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坂東三十三観音御朱印額

坂東三十三観音御朱印額

谷汲の水谷美術さんに依頼していた坂東三十三観音の御朱印額が届いた。

秩父は掛け軸だったが、額の方がボードで保護されるし安心して飾れるのがいい。

さっそく仏壇の近くに設置したけど、依頼時にもらった2つの参画のクッションのようなものをどうするのが適切なのか分からずネットで調査。このクッションは額受けと額縁の間に入れて額縁を傷から守るためのもので、額ふとんということである。

秩父札所 甲午歳総開帳記念散華

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先週結願した秩父札所。今年は甲午歳にあたりご本尊の総開帳が11/18まで行われている。札所開基の歳の干支が甲午で今年が13回目の甲午歳となり、午歳の12年に一度の開帳年に加え60年に一度の特別な開帳年ということなのだ。

おさらいすると、総開帳とは、
・観音様の扉を開けます。
・観音様の手に紐をつなぎます。
・紐を五色の布に結びます。
・本尊前に祈願塔を立てます。
・祈願塔に観音様の手とつながったお手綱を結びます。
・お手綱と手をつなぐことで、観音様との縁がつながるのです。

(秩父札所連合会公式サイトより)

という大変御利益のあるイベントでもあるのだ。総開帳期間中に参拝すると各札所で「散華シール」がもらえ、 それを集めて貼る台紙が500円。ということで今日台紙に散華シールを貼り、ホームセンターで購入した額縁に入れた。額縁は派手すぎるかもとも思ったが台紙が紫なので合うはずと思い金色に。出来上がった額を見て金色で正解だった。意外にお寺関係は派手なほうがしっくりくるものである。

岐阜旅行 #2

二日目、朝7時10分過ぎに東洋健康ランドを出発。8時過ぎには華厳寺に到着。今日は駐車場は無料で、参道も今まで来たときはクルマで入れなかったのが入れるようになっている。だが目的の水谷美術さんは参道の手前側なので大駐車場へとめ、まずは華厳寺の参拝へ。

こんな朝早く表装やさんやってるんだろうか?と心配してたがそんな心配は的中!他の参道沿いの店もぜーんぶしまっている。みな9時からのようだ。仕方ない。9時すぎまでゆっくり参拝しよう。

華厳寺手水舎おいずる堂

とはいっても、ここは昨年からの短い期間で3回目。ゆっくりするにもなぁというのが本音。でも前2回のときは工事中だったところの工事が完了していて、そこに登場したのは新しい手水舎。すこしずつ変化というのはあるもんだな。

そうそう、西国三十三所の2巡目を始める前に札所会発行の勤行次第が欲しいので納経中に聞いてみたら、ここは満願寺なので置いてないと。まぁ半分納得である。どの順で回ってもいいとされているが、わざわざこの寺を最初に参る人はそうそういないだろう。

水谷美術

ゆっくりしているうちに9時。水谷美術さんへ行くと今までいつも勉強してくれたおばさんに話を聞く。額装の38000円を35000円にすると言ってくれるが、「前もっと勉強してくれたし〜」とか言ってると、おじさんが3×000円にしてくれると!全然目標額を超えるうれしい金額まで下げていただけました。たまたま西国は軸を持っていないというと、おじさん曰く軸の絵師の9割は岐阜でこの店では絵師から直接手配しているので、お寺で軸を買うよりかなり安いそうだ。次回り始めるときにはこちらで準備しよう。(なお、おじさん、おばさんと言ってはいるものの、自分とそう変わらないのであしからず。)

さてミッション達成で帰路による観光地。今日は犬山城と昨日行けなかった岩村城へ行くことにした。犬山城は行ったことがあるが、日本100名城のスタンプを持っていないのだ。意外にこういう城は多く、この近辺では名古屋城もスタンプがない。

犬山城犬山城わん丸くん犬山城

犬山城につくと第一駐車場が満車で臨時駐車場に案内された。臨時駐車場は第二駐車場とかより近くてかなり便利な場所でよかった。犬山城の入城料は500円。門をくぐるなりおじさんから写真撮りますよと話かけてきて、?、よくある写真売り?と思ったけどそうではなくおそらくボランティアの写真撮りますという親切なもの。ほんとに撮ってくれるだけ。一人旅が多い自分としては、どの観光地でもあってほしいサービスである。まずは日本100名城のスタンプをゲット。犬山城も結構混んでて、天守に登るまでに20分くらい待ったか。天守自体はそんなに大きいものではないけど、木曽川に沿った高台に建ってるため、眺望は抜群である。散策後降りてくるとしたにかわいいゆるキャラが!それは「わん丸くん」。公式サイトによると全国で唯一市の名前に犬がつくのは犬山だけということで犬山のキャラなのだそうだ。そこそこかわいいが、ふっかちゃん贔屓の自分としてはまだまだかな。今回は木曽川対面からの犬山城も撮ってきた。犬山城の入城チケットではほかにも見れる施設があったが、そちらはパス、岩村城へ。

iwamurajo_map六段壁本丸本丸の石垣

岩村城は恵那市にある山城跡。岩村歴史資料館にスタンプが設置されていて、そこから歩いて城跡へ行くこともできるし、直接城跡までクルマで行くこともできる。とりあえずスタンプをゲットし城の案内図をみると、歩いて行った方が見どころ多いということで歩いて登ることにした。本丸までは800mちょっと約20分。サンダルに石畳の坂や石段はちょっときつい。現存する建物はないため山城ならではの石垣などが見どころとなる。一番印象的なのは六段壁。こういうのはあまり見たことのない綺麗なもの。一応案内図にあるスポットは全部見ようということで本丸まで順調に行けたが、最後の出丸と南曲輪が行けないなと思ったら本丸から見下ろす場所に駐車場があり、そこが出丸、そこをさらに少し道沿いに降りた場所が南曲輪。よかった全部制覇!山城跡はいくつかいままでも行ったことはあるが、ここは資料館駐車場からも20分程度で行けるので散策しやすい方だと思う。

道の駅木曽福島と御嶽山

ということで今日の観光は終わり、帰路へ。途中の道の駅木曽福島では夕方でもう暗くなり始めていたけど、噴火騒動真っ只中の御嶽山が見えた。

それと行きはパスした新和田トンネル有料道路を通らない、旧道の方へ行ってみる。前回夜間初めて通った時は逆向きであるが、基本の印象は同じでとにかく暗くてよく見えない。そしてまずお目見えしたのがもそもそと道を横切る狸。そしてそのあと野生のシカと狸が道の真ん中に!ほんと夜だと当たり前のように暗闇からシカが現れてマジあぶなく轢いてしまいそうになる。結局ここを抜けるのにシカは3頭、狸3匹と遭遇。初めてじゃないのもあって今回は結構楽しめた!今度は昼間通ってみたいかも。

ということで自宅には22時ごろには到着。予定より早く着いた。今回の旅では高速を使わない代わりにその途中の観光スポットを巡ったのだが、これは案外よかった。高速使わないなりの効率的な旅のやり方という印象で次回もやってみようか。というか、れくと君の燃費が良すぎて高速代がバカらしく感じるようになりつつあるよ。

岐阜旅行 #1

今日は岐阜旅行の一日目。先日坂東三十三観音を結願し、善光寺へお礼参りに行って納経掛け軸が全て埋まったので、西国三十三所の満願寺である華厳寺の参道にある水谷美術さんへ表装をお願いしに行くためである。

なぜわざわざ岐阜まで?昨年西国三十三所を結願したときにたまたま水谷美術さんで散華貼り台紙と額縁を見つけおまけしてもらったことを機に、なかなか表装できずにいた秩父三十四観音の掛け軸の表装をお願いした。その時もおまけしてくれた。知らないところでやってもらうよりその場でたくさんの商品を見比べてなおかつ勉強もしてくれるということが分かりやすくて面倒じゃないところがいいのだ。

でもガソリン代と高速代を考えるといくら勉強してくれても損してる?ということで今回は高速は使わない!以前四国行った帰りに明石から家まで高速使わずに帰ってきたのに比べればだいぶ楽なはず。往復約800キロ、燃費23km/L、レギュラー155円と想定すると5400円程度で行ける。ならば5400円くらい勉強してくれればいいということだ。

朝9時すぎに家を出発。長い道のり、高速使わないので9時間くらいは見ておく。今日は岐阜で常宿としている東洋健康ランドが最終目的地。表装のお願いは明日朝からとする。途中で一か所だけ有料道路を使う。新和田トンネル有料道路だ。650円も取られるがここは旧道を行くと結構大変なので一度夜間に旧道を通ってからは有料道路を使ってる。途中で適当な観光地に寄ったりして行けばそれなりに旅行っぽくなるということで、今日は岩村城へ寄るつもり。

岩村城日本100名城に選ばれている。場所的になかなか行く機会がなかったので今回はベスト。道のりはいたって順調。三連休でも高速じゃないので渋滞はない。だけど、出発時間が少し遅すぎだよねー。岩村城は17時までスタンプをもらえるが、現地に到着見込みが16時くらい。時間的に余裕はあるけど日没近かったりするのが少し不安な感じ。

そんな状況下、少しその手前に馬籠宿がある。以前Fくんとその隣の宿場町である妻籠宿へは行ったことがあったので急きょ馬籠宿に行くことにし、岩村城は明日の帰路によることに変更。

馬籠宿馬籠宿馬籠宿

タイミングもあるだろうが、馬籠宿は沢山の観光客でにぎわっている。基本的に中仙道の坂道になったところに構成されていて景色もきれい。建物は妻籠宿やほかの宿場町と同じ感じで木造の古い風情あるものが立ち並ぶ。やたら外国人観光客がいたけど、こういう風景は日本そのものを感じるんだろう。

東洋健康ランド東洋健康ランド東洋健康ランド

馬籠宿を観光し、そのまま東洋健康ランドへ向かい、到着は19時40分ごろ。ゆっくり風呂入って飯食って寝るにはベストの時刻。ここは夕方4時から入館料700円で深夜割増1000円ととても安いのがいい。

明日は8時から華厳寺拝観可能なのでそれに合わせて出発することにしよう。

坂東のお礼参りで善光寺

今日は午後半休をとったので、坂東三十三観音結願のお礼参りに善光寺へ行ってきた。ほんとは高速使わずに行くつもりだったけど、参拝時間が16時までということなので間に合わない可能性も少なからずあったので、行きは高速。

善光寺はかなりの回数行ってるので、もう最近は写真撮る必要もほとんどなし。だけど今日はなんとなくいつもと違うなーと思う景色が目に留まり、みるといつもしまっている経堂が開いていて、どうやら整備のようなことをやっているようだった。

あと今日はお線香も買ってみた。お寺で売っているお線香は少し高いけど御利益ありそうだし。

ということで帰りは高速使わずに帰ってきた。

坂東三十三観音 #17

今日はどこかとりあえず日帰りでも行くぞということで、ちょうど先日予約はしたものの都合でキャンセルした、れくた君ことCT200hのガラスコートをしてもらおうと予約の電話を入れる。すると今日の今日なので17時からに。ならばその前にそっち方面のどこかに行ってからレクサスに行けば充実だよね、ということで、レクサス店の途中に寄れそうな、坂東三十三観音の満願寺へ。

■第17番 出流山 満願寺

宗派:真言宗智山派
本尊:千手観世音菩薩
詠歌:ふるさとを はるばるここに たちいづる わがゆくすえは いづくなるらん

縁起について、公式HPから引用(抜粋)する。

満願寺山門満願寺本堂

今から千二百余年前に修験の行者、役の小角によって「観音の霊窟」(鍾乳洞)が見つけられ、天平神護元年(765年)日光山繁栄の源を作られた勝道上人によって開山されました。この「観音の霊窟」には鍾乳石によって自然にできた十一面観音像があります。当山の奥之院にお祀りされている鍾乳洞で自然にできた「十一面観音菩薩」は子授け、安産、子育てのご利益があると信仰されています。

ちょうど境内には桜などが美しく咲き時期的にはいい参拝タイミング。奥之院にも行きたいところだが、満願寺には何度も参拝していて今日は時間が限られているため、本堂をお参りするにとどめ、奥之院へはお参りしないことにした。それでも結構ギリギリな時間。ちゃんとお参りもして、写真も収めてとなると結構な時間を使ってしまい、予定の17時にレクサス店に着けるかそうとうやばい時間になってしまった。

レクサス店についたのは、17時20分ごろ。ガラスコートと洗車で美しくよみがえったれくた君。明日からはどこか一泊しに行くつもりなので、あまり汚れててもね。

ということで明日どこに行く?候補は四国か竹田城。宿を調べるとどちらもまだ取れるが竹田城へ行くなら城崎温泉に泊まるつもりで、直前予約もOKという記載のあるよさそうな宿があったので、明日早起きできたらそのタイミングで予約しよう!もし起きられなかったら日帰りに変更だ!

秩父札所巡り三巡目(#1-3)

今日から秩父札所巡りの三巡目を始めた。と言うのも今年は午年、秩父札所の本尊は12年に一度の総開帳であるからである。期間は3月1日から11月18日まで。札所開基が文暦元年でこの年の干支が甲午(きのえうま)。今年は開基から13回目の甲午歳で、12年に一度というより、60年に一度の特別な開帳年ということである。そして期間中に参拝して納経をすると散華シールがいただける。ということで今日は札所一番から三番までお参りした。

■札所一番 誦経山 四萬部寺

宗派:曹洞宗
本尊:聖観世音
詠歌:ありがたや 一巻ならぬ 法の花 かずは四萬部の 寺のいにしえ

   

今回の秩父札所についての参拝日記では、お寺に縁起など基本的に境内に設置された案内板から抜粋引用する。

この札所は妙音寺とも称し、秩父札所観音霊場三十四ヶ所は、ここから始まります。寛弘四年三月、播州書写山性空上人の「武蔵国秩父は観世音菩薩有縁の地なり、彼の地に行きて教化せよ」と師の命を奉じて弟子幻通は、この地に至り里人を強化し朝夕妙典四万部を読誦し、供養を行って経塚をきづき秩父第一番の霊場にしたという縁起があります。
本堂は三間四面、表一間に軒唐破風の向拝を配し千鳥破風をふした入母屋造りで、秩父札所中、特に整っており埼玉県文化財に指定されております。
本尊は聖観世音菩薩立像一木造り江戸時代の作であります。(境内設置案内板より)

四萬部寺山門四萬部寺本堂

まず境内に入るといつもはないものが目に入ってくる。それは本堂の前に建てられた祈願塔。その祈願塔から本堂に向かって手綱が伸びている。このお手綱は本尊である観音様の手とつながっていて、お手綱と手をつなぐことで、観音様との縁がつながるというものである。このような祈願塔とお手綱は信州の善光寺でも見たことがあった。

お参り後納経所で御朱印をいただくのだが、迷ってしまった。というのは秩父札所は三巡目であり、納経帳、納経軸とすでにあるので、今回は納経帳にするつもりだったのが、甲午総開帳記念納経軸なるものがあったから。でも軸は表装も先日やっとしたのもあるし、ただ「開帳記念」の文字が入っているだけといえばそれだけ。なので納経帳にした。今回の納経帳は比較的ポピュラーな坂東とかと同じものではなく、秩父札所連合会オリジナルの納経帳にした。それと入手したのは散華を集めて貼るための台紙。あくまで台紙であり、ポスター紙と同じ素材。大事に扱わないとすぐ皺など入りそう。全部集めてから貼った方がよいとのこと。ならば今日買わずに最後でもよかったか。御朱印も総開帳にあわせて一つ増えてます。

いろいろと参拝グッズが取り揃えてあるので、秩父札所を巡るならあとの順序はどうでもいいけどここに最初に来るのがおすすめである。

■札所二番 大棚山 真福寺

宗派:曹洞宗
本尊:聖観世音
詠歌:めぐりきて 願いをかけし大棚の誓いもふかき 谷川の水

   

その昔、知行兼備の大棚禅師がこの地の岩窟に安置する観音像に暫々お参りすす老婆あり、禅師あやしみてこの老婆に問えば、吾はこの里の農家の妻である。嫉妬心つよく強欲鬼畜の身を観音におすがりしてのがれたいと詣でている。観音は吾をあわれみ本尊を祈り広く信仰を得ながら吾と同じ苦中の者も救われるであろうと伝えれば禅師はもっともなりと大棚の地に本尊を安置しようという。老婆は喜び、たづさえる竹杖を禅師に呈して「これは人間のものにあらず、これをもって今日の布施となす」と言い放すや松風吹き、雲のごとく老婆はなし。禅師は後、この霊験を本尊に祈り一宇の堂をたて永く観音の霊跡をしたという演技があります。
この札所は昔、観音堂南向五間半四面、ほか本堂、札堂、仁王門、羅漢堂、稲荷社、諏訪社等があったといわれ、これらの建物は火災にあって焼失し、須弥壇や彫刻の一部は取り出されて現在の堂に転用されています。本尊は聖観世音立像一木造りで室町時代の作といわれております。(境内設置案内板より)

大棚救世観音と地蔵真福寺本堂

おそらくクルマで行くにはこの秩父札所の中で一番難所で嫌なのが、ここであろう。お寺まではすれ違いが非常に困難と思われる細い山道を上がっていく必要があるからだ。とは言ってもそれが嫌なら下に置いて歩くのもよし。幸い行きも帰りも対向車には会わずに済んだ。堂守が居らず、納経などは麓の光明寺でいただく。

■札所三番 岩本山 常泉寺

宗派:曹洞宗
本尊:聖観世音
詠歌:補陀落は 岩本寺と おがむべし 峰の松風 ひびく滝つ瀬

   

その昔、この堂より北の矢行地に本尊が安置され、今の札堂の地に行基菩薩彫刻の十王像が安置されていたと云う。巡礼客十人あまりこの十王堂に宿り誦経し、その声は里人の心を打ち非常に喜ばれたと云う、折しも近くにある矢追の地より数千の征矢を射る如く光明が輝きこの地を照らし里人は驚いて十王堂に集まり例の巡礼者をみると、いづこへか消えて矢行地にあるべき霊像が厳然と座している姿に驚き里人は矢行地の堂を矢追に移し永く当所に安置したと云う縁起があります。
この札所は、三間四面、表に一間の大唐破風の向拝をふし、建築彫刻として繊細を極めています。これは秩父神社の薬師堂を移築したもので江戸後期の建築物であります。本尊は聖観世音立像一木造りで室町時代の作です。(境内設置案内板より)

常泉寺観音堂常泉寺長命水常泉寺子持石

本堂向かって左側のすこし階段を上ってところに観音堂がある。祈願塔に傘がさしてあって、これはこれでそう変でもない。境内には長命水というとお地蔵さんがある井戸があって、これを飲むと病気が治って健康になり、長命の御利益があるそうだ。当然飲んで御利益にあずかる。それと本堂の縁側に、子持石といわれる母親が子供を抱いているような珍しい形の石があり、子授けの御利益があるそうだ。

ということで今日の札所巡りはここまで。昼飯は秩父そば「武蔵屋」で。いつも混んでるおいしいそば屋さん。毎回そうだが、秩父札所巡りのお昼はやっぱりそばである。

坂東三十三観音 #5、小田原城

今日は小田原まで出かけ、坂東三十三観音の第5番、勝福寺(飯泉観音)と、小田原城へ行ってきた。
先日ゲットしたHDR-AS100Vをクルマに積んで、途中のルートを録画しながら現地にむかう。ところが途中で知らない間に電源が落ちていることに気づいた。買ってから今まで何度か車に乗せて録画をしてみたけれど、こういう事は初めて。原因はよくわからないのでとりあえずもう一回録画を始めて様子をみた。その後は1度もそんな事は一切なし。何だったんだろう、間違えてボタンを押したかな。3連休の初日なので大混雑を覚悟したが、方向が違うからか、それほど大した渋滞等には巻き込まれずに現地に着いた。

■第5番 飯泉山 勝福寺(飯泉観音)

宗派:真言宗
本尊:十一面観世音菩薩
詠歌:かなはねば たすけたまえと 祈る身の 船に宝を つむはいいづみ

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勝福寺観音堂青銅水蜂勝福寺観音堂

勝福寺は小田原厚木道路の小田原東インターチェンジから近く、比較的大きめの駐車場も境内前にあるのでアクセスは良い。境内にある手水鉢が形が船の形で船頭が竜の頭、船尾に十一面観音様が座っているという変わった形のもので青銅製。勝福寺について、境内に設置された案内板から引用する。

『飯泉山勝福寺は、真言宗東寺派に属し、十一面観音を本尊とする。創立は、奈良時代の頃で、弓削道鏡が流されて下野に赴くとき、千代の里に寺を建立し、孝謙天皇より賜った唐国伝来の観音像を安置したのに始まると伝えられる(千葉山弓削寺)。後に寺が焼けて当地に移され、飯泉山勝福寺と称した。伝承として、曽我兄弟が仇討祈願のために日参し、五郎が百人力、十郎が十人力を授かり、富士の裾野で仇討ちに成功したことや、講談で有名な雷電為右衛門が、田舎相撲の大岩大五郎を倒したことがある。また、二宮尊徳が少年時代の頃、旅僧から観音経を聞き、一念発起した地であるといわれている。』

小田原城天守から

小田原城天守閣小田原城スタンプ

参拝後、ご朱印を頂き小田原城へ向かう。記憶によれば小田原城には、2回くらい訪れていると思う。ただ、日本100名城のスタンプはまだ入手していなかった。あまり時間も無いので、足早に散策。天守閣内は、様々な展示がされているが、ほとんど見ずに最上階まで行き、天守閣からの360度の景色を堪能。危うく日本100名城のスタンプを忘れるところだった。日本100名城のスタンプは、天守閣の1階にあるため、勇気のある人ならスタンプだけくださいといえるかもしれないが。

小田原城を後にして今日は都内で1泊して明日別の観音様に参ろうかと思っている。途中小田原東インターチェンジの近くにあるPCデポにより、アクションカム用にもうひとつSDXCカードを購入。都内までのルートは、より景色の良いところを通りたいなと思ったので、西湘バイパス、鎌倉と抜けて、朝比奈インターチェンジから上野まで高速利用。おかげで横浜ベイブリッジやレインボーブリッジなど、なかなかいい車載カメラの動画が撮影できた。

上野の民間駐車場へ車を停めて飲みに行きそのまま泊まり。