2泊3日の長崎・熊本・福岡城めぐりの旅2日目。今日は、島原城、鞠智城をめぐります。


できるだけ時間に余裕が欲しかったので、朝風呂後に7:00から朝食をいただき、7:35ごろチェックアウトしました。




7:50に武家屋敷駐車場に到着しました。 島原城にも駐車場がありますが、9:00からなのと有料なので、歩けばいいやと無料のこの駐車場から散策します。島原武家屋敷通りの風情を少し楽しみました。



通りから外れて東へ向かい、西虎口門跡、時鐘楼を経て内堀に出ます。時鐘楼は、島原藩主松平忠房公が「民に時刻を知らしめ、これを励行せしむることは政治の要道である」として建てたもの(復元)です。
■■ 島原城 ■■
島原城は、長崎県島原市にある安土・桃山様式の連郭式平城で、国指定史跡、日本100名城の91番です。松倉豊後守重政が築城し、松倉氏による過酷な重税やキリシタン弾圧が引き金となり、島原の乱が勃発、その後高力氏、松平氏、戸田氏の4氏19代にわたり約250年間の藩政の拠点となりました。


時鐘楼のすぐ前の内堀はその北西隅にあたります。まずその幅と深さに圧倒されます。そのまま東へ進みます。北側の小学校がある場所は三の丸です。

■二の丸


内堀にかかる土橋を渡ると現在島原文化会館が建っている二の丸です。二の丸にも石垣が残っています。


菖蒲園のある内堀を経由して廊下橋跡まで行くつもりでしたが、ススキなのかオギなのか、あまりに密生していて種みたいのも沢山ついたりして、これ以上進むのは無理だとなった内堀の北東隅あたりで断念。ただ、ここからの風景も素晴らしかったです。


二の丸に戻って東側から南に行くと廊下橋跡に出ます。




近くに城とは関係ないですが日本弁論連盟発祥之地碑が建っています。廊下橋は本丸と二の丸の間の内堀に架けられた橋で、敵の襲撃時には、橋を落として本丸への侵入を防ぐ要所でした。現在は通常の土橋になっていてその先は本丸です。
■本丸(下段)




本丸に入りますが、本丸は大きくは上下二段のようになっていて、古文書によっては、二の丸、本丸となっているようです。実際に行ってみるとその方がしっくりきます。便宜上、上段、下段と分けて書きます。下段には7つの櫓があったそうで、歩いていても複雑な構成になっている印象です。下段北東隅の区画からは内堀を見降ろせ、北側から丑寅櫓を見上げることができます。





本丸(下段)北側には、半円柱形柱状伏碑が三基、五角柱形柱状伏碑が一基の四基のキリシタン墓碑が置いてあります。左へ順に湧き水を城内へ引くために使われた石の水道管(石樋)、籠城用の梅干かめ、東京オリンピック聖火台、北村西望による「静座」像、島原の子守唄の作者である宮崎康平の碑が展示されています。
■本丸(上段)


さて坂を南へ登ると本丸(上段)で、五層五階の層塔型天守が目に飛び込んできます。想像以上に巨大で立派なもので、復元されたものですが見た目もすごく綺麗です。開館時間前なので先に周辺を散策します。西の櫓のある方はちょうど松の木で駐車場が隠れて天守がきれいに撮れるフォトスポットです。



西の櫓は後で回るとして東へ向かっていくと、天草四郎像が。原城でみたものと同じだ!でも色が違う。。。こちらは緑色です。その右側には若き日の織田信長像、左側には獅子像と浦島像 、これらも北村西望によるものです。その先には西望記念館(巽の櫓)があります。







入口手前には西望自刻胸像があり、その一角には自由の女神(平和の女神)、聖火、聖観世音菩薩、人類の危機、獅子吼、日蓮上人といった西望の作品が立ち並んでいます。


西望記念館は後で見るとして北側に少し行くと島原城御馬見所が建っています。幕末の時代に藩士の訓練状況を見るために三ノ丸に建てられましたが、ここに移築されました。島原城の数少ない遺構として貴重な建造物で国の登録文化財です。

御馬見所の前にも西望の星空無限像が建っています。


本丸(上段)の北西部は一段高くなっていて古野梅林となっています。
■天守

さていよいよ天守です。入口手前右側には旧・鯱が展示されています。天守閣復元時に据え付けられた雌雄一対で2022年にその役目を終え、新しい鯱に変わりました。




天守入口は地階で、入館料は700円で、御城印は窓口で購入でき通常版とクリア版の両方ゲットしました。スタンプは地階奥に設置されています。




天守一階は、貿易・宣教時代、禁教時代、島原の乱のコーナーに分けて、キリシタン史料が展示されています。

二階は、郷土史料として、太刀・鎧・冑や調度品など藩主や島原城にかかわる展示がされています。

三階は、民俗史料として、焼き物や武器など庶民生活にかかわる展示がされています。

四階は、観光と物産のコーナーで、観光案内の休憩室や、兜や陣羽織を着用できる武将なりきり体験コーナーがあります。



五階は展望所です。360度のパノラマで、島原の街並みはもちろん、西側は雄大な雲仙普賢岳や手前の眉山、東側は有明海とその向こうに連なる熊本の山々まで見渡せます。
■本丸(上段)

天守の出口から出て西望記念館(巽の櫓)に入ります。本丸(上段)南東です。西望記念館は島原出身の「平和祈念像」の作者である北村西望の米寿を祝して開館されました。




中へ入ると数多くの作品が展示されていますが、やはり目を引いたのは平和祈念像でした。これ見たことある!となったからです。これを作った人なんだぁと理解しました。




続いては本丸(上段)北東にある三重復元櫓の丑寅の櫓で、現在は民具資料館として無料開放されています。明治、大正、昭和の暮らしが偲ばれる、なつかしい民具が展示されていました。

一階の片隅には、諫早門の門扉(現物)がひっそりと展示されています。かなり貴重だと思いますが、なぜここに展示?わかんないよねぇ。

続いて観光復興記念館です。1990年代の雲仙普賢岳の噴火災害とそこからの復興をテーマにした展示館ですが、正直ピンときませんでした。いきなりエレベーターで一階に下りてしまったため二階のみるべきところをスルーしてしまった?




本丸最後は本丸(上段)西側の復元三層櫓である西の櫓で、島原城で最初に復元された櫓です。日本タオルに描かれた日本全国のお城の絵や各県の特徴あるさまざまなこけしが展示されています。
■内堀
最後は本丸西側から内堀へ出て南側、東側、北側と反時計回りに内堀沿いを歩いて駐車場へ戻ります。







本丸の南面は大きな堀、複雑な屏風折れの高い石垣と白い土塀、天守や櫓群が重なる息をのむほどの美しい迫力ある景観が楽しめます。本丸駐車場にとめたら見逃しそうですが、ここ見なくてどうするというほど必見、歩いてなんぼです。
ということで、武家屋敷駐車場に戻り、11:10ごろ出発しました。次は鞠智城ですが、この後フェリーで熊本まで向かいます。