渋谷経由で東名にすればよかった。今思えば全部るす子のせいだ。

高速の休日割引適用のために深夜12時を超えてから高速を降りるように着かなければならないので多少渋滞は構わなかったんだけど、予定より大幅に遅れて京都に着いたのは1:15ごろ。それから飯食ってから駅前のサウナに泊まるつもりだった。ところが飯ちょっとのんびりしすぎてサウナに着いたのは3時ちょいすぎ。ここで想定外のできごとが!なーんとサウナ、3~5時は入館できません!なんだとー!かと言って5時まで待つのももったいない。5時まで待つくらいなら少しでも近づいたほうが懸命。ということで再度クルマを西に走らせた。さてどうしようか、このまま姫路まで行ってクルマの中で寝るか、それとも大阪あたりまで言っておなじくサウナかなんかでちゃんと休むか。

結果大阪で泊まることにして着いたのは5時前。うん、これなら京都で5時まで待つよりはよかったかも。それにしてもるす子のせいでとにかくチョー疲れた旅行一日目。

会社前の民間駐車場いいね

今日は夜から関西へ旅行するため、会社までクルマで行き、仕事終えてからそのまま関西へ旅行に行く計画。

会社のビルの前にある民間駐車場は一日最大1700円なので、都内で昼間駐車することを考えるととても安い。会社来てから停められないという事態は最悪なので、事前に毎朝駐車場の空き状況を確認してたんだけど、満車なんてことは一度もなく、結構空きが多いことも判明。いいねここ。これなら夜東京出発で旅行そのまま直行っていうのも充分可能だ。

ということで自宅を6:40すぎに出発、途中休憩したり、とんでもない渋滞に途中巻き込まれたが、無事9:45ごろに会社に着いた。自宅から会社までは朝でも実質3時間はかからないということだな。

越前加賀旅行2日目

朝7時半に起床、8時から朝食。朝食もこれぞ旅館の朝食といった感じのシンプルでおいしいもの。朝食のあとは朝風呂だが、なーんと野郎二人なのに貸切風呂を9時から予約してるので、その前に宿の目の前ある名勝・鶴仙渓(かくせんけい)散策。

朝食鶴仙渓 小才橋鶴仙渓芭蕉堂

鶴仙渓について。大聖寺川の中流にあり、後述する「こおろぎ橋」から「黒谷橋」に至るまでの、約1kmの区間を指す。砂岩の浸食によって数多くの奇岩が見られる景勝地である。ということで宿から近い小才橋から渓流沿いの遊歩道を進んで黒谷橋までの小散歩。黒谷橋の手前には芭蕉堂。そう、芭蕉堂とは、あの松尾芭蕉をしのんで建てられたもの。松尾芭蕉は山中温泉をいたく気に入りおくのほそ道の旅で八泊九日にわたる長逗留をしたとのこと。

ちょっとのんびり散歩しすぎて9時すぎから貸切風呂。宿泊プランについてるのでせっかくだからと利用したけど、この宿の貸切風呂は珍しく普通の大浴場。おそらく、もともとは女風呂だったものを新たに2倍の広さの大浴場を作ったので、こちらを貸切風呂にしたのだろう。ということで貸切風呂って言ってもそんな感じはまったくしない。野郎同士で入ってもなんら恩恵はなく、ただ大浴場が空いてたという感じのみ。10時半にチェックアウト。

■那谷寺

奇岩遊仙境奇岩遊仙境

今日の最初の目的地は那谷寺である。前から訪れたいと思っていた小松市にある高野山真言宗別格本山のお寺で、宿からは20分もかからない。左側の受付で拝観料(600円)を納める。山門から続く苔むした参道には厳かな感じが漂っている。参道を進んだ左側に金堂華王殿がありそこで納経を先にお願いする。金堂華王殿にはおおきな本尊丈六の十一面千手観音が安置されている。金堂脇の普門閣を見てから参道に戻り進む。

左に蓮池とその上にまさしく山水画のような景色の奇岩遊仙境と呼ばれる岩山があってちょっと感動する。本殿唐門をくぐるとすぐ左脇に石段があり、そこを登っていくとなんとその岩山にいけるのだった。岩山の中腹にいる我々の姿を見た、下にいる参拝客がすごいすごいと喜んでいた。ただしその岩山、手すりなどはまったくないのでかなり危険。そこを歩くだけで修行しているような気分になる。

大悲閣拝殿、本殿

大悲閣拝殿、唐門、本殿は重要文化財で岩窟中腹に建てられている。本殿は岩窟内にあって御本尊千手観世音菩薩が安置された厨子の周りを胎内に見立ててぐるりと一周できる。拝殿脇から岩の門をくぐって進んでいくと、三重塔(重要文化財)、鎮守堂護摩堂がある奇岩遊仙境の対面側。鎮守堂から見た奇岩遊仙境の景色がまたすばらしい。その他護摩堂、鐘楼と言った重要文化財など、見所満載のお寺だったので拝観に1時間半ほど。
その他ギャラリーはこちら

 

■大聖寺山の下寺院群

大聖寺山ノ下寺院群

次に向かったのは大聖寺の山ノ下寺院群。越前との国境付近であったところに、大聖寺藩が意識的に寺社を集めたと言われる場所で7寺院、1神社が並んでいる。那谷寺からそれほど遠くはないのだが、場所がよく分からずちょっと迷った。通りに沿って順に、実性院(曹洞宗)、蓮光寺(日蓮宗)、久法寺(法華宗)、全昌寺(曹洞宗)、正覚寺(浄土宗)、宗寿寺(日蓮宗)、本光寺(法華宗)、加賀神明宮(神社)。

実性院蓮光寺久法寺全昌寺
正覚寺宗寿寺本光寺加賀神明宮

実性院は大聖寺藩前田家の菩提寺で拝観料は400円。歴代藩主の墓が立ち並んでいる。全昌寺は松尾芭蕉が泊まった寺として知られ拝観料は500円。確かにこれほどの数の寺院・神社が並んでいるのは珍しい。もう少し時間に余裕があればよかったのだが、永平寺に行ってから帰る計画なので、拝観料が必要な2寺以外はささっと流し見ということで失礼した。それでも所要時間1時間。

親子丼

次の永平寺に向かう途中、再度山中温泉を通るので、宿で見た漆器カタログに載っていて買うぞと決めてたiPhone5用ケースを買うために漆器直売センターに行ったんだけど、なーんと今日は正午で営業終わりで買えず。

昼飯とお土産購入を兼ねて道の駅山中温泉湯けむり健康村に寄ってから永平寺へ。

■永平寺

永平寺は道元禅師によって開かれた座禅修行の道場として知られる曹洞宗の大本山。本当にお坊様が修行されているお寺である。拝観料は500円。前回福井に来たのはこの永平寺が目的だったため、今回は2度目のお参りで1度目からさほど時間が立っていないので最初の修行僧によるお寺の拝観説明も完全に覚えていた。拝観時間が17時までだが、到着が16時前ということで前回よりは足早になってしまった。

山門仏殿法堂回廊

前回も感じたことだが、若いお坊さんが修行しているということを本当に感じられ、そのような道場ということもあって伽藍の構造に生活も感じられる、なんとなくだが学校と似た雰囲気もあるところが面白い。ひととおり拝観したところで、一泊の体験修行の案内を見つけて見たのだが、朝の3時台(季節により異なる)に起床して、色々と修行僧と同じ修行をして午後9時すぎに寝るという生活らしいということが分かった。朝そんなに早く起きて大変と思ったが9時に寝るなら睡眠時間は自分と変わらない、そう、規則正しい規律ある生活を送るということが大事なんだなのだ。

豚しゃぶごまだれつけうどん

ということで帰路に着いたのは17時過ぎてから。丸一日観光してすごく充実!だけど、単純計算でスムーズに行っても23時前後にFくん宅、そこから自宅まで2~3時間という結構ハードなスケジュールの上、1時間半近くの大渋滞に巻き込まれてしまった。夕飯は浜松SAで豚しゃぶごまだれつけうどん。結局家に着いたのは4時。あー明朝の自治会の公園掃除は欠席だな。

越前加賀旅行1日目

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今日からFくんと越前加賀方面へ一泊二日の旅行、朝6時20分頃に自宅を出て、Fくん宅まで自分のクルマ、Fくん宅からFくんのクルマで福井方面へ向かう。訪れる観光地の候補は、永平寺那谷寺東尋坊。その他時間の都合に合わせたところへ行くという計画だが、出発時はいつどこに行くかは決まっていない。途中渋滞はなく順調に進み、途中静岡SAにより、駿河丸というフードコートにある店で駿河丼という桜海老と白子のどんぶり。

その後も順調なペースで進めたけど、朝俺がFくん宅へ行くのに渋滞にはまり、時間を結構ロスったこともあって宿への到着時間も考えるとお寺は難しいかということで、今日は東尋坊だけ行くことに。

東尋坊

以前福井県には一泊で訪れたことはあったが、そのときは東尋坊へは行っていない。東尋坊についたのは17時頃、夏でよかったという感じ。有名な景勝地なので平日とはいえ多少は混んでるかなと思ったけど、全くそんなことはなく、立ち並ぶ土産物屋ももう全て閉まってた。東尋坊について。海食によって海岸の岩肌が削られ、高さ約25メートルの岩壁が続く。この岩は輝石安山岩の柱状節理でこれほどの規模を持つものは世界に三箇所だけであり地質上極めて貴重とされ、国の天然記念物及び名勝に指定されている。地名の由来は、ここからから突き落とされた僧侶の名前だとか。確かに岩が柱状になって重なった感じの面白い形をしている。断崖絶壁の先まで歩いて行けるけど、手すりとか柵などはないので、カメラを持ち撮影しながらだとかなり緊張する。想像していたより広さはなくコンパクトなイメージを持ったけど、それはその形状ゆえの錯覚か。なんだかんだ言って一時間ほど見物して宿へ向かう。

夕飯広い部屋

途中買出しとかしたので宿には19時すぎに到着。山中温泉白鷺湯たわらやという割と大き目の旅館でいい感じ。案内された部屋に入ってびっくり。たまたまなのか、みんなそうなのかは分からないけど、16畳くらいの大きすぎる大部屋にさらに3畳の小部屋。食事も部屋食なので融通が利き、20時からにしてもらって、その前に一風呂浴びた。食事はシンプルだけど品数が多くてどれもおいしく、満腹になりチョー満足。これで一人9800円は文句なし。仲居のオバチャンもフロントも親切でいい宿だ。

飯の後、温泉街散策したけど、温泉客相手の店とかはないし、あってももう閉まっている。蔵王や野沢などの外湯豊富な温泉街という感じはほとんどない。ただ店や住宅が古くて趣のあるしずかな街という感じ。観光観光してない感じが逆に落ち着く。

部屋に戻って飲みなおし、1時半就寝。明日は永平寺那谷寺大聖寺を回ることに。

善光寺参りで感激の燃費!

善光寺駐車場にて

善光寺に行ってきた。新車買ったら早いうちに善光寺に行って、クルマにつける交通安全のお守りを買いに行くのというのがここ何台かの恒例。納車日のロングドライブとこの善光寺参りで、850kmくらい一気に走って慣らし運転を一気に進めるためでもある。

地元から長野までは行きは登りっぱなしという燃費には過酷な道のりだけど、逆に帰りは最高の条件。なので行きはがんばってもしようがないので、高速での最高速度はせいぜい90km/hを目安にする程度。その分帰りに取り戻すつもり。

善光寺本堂

善光寺について少々。善光寺は単立のお寺、宗派を問わないお寺。本堂は国宝にも指定されており大きく荘厳なもの、ご本尊は絶対秘仏ですが、その代わりお戒壇めぐりと言って、瑠璃壇床下のほんとに何も見えない真っ暗な回廊を進んで、ご本尊の真下にある極楽の錠前に触れることで、ご本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来ていただくいう約束をいただくことができる!って本来の目的はそうなんんだけど、よくわからないにしても本当に真っ暗で何も見えないという体験は、意外になかなかできないもの。でもここはできるのだ。本当の暗闇で何も見えない!行ったことがない人には500円必要だけどオススメです。かくいう私、今日はお守りを求めに来たのと時間があまりないということで今日はお戒壇めぐりはしなかったけど。

お守り

お守りとおみくじを買ってミッション達成、夜はけぶさんと8時頃に夕飯の予定で時間がたっぷりあるということで、時間調整のため帰路のはじめのうちは一般道を行けるだけ行くことにした。納車時満タンのガソリンは自宅までもたないので途中で補給。そこまでの給油後平均燃費は22.5km/L、つまり登りが続くルートだったにもかかわらず、昨日より向上。やはり初日は100km/hをおおよその上限としていたのを90km/hにするだけで上がったということなのか。逆算してみると今日のここまでの平均燃費は約23.2km/Lということになる。帰りは下りなのでもっといけるはず。

自宅に8時に到着するために途中から高速に乗ったんだけど、そこからはおおよそ下り。みるみる燃費が上がっていった。こうなってくるとやはりCTは面白い。長い下り坂では、90km/hの上限目安をレーダークルーズコントロールの最大設定速度である115km/hに上げたりもした。そして高速を降りた時点ではなんと25km/L超え。CT向けのTNP運転方法もなんとなく分かってきたので自宅まで意識しながら更なる向上を目指してみると。

オドロキの燃費!

結果自宅に到着したときの給油後平均燃費は141.7km走って26.0km/L!!。140km走ったガソリン代が800円!? 信じられない! 高速は下り中心だったから燃費が上がるのは予想できたけど、降りてからの平坦な道でもさらなる燃費向上ができたというのはオドロキ。RX、GSとハイブリッドを乗り続けてきてCTでは少し勝手が違うので昨日まで戸惑っていたけど、今まで培ってきたTNP運転テクをCTだったらこうかな? と応用してみたのが実となった。本当にCT選んでよかった! と感激してます。

岩間寺と三井寺

朝は6時半に起きて軽く風呂に入ってから、早めの出発。目指すは大津にある西国三十三所第十二番、真言宗の岩間寺。御本尊は千手観音。計画では岩間寺のあと十一番の上醍醐寺、そして十四番の三井寺にいければ行く。
岩間寺に着いたのが思惑とはだいぶ違って9時くらい。入山料300円で境内の地図をくれたのだが、意外に広いお寺。月曜日の朝早くということもあり、他の参拝客はほとんどいない感じでゆっくり境内を散策。静かで穏やかな気持ちになれた。本堂横には、松尾芭蕉が、「古池や蛙とびこむ水のおと」と詠んだとされる芭蕉の池がある。いよいよ本堂でお経を上げる時になって団体がきてしまい、納経は先を越されてしまった。こりゃなかなか自分の納経まで時間がかかるぞ、と言うことで先にまだ見ていない境内の見所を見てから納経してもらうことにした。
西国三十三所の全ての観音様の踏砂があり、全部写真を撮りながら踏んだので、本堂に戻ったころには団体は消えていた。
予定外の広さゆえ、予定以上に時間が経ってしまったので今日は上醍醐寺までかな。
岩間寺を出てナビは醍醐寺にセットし向かうも途中で三井寺がすぐ近くということが分かり、予定変更。三井寺は正式には園城寺(おんじょうじ)といい、天台門宗の総本山である。岩間寺以上にとても広くて、また国宝や重要文化財などの寺宝も多い。仁王門をくぐったところで入山料500円を収める。右に釈迦殿、正面を進んで石段を登ると、金堂脇に出る。金堂は国宝。中にも入れる。建造物の国宝は4つあるのだけど、実際にちゃんと見ることができるのは金堂くらいか?ただし重要文化財の弁慶鐘や一切経堂、三重塔など見所は多く、案内図に従って境内を散策するのにはかなり時間がかかる。
西国三十三所第十四番の観音堂は境内の端の方にあり、そちらに向かう途中に三井寺五別所のひとつ微妙寺がある。見ると湖国十一面観音霊場の第一番札所とある。中に入りお参りし、専用の納経帳もあったので購入、納経してもらった。これでまたこの周辺にも何度か訪れる理由が出来た。
微妙寺から観音堂までまた少し歩く。観音堂はかなりの高台にあるため、琵琶湖もよく見える。御本尊は如意輪観音で秘仏の重要文化財。お参りのあと脇に展望台への石段があり登ると大津の市街地、その向こうの琵琶湖が一望できていい眺め。ふと目に入ったのはそろばんの碑。大津はそろばんの発祥の地なんだそうだ。

、続く