書寫山圓教寺

今日はもともとは姫路近辺にある西国三十三所のお寺をいくつか、そしてできたら今大改修工事中の姫路城も見れたらいいなという計画。朝大阪を出て姫路へ向かったが、またもやるす子、変なナビしやがったんじゃないか?てっきり吹田かなんかから名神と思ってたらなんだか途中で違うらしいと気づくが時すでに遅し。阪神高速でそのまま神戸に行くルートだった。そしたらまたもや大大渋滞。信じられん。まぁ名神行って混んでたかどうかは知らないが。結局姫路に着いたの1:30くらいになっちゃったよ。大阪から姫路に行くのにどんだけ掛かってんだよ!バカるす子!途中で、こりゃ計画どおりにはいかないなということで、まずはお寺に行こう、姫路城は今日はないなと。

書写山ロープウェイ

西国三十三所第二十七番の書寫山圓教寺は康保三年(966)性空(しょうくう)上人によって開かれた天台宗の別格本山で、「西の比叡山」とよばれるほどのお寺である。姫路市街の北方に位置する書写山(371メートル)の山上にある。

当然歩いて昔の人は歩いて登ったんだろうけど、今は書写山ロープウェイで登れる。発車時刻は毎時00・15・30・45分とかなり便利に運行していて往復で900円。なお、参拝料は500円。

西国巡礼の道仁王門

ロープウェイ山上駅から仁王門までの「西国巡礼の道」と呼ばれる登りの参道の左右には、西国三十三所の各札所本尊を表した銅像が設置されている。仁王門を通り、寿量院、圓教寺会館、十妙院を過ぎると、道は「権現坂」という下りの階段。この辺りから何やらキャーキャーと言った沢山の子供の声が聞こえてきた。何があるんだろう?と思いながら下っていくと摩尼殿の縁下に出た。沢山の子供たちは学校の行事なのだろう、先生に引率されて境内で何やら宝探しゲームのようなことを楽しんでいるようだった。参拝者が写るのは全く気にしないけど、子供たちかぁと少しためらう。

摩尼殿

崖上に建てられた観音堂である摩尼殿のマニとは梵語の如意のことでここに本尊の六臂如意輪観世音菩薩が安置されている。大正時代に焼失したため昭和に再建されたものだが、伝統様式による木造建築で国の登録有形文化財に登録されている。お堂は見た感じも昭和に再建されたようには見えない。とは言っても80年経ってるのでそりゃそうかもしれない。

写真に写っているとおり、子供たちがわんさか。写真の程度じゃない、それこそ境内の至るところにわんさか、キャーキャー。でもさすがに摩尼殿の中には入っちゃダメと言われているのか一人も子供は中にはいなくて、参拝は落ち着いて出来た。

三つの堂食堂二階より望む

御朱印を頂いた後、向かったのは摩尼殿の裏手から山道を徒歩数分の三つの堂。目に飛び込んできたのは、広場を囲んで、右に大講堂、正面に食堂(じきどう)、左に常行堂の三つの堂が「コ」の字に並んだ一角。これはあまりの景観に圧倒される。これら三つの堂は全て国の重要文化財。見た目には国宝級だと思うけど、国宝と重文の違いは見た目のインパクトだけじゃないんでしょうね。それよりもここ、実はあのトム・クルーズ主演の「ラストサムライ」のロケ地である。食堂は内部にも入れ二階は宝物館にもなっている。写真右は食堂の二階からのもので左に大講堂、右に常行堂、奥の塀の向こうにあるのが本多家廟屋(姫路城城主本多家の墓所)である。なぜだかこの一角はずっとここにいたいと思わせる不思議な空間だった。

鐘楼金剛堂

ここから更に奥の方には、奥之院(開山堂、護法堂、護法堂拝殿、不動堂)があるが、重要文化財に指定された護法堂は残念ながら改修中(?)でシートに覆われており見ることはできなかった。さらに三つの堂下方には鐘楼(重要文化財)、法華堂、榊原家墓所、金剛堂(重要文化財)がある。

ということで見られるところは全部見ようと見て回り、とにかく広大な境内で写真撮ったりしてたら、あっという間に2時間経っていた。3:45のロープウェイで下り、この時間だとそろそろ帰りどきなので素直に帰って家に着いたのは日が変わって1時前。今回の旅行、苦労した割にはお寺ひとつしか回れなかったのは、計画性の無さのためか。西国三十三所のお寺はこの近辺にあと2つあるし、また近いうちにリベンジっていうか、次もこの辺に来ることになるだろう。

圓教寺にて撮ったその他写真の数々はこちら > 西国三十三所 第二十七番圓教寺

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